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オバマの「小さな町」発言について

私が留守にしていた間、4月6日にサンフランシスコでオバマの選挙資金集めのための集まりがあったようで、その時に彼が話した言葉が問題になっているようだ。


「ペンシルベニア州や中西部あたりの小さな町に行くと、この25年間、仕事もなく何もない。そこで彼らは苦い思いから宗教や銃にはけ口を求める」といった言葉が一人歩きをしており、白人労働者階級の人々の反感を買っているとの報道がなされている。

http://www.politico.com/blogs/bensmith/0408/Obama_on_smalltown_PA_Clinging_religion_guns_xenophobia.html


しかし下記の「You Tube」を見ると(もしこれがオバマ自身の言葉ならの話だが)、上記の言葉は長い文脈の中のほんの一部だけを切り取った言葉であることがわかる。

http://youtube.com/watch?v=qFS3qRXuUYk


彼はこの中で、下記のようなことを話している。


「時代の流れから取り残されたようなオハイオ州やペンシルベニア州などの工業地帯の人々は、政府によって裏切られたような気持を抱いており、非常に皮肉ぽく、懐疑的になっている。そこで、そういうところに最も力を入れなければならないと思っている。白人労働者階級の人々は、46才の黒人には投票したがらない…笑。日曜版のニューヨーク・タイムスにそう、書かれていた…笑。


彼らは長い間、政府によって打ちのめされたような、抑圧された気持ちになっており、投票する気持ちなど捨ててしまっている。特に46才のバラク・オバマという名前の黒人の(会場、爆笑)…これは本当だ・・・公約などには最初から聞く耳など持っていない…笑(会場、爆笑)。もう一人またウソつきが何かほざいていると更なる猜疑心を募らせる・・笑(会場、爆笑)。


そこでこのような構えでいる人々に対しては、税金の削減や国民皆保険などの法案について話をし、それから徐々に会話をすすめることが必要だと思う・・・・」


彼のこの言葉を理解するには、会場がサンフランシスコであったということが重要なキーワードである。この集会の会場となったのは、パシフィック・ハイツ地区という市内でも最高級の屋敷が並ぶ地域だが、シスコの富裕層はリベラル、反体制でなければかっこ悪いと思っている向きがあるので(集まった人々は富裕層だけでなく、ミドルクラスの人々がいたとしても)、会場も他の都市とは違って、非常に自由で、気楽な雰囲気だったのではないか。そこで、オバマもその気になって、思わずポロリと本音を出したということだろう。


サンフランシスコでは、白人よりもマイノリティーの人々の方が多く、白人達もさまざまな人種・民族の人々との付き合い方に慣れた人々が多い。そこでオバマもリラックスして、つい自分の所属する黒人教会で仲間と話をするような気持になったのではないかと想像する。


会場の様子もちらりと「You Tube」で見たところ、白人が多いようだったが、他の地域で「46才の黒人の言うことなど・・・」とでも言おうものなら、白人達はにこりともしないで、じっと唇をかみしめ押し黙るか、上目づかいにじっと鋭い目を向けるか、気まずそうに周りの人々の表情を見渡すかといったところだろう。まるで痛いところを突かれたとばかりに。しかしサンフランシスコでは皆、爆笑している。そこが違うのだ。それでオバマは思わず、気を許してぺらぺらとしゃべったということではないかと私は見ている。まさか自分の話を録音してメディアに“売る”ような人物が会場にいるとは、思わなかったのだろう(それともその道のプロが何かしかけでもしていたのか?)。


このしゃべり方はエリート意識云々というものではなく、黒人コミュニティーで黒人同士がしゃべる内容のものだ。従ってこれについて、夫とともに7年間で109.2百万ドル(約109億2千万円)も稼いだヒラリー”オバタりアン”クリントンや全米一のビール会社創業者の娘を2番目の妻とした打算的なマケインが、オバマのことを「ハーバード大出身のエリート意識むんむんの人物」と揶揄することは見当違いというもので、“文化音痴”というものだ(最初からわかっているけど)。ちなみにマケインは確定申告の公表は行っていないが、クリントンよりはるかに富豪ということだけは確かだといわれている。

http://biz.yahoo.com/ap/080404/clinton_taxes.html?.v=1

http://edition.cnn.com/2008/POLITICS/04/03/mccains.money.politics.ap/index.html


オバマの肩を持つわけではないが、彼の2006年度の総所得は$983.826(約9,838万円)である。

http://taxprof.typepad.com/taxprof_blog/2008/03/obama-releases.html


そして本日(4月16日)付けのAPに彼の2007年度の確定申告が公表されているが、彼が出版した2冊の本の印税などで大幅に増収し、総収入は約420万ドル(約4億2千万円)となっている。そのうち彼の上院議員としての給料が $157,102 (約1,570万円)、妻・ミシェルのコミュニティーの副会長及びシカゴ大学メディカル・センターの外部スタッフとしての給料が$103,633 (約1,036万円)である。

http://news.yahoo.com/s/ap/20080416/ap_on_el_pr/obama_taxes


ちなみに「フォーブス」による2007年7月7日現在の「富豪のアメリカ人政治家トップ10」(ロックフェラーはトップにはなっていないが、色々あるのだろう)

http://www.answers.com/topic/richest-american-politicians


同じく「世界の大富豪トップ10」(新興財閥の名前ばかりだが、古い財閥は資産がありすぎて”例外的存在”なのだろうか)

http://www.answers.com/topic/list-of-billionaires?cat=travel


いずれにしても今回の発言はオバマのもう一つの顔を見せてくれたと思い、大変可笑しかった。シャンペンか何か飲んでいたのかなとも思ったが・・・。

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