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衰退する米国:プロ・バスケ・チーム・オーナーは新政党首となったロシア人、ベイ・ブリッジは中国製

(by sunshine)


経済のグローバリズム化といわれるようになってから久しいが、表では政治的対立、裏では経済的相互依存関係という構図は、益々目に見える分かりやすい形で、白日の下にさらけ出されてくるようになった。


長引く世界的大恐慌や原発による人類滅亡の危機的状況の昨今にあっては、南沙諸島周辺の海域をめぐる日中間の対立や、イランの核開発問題をめぐる米ロの対立など、チープなストーリーのコミック誌を見るような思いすら抱かせる、そんな時代になってしまった。


最近の話題から、苦笑させられるニュースを二つ。


その1.新サンフランシスコ―オークランド・ベイ・ブリッジは“メイド・イン・チャイナ”


ゴールデンゲイト・ブリッジ(金門橋)より早く完成し、瀬戸大橋に世界一の座を譲ったものの、世界第2位の長さを誇る(13.5km)二重構造の釣り橋(上がサンフランシスコ行き、下がオークランド行き)のサンフランシスコ―オークランド・ベイ・ブリッジの東部側に新ベイ・ブリッジが現在建設されているが、この橋の鉄製部分は中国製。コンクリート部分はアメリカの土木会社がアメリカ人労働者を使っているが、鉄製部分の工事は中国の会社が中国人労働者を使って行っている。来月には最後の鋼鉄を、6500マイル離れた中国より、巨大船舶で運搬する。


カリフォルニア州政府のスポークスマンは、この方法を選択したことにより、莫大な額の資金を節約できたと喜んでいる。


6月26日付、NY Timesより。


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http://www.nytimes.com/2011/06/26/business/global/26bridge.html?_r=2&hp

Bridge Comes to San Francisco With a Made-in-China Label


At a sprawling manufacturing complex here, hundreds of Chinese laborers are now completing work on the San Francisco-Oakland Bay Bridge.

Next month, the last four of more than two dozen giant steel modules — each with a roadbed segment about half the size of a football field — will be loaded onto a huge ship and transported 6,500 miles to Oakland. There, they will be assembled to fit into the eastern span of the new Bay Bridge.





Don't Believe The Hype


(上海からの中国人労働者は鋼鉄の橋げたを組み立てる。一つの鋼材の長さはフットボール・スタジ    アムの約半分もの長さになる)





Don't Believe The Hype-bridge


            (向かって右が新ベイ・ブリッジ。向こう側がサンフランシスコ。2013年完成予定)


2.その2.プロ・バスケット・ボール「ニュージャ―ジ―・ネッツ」のオーナーはロシアの新政党首の大富豪


プロ・バスケットボールといえば、アメリカの花形プロ・スポーツの一つだが、ニューヨークの隣の州、ニュージャージー州にあるニュージャージー・ナッツというプロ・チームのオーナーが、身長6フィート8インチ(約2メートル5センチくらい?)、独身、46歳、スポーツ万能、ロシアで3位、世界で39位(フォーブスによる)の大富豪、南フランスのリビエラにある旧ベルギー国王の館の所有者、プレイボーイとして名高いロシア人実業家、ミハイル(英語読み:ミケール)・プロホロフ氏(Mikhail Prokhorov)であることは有名。


しかし何と今度は、この人が、「反プーチン」、「自由、正義、秩序」をスローガンに掲げるロシアの”リベラル”政党「Right Cause(正当な根拠)」の新党首に任命されたという記事が6月25日付、NY Timesに掲載されている。


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http://www.nytimes.com/2011/06/26/world/europe/26russia.html?_r=1&ref=europe

Billionaire Owner of New Jersey Nets Takes Helm of Party in Russia


MOSCOW — The billionaire owner of the New Jersey Nets basketball team, Mikhail D. Prokhorov was elected leader of a Russian political party on Saturday in the first foray of a big businessman into politics here in nearly a decade.

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Right Causeがこのような「反プーチン」的政治スタンスをとるのも、ロシアが、プーチン首相率いる「統一ロシア」の独裁政権国家ではないということを内外に印象付けるためのポーズであり、“ダミー”であるという説もある。それを裏付けるかのように、プロホロフ氏はプーチン首相とは親密な関係であるとの記事がたびたび報道されている。


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http://nymag.com/news/features/66287/

Klub Prokhorov


The billionaire Nets owner and the creation (his creation, actually) of a new kind of New York Russian.


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彼はモスクワ生まれ。母方の祖母がユダヤ人で微生物学者。父は旧ソ連体育委員会国際スポーツ局長、母はプラスティック製造所の技師。モスクワでも難関のモスクワ金融大学国際金融学部を卒業。銀行勤務を経て、ジーンズの会社を設立。これが大当たりして、世界最大のニッケルやぺラジウム採掘会社をシベリアに設立し、現在、ロシア最大の金やダイヤモンド会社、投資会社などを持っている。


http://topics.nytimes.com/top/reference/timestopics/people/p/mikhail_d_prokhorov/index.html?inline=nyt-per


http://en.wikipedia.org/wiki/Mikhail_Prokhorov


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ニューヨークのブルックリンには、大勢のロシア系の人が住んでおり、“ロシアン・タウン”とも呼ばれている地域があるが、彼はこのたびロシア語による雑誌も刊行した。


彼に関するリポートは、CBSの看板番組「60 minutes」でもなされたので、下記を御覧いただきたい。


CBS 60 minutes - Mikhail Prokhorov

http://www.youtube.com/watch?v=icKq_67TGFk



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彼の今後についてはどうなるのか予測もつかないが、現在は順風満帆に進んでいるようには見える。


プロ・バスケットボールいい、ベイ・ブリッジといい、共に”アメリカ文化”を象徴するものであるだけに、これが”外資”に浸食されている(前からそうだったかも?)、いや多国籍企業の手に渡っていることに、世界最大の超大国・アメリカの衰退ぶりがうかがえる。



Don't Believe The Hype-nets
携帯電話は持っていないというプロホロフ氏


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