スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

北島選手を使って学校で宣伝活動を行なうコカ・コーラ

(by sunshine)


北京オリンピック競泳・平泳ぎ二種目で金メダルを獲得した”国民的英雄”、北島選手が小学校を訪問して、生徒たちと交流を楽しんだというニュースを偶然、日本語放送で見た。


背の高い外国人選手に交じって、サムライのような鋭い目つきをした北島選手が悠々と泳ぐ姿は大変感動的なものであったので、今回のニュースに関しても大変興味を持って眺めた。

-------

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080904-00000116-jij-spo
9月4日18時15分配信 時事通信

北京五輪の競泳男子平泳ぎで2種目連覇を達成した北島康介(日本コカ・コーラ)が4日、千葉県市川市立柏井小学校を訪問。夢を持つことの大切さを伝えるイベント「フロッグタウンミーティング」の一日教師を務めた。

-----

この学校は彼の母校ではないようだが、オリンピック終了から2週間以上が経過したこの時期に、母校でもない小学校を訪問したという話に、少し唐突な感じを抱いた。「何の目的で?」と。


子供たちと北島選手の交流の様子は大変微笑ましく、素晴らしいものだったが、あっと驚いたのは、彼が登場する画面のひとコマ、ひとコマにすべてあの”不健康ドリンク製造・販売元”コカ・コーラの垂れ幕・立て看板がこれ見よがしに、露骨に登場したことだった。記者会見の場で、水泳プールの周りで、そして彼がスピーチをした体育館のステージ真正面で。


それを公共放送のNHKが全国ニュースで堂々と見せていた。コカ・コーラは公共放送を使って、全国ネットで自社の”CM"を流していたのだ。わずか何分間かの“ニュース”だったが、これを民間放送のCM料金に換算するとコカ・コーラは相当”割の良い”ビジネスを行ったことになる(ゴールデンタイムのNHK全国ネット放送である。おそらく何千万人かの視聴者はいたはずだ。コカ・コーラが年俸いくらのスポンサー料を彼に支払っているのかは知らないが、これだけでも十分、元は取れたのではないか)。


このような手法は、新聞・雑誌の分野では、「タイアップ記事(英語ではタイイン記事)」といい、いかにも普通の記事のような体裁はとっているが、実はスポンサーのPRを行なうのが目的のものだ。


北島選手のこのニュースも媒体こそ違え、立派な「タイアップ・ニュース」と言える。たかが垂れ幕・立て看板ではある。しかし、あのロゴ・マークは北島選手との交流の思い出とともに、子供達の深層意識の中に間違いなくインプットされ、同じロゴ・マークを店頭で見つけたら思わず手が伸びる生徒も多いのではないか。コカ・コーラもそれが目当てで、”国民的英雄”北島選手のスポンサーになり、その見返りとして彼にこのようなことをさせたのだろう。


これからもこのように北島選手を「猿回しのサル」のように使って、日本全国で学校めぐりのようなことでもやられようものなら、日本の子供達への深層意識への刷り込みは企業の計算通りの結果となり、欧米の子供達が抱えているコーラ類摂取にまつわる心身衛生上の諸問題ー例えば肥満、イライラ、注意力散漫等々ーを将来の日本の子供達も抱えるようになるかもしれないとの思いから、他校でも実施していないかと検索してみた。やはり、あった。

------

9月8日付、読売より。


coca-cola


http://osaka.yomiuri.co.jp/sp_others/20080909ks01.htm

北京五輪で競泳男子平泳ぎ2冠を達成した北島康介が8日、京都府城陽市の古川小学校で「一日先生」を務めた=写真=。

 五輪前の壮行会で金メダルを約束した児童たちに、各地で優勝を報告している北島は、「友達や多くの人の支えで、金メダルを取ることができました。お父さんやお母さん、先生を大切にすることが、うまくなる一歩です」と話した。

