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クリスマスプレゼントにもらったちょっといい話

(by sunshine)


こげぱんさんから紹介していただいたちょっといい話を、年末大掃除の息抜きに。日本人の国民性をめぐる“古くて新しいテーマ”だが、2009年も押し迫った今、今一度原点に立ち返るという意味で掲載したい。


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昨年の公文国際奨学金論文の入選作品。作者は千里国際学園(大阪インター)の11年生。
(出典:千里国際学園Interculture121号)

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< 2008 年度公文奨学金課題作文>
テーマ: 『わが国は古来、さまざまな時代において外国に学びながら発展してきましたが、今の時代、あなたは外国から特に何を学びたいと思いますか。具体的に述べなさい。』



山口留以  高等部2年
 西洋発の熊の形をしたグミ、G U M M Y BEAR をあなたは食べたことがありますか。チェリー、オレンジ、レモン、パイナップル、ライム。一袋で五種類もの味が楽しめるこのグミ。では日本のグミは。同じ袋に入っているのはせいぜい一種類、多くて二種類でしょう。私が外国から学びたいことは、この一袋に五種類というところにあります。

 日本には、あいまいな表現がいくつかあります。その代表的なものは「どっちでもいい」です。この言葉は二つの場合に使われます。一つ目は、自分が話していることに対して、大した興味を抱いていない時。そしてもう一つは、相手の考えが自分と違うかもしれないという不安から、相手の不愉快さを回避するために用いられる時です。興味がないのなら、このあいまいな返事は適しているのかもしれません。しかし、相手の気持ちを第一に考えての「どっちでもいい」には、大切なことが忘れられています。それは自分をリスペクトするということです。

 私が初めてインターナショナルスクールに入学したときに最も驚いたのが、相手の気持ちも考えずに、はっきりと自分の意見を言う周りの生徒でした。入学したての私は、この人たちには思いやりの「お」の字もないのか、と軽いカルチャーショックを受けました。しかしよく考えてみると、良いものには良い、悪いものには悪いとはっきりと言うことは、自分の意見を何よりも尊重し、真正面から人とぶつかり合うことができます。私はあいまいが発端で友達と喧嘩をしたときに、それに初めて気づかされました。相手のことを思いやることも大切ですが、その前に自分をリスペクトし、YES ・NO をはっきり持つことが何よりも大切だと。

 また、YES ・NO をしっかりと自分の中に持つことで、自分への自信が生まれます。自分に自信を持つことが、語学を学ぶ上で最も必要なことといわれています。もし、あなたが英語と何らかの形で関わる機会があった時、こんな質問をされたことはありませんか。「Can you speakEnglish ?」この答えに対して、あなたならどう答えますか。私なら「A bit」と答えます。なぜかというと私の英語は完璧なものではないからです。しかし、もしこれを他国籍の人に聞くとします。私のインターナショナルスクールの友達は「Yes,I can」と自信を持って答える人がほとんどです。かといって、彼らの英語が完璧なものだとは限りません。完全か不完全かを決めるのは誰でしょう。彼らは他人にどう思われようが、どうでもいいのです。しゃべれるかという質問に対して自分が信じている事を答えているだけなのです。

 しかし、他人の目というのはどうしても気になってしまうものです。私もその一人です。他人にどう思われているか、気になって仕方がありません。嫌われるのが嫌、良い人に思われたい。しかし、こう思ってしまうからこそ、十人十色という素晴らしい諺が日本にあるにも関わらず、周りの目を気にして、自分の個性を押し殺して、皆と一緒が一番平和で幸せだと思い込んでしまっているこの現代の日本。しかし、私はそうとは思いません。

 ここでさっきのグミが登場します。他人と異なることを好まない日本人は、日本の一袋に一, 二種類しか入っていないグミ。しかし、自分の個性を尊重し、かつ他人の個性も受け入れているのが、一袋に何種類も入っているGUMMYBEAR。あなたならどちらを食べてみたいですか。ずっと同じ味を食べることを好む人もいるかもしれません。しかし、もしそこにたくさんの味があったら、食べるのが少し楽しくなりませんか。私は日本人として海外に住み、他国籍のその人格にたくさん助けられました。とても感謝をしています。今度は私がそれを学び、他人に教える番です。自分へのリスペクト。単純そうで、実は難しいこと。これが今、私が外国から一番学びたいことです。
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(私の感想)


この生徒が言っている、「相手のことを思いやることも大切ですが、自分をリスペクトし、YES ・NO をはっきり持つことが何よりも大切」という点に関してはもっともだが、現代の日本では(特に女性達の間で)、これが行き過ぎて、相手の話は聞かずに、自己主張ばかりが強くなっているような気がするが、いかがだろうか。


単なる嗜好性のレベルの話なら、「自分はこれが好き」という意思表示をはっきり述べることが大切だが、それ以上のたとえば決めごとなどや議論、会話といった場合には、相手の話をよく聞いたうえで、自分の考えを述べるというコミュニケーション・スキルが大切。しかし、それができていない人が多いのではないか。


その結果、男性はこんな女性どもを相手にするのが面倒くさいから独身が気楽といい、女性たちは男性などあてにできないからとますます強くなり、独善的となる。その結果、こんな女性たちが相手にするのは年下で優男の、女性にこびる“草食系”男性ばかり・・・・・というような想像を巡らすのは、私だけか?


一方で、確かに何を言っても笑ってばかりいる人もいて、私自身、非常に不愉快な経験をしたことがある。まじめな話をしていても、にこにこ笑ってばかりだと、馬鹿にされたような気がして、なにも話をしたくなくなった。しかし、その直後で、アジア系は、何といっていいか分からず戸惑う時や悲しい時にも笑うのだということに気がついた。このことを理解できる欧米人は少ないから、「不気味な愛想笑い」をする国民として、風刺漫画に良く取り上げられる。その結果、外交の場では馬鹿にされ続け・・・?


日本人はかつて「中庸の精神」が大切と教えられてきたので、この曖昧な笑いを対人関係における潤滑油として使用してきたのではないかと思うが、一方、島国であるだけに外圧に対して非常に繊細で、時には過剰に反応しやすく、それに対する対処方法も振り子のように大きく左右に揺れる傾向があるようだ。その結果、この「笑い」といい、「自己主張」といい、極端に二つの派に分かれているのではないか? 


その意味からも、この高校生の主張は今の日本人の抱えている問題点の本質をついており、さらに付けくわえさせていただければ、「自分をリスペクトし、”相手の意見を良く聞いたうえで“ YES ・NO をはっきり持つことが何よりも大切」ということで、この話を締めくくりたい。









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