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ライト師:オバマが大統領になったら、米のためではなく、ポリシーを持ってやれという

オバマが所属する教会の元牧師、ライト師がまたまた胸のすくスピーチを行ってくれた。4月27日にはデトロイトで開催されたNAACP(全米黒人地位向上委員会)の夕食会で演説を行い、28日にはワシントンD.Cにあるアメリカ記者クラブにおいて、記者団からのインタビューに応じた。


27日のNAACPでの演説ビデオは下記のサイト。ライト師を紹介している牧師(Wendell Anthony師)の顔つきや話し方にも注目してほしい(あの顔つきを街中で見ると、誰も彼を牧師とは思わないだろう。その辺のプロジェクト(低所得者用公共アパート)住まいの怖いおっさんだとしか)。最初は極めてクールに、しかしだんだんと、盛り上げていき、クライマックスまで一気にどーんと持っていく。黒人教会の中であれをやられると、熱狂の余り気絶者も出るほどなのだ(爆笑)。これも黒人教会の伝統のひとつ(パート1のビデオ)


彼はライト師が南シカゴ地区の教会に初めて就任した1972年には会員数わずか82人だったのを、現在では会員数2万人を超える教会にまで成長させた人物であること、5ヶ国語を話し、2つの修士号をシカゴ大学大学院で取得し、アフリカ学・エジプト学にも学識を有した多文化・多元主義を尊ぶ卓越した知性と人間愛に富んだ神学博士・聖職者であることなどを紹介している。


ライト師はこの演説の中で、「すべての人、文化、宗教は平等であり、ある特定の民族、宗教、文化だけが他のものより秀でているということはない」という多元主義的考え方を強調している。これは文化人類学でいうところの文化相対主義の考え方であり、「すべての文化はそれぞれ固有の価値観を持っているのだから、これを外部から評価したり、批判したりすることはできない」ということと同じだ(ただし、文化人類学的見地からもっと枝葉のことを言えば、他文化を自分化の基準によってのみ評価し批判することが不当であるということについては結論は変わっていないが、しかしそれぞれの慣習をそのまますべて尊重し、批判を加えるべきではないという見方は否定されている)。


ライト師はこの多元主義的考え方を音楽になぞらえて、ヨーロッパ人のオペラの歌い方(ベルカント唱法)と黒人のゴスペルの歌い方を実演しているが、うまさに再度驚いた(パート3のビデオ)。黒人教会の牧師はエンターテイナーでなければ務まらない。事実、大変な芸達者が多いが、ライト師はその中でも卓越した説教者だと思った。


彼は又、「日頃の支援と協力、厚意に感謝している」といって、各宗派のリーダー的存在の人々の名前をあげているが、ワシントンD.Cにあるユダヤ教のリーダー格の人の名前を特に強調していたのは爆笑もの(彼が以前、教会の説教で、「パレスチナ人を救えというと、“反シオニスト”とのレッテルを張る」と言ったことに対し、「反イスラエル主義者だ」とメディアでレッテルを張られたことへのあてこすり)。


ライト師のNAACPでの演説(パート1)

http://www.youtube.com/watch?v=bSTFMl2vlow


ライト師のNAACPでの演説(パート2)

http://www.youtube.com/watch?v=Bw9aEWEa0sI&feature=related


ライト師のNAACPでの演説(パート3)

http://www.youtube.com/watch?v=EXibQ5Fm8vo&feature=related


ライト師のNAACPでの演説(パート4)

http://www.youtube.com/watch?v=11TcMdzxkSk&feature=related


ライト師のNAACPでの演説(パート5)

http://www.youtube.com/watch?v=razhsGUgY7s&feature=related


ライト師のNAACPでの演説(パート6)

http://www.youtube.com/watch?v=jMYXMMUuYR4&feature=related


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28日には、記者団からのインタビューに答えるライト師の様子がテレビで放送された。これがまた実に胸がすかっとするような、一滴の偽善も虚飾もない、誠実で率直な受け応えだった。しかしあまりにも率直過ぎて、私にとっては爆笑の連続。「そのとおり!これが事実だ。少しは目覚めたか!」と思わず叫んだぐらいだ。


要約すれば、以下の通り。


「私はオバマやヒラリー、マケイン、ビル、チェルシーといった人々のためにここへきたのではない。私は黒人教会のためにここに来たのだ。国民の前で黒人教会が攻撃されたからだ。オバマがインディアナ州やノースカロライナ州の白人労働者層の票固めをするための手助けをするために来たのではなく、オバマが私の説教を非難したから弁明をするためにここへ来たのでもない。