-------

金メダルを取るように特別な訓練をするには様々な専門家達による”プロジェクト・チーム”の力も必要で、そのためにも費用がかかる。そこでコカ・コーラがこれらの費用を負担する代わりに、彼にはこういった一見、何でもないボランティア的体裁の見返り的活動を要求し、ただ、「世界一のスイマー」になりたかった北島選手は、コカ・コーラのスポンサーシップの申し入れを受託した。ただそれだけの話だろうとは思う。


しかし、企業の論理というのは、金儲けにかけては実に冷酷無比の非情なものである。ましてや、コカ・コーラのようなアメリカ生まれの多国籍企業の世界というものは、問答無用が当たり前の世界。こういった企業は、”先進国”で売れなくなった製品を”後進国”で売る手法を取りながら、世界中にマーケットを拡大してきたし、現在もこのことには変わりない。たばこや日本の「味の素」なども同じ手法を取ってきた。


そして、今、生徒の健康にとって良くない飲料製品として、少なくともアメリカやイギリスでは学校での宣伝・販売が禁止されているコカ・コーラやペプシ・コーラといった企業が、”後進国”日本の学校において、巧妙にして狡猾な手法で、日本の”国民的英雄”を“人寄せパンダ”として利用していることに憤りのようなものを覚えた。


このニュースが投げかけた問題点


私は教育学関係の専門家ではないし、アメリカで財政赤字削減のための方策の一つとして「教育の民営化」がクリントンによって推進され始めた1990年代半ばにはもうすでに高校を卒業していたので、この分野においては素人だが、このニュースを見ていて次のような事を思った。


1.アメリカでは批判の声が高まっている教育の民営化を日本はこれから推進しようとしているのか

2.米英の学校では宣伝・販売が禁止されるようになった”不健康ドリンク”の販促を今度は日本で行うのか


1.については、、たとえばアリゾナ州立大学のアレックス・モルナー教授(Prof. Alex Molnar)のグループは、毎年、「コマーシャリズムと学校教育」と題する論文を発表し、企業のコマーシャリズムが教育に及ぼす弊害について、警鐘を鳴らしている。また、全米各地にある教職員団体や市民グループなども、同様の事を言っている。

-------

「コマーシャリズムと学校教育」

http://epicpolicy.org/files/EPSL-0611-220-CERU.pdf

The Ninth Annual Report on Schoohouse

Commercialism Trends:2005-2006

------

また少し古いが、1999年度の「Rethinking Schools」という教育ジャーナルに、コロラドの公立学校3校がコカ・コーラから2,770万ドル(約27億7千万円)をもらい、10年間契約で、校内での同社の製品を販売・宣伝することを受託した件に関して、ただ一人異議をとなえた教育委員の意見が掲載されている。


http://www.rethinkingschools.org/archive/14_02/coke142.shtml

Why I said No to Coca-Cola

Last February, a consortium of three Colorado school districts approved one of the most lucrative beverage contracts in the nation. The vote on the 10-year, $27.7 million pact with Coca-Cola was unanimous - almost. I was the only one of the consortium's 17 board members to vote against it.

-------

また、これも古い(97年度)が、「教育の民営化」については、日本の財団法人によるこのようなサイトもある。


http://www.clair.or.jp/j/forum/c_report/html/cr141/index.html

米国の公教育改革とチャータースクール -公教育の選択・分権・民営化ー

市場主義経済が効率面で公的管理に優るとの見方が一般的な米国においては、行政サービスの質向上とコスト削減を同時に達成する手段として、民営化(privatization)ないし民間委託(contracting-out)の手法が様々な行政分野で取り入れられている(本来政府資産、事業の民間への売却を意味する「民営化」という用語は、「民間委託」の同義語として用いられることが多く、本稿においてもその意味で使用する)。こうした現象は公教育の部門でも例外ではなく、学校の施設維持、清掃、給食、スクールバス、保健、情報などの「非教育(補助)サービス」分野に関しては既に民間会社の参入は珍しくなくなっている。本節で取り上げるのは、近年大きな注目を集めている教育の本質に関わる分野の民営化、すなわち、学校区の財政、会計、法律、人事サービス等の「教育マネジメント」や、カリキュラム設計、教育プログラム、教員研修サービス等一連の「教育サービス」分野の民間委託である(後略)
-------

