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東欧のMDシステム計画は架空の脅威、架空の技術の下に計画されていた(ブレジンスキー)

(by sunshine)


オバマ大統領は17日、ホワイトハウスで声明を発表し、米国が東欧地域で進めていたミサイル防衛(MD)システムの配備計画を事実上中止する方針を明らかにした。


そもそも東欧地域(チェコとポーランド。チェコにレーダー施設、ポーランドに迎撃ミサイル配備).にミサイル防衛(MD)システムを配備することの目的は、想定されるイスラエルーイラン間の戦闘において、イランからの攻撃を阻止するためであった。


ロシアはイランの原子力発電所の建設に関わっており、その稼動・メンテナンスでもイランと協力関係にある。ロシア人の技術者は現在もイランの原子力発電所で勤務している。それゆえ、イスラエルがその原子力発電所を攻撃することは、ロシアに対する攻撃でもあるとロシアは発言していたことがある。


今回のオバマの措置は7月にオバマがモスクワを訪問した際、アメリカーロシア両国間で交わした核弾頭削減合意書締結のためにロシア側が提示した条件をアメリカ側が呑んだからだとする有識者の意見もあるが、真相はそんなことではないようだ。


オバマの外交問題”アドバイサー”であるブレジンスキーがジェラルド・ポスナー(Gerald Posner)という調査ジャーナリストのインタビューに答えている記事が、9月18日付け、「The Daily Beast」に掲載されている。


ブレジンスキーによると、オバマがこれを中止した理由は、「ブッシュが推進していたミサイル防衛システム配備計画は、架空の脅威のもとに、架空の技術によって、西欧が望んでもいない防衛を行うように計画されていたもの」とのこと(笑)。さらに、「これよりもっと良い防衛システムがあるので、これは反古にしたのだ」(笑)。


”ロシア封じ込め”の“戦略家”として名高い彼のことである。発言に裏があるということも承知しているが、この問題に限って言えば、こんなことは今さら言われなくても分かっていたということだろう。ロシアも諜報国家である。これぐらいのことは分かっていたのではないか。分かっていながらゲームを展開していたのか!?


アメリカもロシアも軍需産業国家である。まさか、両者が結託して、世界中に兵器を売りつけ、”ウィン・ウィン・ビジネス”を展開していたのではないかと思わせるようなブレジンスキーの発言である。


なぜ9月17日にオバマがこのような声明を発表したかというと、ブレジンスキーによれば9月17日という日はポーランドがドイツと激戦を展開していた最中に背後からロシア軍の進攻を受けた日(1939年9月17日)であり、ポーランド人にとっては忘れることのできない”記念すべき不幸な日”であるとのこと。ゆえにこのような“めでたい”発表をしたようだ。


今年81歳になるポーランド生まれの彼が、祖国に対してどのような思いを抱いているのか、十分にうかがい知ることのできる発言だが、これひとつとって見ても彼のオバマに対する影響力がどれほどのものか、知ることができるというものだ。


ちなみに、「もっと良い防衛システム」というのはどんなものか? 意外と従来通り、ペルシア湾上からの空母によるイランへのミサイル攻撃というものかもしれない(笑)。


世界大恐慌の嵐が吹き荒れている現在、アメリカもロシアもシアター型パフォーマンスを続行するには、もう資金がないというのが意外と本音ではないかと独りよがりの妄想に耽ってみたりもしている。


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http://www.thedailybeast.com/blogs-and-stories/2009-09-18/how-obama-flubbed-his-missile-message/

How Obama Flubbed His Missile Message

by Gerald Posner

Scrapping missile defense was the right thing to do, says former National Security Adviser Zbigniew Brzezinski—but how the U.S. conveyed the decision to its Eastern European allies couldn’t have been worse.


“The Bush missile-shield proposal was based on a nonexistent defense technology, designed against a nonexistent threat, and designed to protect West Europeans, who weren’t asking for the protection.”

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以下はブレジンスキーのインタビューの抄訳。


オバマの下した判断は正しいと思うか?

