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死せるビンラディン、栄光のアメリカを滅ぼす?

(by こげぱん)


911事件以来の「アメリカ最大の敵」ビンラディン殺害に全米が沸きかえっている。

オバマはビンラディン殺害の一報を受けた後、ビンラディン殺害は「世界中の平和と人類の尊厳を信じる人々に歓迎される(べき快挙)(Osama Bin Laden's demise should be welcomed by all who believe in peace and human dignity)」であり、「アメリカの偉大さとアメリカ人の決意を全世界に証明した(Today's achievement is a testament to the greatness of our country and the determination of the American people)」と朗らかに声明を発表したが、それにしても「ビンラディン」をパキスタン・イスラマバード郊外で殺害して、遺体をアフガニスタンに移送した後海中投棄した-証拠保存を第一義に考えるであろう刑事事件容疑者の一般的な取り扱いに反して-など、謎だらけの911事件同様そんなの無い、無い、ジョゼフ・ナイであり、またヨーロッパでは裁判抜き・問答無用のビンラディン殺害は国際法違反ではないか、という意見も見られる。

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Justice, American Style
Was Bin Laden's Killing Legal?
http://www.spiegel.de/international/world/0,1518,760358,00.html

Is this what justice looks like? Al-Qaida boss Osama bin Laden was killed on Sunday in a secret military operation in Pakistan. Americans are celebrating, but there are serious doubts about whether the targeted killing was legal under international law and the laws of war.
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しかし当のアメリカにはそのような声は馬耳東風のように見え、ビンラディン殺害は「対テロ戦争」の通過点にすぎず、対テロ戦争の終結ではなくさらなる継続を叫ぶ意見ばかり見られ、

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The Death of Osama Bin Laden, and the Shape of Threats to Come
http://csis.org/publication/death-osama-bin-laden-and-shape-threats-come

By Anthony H. Cordesman
May 2, 2011
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Terrorism Concerns After bin Laden
http://www.huffingtonpost.com/richard-n-haass/terrorism-concerns-after-_b_856253.html

Richard N. Haass
Posted: 05/ 2/11 09:44 AM ET
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とりわけHuffington Postに掲載されたCFR会長リチャード・ハース氏の見解(2番目の記事)は、対テロ戦線拡大に加え、今回のビンラディン殺害のようなアメリカ単独での秘密作戦が今後も行なわれる可能性を示唆していて、今後のアメリカの行動を占う上で興味深い。

確かにリビア・シリア情勢など中東「民主化革命」が混迷を極めている現在、ビンラディンに代わる「アメリカの敵」には事欠かないように見えるが、いみじくもハース氏が指摘しているようにテロリズムは確たる指揮系統がないのであれば、ビンラディン殺害や対テロ戦線拡大はさらなるテロを産み、アメリカはさらなる泥沼に陥ることになるのではないか。

折りしも対テロ戦争で悪化したアメリカ財政赤字はいよいよ深刻さを増し、たとえばフランスのシンクタンクLEAP 2020は今年後半のアメリカドル急落を予測しているが、

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GEAB N°54 is available! Global systemic crisis: Autumn 2011 -- Budget/T-Bonds/Dollar, the three US crises which will cause the Very Serious Breakdown of the global economic, financial and monetary system
http://www.leap2020.eu/GEAB-N-54-is-available-Global-systemic-crisis-Autumn-2011-Budget-T-Bonds-Dollar-the-three-US-crises-which-will-cause_a6340.html

- Published on April 16, 2011 -

Global systemic crisis: Autumn 2011 -- Budget/T-Bonds/Dollar, the three US crises which will cause the Very Serious Breakdown of the global economic, financial and monetary system
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「ビンラディン」はアメリカに「失われた10年」をもたらし、さらには事実上滅亡に追いやったとも言え、オバマの「勝利宣言」は空しく聞こえる。

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(コメント by sunshine)

■なぜ、今、このタイミングで? 2012年大統領選再選に向けての”オペレーション”か?


