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突っ込みどころ満載?オバマの医療制度改革案/”おしゃべりバイデン”がポロりと漏らした本音?

(by sunshine)


オバマの医療保険制度改革案をめぐり揺れに揺れているアメリカ。私は医療保険制度の専門家ではないので迂闊なことは言えないが、ざっと様々な資料を読んだ限りでは、どうも突っ込みどころ満載案のようだ。


これについては22日にオバマが再度明確な案を提出するそうだが、その前に予備知識として自分自身のためにまとめてみた。


まずこの案については、以下の「オバマーバイデン医療保険案制度案」を参照されたし。

http://www.barackobama.com/pdf/issues/HealthCareFullPlan.pdf


大筋を書くと以下の通り。


「ここ8年間の医療費膨張(Medicaidーメディケイドー受給者《貧困層の人々で医療費は無料》とMedicareーメディケアー受給者《65歳以上・障害者・貧困層ボーダーラインの人々で医療費は一部自己負担》の増加による膨張なのか、それとも民間保険カバーによる医療費と公的健康保険による医療費の合算額の膨張なのかは不明))により、連邦政府の医療費支出はこの8年間で3.7倍にも膨れ上がっている(現在、年間約2兆ドル=約194兆円)。更に現在、約4,500万人が無保険状態であり、100人以上が近い将来無保険状態に陥るという危険性を抱えている。


現在国内では全人口の約3分の1(約1億3,300万人)が心臓病、がん、脳溢血、糖尿病といった病気を抱えており、今後さらに医療費にかかる費用はとてつもない額になるものと見込まれる。


そこでオバマーバイデンは医療制度改革案を創案した。


1.全米の全医療機関における電子カルテの完全導入。連邦政府はこのために年間100億ドル(約9兆4千億円)を向こう5年間充てる。


2.公的保険と民間保険の2本立てで行い、国民及び事業者は自分に適した保険を選択できる


3.予防医学の普及と確立


この案により医療費膨張を食い止めると共に国民すべてが保険制度の下で安心して暮らせるようになる」

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*関連記事として、以下のような記事があるので参照されたい。


7月15日付け「日経ーオバマ大統領、医療保険「いま改革しないと米国がGMと同じ道」

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090616AT2M1600L16062009.html


6月16日付け「ニューズウィーク日本版ーオバマの病的な医療改革」

http://newsweekjapan.jp/stories/us/2009/06/post-216.php


6月10日付け、「ブルームバーグー民間保険との競合が焦点 米医療改革 近く計画提示」

http://www.business-i.jp/news/bb-page/news/200906100056a.nwc

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私の疑問点:

1) 上記1.については利便性もあるが、国民全てを監視下に置くための都合の良い方便ともなり得るのではないか。この導入によって儲けるのはどこか?


2) 国民皆保険制度を実施したら、連邦政府の財政をさらに圧迫すると思えるが、実はそうではないということは、貧困ラインのボーダーにいる無保険者約4,500万人やメディケア受給者達からも”広く浅く”保険料を徴収して、財源に充てようとの思惑があるのではないか。


3) 民間と公的保険の2本立てということは、(日本がそうであるように)公的健康保険は「安かろう、 

悪かろう」で中間的医療レベルまではカバーできるが、それ以上の高度治療になると公的保険は効かない。従って民間保険も入っておかなくては不安ということではないか。


4) 上記ブルームバーグの記事によれば、またしても証券・投資会社大手のゴールドマン・サックスがひと儲けしそうな気配であるが、いかがなのだろうか。

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(下記の記事は抜粋)

http://www.business-i.jp/news/bb-page/news/200906100056a.nwc

「医療改革で米国の医療保険会社の収益が減るとの観測から、米ゴールドマン・サックスは投資家に米医療関連株のプット・オプション(一定の条件で売る権利)の購入を推奨している。

 同社のストラテジスト、ジョン・マーシャル氏とマリア・グラント氏はリポートで「今回の医療改革で、ボラティリティー(株価の変動率)は大きくなる。今後数週間内でほぼすべての改革計画の詳細が明らかになり、今月は医療改革にとって非常に重要な時期となる可能性がある」と指摘している。