2.については、上記のような学術界や市民グループの努力もあってか、少なくともコカ・コーラ、ペプシ・コーラといった“ジャンク・ドリンク”の宣伝・販売はイギリスでは2004年に、そしてアメリカでは2005年ー2006年にそれぞれ禁止されている。

-----

http://www.mallenbaker.net/csr/CSRfiles/page.php?Story_ID=1193

Coca-Cola has stated that it is to end the practice of product advertising on vending machines in schools in the UK. The move follows a similar statement covering Scotland, and is seen as a response to the growing mood against product promotions aimed at children during a period of growing childhood obesity.

-----

http://epicpolicy.org/files/EPSL-0611-220-CERU.pdf

The year 2006 is likely to be marked in the annals of school commercialism as the year the soft-drink industry agreed to step back from advertising and selling sugared soft drinks in schools. On its surface, this is a big change and a victory for opponents of school commercialism.

-----
またインド国会の食堂では2004年にコカ・コーラとペプシ・コーラの販売が禁止されたというサイトもある。

http://www.asyura2.com/0401/health8/msg/299.html


------

そして同じくインドではさらに多くのインドの州でコカ・コーラやペプシ・コーラの販売を公教育や病院で禁止するようになったとの2006年8月11日付、APに掲載されている。

http://www.msnbc.msn.com/id/14268284/

More Indian states ban Coke, and Pepsi
------
私は日本の学校にアメリカの学校ようなキャフェテリアがあって、そこでランチや飲み物を買えるかどうか知らないし、またアメリカの公立学校に何年か前までコーク類のベンディング・マシン(自動販売機)が置かれていたかどうかも知らない。しかし、要は学校現場におけるこれら”ジャンク・ドリンク”やマクドナルド、バーガーキング、ウエンディーズといった“ジャンク・フーズ”の宣伝・販売行為は禁止される傾向にあるということだ。


コーラの弊害について

コカ・コーラの弊害については、広く一般にもさまざまな説が流布しており、一説には、創業時にコカの葉を使用していたということが言われていた。現在はそれは使用されていないという人もいるが、私はこちらの方の専門家ではないので詳しくは知らないが、ウィキペディアによると下記のようになっている。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%82%AB%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%A9


そして、たとえコカの葉を今では使用していないとしても、コカ・コーラやペプシ・コーラといった砂糖入り炭酸飲料水(=ソーダ)類は骨の成長を妨げ、肥満になり、中毒的になると一般的には言われている。


ほんの一例をあげると、コーラは特に女性たちの骨に骨そしょう症を引き起こすとのBBCの記事もあり。

--------
http://news.bbc.co.uk/2/hi/health/5410476.stm

Women who regularly drink cola could be increasing their risk of osteoporosis, US researchers believe.

Their study of 2,500 people revealed drinking cola was linked with low bone mineral density in women regardless of their age or calcium intake.

--------

また、これは知り合いの小学校教師から聞いた話だが、サンフランシスコ・ベイエリアの小学校では、低学年の子供たちにコカ・コーラやペプシ・コーラを入れたコップの中にコインを入れ、しばらくするとそのコインがピカピカになることから、いかにこれらの物が体に良くないかということを教えているらしい。


