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大麻合法化の住民投票に燃えるカリフォルニア、新たなアグリビジネスに泣く人笑う人

(by sunshine)


すでに財政破綻をしているカリフォルニア州で、新たな財源確保のために大麻(マリワナ)合法化の住民投票が今年11月に実施されることになったことは、すでに3,4日前にも世界中のメディアで報道された。世論調査の結果、住民の過半数が合法化に賛成との結果が出ている。


http://sankei.jp.msn.com/world/america/100326/amr1003261901011-n2.htm


カリフォルニア州ではすでに医療用大麻は解禁されており(全米で14州が解禁)、このためサンフランシスコ・ベイエリアの街、オークランド市には”医療用大麻”を”栽培する技術”を教える、「オークスターダム大学」という“大学”(専門学校のようなもの)さえあることは、本ブログでも2年前に紹介したことがある。


全米で唯一「大麻栽培科」のあるベイエリアのオークスターダム大学

http://ameblo.jp/sunshine-berkeley/day-20080304.html


今度の住民投票もここの関係者や市民団体などが、昨年末から今年初めにかけて大規模な集会や署名活動を行い、今回のような事になった。


http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?f=/c/a/2010/01/05/MN951B8IE1.DTL


アメリカでは(カリフォルニアではといったほうがよいか)大麻をはじめとする麻薬や集中力を高める向精神薬といった類は、広く普及しており、これらのものを全く未経験という人のほうが少ない。そういう”文化的”背景があるため、今回の住民投票も可決される可能性のほうが高いのではないかと思っている。


1万人による恒例の「ポット(大麻)大パーティー」がコロラド大学で開催

http://ameblo.jp/sunshine-berkeley/day-20080421.html


科学者の20%が”集中力促進”のため、向精神薬を常用(「ネイチャー」誌)

http://ameblo.jp/sunshine-berkeley/day-20080419.html


私自身はアルコール、たばこ、大麻といったたぐいのものは一切やらず、もっぱら”ナチュラル・ハイ”志向の人間だが、”ソーシャル・ドラッグ”として、過去に1,2度は好奇心から”実験的”に大麻もやったことがあるので、その経験からいえば、アルコール、たばこ、コカコーラなどと同じように自制しなければ、知らぬ間に中毒になるということだ。また、より強い刺激を求めて、ヘビー・ドラッグにエスカレートしていくという事を言う人もいる。


従って私は大麻解禁には反対だが、とはいっても大麻は解禁されるだろう。なぜなら、大麻ビジネスはニュービジネスとして立派に成立するビジネスで、特に巨大アグリビジネスの連中にとってはのどから手が出るほどおいしいビジネスだからだと、大麻に詳しい人たちは言っている。


サンフランシスコから北へ2時間ばかり行くとメンドシノ郡、5時間ばかり行くとユーリカといった小さな町があるが、この地方は全米でもトップクラスの”大麻産業”の町として有名。


1960年代にサンフランシスコで起きたヒッピー・ムーブメントには全米から大勢の若者たちがベイエリアに集まってきた。その後、ムーブメントも廃れるとヒッピー達はコロラドやこの北カリフォルニアに移住した。北カリフォルニアには、70年代、メキシコ産の大麻の質が低下したことにより、サンフランシスコにいた”恋の夏”(Summer of Love)というヒッピー・グループがこの地域に移住して、より質の高い大麻栽培を始めた。特にユーリカ(ハンボオルド郡)産の大麻はメキシコ産の物を凌駕する大変な高品質の物で、トップクラスのものといわれるようになった。


今回の大麻合法化に関して、これを契機に“ハンボルト産”というブランド名をつけて、大々的に売り出し、町の税収にしたいと目論む市当局の代表と、合法化を推進している市民団体、それに20名の大麻生産者が一堂に会して3月23日、会合を持った。


生産者達は、「せっかく今まで苦労して、刑務所にも収監されながら、それでも”懲りずに”このビジネスを続けてきて、やっとどこにも負けない高品質の大麻で稼げるようになったかと思っていたら、巨大アグリビジネスの餌食になるのか。真っ平御免だ」「大麻は誰もが栽培することができる。しかし超高品質のブツを誰でも栽培できるかというとそうはいかない。たやすいもんじゃないんだ。合法化反対!」と言っているとか。

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http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?f=/n/a/2010/03/24/national/a150654D18.DTL

Outlaw pot growers in California fear legalization

(03-24) 17:26 PDT Redway, Calif. (AP) --

The smell of pot hung heavy in the air as men with dreadlocks and gray beards contemplated a nightmarish possibility in this legendary region of outlaw marijuana growers: legal weed.

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スケールの大きな大麻畑。ここまで伸びるとは驚きのビデオ(メンドシノ郡の大麻畑)ー下記サイト

http://www.msnbc.msn.com/id/28354324/


Don't Believe The Hype-marijuana

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今後の大麻をめぐる社会的動向は、クリストファー・コロンバスによるタバコの発見→上流階級の愛好家への普及→独占者によるタバコ栽培の独占→大企業による商品化→科学者による健康への警鐘→禁止といったタバコの歴史と重ねてみると面白い。


(タバコの歴史)


