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貧困合衆国誕生前夜? のクリスマスに、心温まるお話を

(by こげぱん)


Sunshineさん記事のような、古き良き時代のお話ではないかもしれませんが…

以下に載せるお話は、絵本翻訳コンクールで優秀賞を受賞した、フィリピンの絵本'Tight Times'の翻訳文。


話のあらすじといえば、お父さんが失業して生活が苦しくなっても、一家や隣近所で助け合って生きていくという話だが、苦しい中にあっても明るく生き抜き、自分で開業する姿に希望を感じさせる。

急性アノミーが支配する日本では最早考えられない話ではあろうが、EUやアメリカ合衆国が「貧困合衆国(United States of Austerity)」となり、日本にもIMFが進駐するかもしれないこの時期にあっては、何かと考えさせられるお話かもしれない。

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http://www.senri.ed.jp/site/attachments/514_ic129rev.pdf

「おかねがなくても… 」     
(訳)羽地ひかり

①お母さんは、「いま、お金がなくて大変だけど がんばろう。 
ぶつぶつ文句をいったって お金は出てこないんだから、
今できることに 感謝をしよう。」っていってた。

②ぼくは、いままで 毎朝 卵を2こ食べていたけど、
いまは、2日に1こしかたべられない。
でも いま、卵をたべられることに 感謝をするんだ。

③ぼくは、いままで 毎日、チョコレートがいーぱっい入った  
あまーいホットチョコレートを飲んでいたけど、 
今は、2日に1回しか飲めないし、チョコレートも ちょっとしか入ってない。
でも いま、ホットチョコレートを飲めることに感謝するんだ。

④いまは、卵を ゆっくり食べている。
ホットチョコレートもゆっくり飲んでいる。
でも、なんでだろう? 卵もホットチョコレートも 
いままでより、おいしいって感じるんだ。

⑤お父さんは、「いま、お金がなくて大変だけど いまできることをしよう。
お金は待っていても 入ってこない。 自分で見つけるんだ。」っていってた。

⑥お父さんは会社を クビになった。
だから 今は、家で そうじをしたり、
家のイスや 近所の人たちの ものを修理してあげている。

⑦お母さんが仕事から 帰って来ると 
お父さんは お母さんの足を ソファーの上でマッサージをしてあげている。
ぼくらは、お母さんに 冷たい水と ケーキを持って行ってあげる。

⑧ぼくらは、いつも 土曜日や日曜日に 買い物に行っていたけど、
いまは、家で 絵をかいたり、ギターをひいたり、
お母さんとダンスしたり、お父さんとお花を育てている。

⑨今日はお母さん の誕生日。
だけど、ぼくらはお金がないから 手作りのプレゼントを用意したんだ。

⑩お母さんは 新しいドレスがほしかったみたいだから
ぼくは、気分だけでも って思って ひまわり色のドレスの絵をかいた。
お母さんが 穴の中から顔を出すと ほら! 本当に着ているみたいになる!
あたまにきれいな花のかんむりをのせたら、かんぺきだね。

⑪ぼくの妹の マノンは 歌を歌ってあげた。
お父さんとお母さんは その歌に合わせてダンスをし始めた。
お父さんは お母さんを くるくる回したり優しく引き寄せたりしておどって、
お母さんは その間 お父さんにもらった花束を 持っていた。

⑫近所で お店をやっている グラシアおばさんは 
お父さんに店のカギを直してもらったお礼にって 
お母さんの誕生日ケーキと大きなチョコレートの袋、
そしてなんと… 卵を24こも持ってきてくれたんだ!

⑬それから しばらくすると 
近所の人たちが、お父さんに修理をたのむことが多くなってきて 
「お礼に」 って言って 食べ物とかをくれるようになってきた。
 
⑭ぼくらは、いままでずっと幸運だったってことに 気づいた。
だから それをくれた みんなに 感謝して
みんなで その幸運を 分け合うんだ。

⑮それから しばらくたって
もう、お金がない時はおわった。
お父さんが すごくいい仕事を見つけたんだ。
自分で修理屋さんを ひらいたんだ!

(出典:千里国際学園広報誌・Interculture129号 P17)

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原文はこちら。

Tight Times
http://www.pbby.org.ph/downloads/pbby_tight-times.pdf

By Jeanette C. Patindol


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(コメント by Sunshine)

■他人ごとではない話


大変感動的な記事、ありがとうございます。


貧困率14.3%、4,400万人が貧困という「貧困大国」アメリカ。この絵本のような話は、決して他人事ではありません(日本もそうなりつつある?)。


http://uspoverty.change.org/blog/view/us_poverty_rate_hits_143_44_million_are_poor .

Poverty Rate Hits 14.3%; 44 Million Are Poor U.S


ところがいつもクリスマスの時期になると、どこからともなく”善なる人々”がふっと現れて、”クリスマス・スピリッツ”をすっと思い起こさせてくれるのもアメリカです。


今年は、「サルベーション・アーミー」という慈善団体が用意したアルミ製慈善箱の中に、プラスティックの袋に入れられた金塊が投げ込まれていたという話をフロリダ州マイアミのCBSがレポートしています。

「これを困っている人々に分けてください」とのメモ書きと共に。2.2オンス、2850ドルの価値があるとのこと(下記のサイトでビデオも見られる)。


http://miami.cbslocal.com/2010/12/22/generous-giver-leaves-a-nugget-of-gold-in-army-kettle/Generous
Giver Leaves A Nugget Of Gold In Army Kettle


今年のクリスマスは、今までさんざんやりたい放題、エゴの限りを尽くしてきたアメリカに対する天罰でも下ったかのような、大変悲惨なクリスマスとなっています。


中西部から東部そして南部(ジョージア州アトランタでは1882年以来のホワイト・クリスマス)にまで豪雪、大吹雪が吹き荒れ、南カリフォルニアでは大洪水。


(こげぱんさんの喜びそうなスノーボーダーが大はしゃぎしているコロラド州の光景。ビデオも見られる)

http://denver.cbslocal.com/2010/12/22/avalanche-danger-could-be-worst-in-colo-history/


http://www.weather.com/outlook/weather-news/news/articles/christmas-week-winter-storm_2010-12-20


http://www.ajc.com/news/atlanta-weather-snow-accumulations-785039.html


(南カリフォルニアの大洪水ーABCTVのビデオも見られるー囚人達が後片付けをやっている)

http://abcnews.go.com/GMA/video/california-communities-surrounded-mud-12465544


ヨーロッパも大雪だというし、しかしグリーンランドは暖かい(平年より気温が高い)そう。


いずれにしてもこの地球、どこか狂っています。


でも、クリスマス・スピリッツを信じて、明るく前向きに生きていきましょう(笑)。

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