既出の日本語サイトでは、「ロシアのプラウダ紙2004/01/30のコラムより。ロシア人はコカ・コーラをどう見ているか」という記事が掲載されている。プラウダは少し眉唾ものも多いが、ベイエリアの学校で行っている”実験”と似たようなこともかいているので、まんざらすべてが眉唾というわけではないだろう。

http://www.asyura2.com/0401/health8/msg/299.html


--------------------------------------------------------------------------

結論


私の経験からいえば、教育現場でタバコとアルコール会社の宣伝をすることは、たとえそれがノートや鉛筆といった小さなものであっても禁じられているはずだ。とすると、コカ・コーラやペプシ・コーラといった生徒の心身発達上、問題を起こすといわれているドリンク類を販売している企業の宣伝も禁止するべきではないか。


コカ・コーラはオリンピックの大手スポンサーであり、北島選手のスポンサーでもあるようだが、そのことと公教育の現場での宣伝活動とは別問題だ。


今回のような形で巧妙に子供達のマインドに自社製品の刷り込みを行うというのは、いかにも広告代理店らしい発想であり、こういった手法で少なくともアメリカやイギリスではじわじわと子供たちに浸透させ、そして現在、それに気づいた教育関係者や父母たちはそういった販促活動を禁止させている。


そして、「それなら人がよくて、うるさくない、ナイーブな日本の学校で」とこのようなことを行っているわけだが、10年後、20年後の生徒たちへの影響を考慮し、ただ表面だけで物事を見ないよう、狡猾な企業のコマーシャリズムにのせられないよう、教育関係者たちには特に注意をはらってもらいたいと思う。


コカ・コーラよ、北島選手の学校回りぐらい、垂れ幕なしでやらせたらどうか。それで屋台骨ががたつくようなケチな企業ではないだろう? それともそれでは広告代理店が困るというわけかな?

------------------------------------------------------------------------------------------
(コメント by Mapple)
コーラと駐留アメリカ軍の関係

ペプシのエグゼクティブから聞いた話。
アメリカが2次世界大戦後に軍を配置した国々ではコーラの力がいまだに強く、ペプシはどうしてもコーラをしのげないとのこと。

軍の駐留と共にコカ コーラが占領地、又は影響下にある国々にもたらされ、その国の人々はコーラを飲み始めた。

そういう国は後からペプシが入ってきても、なかなか売り上げがのびず、コーラは根強くトップの座を守っている。ペプシはアラブとかアフリカとか中国とかアメリカ軍が駐留しなかった国をターゲットとして延ばしているそうです。

子供の頃から見たあの商品ロゴ、名前は根強いものがあるのですね。学校で・・北島選手を使って・・・これは古くからある広告のストラティジーだけど、問題商品を掲げる許可をよく学校がしたと思うけど、北島を迎える絶対条件だったのでしょうね。先生方の一般常識の幅がもう少し広がったほうがいいのではないかとも思う。社会のしくみをけっこうご存じないかも。新聞がこういう時こそもっと批判で騒げばいいのに。新聞にしても広告代理店や広告主は大切だからできないのかな~、やだな~


資本主義が行き着くところまで行って、崩壊の様相を見せているのがアメリカですが、その10年後ろを日本が追いかけている、いや追いかけさせられているかと思うと全く情けない。
-------------------------------------------------------------------------------------------
(コメント by ウソ捏造工場)

■件のコカコーラのサイト

アドレス付けときますね。
http://www.cocacola.co.jp/csr/social/sports03.html

ま、北島選手はコカコーラ飲まないとしても、子供たちがソフトドリンクを飲む時に、コカコーラ社の物を選ぶ可能性は高くなるでしょうね。

「これを飲めば北島選手みたいに速く泳げるようになるかも」なんて考えるかどうかはわかりませんが。

コーラの害については、ワタシが子供の頃から言われてはいましたね。
曰く「骨が溶ける」とか・・・・
でも、ときどき無性に飲みたくなるんだよな(爆)

■新自由主義は不滅です!?