 この件について私の考えをまず述べよう。ブッシュが推進していたミサイル防衛配備計画は、架空の脅威のもとに、架空の技術によって、西欧が望んでもいない防衛を行うように計画されていたものである。従って、正しいものだ。


今回の措置は、ロシアと向かい合っているヨーロッパにおける防衛力を弱体化したということは言えないか?

 全く逆だ。ロシアが毛嫌いするもっと有効な別の防衛システムがあるということだ。


今回の一件によって、アメリカがイランの核兵器開発をねじ込めようとする際、ロシアの支持を得やすくなるからだという知識人の意見もあるが、どうか?

 それはないだろう。ロシアはイランに対して、ロシアなりの思惑を抱いている。ロシアはイランに対して非常に複雑な思いを持っているのだ。ロシアは、もし万が一、イラン情勢が悪化した場合ーということは故意に非常事態を引き起こすということではなくーもしイランとアメリカが武力衝突をするという事態が起きた場合、どこが最も高い代償を支払うことになるのか、しっかりと計算しているはずだ。

 一番目はアメリカだ。ロシアは東西冷戦にアメリカが勝利したことをいまだに苦々しく思っている。またイラク、アフガニスタンにおいてもアメリカが高い代償を支払い、原油価格についてもアメリカの影響を苦々しく思っているのだ。

 次にどこが高い代償を支払うことになるのか。中国だ。中国はロシアにとって長い間脅威的存在であったし、ねたむべき存在であった。なぜなら中国は我々以上に原油を中東に依存しており、原油価格の高騰はあの国の経済状況を著しく悪化させる。我々の国以上にだ。

 三番目は西ヨーロッパ諸国であり、四番目がクレムリンだ。


イスラエルのイラン先制攻撃は、とんでもない惨事を巻き起こすことになるか?

 そのとおりだ。イランがいくらたけり狂ってイスラエルに報復しようと思っても、うまくはいかない。だからそんなことより自分達の国を丸くおさめて、統一することだ。


オバマはイスラエルに対して、どの程度、イランへの軍事攻撃はアメリカの国益に反するといえるのか?

 子供じゃあるまいし、イラクに飛んで行ってみるがよい。

もし彼ら(イスラエル)が戦争を始めたらどうするのか?

 そうしたらただちに我々も真剣に彼らのやり方に対して、異を唱えなければならない。彼らに対峙して、やめさせなければならない。


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アメリカのミサイル防衛システムについては、すでに以前から、下記のような意見もあったが、

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米ミサイル防衛システムの茶番

http://tanakanews.com/080917missile.htm

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にもかかわらず、日本の防衛省はアメリカのごり押し・脅迫に負けて(?)、ちゃんと忠実に言われるままに使い物にならないこのシステムを購入。じり貧の国民生活も何のその、ポンと気前よく大枚をはたいていて、アメリカの機嫌をそこねないようにやっていたのだ。下記のサイトは、少し古いが2007年のもの。


http://jp.ibtimes.com/mod_article.html?category=biznews&date=070330&id=5793


http://www.geocities.jp/nomd_campaign/md-haibi.html


不景気になっても軍需ビジネスだけは例外との統計が発表されていたが、日本の政権も交代した今、まかり間違っても国民の血税を使って、更なる軍備拡張をすることなどないよう、皆で監視したいものだ(アフガニスタンへの戦費拠出や派兵要請には気をつけよう)。


*なお、ホワイトハウスは目下、アフガニスタン”戦争”への見直しを行っているそうだ。「増派しなければ勝てない」と軍部は言っているが、一方、市民側からは「これ以上犠牲者は出せない」との声が高く、分岐点に来ているとの記事が21日付、ワシントン・ポストに掲載されている。もういい加減に限界だろう。


http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/09/20/AR2009092002878_pf.html
Changes Have Obama Rethinking War Strategy
From his headquarters in Kabul, Gen. Stanley A. McChrystal sees one clear path to achieve President Obama's core goal of preventing al-Qaeda from reestablishing havens in Afghanistan: "Success," he writes in his assessment, "demands a comprehensive counterinsurgency campaign."


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