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水面下で着々と進行中か? ブレジンスキーの世界戦略ーなし崩し的に組み込まれていく日本の自衛隊?

(by sunshine)


わずか1万2千円の定額給付金をどうする、こうするといった問題や小沢一郎の事務所が建設会社からの政治献金を受けたといったニュースがトップ記事として日本のメディアを騒がせている間に、海上自衛隊が海賊退治のためソマリア沖に派遣されることになったというニュースを友人からのメールによって知った。

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http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090313k0000e010021000c.html


海賊対策:海上警備行動を発令(毎日新聞)

政府は13日午前の閣議で、東アフリカ・ソマリア沖の海賊対策として自衛隊法82条に基づく海上警備行動の発令を決定した。これを受け、浜田靖一防衛相は自衛隊に海警行動を発令した。海上自衛隊の護衛艦「さざなみ」「さみだれ」の2隻が14日、広島・呉港から出発し、4月上旬から日本関係船舶の護衛を開始する。政府は日本とは無関係の外国籍船にも保護対象を広げる海賊対処法案も同時に閣議決定した。

 

海警行動の発令は、能登半島沖の北朝鮮不審船事件(99年)▽沖縄近海の中国原潜事件(04年)に次ぎ3回目。領海侵犯以外では初めてで、現行法がこれまで想定していなかった、遠洋への派遣となる(略)

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どさくさに紛れこませて、すっと決めたのかどうかは知らないが、これは大変危険な決断であり、今後ずるずるとなし崩し的に戦争へと引きずり込まれていく可能性をも秘めたものであると思わずにはいられない。


今回、旅の途中で90才になる元特務機関員だったという日本人の老人に会ったが、「現在の状況は戦争前の状況に大変似ている。このような不景気な時期には、経済の立て直しを目的に戦争が誘発される可能性がある。前の戦争(第二次大戦)の時もそうだった。戦争というものはほんのちょっとした仕掛けにより、相手を挑発して、引き起こすという手が取られるから、今も大変危ない時期に来ていると感じる」と言っていた。


それを思えば、このソマリア沖への海賊退治のための派遣は、「海外での武力行使は憲法解釈上も禁止されており、このような集団的自衛権の発動そのもののような軍事行動を行なうことは、戦争放棄をうたった憲法に違反する行為」であり、将来的に起こりうるかもしれない国際紛争に巻き込まれる可能性を十分に秘めたものとも考えられる。


これにまるで連動するかのように、今、このタイミングで、オバマの”非公式”アドバイザーであるズビグニュー・ブレジンスキーが理事を務める戦略国際問題研究所(CSIS)が3月9日付けニュースレターに、「米ー日本ーインドの戦略的対話(U.S.-Japan-India Strategic Dialogue)」と題する記事を掲載している。


これは今年2月27日ー3月1日にかけて開催された第5回同会議で論議された内容についての記載であり、出席者はJR会長 かさいよしゆき、インド産業同盟(CII)のTarun Das 、CSIS理事長 John Hamre、元国務副長官 Richard Armitage、司会はSCISのMichael Green(CSIS主導による会議のよう)。


要約は以下の通り。


1.経済危機

  ・3国間における相互的な協力体制の促進

  ・国際通貨基金(IMF)に対する日本のさらなる支援体制の公約

  ・世界経済の構築に向けて、アジア経済のさらなる活性化の重要性

  ・インドに対する日本の更なる円建てローンの公約(インドは現在、日本が最も経済的援助を行

   っている国のひとつ)

2.安全保障

  ・米ー日本ーインドの共同軍事訓練は非常に重要な要素の一つであり、今後も継続する

  ・米とインドの出席者による日本の海上自衛隊のインド洋上における軍事訓練の重要性への指摘

  ・3国は共同作業と独自の方法によって、アフガニスタンの安定と復興に取り組むこと

  ・3国はパキスタン情勢に関して情報を交換すること

  ・3国は北朝鮮の核と拉致問題に関して見解を同じくすること


3.地域の構築:

CSISが2009年2月、アジアの外交戦略の専門家達に行った、将来、アジア地域のリーダーはどこがいいかという質問に関して;

  ・80%の東アジアの回答者がインドに、全回答者のうち、79%の回答者が米でも良いとの回答

  ・65%が、「今後10年間で中国の力が増すだろう。そして、このことはアジアの安定と平和を脅かし、

  インドと日本にとって脅威となるだろう。たとえ米がこの地域の安定のために両国を導いたとして

  も」と回答

  

4.気候温暖化対策(略)
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http://www.csis.org/component/option,com_csis_pubs/task,view/id,5323/type,1/


http://www.csis.org/media/csis/pubs/090310_platform.pdf


US-Japan-India Strategic Dialogue

Recognizing the growing importance of India in East Asia and the enormous potential for expanding cooperation on global challenges based on shared values and interests, CSIS, in collaboration with the Confederation of Indian Industries (CII), and the Japan Institute for International Affairs (JIIA), hosted the Fifth U.S.-Japan-India Trilateral Strategic Dialogue in Tokyo from February 27 to March 1.


