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オバマ就任後にあリ得る金融ハードランディング?

(by こげばん)

全世界の期待を一身に集める、オバマの大統領就任式まであと数時間(注:本稿は日本時間1/20夜に執筆)。就任式会場となるワシントンDCはすでにオバマ・マニアであふれかえり、当日は数百万人という空前の観衆が集まると予測されている。

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http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/us_and_americas/us_elections/article5549140.ece
From The Times
January 20, 2009
Barack Obama inauguration: world waits for the 17 minute speech
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また下記The Economist記事によると、オバマの支持率は熱狂の大統領選後も上昇を続け、(9/11直後のブッシュ支持率を除けば)ここ30年ほどの大統領支持率としては最高の80%に達しているという。

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http://www.economist.com/world/unitedstates/displayStory.cfm?story_id=12962865
The inauguration
Getting back on track

Jan 19th 2009 | WASHINGTON, DC
From
Economist.com
Barack Obama is poised to become president, bolstered by enormous public
goodwill
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このオバマの高支持率を支えているものと言えば、言わずと知れた選挙戦スローガン'CHANGE'に対する期待であろうが、オバマ当選後のクリスマスに IHTが、究極の'CHANGE'とも言える'REBOOT(再起動)'を主張する社説を発表している。

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http://www.iht.com/articles/2008/12/25/opinion/edfriedman.php

Thomas L. Friedman: Time to reboot America
By Thomas L. Friedman
Thursday, December 25, 2008
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この社説では、最新のインフラを誇る香港新空港などとの対比で、NY・JFK空港の3ドル(270円)もかかるカートやPenn stationの老朽化した設備、つながらない携帯電話、さらには時代に取り残されて存亡の淵に立たされているGM社などとアメリカの危機を重ね合わせ (Look in the mirror: GM is us.)、アメリカは単なる現状維持という意味合いの濃い「国有化(bailout)」のみならず「御一新(makeover)」こそ必要であると論じ、景気刺激策に使われる巨額のドルはむしろ未来への投資にこそ使うべきであり、単なる助成金として浪費してしまえば、アメリカは終わりを迎えると主張している。

また上記社説を執筆したThomas L. Friedman氏は後日IHTで、オバマは大統領就任直後間もなく、金融機関の統廃合・再編や不良債権早期償却などを含む、ロシア・タイ型「ショック療法」を行い、「痛みの責任を全てブッシュに押し付け、利益を早く手にする」べきであると主張している。

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http://www.iht.com/articles/2009/01/18/opinion/edfriedman.php

Thomas L. Friedman: Time for (self) shock therapy
By Thomas L. Friedman
Sunday, January 18, 2009
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クリントン時代から続いてきた乱痴気経済をリードしてきた大手金融機関が苦い薬を飲まされるのは当方の知ったことではないが、ただ過去のロシアやタイなどでの「ショック療法」の結末を見れば、大半が(経済的繁栄の源である)中産階級市民の没落と外資系大手金融機関の勢力増大という結果で終っており、アメリカでの「ショック療法」が同じような結末をたどるとすれば、アメリカが再起動するどころか、場合によっては('Postpone the pain, postpone the recovery'と主張するFriedman氏の期待とは裏腹に)アメリカ経済を再起不能に陥れる可能性もあるかも知れない(Friedman氏が指摘したNY・JFK空港の3ドルカートが、アメリカ企業人件費のメタファーでなければいいが・・・)。

かつてJFKは人類を月へと導いたが、21世紀の「ブラック・ケネディ」がアメリカを「地上の楽園」に導くことの無い様、極めて困難だが慎重な経済政策を採用することを期待したい。

尚、上記「ショック療法」を予期してのことかは知らないが、アメリカ証券取引監視委員会は昨年末、(「ショック療法」には恐らく必要不可欠となるであろう)時価会計の強化拡大を主張する声明を発表している。

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http://www.sec.gov/news/press/2008/2008-307.htm

