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UC バークリーの学生デモ騒ぎと黒人学生

(by sunshine)

Thanksgiving(感謝祭)は今週の木曜日だが、先週よりもめているカリフォルニア大学バークリー校の32%の授業料値上げと38人の守衛達の解雇に反対する学生たちの抗議デモは今も続いており、感謝祭どころではない様相を見せている。

20日にはウィラー・ホールを占拠。40名が警察によって拘束された。その後、保釈されたが、23日には学長の事務所に押し掛け、対話を求めた。

http://www.berkeley.edu/news/media/releases/2009/11/23_protests.shtml

http://www.youtube.com/watch?v=XG71rGvsNEY&feature=player_embedded#


カリフォルニア大学バークリー校(UCB)は伝統的に学生運動が盛んという校風があり、1960年代の学生運動発祥の地としても有名。当時はベトナム戦争、黒人の公民権運動などがあり、これに対する運動であった。ところが今回のものは、それに比べると動機に今一、“迫真性”がないが、まあまあこんなものか。

なぜ32%の値上げが必要か、もっと深いところまで掘り下げて考えているのか知りたくて、学生に少しだけ話を聞いてみたが、学校側の無駄使いとか、教授の給料が高すぎるとか(そういう人もいるが)、まあそんなものが多くて、国際金融財閥の深いところまで話をする学生はあまりいなかったので(こういう学生は参加していない?)、こんなものかと思って聞いていた。

それよりも面白いのが、今年度のUCBの特徴として、外国人学生が大幅に増加したということだ。これは州内出身の学生に比べると、外国人学生の方が多額の授業料を徴収できるからという理由によるものと「The Daily Californian」という学生新聞は書いている。州内学生の授業料は年間約10,333ドル(約100万円)余りだが、外国人学生(または州外学生)はその3倍の約33,050ドル(約300万円)だからだ(学部の場合。大学院はもっと高い)。このまま外国人学生の数が増えると、ひょっとすると近い将来、「庇を貸して、母屋を取られる」のではないか?との悪い予感すら覚えるような話である。

http://registrar.berkeley.edu/Registration/feesched.html
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http://www.dailycal.org/article/107648/campus_enrollment_data_show_increase_in_number_of_

Campus Enrollment Data Show Increase in Number of International Students
Enrollment data from UC Berkeley indicate a rise in the number of international students on campus this fall.

Data released Nov. 19 by the Office of Planning and Analysis show that while the number of international freshmen dropped by 8.1 percent compared with fall 2008, the total number of international students at UC Berkeley rose by 312, or 10.6 percent.
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またもともとUCBは少数者優遇政策(Affirmative Action)というある一定の割合でアフリカ系アメリカ人(黒人)、ネイティブ・アメリカン、ヒスパニック系学生の入学を許可するということにはあまり積極的ではないところだったので、アフリカ系アメリカ人の学生は非常に少なかったが、それが最近になってますます減少したということも言われている。下記のUCBのデーターをみると黒人学生約4%(下記の"The Journal of Blacks in Higher Education"では3.6%)、白人学生33%、最も多いのがアジア系で約43%(全米の黒人人口は約13%、アジア系は約5%という割合からすると、いかにアジア系学生が多いことか)。この優遇政策はカリフォルニア州では1996年に廃止されたが、この政策をめぐっては逆差別との意見が白人たちから出ていただけに、UCBがあまり積極的でなかったということについては、白人サイドからは「それで公平」との意見が多かった。しかし、アジア系が多いということについては、白人、黒人の両サイドから様々な批判的意見も出ている(もともとアジア系は勤勉ということについては彼らもわかってはいるようだが)。

http://metrics.chance.berkeley.edu/Berkeley%20Template%20070908.pdf

これに比べ、概して他の大学は、黒人学生に対しては比較的高い確率で入学を許可している。

http://www.jbhe.com/firstyearenrolls.html

UCBに入学を許可された数少ない黒人学生は、もし州外出身者でベイエリアに知り合いなどいない場合には、Black Campus Ministries(BCMー黒人キャンパス聖職者達)という全米に張り巡らされた黒人学生のためのキリスト教系の支援団体に連絡すれば、この地域のソウルフードのレストラン、黒人教会、黒人文化の本を置いた本屋、クラブ等に連れて行ってもらったり、人々を紹介してもらったりしてもらえる。

http://www.intervarsity.org/mem/bcm/

http://www.intervarsity.org/studentsoul/item/black-world-tour

1時代前と比べると黒人たちをめぐる事情も大きく変化したとはいえ、現在でも大変生きにくい環境の中で孤軍奮闘しているのが現実だが、それでも意外な話が11月1日付の「The Chronicle of Higher Education」に掲載されている。これによれば、全米の私立大学中、なんと最も高い給料をもらっているのが黒人女性学長、Rensselaer Polytechnic Institute(レンセラー ・ポリテック・インスティチュート)のShirley Ann Jackson (シャーリー・アン・ジャクソン)女史で、昨年度の報酬額は約1億6千万円($1,598,247)。見かけはその辺の黒人のおばさんといった庶民的な風貌。

http://chronicle.com/article/Paychecks-Top-1-Million-for/48983/

まとまりのない雑談風となったが、感謝祭の週のさ中にデモをやっている学生を見て、政治的な意識があってやっているのか、それとも単に面白がってやっているのか半信半疑のまなざしで見ている風のフレッシュマンの黒人学生たちの姿も印象的だった。



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