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観光を国家ビジネスにともくろむ意外な国同士の”友好”関係

(by sunshine)


アメリカ発の金融危機が世界中に波及し、今後、出口の見えない暗い日々が当分続きそうとの専門家の意見に敏感に反応するかのように、「観光を次の国家ビジネスに」を合言葉に、次々と意外な国同士がツアー客を送り込んだり、ビザなし渡航を推進したりしているのには苦笑させられる。


イスラエルと中国と言えば、少なくとも表向きは、まるで「水と油」のような関係だと思っていたが、なんと10月4日付、JTAに9月25日、40名の中国人がイスラエルへ初の公式ツアーを行ったとの記事が掲載されている。これによってイスラエルと中国は共に”観光ビジネス”の分野で更なる発展を遂げられるようにと互いに固い握手をしたとのこと(笑)。


テルアビブー北京間の運航は1992年に開始されて以来、今日まで週3往復、テルアビブー香港は週5往復だったが、今後は上海便も含めて、増便。今までは年間約5万人のイスラエル人観光客が主で、中国人のイスラエル渡航者はほとんどがビジネス関連者でそのうちの半分は政府関係者だったのを一般市民のツアー客呼び込みへとさらに拍車をかける予定。


イスラエル観光相は"Haaretz"のインタビューに対し、「2008年末までに1万5千人の中国人ツアー客をイスラエルに呼び込むつもり」と答えている。

http://www.jta.org/cgi-bin/iowa/news/article/20080928Chinatourist092008.html


またロシアとイスラエルの関係も面白いもので、8月にはプーチンの統一ロシアがイスラエルに党支部を、そしてイスラエルのカディマ党はロシアにそれぞれ党支部を設置したが、


イスラエルにプーチンの「統一ロシア」が党支部を開設

http://ameblo.jp/sunshine-berkeley/entry-10130583128.html


9月30日付け、「Russia Today」によるとロシアとイスラエルは、今後、ビザなしでそれぞれ互いの国を渡航できるようになったとのこと。イスラエル観光相は、「ロシアからイスラエルに来る観光客は年々増加しており、2007年には19万3千人。2009年までには40万人以上を見込んでいる」と言っている。「イスラエル在住者の約5分の1は旧ソ連からの移住者であり、このことは彼らにとっても朗報である」としている。


「両国の関係は1967年の”6日戦争”以来、冷え込んだ関係が続いていたが、3年前、プーチン大統領(当時)がイスラエルを訪問して以来、関係は改善されている」とのこと。

http://www.russiatoday.com/news/news/30699


世界的な金融危機の中、ロシア経済も株価暴落、株式市場の一時的閉鎖とそのあおりをもろに受けている。8月26日付け、「Russia Today」で「我々は冷戦を恐れない」と言っていたメドベージェフ大統領が、

http://www.russiatoday.com/medvedev/news/29490


10月2日付け、同紙でロシアを訪問中のメルケル独首相に「我々は新冷戦など欲していない」と親和路線変更への姿勢を見せている。「ドイツはロシアにとって最大の貿易パートナーであり、とりわけ科学技術分野での最大のパートナー。両国の更なる信頼関係の構築と発展を誓い合った」と書かれている(両国は北欧ーバルト海ガス・パイプライン<NEGP-North European Gas Pipeline>の建設を計画中であり、2010年までには完成させる予定。これによってロシアからの天然ガスはドイツに供給され、その後ヨーロッパ全域に供給される)。

http://www.russiatoday.com/news/news/31254

http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/4512472.stm

http://www.helsinki.fi/aleksanteri/civpro/publications/WP3.pdf

http://oilgas-info.jogmec.go.jp/report_pdf.pl?pdf=0507_out_j_ru_north_europe_gas_pipeline.pdf&id=279


少し古いが今年2月10日付、「ロボスチ」によれば、ロシアのイワノフ外相はミュンヘンで開催された安全保障国際会議において、「ロシアは更なる経済の近代化を推進するために1兆ドル(約105兆円)が必要。そのためにも広く外国からの投資を歓迎する」との発言を行っている。

http://en.rian.ru/russia/20080210/98860469.html


また9月24日付、「Russia Today」によれば、メドベージェフ大統領は極東油田とこの地方に埋蔵しているといわれている金、銀、レアメタルなどの天然資源の開発に更なる拍車をかけるとのこと。ロシアとイスラエルのビザなし渡航も実は富裕層の多いユダヤ人からの投資を呼び込もうというのが本音ではないか?


以上のことから、金融危機に端を発した世界的経済恐慌の中で、自国がいかに生き延びるかと懸命な試行錯誤が各国で行われている様子が垣間見れるが、これを見る限り国同士の(表向きの)政治的対立などどこ吹く風。体裁よりも実利を取るといったドライな側面が透けて見えるから面白い。所詮、国際政治とは、こんなものだろう。

http://www.russiatoday.com/medvedev/news/30886


いずれにしても、世界中が不景気になり、はたして一般人が気軽に海外旅行などにうつつをぬかせるのかという疑問は残るが、庶民レベルで互いの国を理解するということは大変平和的で良いことであることは間違いなしだ。

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(コメント by こげばん)

関連記事だよん


中国発のイスラエル観光ツアーが現地到着(人民網・日本語版)

http://www.people.ne.jp/a/b8e12635645f4ccca74efc478fa2dcc1



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