Congressionally-Mandated Study Says Improve, Do Not Suspend, Fair Value
Accounting Standards
FOR IMMEDIATE RELEASE
2008-307
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(コメント by sunshine)

■どこまでも能天気なアメリカ人とそれをカモにして国民をなめているオバマ政権

1兆ドル(1千兆円)を軽く超える財政赤字を抱え(正確には不明。5兆ドルとも50兆ドル、またはそれ以上ともいわれている)、
http://www.brillig.com/debt_clock/



FDICによるとこれだけ多くの銀行が倒産し、
http://www.fdic.gov/bank/individual/failed/banklist.html


59行中36行の大手・準大手銀行が赤字(実際には”金融工学”とやらから派生する赤字額は予測不能な巨大額とのこと)、
http://query.nytimes.com/mem/archive-free/pdf?_r=4&res=9F00E2D91E3BE733A25752C2A96F9C946397D6CF



という未曾有の大恐慌の真っ只中にあるアメリカ。これはもう、どんな処方箋も「焼け石に水」ではないかと思うのが常識人の考えでというものではないでしょうか。


それにも関わらず、先日開催されたオバマ新大統領の就任式のあの馬鹿騒ぎは一体、全体何だったのでしょうか。

国家滅亡の時を迎え、それでも派手に一説では4千万ドル(約36億円)とも、6千万ドル(約54億円)ともいわれている就任式用に費やされた費用(このうち連邦政府からは約1,300万ドル(約11億7千万円)。残りは企業やショービジネス関係者、一般人からの寄付金)。

http://news.yahoo.com/s/ap/20090115/ap_on_go_pr_wh/inaugural_bundling



これ幸いにとばかりに、思い切り”売名”に精出しするショービジネス関係者の大イベント。会場はさながらラスベガスといった雰囲気で、赤字など、「どこ吹く風」といった人々の能天気振り。涙など流している、感情移入されやすい人々も大勢いて、さながらヒトラーの演説会場といった雰囲気も。
http://topics.nytimes.com/topics/reference/timestopics/subjects/p/presidents_and_presidency_us/inaugurations/index.html?WT.srch=1&WT.mc_ev=click&WT.mc_id=PO-S-E-GG-NA-CT-inauguration


そして、本題からそれますが、つい2日前に政府高官がロビイストから金品を受け取ることを禁じる大統領令を発令したかと思いきや、
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090122/amr0901221021017-n1.htm


今度は、そんな話などなかったことのように白々しく、“ロビイスト”のウィリアム・リン(William Lynn)を国防副長官に任命しています。何でも国防の“エキスパート”はほんの数えるだけしかおらず、彼はその中の“極めて優秀な”“エキスパート”の一人だとか。
http://blogs.abcnews.com/politicalpunch/2009/01/two-days-after.html


オバマよ、ジョークはいい加減にせよ。アメリカ人よ、パーティーから目覚めよ。アメリカの時代はもう終わりだ。あとはデフォルトが待っているだけだよ~ん。
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(レス  by こ げばん)

■やたらと「責任」「大義」を求めるオバマ

オバマ就任式の熱狂から数日経ちましたが、表面的な熱狂を報道する側のマスコミは、冷静にオバマの新しいキーワード"responsibility(責任)”を報じています。
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http://www.iht.com/articles/2009/01/21/opinion/edcohen.3-412986.php


Roger Cohen: The age of responsibility
By Roger Cohen
Wednesday, January 21, 2009

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http://www.economist.com/world/unitedstates/displayStory.cfm?story_id=12964418

The inauguration

Barack Obama's sober speech
Jan 20th 2009 | NEW YORK
>From Economist.com

Barack Obama launches his presidency talking of a “new era of responsibility”
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上記IHT社説では著者Roger Cohen氏がアメリカ人に「責任のために命を投げ出す覚悟はできているか」と問いかけ、The Economistは、オバマが「大義」を見出そうとする軍人を称賛し、一般市民にも「「大義」を見出す努力」を求めていると伝えています。