>アメリカでは批判の声が高まっている教育の民営化を日本はこれから推進しようとしているのか

何事も3週遅れでアメリカの後を追うのが好きな平成日本、教育の分野でもご多分にもれず(世界的に見れば時代遅れの)教育民営化が声高に唱えられており、その象徴として現在では、たとえば株式会社が設立した中学・高等学校なるものがあります。

http://www.asahijuku.com/index.php

http://www.asahijuku.com/digital_pamphlet/pamphlet.html


ただ民営化の思想的基盤たる新自由主義(レッセ=フェール)を、「万人の万人に対する闘争」という様に広く捉えれば、ご存知の通り日本には(民営化が声高に叫ばれるはるか前より)世界に冠たる受験狂育という「万人の万人に対する闘争」を強要する制度が存在してました。

小室直樹氏などは早くから、受験狂育は「万人の万人に対する闘争」を強要することにより連帯を喪失させ、悪性アノミーの温床となり、ひいては社会を崩壊させるという警告をおこなっていましたが、日本人が受験狂育を通して「万人の万人に対する闘争」を早くから習慣化させてしまったことが、結果として新自由主義への道をせっせと舗装することになり、平成日本で弱肉強食の毒花が開花する遠因となった可能性は否定できません。

さて世界的には新自由主義など時代遅れで、レッセ=フェールの総本山・アメリカですら、ベア・スターンズや住宅供給公社救済策など見ていると新自由主義を修正する方向へと向かっておりますが、残念ながら日本教育界ではたとえば下記一例が示すように「万人の万人に対する闘争」が終息する気配はなさそうです。

http://www.asyura2.com/08/social6/msg/133.html

http://www.asyura2.com/07/social4/msg/644.html


現在日本では政権交代が取り沙汰されておりますが、受験狂育により「万人の万人に対する闘争」が習慣化してしまった人間が社会に続々と出てくる間は、政権交代くらいでは新自由主義の毒花が死滅する可能性は低いように思えます。


*参考

上記駄文参考資料です

「最大最高の“愚民化政策”は「公的学校教育制度」です」(晴耕雨読・あっしら氏)
http://www.asyura2.com/08/senkyo52/msg/494.html

受験狂育勝ち組医師のありがた~い教え(注:上記学校とは異なる学校の出身者)

http://www.inter-edu.com/forum/read.php?104,445079,1003969,page=30#msg-1003969


糞男子校・アホバカ新興進学校のビジネスモデル
http://www.asyura2.com/07/social4/msg/609.html


日本の私立は大抵「偏差値真理教」「東大京大原理主義」に毒されている。宗教による差は小さい。
http://www.asyura2.com/07/cult4/msg/456.html

こげぱん 2008-09-12 01:30:38

--------------------------------------------------------------------------------------

(レス by sunshine)

■平和ボケ

ノーベル経済学賞受賞者で、クリントン政権では、米国大統領経済諮問委員会委員長(1995年~97年)を務め、その後は世界銀行で上級副総裁、主席経済学者(1997年~00年)を務めたジョセフ・E・スティグリッツ(Joseph E. Stiglitz)は、彼の著書、”Globalization and It's Discontents"(邦題:世界を不幸にしたグローバリズムの正体-2002年刊) の中で、新自由主義に対する批判とも言うべきグローバリゼイション及びIMF批判を行っています。

新自由主義を推進したクリントン政権や世銀上層部だった彼が、このような発言をしたということ自体、まるであの元ネオコン政治学者、フランシス・フクヤマが、現在ではブッシュ批判に転じているのと同じで、話題性を持たせ、本を売ろうとする魂胆もあるやもしれぬとは思いつつも、体制から“認知された”証である“ノーベル賞受賞者”のオピニオンでもあることから、どこかからの“プロパガンダ書”として、興味深く読みました。

御存じのように、その後も彼は、一貫して世界中で経済格差を助長したグローバリズムに対して批判的な“反グローバリズム書”を何冊か出版していることから、このオピニオンはポスト・ブッシュのシナリオとして、欧米社会の主流となっていることはいわずもがなです
http://en.wikipedia.org/wiki/Joseph_E._Stiglitz