・1492年     コロンバスがバハマ諸島のアラワク族(Arawak)から贈り物としてタバコを受け取る。

・1556年     フランスで普及し、その後急速にヨーロッパに普及する。

・1571年     スペインの内科医がタバコを医療用に使用する。

・1584年     サ―・フランシス・ドレイクがイギリス上流階級に紹介する。

・1612年     アメリカで最初のタバコ栽培が始まる。

・1619年     最初のアフリカ人奴隷がヴァージニア州ジェームスタウンのタバコ農園に運ばれる。

・1640年     ニューアムステルダム(現在のニューヨーク市)でタバコが禁止されるが、グリニッチ

           ビレッジから北はタバコ栽培が盛んだった。

・1661年     奴隷制度が合法化される。

・1730年     最初のタバコ工場がヴァージニア州に建設される。

・1761年     サ―・ジョンン・ヒルがタバコは鼻のがんを引き起こすとの警鐘を鳴らす。

・1776年     アメリカ独立戦争が起きる。これはタバコ利権をめぐるイギリスとアメリカの戦いとの側

           面もあった。

・1861年     南北戦争中、北軍の兵士たちにタバコが普及。これを契機に北部へのタバコ普及が

           始まった。

・1864年     アメリカで最初のタバコ会社が創業開始。

・1917年     第一次世界大戦時には大量のタバコを戦場の兵士たちに送る。

・1930年     ドイツの研究者がタバコとがんの因果関係について警告を鳴らす。

・1971年     テレビ、ラジオでのタバコの宣伝を禁止する。

・1999年     フリップ・モリス社がタバコはがんを引き起こす事を認める。   

http://www.chemheritage.org/educationalservices/pharm/chemo/readings/road.htm


こうしてみると、州財政の破綻を食い止めるためのニュービジネスとして、大麻合法化を推進するという短絡的な案の将来が見えてくるのではないか。


人間には時にはハイになってはしゃぎ、ストレスを発散させることも大切だが、嗜好品にのみこまれてしまって中毒になるという恐ろしさもある。特にティーン達への影響を考えると、マネーのためなら何でもするといったなりふり構わぬ対策には、世も末という感じを抱く。


はたしてこれでカリフォルニア州の抱えている巨大赤字を解消できるか、見ものである。


*余談


気になる大麻の値段だが、これは品質、手に入れる地域によって差がある。詳しい人に聞いたところ大体、下記のようとのこと。


(1/8オンス=約3.5gの場合)

・サンフランシスコ        60ドル(約5,400円)  高品質の物=1g が20ドル以上

・ロサンゼルス          50ドル

・シアトル& ニューヨーク     40ドル

・ヒューストン           1オンスが60ドル


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(コメント by こげぱん)

■フリードマンが試算する大麻解禁の経済効果


大麻解禁論はこれまでもヒッピーのみならず新自由主義者などによっても主張されていて、乱稚気新自由主義の始祖鳥たるミルトン・フリードマンは晩年、大麻合法化により連邦予算が77億ドル(約7000億円)削減できる一方、62億ドル(約5500億円)の税収増が見込まれるとして大麻合法化を主張したり、あるいはリバータリアンの本拠・CATO Instituteでは公然と医療用大麻研究解禁論が唱えられています。

---
http://www.forbes.com/2005/06/02/cz_qh_0602pot.html


Milton Friedman: Legalize It!
Quentin Hardy, 06.02.05, 12:01 AM ET
--

http://www.cato.org/pub_display.php?pub_id=11051


President Obama: Free the Medical Marijuana Researchers!
by Doug Bandow
Added to cato.org on December 15, 2009
---

一説では医療用大麻は癌などの終末期医療に効果が認められるともいわれ、はたまた日本では古くから徳島県の「大麻比古(おおあさひこ)神社」が人々に親しまれているといった話もあるため、大麻の是非については簡単に結論が出せない話かもしれませんが、
http://www.ooasahikojinja.jp/


ただ最近WHOなどがアルコール規制を主張する一方で、

---
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=19959

酒の安売り、飲み放題はダメ…WHOが規制指針案
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フリードマンの試算程度では到底穴埋めできない巨額の財政赤字-2009年度では対GDP比11%-を抱えたアメリカやカリフォルニア州で大麻解禁の流れが加速しているのは、単なる破れかぶれの増収策なのか、それとも…

http://public.tableausoftware.com/views/deficit/deficit

こげぱん 2010-03-31 01:28:34


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(レス by sunshine)

■破れかぶれの増収策プラス?


大麻は麻ですから、麻の衣料品は夏は涼しくていいですよね。蒸し暑い日本の夏にはもってこいの生地ですから、徳島県の大麻神社というのは、もしかしたらそのためと儀式用の両方を兼ねた“神”に感謝するための神社だったのでしょうか。


大麻ががんやエイズなどの終末期医療用として効果的だというのは、痛みを抑えるためにモルヒネを打たないで大麻を吸ったほうがより手軽という意味からではないかと思います。


大麻は確かにやってすぐにほんわかした気分になり、アルコールを飲んだ直後に来るふわっとした高揚感と同じ感じになります。従って痛みを忘れて、良い気分になるので医療用として効果があると言っているのではないかと思います(煙を吸ってせき込む人も多いので、その辺はどうかと思いますが)。


また音に敏感な人は、耳にも効果が現れるので、ミュージシャンなどはやる人がかつては多かった(しかし今は、ドラッグ((大麻もこれに含む))をやるのは、落ち目の2流で、時代遅れといった風潮がある)。


このブログでも以前、書いたことがあるように、コロンビアやアフガニスタンのように、アメリカ唯一の産業が“大麻栽培”といわれるような日が来るかもしれないといった妄想も、妄想ではなくなる日も間近かもしれません(笑)。


フリードマンが言っているということは、破れかぶれの増収策プラスあれでしょうね、多分。


こげぱんさんも、WHOのアルコール規制に習ったほうがよろしい(笑)。

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