 同氏らによると、医療改革法案が議会へ提出されて以降、医療関連株の実際のボラティリティーは明らかに上昇。クリントン前米大統領が国民皆保険制度を提案した1993年9月にボラティリティーは最高値を記録している。(Kim Chipman、Ryan Donmoyar)」

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5) 一部の”陰謀論者達”が言っているように、オバマはこの案を実行することによって、意図的にアメリカの財政状態をさらに悪化・破産させ、FRB発行の現通貨から連邦政府発行の通貨へまたは北米・中米の地域統合通貨発行へと切り替えをもくろんでいるのか(それならそれでもいいが)。それとも?


この改革案については、“おしゃべりジョー”との異名を持つジョー・バイデン(副大統領)が、7月15日、NPO法人AARP(American Associatin of Retired Persons)という50歳以上を対象に会員数7,500万人を有する全米最大のロビー団体の会合で講演。この際、妙な含んだ言い回しをして人々を煙に巻いた。大手メディアでは報道されていないが、CNSというインディペンデント系のサイトで紹介されている。

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http://cnsnews.com/public/content/article.aspx?RsrcID=51162


「現在の財政的状況は全く信じられないほど悪状況下にあり、このまま手をこまねいていたなら、この国は間違いなく破産してしまうだろう。オバマの医療制度改革案が連邦議会を通過しないならば、財政赤字はさらに膨らみ、この国は破産せざるを得なくなるだろう。それを避けるためには政府はもっとさらにお金を使う必要があるのだ。


こういうことをいうと、”ちょっと待ってくれ、ジョー。国が破産しないためにもっとお金を使えだと? どういう意味か?”というだろうが、”イエス! そのとおり”なのだ。破産しないためには、もっとお金を使う必要があるのだ。心配ご無用。民間保険を継続したい人はそれはそれで結構、また民間保険に加入できない人達には加入可能な公的保険が用意されている、とこういうことなのだ」

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これだけを読んで真意を読み取ることは難しいが、多分、日本の国民健康保険税や介護保険税と同じように広く万人から“税”として徴収することによって、連邦政府の財源を増やそうとの魂胆か? それとも?


彼は以前もシークレット・サービスの配置をポロリと公言したりして、こんなあだ名が付けられているのだが、それだけに考えさせられる。

http://www.foxnews.com/politics/2009/05/17/oops-biden-reveals-location-secret-vp-bunker/
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(コメント by こげぱん)

■おしゃべりバイデン in ウクライナ

バイデンのおしゃべりぶりについては、以前記事を書きましたが
http://ameblo.jp/sunshine-berkeley/day-20080827.html


先日訪れたウクライナの首都キエフでも、「アメリカはウクライナのNATO加盟を支持する」とおしゃべりぶりを発揮しています。
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http://online.wsj.com/article/SB124817283439668127.html


* JULY 22, 2009
Rebuking Russian Ambitions, U.S. Backs Ukraine for NATO
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上記WSJ記事によると、バイデンはキエフで「ウクライナがNATO加盟を望むなら、アメリカは断固支持する」と言明し、またアメリカ外交筋の話として、「米ロ関係リセット」でウクライナやグルジアを犠牲にしないと約束した、と伝えています。

WSJによると、任期切れ間近の親米派・ユーシェンコ大統領が再選される可能性は低いとのことですので、バイデンのおしゃべりは単なるリップサービスかもしれませんが、それでもオバマのレトリックで頭が混乱した時はバイデンのおしゃべりでも聞いて頭をリセットしたらいい場合があるので、バイデンのおしゃべりは侮れない、という気がします。

ちなみにWSJ記事にあるRebuke(Rebuking)なる動詞には、大人が子供の悪事を厳しく叱るというようなニュアンスがあるように思えますが、いくらネオコン系のルパート・マードック率いるWSJとはいえ、「ロシアの野望を厳しく叱る」などという刺激的な見出しを付けるあたりに、オバマの「米ロ関係リセット」宣言とは裏腹に、アメリカに深く残る対ロシア嫌悪感を垣間見る思いがします。

#本題とあまり関係ないレスになりました。すみません

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