スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

全米キャンパスで吹き荒れる学生デモとギリシアよりも危険なカリフォルニア州の財政問題

(by sunshine)


3月4日、国家破産も時間の問題と言われているアメリカで、教育予算削減に反対する大規模なデモが全米各地の大学キャンパスを中心に実施された。題して「公教育を守るための行動日」(Day of Action to Defend Public Education)。


サンフランシスコ・ベイエリアでは、カリフォルニア大学バークリー校、同大学サンタクルーズ校、サンフランシスコ州立大学などのキャンパズを中心に多数の学生、教職員が集まり、キャンパス内や街頭でのデモを行った。UCB(カリフォルニア大学バークリー校)内だけでも学生や教職員を中心に約千人が集結。大学への予算削減、授業料値上げ反対を訴えた。


Don't Believe The Hype-UCB



メディアによるとオークランド(バークリー市の隣町)だけでも150人が検挙されたそうだが、今回は学生や教職員だけでなく、労働組合、社会運動グループ、その他さまざまな団体が連携して、大規模なデモの実現となった。

カリフォルニア州は昨年度までの累積赤字600億ドル(約6兆円)にさらに今年度は200億ドル(約2兆円)の赤字を抱えており、州内の小学校から大学に及ぶ教師約1万9千人に、間もなくピンク・スリップ(解雇通知)を与えることになっている。


・大学

多くの教員が一時解雇や講義時間カットなどの憂き目にあっており、学生たちは希望する授業を受講できない、もしくはできても定員オーバーのすし詰めクラスでの授業を余儀なくされている。カリフォルニア州立大学(CSU)は今学期の新学生の受け入れを取りやめた。


・コミュニティー・カレッジ

今年秋の新入生2万人の人員削減を行う予定。


・幼稚園―高校

サンフランシスコ学校区の今年度予算は、1億1千3百万ドル(約113億円)の削減につき、市内の教員900人を解雇する。その他サマー・スクールの廃止、クラス・サイズの拡大などが行われることが予想されている。


http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?f=/c/a/2010/03/04/BAC41CAAM1.DTL&tsp=1


http://news.yahoo.com/s/ap/20100304/ap_on_re_us/us_university_cuts_protests


http://www.berkeleydailyplanet.com/issue/2010-03-04/article/34786?headline=More-Than-a-1000-March-in-Berkeley-to-Protest-Budget-Cuts


このように今の学生たちの置かれた教育環境は、親の代より確実に悪化してしまった。カリフォルニア州では、アイビーリーグに子供を行かせるほど裕福ではない家庭でも、アイビーリーグに匹敵するような州立大学を、ということで、カリフォルニア大学を、また安い授業料でも実務を身につけることができるようにということでカリフォルニア州立大学を創設したが、教育予算の大幅削減と個人所得の大幅減収により、このような理想は、すでに過去の話となったと言われている。


ゴールドマン・サックスが複雑な金融技術を駆使して、債務を小さく見せかけていたが、実は莫大な財政赤字を抱えていたことが発覚したギリシアと同じようなことが間違いなくカリフォルニア州にも起こるという人達が増えてきた。


------

http://www.ft.com/cms/s/0/53bbbd40-0c42-11df-8b81-00144feabdc0.html

plays key role in Greece rescueGoldman

Published: January 28 2010 20:19

A team from Goldman Sachs was in Athens on Thursday shepherding representatives of Paulson the US hedge fund, around meetings with local bankers, economists and analysts.


(このゴールドマン・サックス傘下で、ギリシアでのビジネス展開を行っていたヘッジファンドのポールソン投資会社の創立者・会長のチェスター・ポールソンと元ゴールドマン・サックスの会長でブッシュ政権下で財務長官を務めたヘンリー・ポールソンが親戚なのかどうか、調べたが、不明のまま)

http://www.paulsoninvestment.com/about.htm

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201002/2010020700039
ギリシャ、金融技術で債務ごまかし=米ゴールドマンが手助け-独誌


【フランクフルト時事】8日発売の独誌シュピーゲルによると、急激な財政悪化に見舞われているギリシャはかつて、米金融大手ゴールドマン・サックスの手を借り、複雑な金融技術を駆使して債務を小さく見せかけていた。
 

同誌によると、ギリシャ当局とゴールドマンは2002年初め、異なる通貨の異なる金利条件などを交換する「クロス通貨スワップ」という手法を使うことで合意。約100億ユーロ相当の米ドルおよび円建て債務を一定期間ユーロ建てに交換、その後再びドルと円の債務に戻した。
 

この取引により、ギリシャは極めて有利な為替レートを適用することができたほか、ゴールドマンはギリシャに最大10億ドルの追加的な貸し付けを実施。この貸し付けはギリシャの債務統計に記載されず、欧州連合(EU)統計局に対しても不十分な報告しかなされなかった。(2010/02/07)

