スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

黒人キリスト教とアフリカの宗教との関係性について

先日、黒人キリスト教について概略を書いた(http://ameblo.jp/sunshine-berkeley/day-20080322.html )。

今日は黒人キリスト教とアフリカの宗教との関係性について、少し書きたいと思う。


ここ30年の間、黒人学(ブラック・スタディーまたはアフリカン・アメリカン・スタディー)といわれる学問分野の研究が活発に行われるようになり、白人キリスト教やユダヤ教の教えは、古代エジプト時代から存在したという意見が、特にアフリカ人やアフリカ系アメリカ人の学者達によって主張されるようになった(彼等はエジプト人は白人ではなく、黒人だとしている。なぜなら人類発祥の地はアフリカだから)。


例えばジョン・ジャクソン(John Jackson)、ジョセフ・ベン・ジョシャナン(Josef Ben Jochanann),、J.A. ロジャース(J.A. Rogers)、マウラナ・カリンガ(Maulana Karenga)などが主唱者である。


彼等によれば、「イエス・キリスト誕生の話」は、エジプトの「処女・イシス(Isis)とホーラス(Horus)の神話」から創作されたものであり、「十戒」は、紀元前4,100年ごろに書かれたとされている「エジプトの死者の書(The Egyptian Book of The Dead)」の中の「147の否定的告白(The 147 Negative Confessions)」を手本にしているのではないかと主張している。


またJ・A・ロジャースは、紀元前1,350年頃に実在したと言われているエジプト人学者、ファロアー・アクへナトンPharoah Akhenaton)について言及しているが、それによると、アクへナトンは、キリストが誕生する約1,350年前に「唯一神」の教義を説いている。またモーゼが神をイメージする全ての肖像を「十戒」の中に書いた1,000年も前に彼も同じことを書いており、「神の国は個々人の内に存在する」という概念も、イエス・キリストより以前に彼がすでに提唱している。


黒人学者達は以上のような事柄により、「だからこそ、ヨーロッパ人たちは、長年、エジプト人たちはその肌の色と文化により、アフリカ人ではなく、ヨーロッパ人に属すると主張し続けてきたのである」と主張している。


新大陸に運ばれたアフリカ人達の出身地は、西アフリカが圧倒的に多かったが、13世紀ー15世紀頃、西アフリカに君臨していたのがマリ帝国だった(白子=アルバイノの世界的ミュージシャン、サリフ・ケイタの出身地。彼はその王族の子孫)。マリ帝国は、アフリカ系イスラム教の中心地として栄えていた。イスラム教はサハラ砂漠を越えて、地中海世界からもたらされた。それなら、「イシスの神話」のような、古代エジプト文明の片鱗も同様に何らかの形で西アフリカに運ばれなかったのか。そしてそれらのものは、西アフリカの土着信仰の中に、またはアフリカ系イスラム教といわれるものの中に取り入れられてはいないのだろうか。これについては、黒人アフリカ人たちが、後に白人によって改宗させられたキリスト教の中にアフリカの土着信仰やアフリカ系イスラム教との共通点を見出し(または自分達流にその様に解釈し)、「自分たちの宗教」としてアレンジして信仰していったとする説が有力である。


アフリカ部族の土着信仰は、西アフリカだけでも200-600種類もあるといわれており、教義内容もさまざまではあるが、その中にある共通項を抽出すると;


・至高神である。特にマリ共和国ドゴン族の神は両性具有である

・双極性原理が生きている。対立する異質なもの同志の拮抗と交流が創造プロセスであり、生命力の源泉であるという世界観

・神は内在神であり、超越者である

・祖霊信仰

・共同体における個と、個人としての個の平衡的価値観

・自然への恐れと尊敬

・霊魂の不滅性


などがあり、エジプト人学者、アクへナトンと世界観との類似性が見られる。そしてこれらの要素は、現在の黒人キリスト教(黒人神学)にも継承されていると考えられている。


とすれば、大胆な言い方になるが、キリスト教に改宗させられたアフリカ人も、新大陸へ運ばれたアフリカ人たちも、白人達の言葉を良く理解できなかったために、、白人達の教えたキリスト教を自分たち流に解釈した。彼等にとっては、イエス・キリストが誰であるかといったことは大事なことではなく、黒い肌に縮れ毛のアフリカ人聖人でも良かった(むしろこちらを好んだ)。教義内容もアフリカ土着信仰やアフリカ系イスラム教などを混合させ、それを自分たちの宗教として、世代から世代へと伝えていった。


このように「黒人キリスト教」は、「白人キリスト教」とは全く異なる宗教であるというのが、この説を支持する黒人学者達の見解である。


オバマが所属するトリニティー・ユナイテッド・チャーチ・オブ・クライスト教会のビデオを見ると、イスラム教徒がかぶる帽子をかぶり、アフリカの民族衣装で礼拝に参加している信者が多数いたし、ライト師もアフリカの民族衣装で説教を行っていた。あれを見た多くの無知なアメリカ人たちは、「オバマはイスラム教徒だ。イスラム寺院の会員になっている」といっていた。なぜあのような衣装を着るのか、それには以上のような理由があるからだ。



サリフ・ケイタ

http://en.wikipedia.org/wiki/Salif_Keita


http://www.youtube.com/watch?v=jZM4NIVIOUI&feature=related


http://listen.jp/store/artist_12880.htm

スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Sunshine/こげぱん

Author:Sunshine/こげぱん
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。