こうした世界の潮流からすれば、これから本格的に開始されそうな気配のある日本における教育の民営化は、ジョークとしか言いようがなく、アニメから抜け出てきたようなネーミングの、岡山県にある“株式会社”何とか中・高校もこのような一連の世界的流れとは逆行する、まさにアナクロニズム的(時代錯誤的)発想といえましょう。

ところがスウェーデンにいる友人から聞いたことがあった話なので調べてみたところ、日本よりもずっと人々の政治・社会的意識も高そうな、あの国でも教育の民営化が推進されているようです。その理由はやはり財政が厳しいからというもの。富裕層は賛成、平均から下の人々は猛反対と言っている。
http://fukushi-sweden.net/svensk.skol/2007/skolmineika0701.html

http://fukushi-sweden.net/svensk.skol/2007/skolmineika0702.html

http://fukushi-sweden.net/svensk.skol/2007/skolmineika0703.html

「教育の民営化」ということに関して言えば、アメリカの、特に自然科学分野では、日本よりはるか以前から「産学共同体」というものがあって、企業と大学が共同で新製品の開発をするというようなことは行われていましたので広義の意味においてはそれも「民営化」の範疇には属していたかもしれません。

また東京にある下記のようなインターナショナル・スクール(私立)では、アメリカの大企業や大使館の子弟が多かったので、そういった企業からたとえばコンピューターを何十台と寄付してもらったり、その他の製品を寄付で貰ったりと。また、卒業生たちから寄付を年中募り、大成功した人などは運動場を寄付したりと(笑)。そして高い授業料(親が駐在員なら企業から授業料は支払われるから、いくら高くてもよい)。富裕層でなければやれない(年間授業料は軽く二百万円を超える)。これも一種の「民営化された学校」と言えばそうかもしれませんが、露骨な企業の宣伝というのはないと思います。

http://community.asij.ac.jp/NetCommunity/Page.aspx?pid=200&srcid=-2

こんな人までこの学校には行くのだから(笑)
http://community.asij.ac.jp/NetCommunity/Page.aspx?pid=1627
http://www.globaldaigaku.com/global/ja/schoolsearch/detail/40/index.html


もっとすごいのはスイスに”レ・ロゼ”(Le Rosey)というボーディング・スクール(全寮制学校)があって、そこには世界各国の王族、貴族、大富豪の子弟が行っているようです。成金の大金持ちはそこへ子供をやって、自分のビジネスのためにコネを作るそうです。ソニーの盛田氏がNYでやったように。費用は年間$73,150(約760万円)。

http://www.rosey.ch/

http://www.forbes.com/2007/12/12/europe-boarding-schools-biz-cx_vr_1212boarding.html

これが世の教育ママ・教育パパにとって、“受験競争”を飛び超えた、“究極の世界”でしょうね。でも大方の親や教育関係者達は、このような世界があることを知らないのかもしれませんね。そのため狭い視野で、受験、受験と大騒ぎしているのかもしれません。

このように親の経済力の差によって、学校も上には上がある。今更ながらですが、「経済格差が教育格差を生む」という現象が起き、新自由主義による「教育の民営化」は更なる社会の不公平感を促進するということになる。

いくら頑張って勉強しても、最終的には、それぞれ持って生まれた能力には違いがあるし(努力をしなくても特定の分野において、DNAの部分で秀でた人はいる)、親の経済力にも違いがある。新興財閥にのし上がっても、古い財閥が邪魔をする。ごく一握りを除いて、ほとんどの人達は皆、庶民。庶民は庶民同士で連帯し、共働の精神で生きることのほうが大切。またそうしなければやっていけない時代が、すぐそこに来ています。

------------------------------------------------------------------------------

(レス by こげばん)

スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Sunshine/こげぱん

Author:Sunshine/こげぱん
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。