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洋上に消えたロシア人所有貨物船とアメリカ、カナダ沖に出現したロシア原子力潜水艦のミステリー

(by sunshine)


ロシアの原子力潜水艦がカナダ沖に出現したというニュースが8月13日、カナダのサイトなどで流れた。

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http://www.vancouversun.com/news/Canada+tracking+Russian+subs+East+Coast/1882815/story.html
Canadian patrol plane monitoring Russian subs off East Coast

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http://www.google.com/hostednews/canadianpress/article/ALeqM5j_5qClWes7iAtH9uKDkJ_Huf3uaw
Canada tracking Russian subs off East Coast

OTTAWA — The air force has sent a surveillance plane to keep tabs on two Russian attack submarines cruising off the East Coast in a patrol that harkens back to the Cold War

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Russia Today ビデオ

http://www.russiatoday.com/Top_News/2009-08-13/russian-subs-become-canadas.html
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これらによると、カナダ政府のピーター・マッケイ国防相は、カナダの偵察航空機CP-140「オーロラ」が、2隻の「アクラ」級ロシア原子力潜水艦をカナダ沖で発見したが、同艦は現在、北方への進路を保持しており、国際水域にあるためカナダにとっては脅威とはならないとの見解を発表。


ロシア国営ニュース通信社「ローボスチ」によると、ロシア政府は7月13日と14日に北極点付近でロング・レンジ(Bulava ミサイルのこと?)のミサイル実験を実施しており、これについてカナダのマッケイ国防相が非難声明を出したといういきさつがあった矢先のことだけに、「これはロシアお得意の威嚇的行為というだけだ」とカナダ側は説明しているそうな。


一方ヨーロッパでは、7月23日にフィンランドから木材を積んでアルジェリア向かう途中であったロシア人所有の貨物船「アークティック・シー(北極海)」が、ロシア人乗組員13人を乗せたまま到着予定日の8月4日になっても到着せず、行方不明に。ロシア大統領はあらゆる手段を駆使して、徹底的に捜索せよとの指示を与えたという記事が掲載され、大騒ぎとなったのが奇しくも8月13日。


これについてはバルト海の海賊が船をハイジャックしたとか、船には木材のほかに“秘密のもの”が積載されていたなど、様々な憶測が飛び交っている。船はマルタで登録されたフィンランド在住ロシア人がオーナーを務める船会社の船で、ロシア海軍のほかにフィンランド、スウェーデン、スペイン、フランス、イギリスそれにマルタの沿岸警備隊が必死の捜索を現在も続けているもよう。


Don’t Believe The Hype-map

上記地図はhttp://www.dailymail.co.uk/news/worldnews/article-1206602/Missing-ghost-ship-Arctic-Sea-spotted-Cape-Verde--Russia-says-false-alarm.html  より。


フィンランドの英文サイト(フィンランド在住ロシア人所有の貨物船と書かれているのはこのサイトだけ)

http://www.hs.fi/english/article/Missing+iArctic+Seai+cargo+vessel+pursued+by+rumours+and+Russian+Navy/1135248485958


http://en.rian.ru/world/20090815/155818361.html


http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/article6796769.ece

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「フィンランド在住ロシア人が所有するマルタ船籍の貨物船」と聞いただけで、なんだかキナ臭いにおいがするのは私だけではないと思うが、そこへロシア原子力潜水艦のカナダ沖での出現ニュースである。


ロシア原子力潜水艦は今月5日にもアメリカ東海岸沖に出現しており、その時のペンタゴンの対応は大変冷静なもので、意外な感じがした記憶がある。国防総省は「懸念する理由はないし、米国に何の脅威ももたらさない」との見解を示し、「潜水艦が公海上で活動し、責任ある行動をしている限り、自由に航行できる。何の懸念もない。われわれも世界中で活動している」と述べている。

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http://ca.news.yahoo.com/s/afp/090805/usa/us_russia_military_submarines

Russian subs near US coast pose no threat: Pentagon

WASHINGTON (AFP) - Russian submarines patrolling off the US east coast are not cause for concern and pose no threat to the United States, the Pentagon said on Wednesday.

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それに対して、モスクワ側も「国際水域上でのことであり、訓練後の出来事である。たまには水上に上がることも息抜きとして必要」といっている。

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http://news.yahoo.com/s/ap/20090805/ap_on_re_eu/eu_russia_us_subs

Russia confirms submarine patrols near US
MOSCOW – A senior Russian military official said Wednesday that Russian nuclear-powered attack submarines spotted off the U.S. East Coast were on a legitimate training mission.

