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「リセット」には程遠い?米ロ関係

(by こげぱん)

イタリアでのG8サミットに先立って行われた、モスクワでの米ロ首脳会談。日本での報道を見ていると、ブッシュ-プーチン時代にとりわけ冷え込んだ米ロ関係「リセット」や核弾頭削減といった、明るい成果ばかりが報じられている。

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http://www.cnn.co.jp/world/CNN200907070001.html
米ロ首脳会談、核弾頭削減などで合意 関係「リセット」強調

http://mainichi.jp/select/world/news/20090707dde007030047000c.html
米露首脳会談:オバマ大統領、関係修復強調
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上記報道など読む限りでは、今回の米ロ首脳会談はあたかも成功したかのような印象を受けてしまうが、上記楽観論に冷や水を掛けるような首脳会談の様子を、イギリス・Guardian紙が報じている。

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http://www.guardian.co.uk/world/2009/jul/07/obama-russia-first-trip
Barack Obama urges Russia not to interfere in neighbouring states

US president goes on first trip to Russia and calls on Moscow to stop
viewing America as an enemy
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このGuardian紙の記事によると、オバマは米ロ関係の「リセット」を説き、ロシアの平和と繁栄を望むとする一方、ロシアによるグルジア「侵略」を容認せず、ウクライナなど親米諸国の主権を尊重し、イラン核開発が続く限り東欧にミサイル防衛システムを配備すると言明し、さらにはロシア国内での「報道の自由」を要求している。

これに対してロシア・ラブロフ外相はこの5月アメリカ・カーネギー国際平和財団で講演を行い、核不拡散の意義を認めながらも、イラン核開発問題ではイランの主権に配慮するよう主張し、アフガン問題では軍事的解決より(少数民族や近隣諸国にも配慮した)経済的解決を重視するようアメリカに薦め、またアメリカ-ロシア-ヨーロッパが対等の立場で参加する北大西洋集団安全保障体制構築を提言するなど、逆にアメリカを強烈に牽制している。

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http://carnegieendowment.org/events/?fa=eventDetail&id=1336&prog=zru

Foreign Minister Lavrov on Russia-U.S. Relations: Perspectives and
Prospects for the New Agenda
Thursday, May 07, 2009
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これらの報道を読む限り、オバマ政権下の米ロ関係も、オバマが駆使する斬新なレトリックの割には、前ブッシュ政権とさほど変わり映えしないようにも見える。

アメリカは米ロ首脳会談でロシアに対し「確固たる意思」を表明したのかもしれないが、今後のロシアの出方や、ウイグル暴動を「口実」に帰国した中国・胡錦涛総書記抜きのG8サミットが空洞化すれば、これまでとは逆にアメリカの求心力が低下し、アメリカの対外政策そのものが「リセット」を迫られる場面もあるかもしれない、とも思える。

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(コメント by sunshine)

■核弾頭削減と米における世界最大のレーザー核融合施設

米ロ首脳会談では、米ロ関係「リセット」や核弾頭削減、その後のG8サミットでもメインテーマが核不拡散問題となっているところを見ると、どうやらオバマがモスクワに行った理由は、核弾頭削減の提案をロシアにするために行ったというだけのような気がします。

あとの米ロ関係「リセット」なるものは、オバマの単なるリップ・サービスなのか、日本のメディア特有の“バラ色のイメージで人々にもやをかける”手法なのかどうか知りませんが、それはないでしょうね。その点、英のガーディアンなどは現実的だと思います。

といってもここにも落とし穴があって、何かと言えば他国同士を争わせることによって利益を得てきたあの国”伝統”の、底意地の悪い手法があるので、この記事もそういった側面があるかもしれないと思いながら読みました。しかし、多分、ガーディアンの書いていることは現実に近いでしょうね。

ところで御存じかも知れませんが、今年5月にサンフランシスコ・ベイエリアの町、リバモアにあるローレンス・リバモア国立研究所に世界最大のレーザー核融合施設が完成しました。この研究所は米国エネルギー省が所有する研究所で、カリフォルニア大学バークレー校が管理しています(”水爆の父”ことエドワード・テイラーが所長を務めたこともある)。

https://lasers.llnl.gov/

https://www.llnl.gov/

これによって米は従来型のウランを使った核施設よりワンランク上の核施設をつくったことになり、エネルギーや核の分野では圧倒的な独走態勢になったという人もいます(うまく作動すればの話ですが)。

そこで米国主導による核不拡散の申し出がなされた、と、まあこういうことではないかと思ったりもしています。しかしまあ不思議なのは、財政的にこれだけ危ない状態なのにこういった分野では惜しげもなく大枚をはたけるということです。


*それにしても笑えるのが、このタイミングでウイグル族の反乱がおきて、中国主席がG8の会議には参加せず帰国したということです。騒動を起こしたのは誰だ?!(笑)


*7月10 日付け、APによればロシアは、ブッシュ政権によって計画されていたチョコーポーランドおける米のミサイル防衛システム計画を正式に破棄しなければオバマ提案による新条約には合意しないかもしれないとのことですね。それはそうでしょう。


http://www.breitbart.com/article.php?id=D99BMF9G4&show_article=1

Medvedev warns US against missile shield
MOSCOW (AP) - President Dmitry Medvedevsaid Friday that Russiawill still deploy missiles near Poland if the U.S. pushes ahead with a missile shieldin Eastern Europe.





Don’t Believe The Hype-G8
うむ、二人とも何を見ている?
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