なぜ今頃、オサマ・ビン・ラディンか? と誰もが首をかしげるような、極めて“唐突”な、今回の発表。このタイミングで、これを(この発表を)行った意味は? ビン・ラディンは腎臓病を患っていて、とっくの昔に亡くなっているという話はあまりにも”当たり前”の話として、巷に流れていましたよね。


まるでピンボケした”バッド・シナリオ”のハリウッド映画でも見ているような気分にさせられました(笑)。「おい、スクリプト・ライターよ、もっとましなスクリプトを書いておくれ」ということです。全く悪趣味も甚だしい。


この発表を聞いて、“悪の二兄弟”、チェイニ―とラムズフェルドは、諸手を挙げて歓喜したらしいけど、

”やはり”ということでしょうか。水面下で色々と駆け引きもあったことでしょう。


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http://www.politico.com/news/stories/0511/54082.html

Dick Cheney, Donald Rumsfeld congratulate President Obama


Former Vice President Dick Cheney and former Defense Secretary Donald Rumsfeld two key players in George W. Bush administration’s launch of the war on terror, both heralded the killing of Al Qaeda leader Osama bin Laden as a major moment in U.S. foreign policy on Monday.

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やることすべてが空回りし、政治、経済的にピンチなところへ大竜巻の猛襲、支持率急降下と、極めて悲惨な状況にいるオバマですが、それでも何と4月11日には、2012年の大統領選で二期目を目指すと公表しました。この”イベント”を機に、さぞかし支持率も急上昇することでしょう。


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http://www.wthr.com/story/14376131/president-obama-officially-announces-run-for-reelection

President Barack Obama is running for a second term


WASHINGTON (AP) - President Barack Obama is running for a second term.


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今、このタイミング、この”茶番”を行ったことの意味とは、このことに関係があるのでしょうかね。それとも株価操作のため? おっしゃるように更なるテロとの戦い拡大のためという口実はほぼ間違いないでしょうが、そのほかの理由は何か?


「ビン・ラディンを殺した」などといっても、誰も死体を見ていないし、水葬したといっても、そんなものなんでわざわざ海まで運んでとは、スクリプト・ライターもお疲れですか? これではまるで管ちゃんと同じじゃないですか。


色々なメディアが、「はてな?」という論評を掲載していますね(笑)。


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http://blogs.telegraph.co.uk/news/damianthompson/100085976/osama-bin-laden-dead-now-for-an-explosion-of-conspiracy-theories/

Osama bin Laden dead – but no body. Now for an explosion of conspiracy theories


No body. No photograph or DNA evidence – at least, not yet.

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http://uk.news.yahoo.com/5/20110502/twl-can-us-offer-final-proof-of-osama-s-3fd0ae9.html

Can US Offer Final Proof Of Osama's Death?



The circumstances surrounding Osama bin Laden's reported death raise urgent questions over how the US is so sure it got its man.

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パネッタCIA長官によると、オバマも彼もビン・ラディンを撃ち殺しているところは見ていないと言っていますが、そんなバカな(笑)。ヘッドクォーターの衛星モニターからは世界中のいたるところの”現場”が見られるわけですよね。ましてや、これだけの“大物”ともなればねえ。大統領は最高司令官でしょうに。

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http://www.pbs.org/newshour/rundown/2011/05/leon-panetta.html

Panetta: President Obama Couldn't See Bin Laden's Death, but Received 'Geronimo' Signal


In a newsmaker interview with Jim Lehrer on Tuesday, CIA Director Leon Panetta describes the final tense seconds of the commando raid on the compound housing Osama bin Laden in Pakistan -- and the culmination of a nearly 10-year manhunt.


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作り話か何なのかはいずれ分かる時が来るでしょうが、この“唐突な発表”によって、アメリカがさらに悪いスパイラルに陥ってしまうのではないかとの懸念については、全く同感です。


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(レス by こげぱん)

■発狂するアメリカ


Huffington Postに、アメリカ主要メディアによるビンラディン殺害の世論調査が出ています。

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Obama Approval Ratings Jump On Terrorism, Afghanistan [UPDATE]
http://www.huffingtonpost.com/2011/05/03/obama-approval-ratings-jump-terrorism-afghanistan_n_857175.html


WASHINGTON -- A handful of new national polls conducted in the immediate aftermath of Osama bin Laden's death reveal happiness and relief combined with improving perceptions of President Barack Obama's handling of terrorism and the war in Afghanistan.
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各社調査結果ともオバマ支持率は劇的に回復しなかったとはいえ、ビンラディン殺害を支持する意見は圧倒的で、とりわけUSA Today/Gallop調査では今回の秘密作戦の支持率は93%にものぼり、また79%もの人がビンラディン殺害を「(極めて)重要」と考えています。