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今になって思うと、もしかしたらアメリカ国防総省は、ロシア人所有の貨物船捜索をロシアが行っているということを知っていて、あのような冷静なコメントを発表したのだろうか・・・・・・


しかしながら、既出の上記バンクーバー・サンによるとhttp://www.vancouversun.com/news/Canada+tracking+Russian+subs+East+Coast/1882815/story.html

専門家の中にはロシア海軍は、アメリカのミサイル防衛(MD)に対抗できる原子力潜水艦搭載多弾頭型 ICBM 「ブラバ」(Bulava)ミサイルの実験を先月も実施し、失敗していることから(10回中7回失敗)、懸念の声をあげている人もいるとのこと。


(こうなってくると少々古い話で恐縮だが、ロシア原子力潜水艦の事故を描いたハリソン・フォード、リーアム・ニーソン主演の映画「K-19」を思い出すからいけない)

http://movies.yahoo.com/movie/1807859428/info
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ロシアは2007年夏、北極点にロシアの国旗を立てて、この地点までロシアの領土だと主張。国際社会を煙に巻いたことがあった。

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http://www.nytimes.com/2008/02/19/world/europe/19arctic.html

Russia's Claim Under Polar Ice Irks American

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私自身、この漫画のような話に思わず苦笑したものだが、幸か不幸か、”地球温暖化”により北極海の氷が溶け、海底がむき出しなる日に備え、海底に眠っている豊かな天然資源を少しでも多く自国の物にしようと周辺5カ国が水面下で熾烈な争いを繰り広げていることは、広く知られた話だ。そんな中でロシアがいち早くロシア国旗を海底に打ち立てて、自国の領土だと主張したというわけだ。


この周辺の“領土”マップは、以下の通り(こうして見ると意外とこの5カ国は“お隣さん同士”という感じだ)。


北極海沿岸領土マップ(左側の鉱物名をクリックすると埋蔵場所が示される)
http://www.spiegel.de/flash/0,5532,18973,00.html
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以上のことから、ロシア原子力潜水艦のアメリカ沖、カナダ沖出現のミステリーの背後には、下記の4点が考えられるのではないか。


1.単なる国際水域上での通常訓練後の”息抜き”


2.Bulavaミサイル実験後の”海上航海”(変な事故でもなかったのなら良いがとの老婆心も含む)


3.カナダ国防相と“おしゃべりバイデン”(バイデン副大統領)の”ロシア嫌がらせ発言”に対しての脅し


バイデンの”ロシア嫌がらせ”発言は、先月6日から3日間モスクワを訪れたオバマ大統領が、ロシアのメドベージェフ大統領との間で両国が保有する戦略核の弾頭数を現状の2500個前後から、7年以内に上限1675―1500個に削減することで合意したことに関して、バイデン副大統領がウォール・ストリート・ジャーナルのインタビューに対して応えたもの。


「ロシアがアメリカのいうことを聞いたのは、ロシア経済が落ちぶれてきて、西側諸国のいうことを聞かなきゃにっちもさっちも行かなくなったからさ」

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http://online.wsj.com/article/SB124848246032580581.html

Biden Says Weakened Russia Will Bend to U.S.

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この発言はロシアの神経を逆なでし、刺激したのか、ロシア系のメディアでは色々と取りざたされていた。


4.消えたロシア人所有マルタ船籍貨物船の捜索


大西洋上に消えた(と言ってもレーダーではキャッチできる状態になってきているようだ)貨物船とアメリカやカナダ沖をうろついていたロシア原子力潜水艦の因果関係があるのかないのか真相は知る由もないが、世界の海では様々な“秘密”の駆け引き、ドラマが展開されていることだけは確かなようだ。


*フィンランド在住ロシア人所有のマルタ船籍、The Arctic Sea号行方不明事件については、下記のような”陰謀論”も飛び交っている。

http://www.thefirstpost.co.uk/52225,news,missing-freighter-arctic-sea-the-conspiracy-theories


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(UPDATE)


ロシア「RIA NOVOSTI」とフィンランド「HELSINGIN SANOMATによると、ロシア国防相は8月17日、ロシア海軍がマルタの国旗をつけたフィンランド在住ロシア人(フィンランド人となっているものもある)所有の貨物船をアフリカに近い大西洋に浮かぶCape Verde島から300マイル(約480km)ほど離れた場所で発見。8名のラトビア人、エストニア人、それにロシア人を拘束して、ハイジャックしたのではないかどうか取り調べを行っているとの発表を行った、


http://en.rian.ru/world/20090817/155833542.html

http://www.hs.fi/english/article/Russian+Navy+rescues+iArctic+Seai+crew+near+Cape+Verde/1135248596536


















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