今後予測されるアメリカ金融敗戦の中で、場合によっては命を落とす人も出てくるかもしれませんが、それが「命を投げ出す責任」や「大義」なのか、なお疑問は残ります。

さて熱狂といえばヒトラーがあまりに有名ですが、そのヒトラーが故国・オーストリアに「錦を飾った」時の演説映像があります。

Hitler´s speech at Heldenplatz.15 march 1938
http://jp.youtube.com/watch?v=UoPUZ2gL-Rs


ヒトラー演説の内容や妥当性はともかく、雰囲気は先のオバマ就任式に似ているようでもあり、少し恐い気がします。

ヒトラーの熱狂はWW2へと転化しましたが、オバマの熱狂がアメリカ金融敗戦後に? どのように転化していくのか、場合によってはそのときアメリカ人は如何なる「責任」や「大義」を背負うのか、今後注意深く注視するべきかもしれません。


おまけその1:

ゴルビーからオバマへの「宿題」?

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http://www.iht.com/articles/2009/01/23/opinion/edgorbachev.php


A MULTIPOLAR WORLD
America's next step

By Mikhail Gorbachev
Published: January 23, 2009
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ブレジンスキーの「米中枢軸」やキッシンジャーの「新世界秩序」もいささか時代遅れと指摘して、「さらに新時代にふさわしいアプローチとは何か?」と出題したゴルビーの解答の一つは「核兵器廃絶」だそうですが、仮りに核兵器廃絶を実現するために「命を投げ出す責任」が必要になるとすれば・・・?

おまけその2:

イギリス・Times紙が、オバマがホワイトハウスで宣誓をやり直したとき、聖書を使わなかったことを報じています。
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http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/us_and_americas/article5567187.ece


>From Times Online
January 22, 2009
Barack Obama sworn in again, but without a Bible
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「アメリカはキリスト教国家」と断言すれば、たとえばネイティブアメリカン(インディアン)などから反発が出そうですが、「アメリカはキリスト教徒やイスラム教徒、ユダヤ教徒、ヒンズー教徒、それに無神論者から構成される国家」と高らかに宣言したオバマ就任演説とあわせ考えると、恐らく中絶合法化を皮切りに始まるであろうオバマの宗教政策を暗示しているようで、興味深い報道ではあります。
こげぱん 2009-01-25 20:21:40

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(レス by sunshine)

■彼の正体はこれでほぼ決まり

オバマの演説の中でやたらと強調された「責任」「大義」の胡散臭さ、欺瞞性については少し嗅覚のある人間なら誰もが嗅ぎとっているはず。

まるで、教師が幼稚園児に物をいう様な言い方で、えらそうに言っていましたが、パワーエリート達がやりたい放題やっておいて、今度はそのつけを金もパワーもない一般人に押し付けようという魂胆が丸見えではありませんか。ふざけるっていうの。

油断も隙もならない、スレた広告屋(アクセルロッド)が考えそうな文案には思わず苦笑した人も多いのではないでしょうか(実際、チーフ・スピーチライターは27歳のクリスチャン系の大学出身者だが)。

彼らの魂肝はこれでほぼ間違いなしというところか。

アレックス・ジョーンズのラジオショー
ゲスト・スピーカー:ウェブスター・G・タープレイ
(アレックス・ジョーンズがヨーロッパで彼のスピーチを聞いたが、彼は行政学について何も分かっていなかったと冒頭で言っている。タープレイがブレジンスキーとの関係など話し、パワーエリート達の操り人形といっている)。
http://www.youtube.com/watch?gl=US&v=K8CdxpV682Q


皆さん、アメリカのたかりはこれからもっと激しくなりそうですよ。まかり間違っても日本政府がオバマの口車に乗せられ、法外な戦費協力費の吹っかけと自衛隊の海外派兵にすんなりゴーサインを出すことのないように、しっかりと監視しましょう。

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(レス by こげばん)