政治家は彼らの主張を主張し、やるべきことを行う。なぜなら選挙民のためにだ。彼は彼の、私は私の牧師としての仕事を行う。オバマがメディアで流されたビデオを見て”不快だ”といったあの説教には、彼は出席していなかった。彼は自分とは距離を保たなければならなかった。なぜなら彼は政治家だからだ・…彼が大統領になろうとなるまいと、私は彼の牧師であることには変わりはない。彼が神について質問をしてきたなら、、それに答えなければならないと思っている。なぜならそれが牧師の仕事だからだ。


11月5日と1月21にも私はオバマの牧師のままだ。もし彼が11月5日に大統領に選ばれたら、まっさきに彼にいうことは「ポリシーを持って仕事をやれ」ということだ。「ポリシーを持って仕事をせよ。ただアメリカのためではなく、ポリシーのためだ。私の言っていることはわかるだろう」というつもりだ。なぜなら、私は彼の牧師で、彼は会員だ。牧師は会員に意見をするのが仕事だからだ。もし、オバマが私に、副大統領になってほしいといえば、それもやらにゃ、なるまいかな(爆笑)。 


メディアは私の説教のすべてを聞いているわけではない。ほんの一部だけを切り取って、あれこれ言っている。私のことを非国民だと言っているようだが、私は6年間、軍隊にいた。それが私を愛国者にするか?チェイニー(副大統領)は何年間、軍隊にいたのだ? ゼロだ。


4,000人もの青年たちがイラクで命を落した。アメリカはあちこちに軍隊を派遣して、爆弾を落とし、罪もない人々を殺し、傷つけ、まるでローマ帝国時代の帝国のように世界中でふるまってきたが、そんな愚行はもう終わりにしなければならない。

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ABCの記者は、このあと、ライト師がレオナルド・ホロウィツ(Leonard G Horowitz)が1996年に出版した"Emerging Viruses: AIDS And Ebola : Nature, Accident or Intentional?"(エイズとエボラ熱:自然発生的なものかそれとも事故または意図的なものによるものか?)という本の中から、「エイズとエボラ熱は、がん治療のための特効薬を作ろうと猿を使って実験を行っていた際に生じたもの」というところを引用して、「アメリカ政府は黒人を集団虐殺しようとして、エイズをつくり出した」といっていると書いている。


「彼はまた、植民地時代から今日に至るまで、黒人たちは医療用の生体実験に使われてきたといい、アメリカ公衆衛生局が40年間にわたり、アラバマ州の黒人達400人を梅毒研究のための生体実験として使ってきたことを非難している」とも書いている(これは歴史的事実だ)。


黒人イスラム教のリーダー、ルイス・ファラカンについて尋ねられると、ライト師は、「ユダヤ教はそうではないが、シオニズムは有害なウイードだ(草という意味。マリファナという意味でも使われる)。ルイス・ファラカンは20世紀から21世紀にかけて、最も有力な発言者の一人だ。何と言われようと、彼が発言すると、黒人たちは皆、耳を傾ける。それは事実だ」と述べたとのこと。


記者団が、「まるでマンデラがキューバの独裁者、カストロを”人権と自由を尊重する人類愛にあふれた人物”と評した時のようだと」いうと、ライト師は、「ルイス・ファラカンは私の敵ではない。私を鎖につなぎ、アフリカからこの国へ奴隷として連れてこなかったから」といい、「アメリカのリーダーたちは、かつて一度も奴隷制度または人種差別について謝罪したことがない」といったと書かれている。

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日本のリーダー達も、これくらいのことをアメリカのリーダーにいったらどうか。いつまでも卑屈な奴隷根性を身に付けたままでいないで。政治家の連中は、ライト師のもとで、一発、渇でも入れてもらったらどうだ。


しかしながらこれは面白い展開になってきた。オバマのバックには、このライト師と日米欧3極委員会創設者の一人で、CFRのメンバーでもある大物、ブレジンスキーがついている。この多文化・多元主義者と経済の多極主義者の二人は、言葉上からは接点はありそうだが、片やヒューマニストの正義派、片やクールな経済戦略家でどこぞやの使者的(?)存在の人物。相対立する二人の人物に挟まれて、さてオバマはどうするか?(余談だが、オバマという人物は、相対立する二つのものの葛藤の中で生きるということが、彼の持って生まれたカルマのようにも見える人物だ)。

ABCのビデオ

http://abcnews.go.com/Video/playerIndex?id=4739611


http://abcnews.go.com/GMA/Politics/story?id=4738529&page=1


http://blogs.abcnews.com/politicalpunch/2008/04/wright-assails.html



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