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米・タイム誌がバーナンキなら、仏・ル・モンド誌はルーラ大統領を"Man of the Year"

(by sunshine)



Don't Believe The Hype-Luiz



今年の米・The Time誌「The Person of the Year」は、こげぱんさんが先日、本ブログでも書いてくださったように“ヘリコプター・ベン”ことベン・バーナンキFRB議長だった。


http://ameblo.jp/sunshine-berkeley/day-20091219.html


これに対して、フランスのル・モンド誌「Man of the Year」は、ブラジルのルーラ大統領に決まった。ル・モンド誌では、肯定面・否定面の両面で、今年世界に影響を与えた人物として、オバマ、プーチン、そしてイラン大統領アフマリネジャドの各氏を候補として挙げていたが、最終的にはルーラ大統領(正式名はルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルバ大統領)に決定したとのこと。


Brazilian President Lula Named ‘Man of the Year’ by Le Monde

http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601086&sid=aOLx86Zlb94k


ル・モンドといえばかつての中道左派から穏健派に転向してはいるものの、フランスを代表するメディア。ところが、ここもこのところ発行部数が減少。外部資本による増資を受け入れ、これによりフランスのヨーロッパ最大の航空軍需メーカーEADSの大株主ラガルデールが増資と株の購入などで15%の株式を所有しているようだ。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%89


そして、「ラテンアメリカの政治経済」ブログによれば、

---------------------------

(引用開始)
http://ameblo.jp/guevaristajapones/entry-10340178390.html

今年、9月8日にはフランス大統領がブラジルを訪問、ブラジルがフランスから140億ドルにのぼる軍事関連の購入問題が中心となったものと思われる。


すでに昨年12月には、潜水艦4隻、輸送用軍事ヘリコプター50機、原子力潜水艦1隻の建造に合意していた。今回あらたにダッソル社製の最新鋭戦闘爆撃機ラファル、36機の製造が合意された。ブラジルは、原子力潜水艦を持つ世界で7番目の国になる。ブラジルの軍事支出は、ベネズエラのロシア製軍備への支出、米国のコロンビアへの2000年からの「コロンビア計画」による支出を上回る。


2008年のブラジルの軍事支出は230億ドルで、国内総生産の1.5%、ルーラ大統領以前の軍事費から50%増、世界で12番目の軍事費支出大国になっている。これにたいし、ブラジル国防相は、ブラジルの軍備は「抑止的」なものであり、敵からの攻撃に反撃する能力を持つが、他国を攻撃するものではないと説明している。


ブラジルが米国のボーイングF18や、スウェーデンのグリペンではなく、フランスのラファルを選んだ最大の理由は、潜水艦、ヘリコプターなどもそうだが、戦闘爆撃機が技術移転によってブラジルにおいて製造されることによる。フランスがこれを認めたのは初めてである。フランスはブラジルを売買のお客ではなく、戦略的な協力関係であるとしている。ブラジルは自国の軍需産業を発展させようとしてる。


(引用終わり)

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という、フランスの軍需産業のお得意様がブラジルという構図がある。


つまりルーラ大統領はバーナンキ議長に比べれば、遥かにその名に値すると思うが、今さらながら、メディアの選出するこの手のものは、いかにその人物がそのメディアに、またはそのメディアにゆかりの深い特定企業に利益をもたらしたかということに絞られるということを確認させてくれた。


とはいっても、貧しい家庭に生まれ、満足に学校にも行けず、労働者からたたき上げたルーラ大統領の

業績に対しては、多くの貧しいブラジル人達が喝采を送っているという話をつい先日聞いた。彼の行ってきた政策と涙なしでは読めない(?)彼の生い立ちについては下記を読んでいただくとして、


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%82%B7%E3%82%AA%E3%83%BB%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%83%80%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%AB%E3%83%B4%E3%82%A1


http://en.wikipedia.org/wiki/Luiz_In%C3%A1cio_Lula_da_Silva


1昨日、日本に出稼ぎに行っていて、今度、ブラジルに引き上げるというアマゾン中部出身のブラジル人が、クリスマスに妹が住んでいるサンフランシスコに立ち寄り、私に話してくれた話だが、ルーラ大統領の経済対策、貧困対策が功をなし、ブラジルでの生活もだいぶ楽になってきたので、今年、日本での出稼ぎをやめ、ブラジルに戻ったブラジル人が2万人もいるそうだ。「ブラジル人も、もう出稼ぎをしなくても、自分たちの国の中だけで十分生活していけるようになった」と言っていた。


ルーラ大統領のストレートな毒舌は有名で、今年3月にも「白い肌・青い目の銀行家が経済恐慌を引き起こした」などといって、物議をかもしだしたことがある。


http://www.timesonline.co.uk/tol/news/politics/article5983430.ece

Gordon Brown’s efforts to smooth a path to international agreement at next week’s G20 summit in London hit a bump in Brazil yesterday when he was told that the financial crisis was the fault of the “white and blue-eyed”.


http://www.guardian.co.uk/world/2009/mar/26/lula-attacks-white-bankers-crash

White, blue-eyed bankers are entirely to blame for the world financial crisis that has ended up hitting black and indigenous people disproportionately, the president of Brazil declared .


特に彼のアメリカ嫌いは、フランス人のアメリカ嫌いとも重なって、ル・モンド誌がルーラ大統領を選んだというのも、この辺にも理由がありそうな気がしないでもないが、オバマ、キッシンジャー、ゴア、バーナンキなどと比べるとルーラ大統領への「Man of the Year]選出は、妥当という気がする。


しかしながら、欧米列強を相手に、なかなかしたたかに立ち回っている風に見えるルーラ大統領であっても、腹黒さとしたたかさという点では筋金入りの欧米列強のこと、BRICKs諸国をおだて、リーダーたちを舞い上がらせたところでズシンと叩きのめすという彼らの常とう的罠には注意してほしいもの。それとも魑魅魍魎とした政治・外交世界のこと、すでにもう彼らの駒となっているのか・・・?









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