■追記

>アレックス・ジョーンズのラジオショー
ゲスト・スピーカー:ウェブスター・G・タープレイ

こちらのインタビューは残念ながら英語ですが、ゲスト・スピーカーのウェブスター・G・タープレイが昨年興味深い本を発売しています。

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http://www.seikoshobo.co.jp/


オバマ 危険な正体
ウェブスター・G・タープレイ/太田 龍 監訳

オバマ新大統領はウォール街が仕立てた洗脳人間だ。彗星のごとく現れ、アメリカ次期大統領に予定どおり当選したバラク・オバマは、金融勢力と狂気のロシア嫌い外交家ブレジンスキーによって育成された傀儡大統領である! 大マスコミがひるんで報じないこの事実を、ベテラン調査記者が克明に報告。恐慌からファシズムの奈落へ、世界の歴史は既に決められている!
--

本ブログ読者諸賢ならすでにこの本をご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、まだご存知ないという方や、あるいは上記インタビューの内容をさらに深く知りたいという方にはおすすめかもしれません。

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オバマ政権は情報機関を使ってハマスと話し合いの意向

(by sunshine)


オバマの”対ハマス外交政策”が1月9日付の「ガーディアン」に掲載されている。


まず現在のイスラエルとハマスの状況を大まかに書くと、国連安保理の即時停戦案に対して、両者が拒否。これ以前にエジプトのムバラク大統領が両者を別々にエジプトに呼んで、停戦のための仲裁をやる案を出しており、イスラエルは承諾、ハマスは拒否したが、「ハマスはエジプトが調停する停戦案を再び協議するため、代表団を10日にも同国に送る予定。ハマスは他のパレスチナ武装組織との連名でエジプト案拒否の声明を出したが、まだ最終決定ではないとの立場だ。停戦の行方はエジプト案が次の焦点になる」とのこと。

http://www.asahi.com/international/update/0109/TKY200901090292.html


アメリカは国連安保理の即時停戦案に対して、棄権したが、この理由は「エジプトに任せるためだ」とライス国務長官がTVで言っていた。


そこで今月20日に大統領に就任するオバマ政権がどのような外交を展開するのかという話に戻るが、政権移行チームに親しい筋3人が「ガーディアン」に語ったところによると、オバマは直接的にハマスと対話をすることはしないが、ブッシュ政権がとってきた「ハマス孤立化」政策は避け、アメリカ情報機関の人間にハマスへの接触を行わせるという低レベルの“内輪的な話し合い”の手法を取りながら、交渉を進める考えであることを明らかにしたという話だ。


なおオバマ政権の中東特使には、ブッシュ政権の中東特使、リチャード・ハース(Richard Haass)が再任され、彼が情報機関の人間をサポートしながら、ハマスとの低レベルの話し合いを開始するとのこと。


http://www.guardian.co.uk/world/2009/jan/08/barack-obama-gaza-hamas

The incoming Obama administration is prepared to abandon George Bush's ­doctrine of isolating Hamas by establishing a channel to the Islamist organisation, sources close to the transition team say.


またしてもブッシュ政権の生き残りの登場というわけだが、以前、「自分はイランと直接対話をする意思がある」と言っていた。「それならハマスに対してもそうしたらいいのではないか」と思う向きも多いのではないか。しかし、「これは1970年代、アメリカが(=カーター政権)PLOと交渉してきたやり方と似たような手法であり、事が成就するまでイスラエルは気付かなかった」とのことで、カーター政権の首席外交補佐官はブレジンスキーだったので、オバマとしてはやはりこの”非公式外交アドバイサー”の意見を採用してのハマスへのアプローチということになるのだろう


「ガーディアン」がこんなことを書いたからには、必然的にイスラエルには“秘密”がばれたも同然であり、なら「ガーディアン」の目的とは何かと真意を疑いたくもなるが、それとなくオバマの外交政策はカーター政権と同じような手法になるということを示唆する為のものだろうか。”内輪的な話”というのが、はたしてどういう内容になるものなのか、気になる話ではある。