これらの調査では、アメリカがビンラディン殺害に狂喜乱舞する様が見て取れますが、たとえば911直後などに見られたように、世論の圧倒的な後押しがある時のアメリカはトンでもない事をしでかすことがあり、ヨーロッパなどで見られる今回の作戦に対する懐疑論とこの世論調査を比較すれば、アメリカは発狂した、とさえいえるかもしれず、今後何をしでかすかが憂慮されます。


またNYTオピニオンページに掲載されていた FBIエージェント氏のコラムでは、「アメリカの自由・民主主義はビンラディンのテロリズムよりはるかに偉大であり、それ自体がビンラディンを葬るに足る」という趣旨の結論で締めくくられていましたが、

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Op-Ed Contributor
The End of the Jihadist Dream
http://www.nytimes.com/2011/05/03/opinion/03Soufan.html


By ALI H. SOUFAN
Published: May 2, 2011
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これをForeign Policyの「カブールにロックンロールがあった頃」と題する、ソ連侵攻前のアフガニスタンに関する記事と比較すれば、

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Once Upon a Time in Afghanistan…
http://www.foreignpolicy.com/articles/2010/05/27/once_upon_a_time_in_afghanistan


Record stores, Mad Men furniture, and pencil skirts -- when Kabul had rock 'n' roll, not rockets.
BY MOHAMMAD QAYOUMI | MAY 27, 2010
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当のアメリカが自由や民主主義を掲げ、アフガンの「聖戦士 (Jihadist)」を支援した結果は、という疑問が起こります。

また仮に近い将来NY DowJonesやNasdaq、USドルが崩壊するようなことにでもなれば、先のNYTオピニオンはそっくりそのまま「ウォール・ストリートの崩壊はアメリカ流の市場原理主義を葬るに足る」と返ってくることにもなりかねず、今アメリカに必要なのはビンラディン殺害などに狂喜乱舞することではなく、これを契機にアメリカの過去30年にわたる外交・経済政策を冷静に振り返ることではないか、と思われます。


■余談ですが


FP誌は「エジプト・アレキサンドリアでビキニが見られた頃」と題する記事も掲載してますが、

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Once Upon a Time in Egypt
http://www.foreignpolicy.com/articles/2011/04/25/once_upon_a_time_in_egypt


Beaches and bikinis from when Alexandria was Club Med.
APRIL 25, 2011
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これが今日「民主革命」に揺れるエジプトの近未来を暗示している、とすれば…



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(コメント by sunshine)

■オバマはオサマの死体写真を公開しないそうです


つい先ほどリリースされたCBSの看板番組、「60 Minutes」の予告篇によれば(今週日曜日-5月8日ーに放送される予定の同番組の収録を終えたばかり)、オバマは同番組の中で、「あなたはオサマ・ビン・ラでィンの死体の写真を見たのか」という質問に対して、「はい、見ました。それは確かに彼でした」と言い、「写真を公開するのですか」という質問に対しては、「それはしません。なぜなら、DNA鑑定においても彼に間違いないとの確証を得たので、内部で色々と検討した結果、その必要はないとの結論に達したからです」と言っています(笑)。 


このビデオは下記は下記で見られます。


Obama: I won't release bin Laden death photos

http://www.cbsnews.com/8301-503544_162-20059739-503544.html?tag=breakingnews


In an interview with Steve Kroft for this Sunday's "60 Minutes" conducted today, President Obama said he won't release post-mortem images of Osama bin Laden taken to prove his death


う---ん、管ちゃんといい、オバちゃんといい、頭はすでにオーバーヒート状態。国民こそ、哀れというもの。どうすればいいのか。 エジプト・アレキサンドリアでの平和なあの日々のような毎日が戻ればいいですが・・・。


*4月27日の本ブログ・コメント欄でこげぱんさんが紹介してくださった、チェルノブイリの10年後のビデオ、今、見終わりました。なかなか良くできた作品だと思います。福島第一原発事故の未来の姿が。あれでしょう。ああいう良い番組を作っているのだから、もっとNHKには頑張ってもらいたいものですが、あの番組の制作ディレクターはもうリタイヤ―でもなさったのでしょうか。

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