In this meeting, the participants focused their discussions on five areas: domestic political developments; the economic crisis; international security challenges; regional architecture; and climate change /energy.

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中国とインドは昔から仲が悪く、中国はパキスタンと、そしてインドは米や日本と連携を強める姿勢を打ち出している。中国は、2005年12月に最初の東アジアからインドを締め出そうとしたとき、日本はインドの肩を持ち、パキスタンが中国に南アジア地域協力連合のオブザーバー資格を与えた時、インドは日本、韓国、米を招いて、これに対抗した(Mohan,"India and the Balance of Power)。

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http://www.cfr.org/publication/10948/


India and the Balance of Power-CFR

July/August 2006
Foreign Affairs

India is on the verge of becoming a great power and the swing state in the international system. As a large, multiethnic, economically powerful, non-Western democracy, it will play a key role in the great struggles of the coming years. Washington has recognized the potential of a U.S.-Indian alliance, but translating that potential into reality will require engaging India on its own terms


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日本はインドをアジア戦略の重要なパートナーとして選び、投資、開発援助を行い、インド洋上で軍事訓練さえも行っている。


今後、大いなる経済発展が予見されているインドへの経済援助や投資を行い、大いなるビジネス上の見返りをたくらんでいる日本とそんな日本マネーを利用しながら更なる経済発展を遂げようとするインド、それに両者の思惑を巧妙に利用しながらロシア(またはロシアと中国)を牽制しようとする米の(というより一部の輩?)思惑が一致しての3者会議であったのではないか、と邪推の一つもしたくなる会議である。


上記CSISのリポートで、「3.地域の構築::CSISが2009年2月、アジアの外交戦略の専門家達に行った、将来、アジア地域のリーダーはどこがいいかという質問に関して; ・80%の東アジアの回答者がインドに、全回答者のうち、79%の回答者が米でも良いとの回答」という個所を読むと、あまりもの見え透いた、子供っぽい、ストレートな表現に笑ってしまった。相変わらず米が(というより世界支配をもくろんでいる一部の輩が?)己の野望のために、日本マネーを利用して、ゲームを演じていると言わんばかりではないか。日本は相変わらず金だけ出して、口を出してはいけないのか?


ブレジンスキー


現在、アメリカの一極主義は終焉し、世界は多極化に向かっていると様々な人々が言っているが、片や多極化推進の体裁をとりながら、実は裏ではロシア(またはロシアと中国)封じ込めのためのブレジンスキー・シナリオが、彼の操り人形=オバマのもとで推進されているという説もある。


旧ソ連の弾圧下にポーランドで生まれたブレジンスキーは、その”トラウマ”もあってか(?)、ロシア嫌いで有名。2007年に出版された彼の著作、「Second Chance」の中で、ロシア封じ込めの魂胆があってかどうかは知らないが、「アメリカは日本を大西洋共同体の中に加えて、EU・アメリカ・日本の絆を強めること」と書いている。

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http://www.amazon.co.uk/Second-Chance-Presidents-American-Superpower/dp/0465003559/ref=pd_sim_b_1/275-8633718-3160123


Second Chance:Three Presidents and the Crisis of American Superpower

Zbigniew Brezinski

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彼はまた、この中で「世界は米・EU・東アジアと3極化が進行中であり、中国が東アジアのトップの地位に君臨するのか、それとも中国と日本が共同体制で取り組むのか分からない。しかし、このような体制が生まれれば、欧米の支配力は減少するだろう現在、ブラジル、ロシア、インド、それに日本がこの3極間の隙間を縫い、支配力を強めようと狙っている。特にロシアは虎視眈々と支配者の地位を得よと狙っている」と述べている。


彼がオバマのコロンビア大学時代の恩師であり、彼に対して陰で”アドバイス”しているということは今や周知の事実となっていることからすれば、彼が理事を務めるCSIS主導によるこのような3国間の会議がこのタイミングで開始され、インドへの経済援助とインド洋上での米、日本、インドによる共同軍事訓練の要請がなされたということは、深いところで着々と何か大きなことが進行中であると意識していた方がいいのではないか。


次は、アフガニスタンへの自衛隊の派遣と経済援助と続くのだろうが、自衛隊の海外派兵は憲法違反として突っぱね続けることこそ、日本が大国の思惑に奔走されないで生き残る道ではないのか。


ロシアはサハリンまで天然ガスのパイプラインを引いて、あとは日本に供給するばかりというこの時期である。平和憲法を盾にのらいり、くらりと投げられたボールをかわしながら、何とか生き延びる道をさぐろという方法を当面は続けた方が良いのではないかと思うが、いかがだろうか。


いずれにせよ、3文メディアが垂れ流す小さな島内での政党間のいざこざに目くらましを受けて、国際政治の大きな潮流を見誤ることのないよう願っている。
























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