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「大衆の反逆」に潰えた小沢政権

(by こげぱん)


極めて残念なことではあるが、先の民主党代表選挙は、新自由主義・アカン直人政権の続投を許す結果に終わってしまった。

小沢の敗因は言うまでもなく「政治とカネ」であるが、新自由主義的政策や改憲論が散見される小沢の「日本改造計画」や「日本一新基本法案」に反対するならともかく、「政治とカネ」で大騒ぎする「日本人民大衆」は、「大衆の反逆」のオルテガ=ガゼットが「現代は風潮の時代であり、押し流される時代である… その中で巻き起こる皮相なつむじ風に対し、ほとんど誰も抵抗しない」と予見したとおりの悲喜劇を演じている。

また「政治とカネ」は本来刑法で決着を付ける問題であるが、年頭の小沢訴追騒ぎの中ですら起訴に持ち込めなかった事案を「疑わしきは罰せず・推定無罪」という近代刑法の原則には一瞥もくれることなく、マスゴミ報道に乗せられ、ブッシュのイラク攻撃さながらに「疑わしきは罰せよ・推定有罪」とばかりに「先制攻撃pre-emptive strike」に明け暮れる「日本人民大衆」は、近代市民の体をなしていないとさえいえるかもしれない。


・パリの小学生以下? の「日本人民大衆」民度


さて日本人と対照的に政治好きなのがフランス人だが、そのフランスでミッテラン社会党政権が誕生した頃、パリの現地小学校で交わされた「政治談議」を記したエッセイがあるので、少し古い話ではあるが引用する。

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フランス人と生活して強く感じたことの一つは、彼らの政治への関心が日本人に比べて非常に高いということだ。

私が小学校5年生の頃、フランスで7年に1度の大統領選挙が行なわれた。私たちの話題はもちろんこのことでもちきりだった。私立の小学校だったため、みんな保守のジスカール(デスタン)を応援していた。今から考えると大したことは話していなかったのかもしれないが、あの頃はみんなグランドで政治集会みたいに、誰々はああだこうだと批判しては、「ミッテランになったら大変だ。革命だ」なんて真面目に議論していた。とにかく午後の2時間の昼休みは、いつもよりずっと速く過ぎた。

選挙演説も開票中継もテレビで見た。夜8時ごろミッテランが大統領に決まり、その夜は私がフランスに来て以来の大雨強風となった。私は「フランス革命が起こるんだ」と本気でこわがった…

出典:渡部淳「世界の学校から」 亜紀書房
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そのフランスも、「移民排斥」くらいしか「実績」のなさそうなニコラ・サルコジが大統領になるご時世ではあるが、それにしても昼休みやアフター5に政治談議をする代わりに、マスゴミが振りまく印象論に振り回される民主党サポーターや、各種世論調査が伝えた「日本人民大衆」の民度は、ひょっとするとパリの小学生以下なのかもしれないのかと考えさせられる。

先の小学生(執筆時は高校生?)は「私たちは自分たちの望むものを知り、その望みをかなえようとしなければ、いつまでも政治家たちの愚痴をこぼすだけで終わってしまう」とエッセイを結んでいるが、「望むもの」を考えることなく「愚痴」に終始するように見える「日本人民大衆」の反逆は、今後も政治や社会の攪乱要因となるに違いない。


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(コメント by sunshine)

■基礎知識、冷静な観察力、分析力


日本人とは概して、まるで飼いならされた子羊のように、「右向け右」と声高らかに言われれば、黙ってそちらになびく国民性の持ち主であることは周知の事実です。

今までは主としてこの「叫び役」をマスメディアが担ってきましたが、今日ではこれにインターネットが加わって、華々しく花火の打ち上げ大会をやっていたことは、某掲示板(最近はつまらないのであまり見ないけど)を見てもお分かりの事だと思います。

はなから自分の頭で考えようとはせず、オピニオン・リーダーのような人が何か言ったら、それを鵜呑みにして、それの支持者が多ければそちらが正しいと思い込み、そちらに流れるといった習性がある日本人は、今度の民主党代表選でもただもう神輿の担ぎ手の威勢のいい声ばかりがバカでかくて、神輿上の人物の政策論については、笑えるほどしか情報がなかったようですね。それにわっと大衆が流されて。

私は下記でも書いたように、

http://ameblo.jp/sunshine-berkeley/day-20100904.html


小沢氏については用心していましたが(かといって菅氏を支持しているわけでもない)、今度の選挙は民主党の国会議員、地方議員、党員・サポーター達による選挙ですから、一般人は3千円を払って党員になっていなければ選挙権がなかったわけで(しかも党員・サポーターのポイントは小選挙区単位で分けたブロックに1ポイント。合計300ポイント)、この辺は国民の総意というより民主党員の政治意識の表れがこれだったと見るのが正解でしょう。

まあ、私としては、今回の代表選は出来レースだったのかもしれないとの思いもしています。どちらがなっても、さほど変わらないのではと思います。小沢氏も彼の本の中で書いていたように、かつて政治の表舞台と裏舞台では異なった「ドラマ」が展開されていたようですし、今もその可能性が全く無きにしも非ずではないでしょうか。このことを十分に分かった上で、国民はしっかりと監視していかなければいけないと思います。

従来はマスメディア、そして今はインターネットによる玉石混交の情報に振り回され、ついつい過大評価してしまうということのないよう、基礎的知識、冷静な観察力、分析力を養っていかなければ危ないな、と思う次第です。とりわけ「ねじれ国会」が生じている現況においては・・・。








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