なお、1月9日付、「ロイター」によるとローマでは左翼、右翼、中道派の全ての政治家達がユダヤ系団体と会合を持ち、イスラエルのガザ攻撃に抗議して、ローマ市内のすべてのユダヤ系商店での買い物をボイコットすることに決めたそうだ。


小説「ベニスの商人」を読んでも分かるが、昔からユダヤ系はローマ人によって蔑視され、住まいもゲットー地区に限られていた。中には“良いユダヤ系”の人もいるわけで、そのことを思うと、今後、「第二のムッソリーニ時代」が到来しないよう願わずにはいられないところだ。


http://mobile.reuters.com/mobile/m/FullArticle/CTOP/ntopNews_uUSTRE5082FY20090109?src=RSS-TOP

ROME (Reuters) - Italian politicians from right and left joined Jewish groups Friday in condemning a trade union's call to boycott Jewish-owned shops in Rome in protest at the Israeli bombing offensive in the Gaza Strip.


また、話はローカル的になるが、1月1日にはサンフランシスコ・ベイエリアの町、オークランドでは、バート(電車)内で喧嘩していた二つの若者グループに、バートが駅に着いてから、警官が発砲。一人の黒人青年(19歳)が死亡したことに対して黒人達の怒りが爆発、現在も町中が大暴動に巻き込まれている。


この青年は丸腰であり、目撃者の証言によれば手錠をかけられた後、警官(白人)が発砲したとのことだが、バートのスポークスマンは手錠はかけられていなかったといっている。


オークランドは黒人人口が多く、住民の約36%が黒人、白人は23%、アジア系15%,、サモアなどの太平洋島系12%、ヒスパニック系21%と黒人人口が他のエスニック・グループに比べ最も多い町。従ってこの町の白人達は比較的他の地域に比べると差別意識も少なく、ずいぶんましな方だと思うが、それでも今回のようなことが起き、黒人コミュニティーの人たちはショックを受けている。


http://en.wikipedia.org/wiki/Oakland,_California

この駅(フルートベイル)付近は、私もよく知っているが、低所得者の居住地が多く、少し行くとゲットー地区もあり、貧困と失業にあえいでいた人々にさらに追い討ちをかけるような今回の事件であった。


この青年が白人だったら、この白人の警官は発砲しただろうかという点が論点となっている。たぶん、しなかっただろう。


この手の事件としては1965年のワッツ事件、1991年3月のロドニー・キング射殺事件、その13日後に起きた韓国系店主による黒人少女、ラターシャ・ハーリンズの射殺事件などが有名だが、アメリカでも差別意識という点においては最も”進んでいる”といわれているオークランドでさえ、この有様である。


1965年のワッツ事件の後、オークランドにはかの有名な黒人解放を目指した急進的な政治団体、「ブラック・パンサー党」が結成され、多くの黒人青年達を政治的、社会的運動へと駆り立てていった。そんな「ブラック・パワーの町」でも、今回のようなことが起きているところに、アメリカの抱える黒人問題の根の深さが分かるというもの。


http://en.wikipedia.org/wiki/Black_Panther_Party


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%91%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%BC%E5%85%9A


「差別と暴力社会・アメリカ」という言葉は、”黒人大統領”誕生後も、当分、存在し続けるだろう。アメリカという国が存続し続けるならばの話だが・・・。


http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?f=/c/a/2009/01/02/MNB9152I2Q.DTL


ビデオ

http://cbs5.com/video/?cid=183


「歴史は繰り返す」というが、第一次大戦、第二次大戦を生み出した社会的状況と現在の状況は酷似しており、それだけに、日本政府には、「無意識のうちに第三次大戦に引きずり込まれた」というようなことだけにはならないよう、くれぐれも慎重に外交を展開してもらいたいものだと思う。








アメリカ中東政策、分裂の予兆? /現代の「上杉征伐」? ソマリア海賊問題

明けましておめでとうございます。新年が皆さまにとって良い年となりますように。

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(by こげばん)