-----


そのうちの一人が、JP モルガン社会長、ジェイミー・ダイモン氏(Jamie Dimon)である。2月26日付、英・テレグラフによれば、「投資家たちはギリシアの財政赤字よりカリフォルニア州の財政赤字の方がはるかに危険なことであり、この州のデフォルトの方を心配すべきだ」との発言を行っているが、確かにカリフォルニア州といえば、一つの国の財政規模ぐらいはあり、アメリカ州政府の中では最大の財政規模を誇る州であるだけに、もっともな話だとは思う(しかし、ゴールドマン・サックスと同じ穴のむじなであるJP モルガンの人間に、そんなことを言われたくないものだ)。


------

http://www.telegraph.co.uk/finance/financetopics/financialcrisis/7326772/California-is-a-greater-risk-than-Greece-warns-JP-Morgan-chief.html

California is a greater risk than Greece, warns JP Morgan chief


Jamie Dimon, chairman of JP Morgan Chase, has warned American investors should be more worried about the risk of default of the state of California than of Greece's current debt woes.

------


カリフォルニア州は、昨年7月2日、同州が発行した一般財源債の保有者などに支払う現金109億ドルを確保するため、月内に33億6000万ドルのIOU(一部の支払いを停止し将来の支払いを約束する借用書)を発行するとの発表を行ない、発行されたIOUは、納税者への税還付に優先的に充てられた後、州との取引業者への支払いや高齢者・学生らへの支援に充てられた。このとき、州財政当局は、IOUに3.75%の利息を付与することを承認、10月2日から換金可能とすることで合意している。


州財政当局は、予算案承認後に最大90億ドルの短期債を発行する可能性を見込み、地方債市場に安心感を与えようとしているものの、市場関係者の間では懐疑的な見方が浮上している。

--------

http://jp.reuters.com/article/domesticEquities4/idJPnJS849979920090703

財政危機の米カリフォルニア州、IOUの発行作業進める

--------

このようなカリフォルニア州の現状により、JP モルガン会長の発言となったのだろうが、「GDPに占める財政赤字の割合ワースト12」を見ると、日本は、アイスランド、ギリシア、英国、アイルランド、アメリカ、スペイン、フランスに次いでワースト8位となっている。


--------

http://uk.finance.yahoo.com/news/britain-s-deficit-third-worst-in-the-world-table-tele-b464f1eaff06.html?x=0

Iceland 15.7 Greece 12.7 Britain 12.6 Ireland 12.2 United States 11.2 Spain 9.6 France 8.2 Japan 7.4 Portugal 6.7 Canada 4.8 Australia 4 Germany 3.2 * Figures from OCED forecast in November 2009 .

--------

ゴールドマン・サックスに引っかかったギリシアを笑ってはいられない。日本も明日は我が身だ。欧米国際金融資本にのせられ(のるように脅迫され?)、膨大な財政赤字を抱え、それでもまた性懲りもなくボロ国債の紙くず、米国債を買うように仕向けられ、買ってしまった国である(その後、また中国が買ったので中国が世界一という記事もあったが)。 今後の動向を注視したいものだ。


------------


Don't Believe The Hype-lysacek



余談だが、今年開催されたバンクーバー・オリンピック男子フィギュアー・スケートで金メダルを獲得したイヴァン・ライサチェック(Evan Lysacek)選手はギリシア系アメリカ人。アメリカ人の選手が、この種目で金メダルを獲得したのは1988年以来のことであり、ギリシア系アメリカ人の選手がオリンピックで金メダルを取ったのは、初めてのことだったので、彼の金メダル獲得のニュースはアメリカにおけるギリシア人コミュニティーだけでなく、ギリシアにまで“希望”と“勇気”を与えたようだ。


http://en.sae.gr/?id=18880&o=4&tag=Greek%20American%20Evan%20Lysacek%20Wins%20Gold%20Medal%20in%20Figure%20Skating

Greek American Evan Lysacek Wins Gold Medal in Figure Skating


下記のギリシア系アメリカ人向けサイトによると、彼はシカゴ生まれだが、熱心なギリシア正教の信者であり、“ギリシア人の誇り”を強く持って生きているとのこと。


http://usa.greekreporter.com/2010/03/04/interview-with-evan-lysacek/
Olympic Champion Evan Lysacek Talks About His Greek Pride


彼は高校をトップクラスの成績で卒業。その後、ロサンゼルスに移住。ロサンゼルス郊外、エル・セングンドにあるトヨタ・スポーツクラブでスケートの練習を続け、同時にビバリー・ヒルスにある俳優養成学校

に入学。現在もプロの俳優になるべく、演技の勉強も行っている。


彼が金メダルを取った後、ベイエリアにあるギリシア人経営の野菜・果物店では、大きな音でギリシャ音楽をかけながら、大安売りを行っていた。「お祝いだ、お祝いだ、何でも格安だよ。持って行ってくれ!」


私としてはロシアのプリシェンコ選手の方がはるかに芸術的であったし、ダンサーとしても、4回転をした技術面でもライサチェック選手より1枚上だったと思うけれど、“ギリシア人としての誇り”ということを言われると、確かにライサチェック選手のパフォーマンスは、力で押したような強さがあったな、とは思っている次第だ。それにもまして採点面においては“政治力”があることは、勿論だが。






スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Sunshine/こげぱん

Author:Sunshine/こげぱん
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。