本稿は先の拙稿「イスラエルの「スターリングラード」? ガザ侵攻/フランスのシンクタンクがイスラエル滅亡を予測」
http://ameblo.jp/sunshine-berkeley/entry-10185064822.html

に寄せられたsunshineさんのレスに対するレスのつもりで書いていた分ですが、長くなってしまったので記事にします。先の上記記事とあわせ読んでいただければ幸いです。

(以下本文)

新年を祝う気分など吹き飛ばす、イスラエルのガザ空爆も早6日目。イスラエル側は「今こそ(ハマスと)戦え」と主張して(Jerusalem Post)停戦を拒否し、
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http://www.jpost.com/servlet/Satellite?cid=1230111721985&pagename=JPost%2FJPArticle%2FShowFull

A time to fight
Dec. 28, 2008
THE JERUSALEM POST
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イスラエル国防軍は地上戦も視野に入れ始め(Haaretz)たかと思えば、
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http://www.haaretz.com/hasen/spages/1051682.html

Last update - 14:48 01/01/2009
IDF recommends major, but brief Gaza ground offensive
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これに対しイラン最高指導者・ハメネイ師は「ガザ地区でのシオニスト政権イスラエルによる恐ろしい犯罪」を糾弾して、イスラエルを「戦うに値する異教徒」として応酬するなど、
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http://japanese.khamenei.ir/index.php?option=com_content&task=view&id=261

最高指導者―ガザ地区の悲劇に対するメッセージ
28/12/2008
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少なくとも言論戦では、一向に解決の見通しが立つ気配が見られない。

そんな中、The Economistが「オバマは近々、中東問題へのスタンスを明確にする必要に迫られる」とする興味深い記事を発表している。
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http://www.economist.com/world/unitedstates/displayStory.cfm?story_id=12844901

On Obama's plate
Dec 31st 2008
From
Economist.com

Soon Barack Obama will have to explain how he would tackle the problems
of Israel and Palestine
---
これはsunshineさんも指摘されていたことだが、この記事でも(イスラエルとやや距離を置くと見られることもある)オバマと(イスラエルべったりの)ヒラリーの違いが指摘されていて、「オバマは政敵(ヒラリー)をパレスチナの泥沼に沈めて、中東問題にはあまり力を入れないかもしれない」という興味深い一節がある。
---
The appointment of Hillary Clinton as secretary of state is, at least to
the cynical, further evidence that Mr Obama will not expend much energy
of his own on the Middle East. What better way, after all, to neutralise
a once and potential future rival than by letting her get bogged down in
the quicksands of Palestine?
---
またIHTの社説ではイスラエルとハマスを「両成敗」するかのような社説が現れるなど、アメリカの論調も今回はイスラエルにやや冷淡なように見えないこともない。
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http://www.iht.com/articles/2008/12/30/opinion/edgaza.php

There's plenty of blame to go around for Gaza's war
Tuesday, December 30, 2008
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これまでもブログで数回書いてきたかもしれないが、オバマ政権は対ロシア封じ込めを外交政策の中心に据えようと考えているふしがあり、この観点から見れば今回のガザ空爆で

・中東におけるイランの影響力が高まる
・原油価格が高騰すれば、原油価格下落で大打撃を受けたロシア経済に再起の機会を与えかねない
・アメリカのイラク出口戦略を狂わしかねない
・中東情勢を流動化させ、ロシア包囲網結成を困難にする

などという問題点が浮上する可能性がある。

ご存知のとおりアメリカ・グローバリストは大別すると右派(ネオコン)と左派(リベラル)に分かれるが、イスラエルとの「特別な関係」を重視する右派と、イスラエルすら「駒」と割り切る面もある左派との間で、今回のガザ空爆をきっかけに両者の路線闘争が表面化する可能性も捨てきれない。

The Economist記事ではないが、オバマがどのような中東政策を打ち出すか、目が離せない。

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現代の「上杉征伐」? ソマリア海賊問題

さて周到な準備が窺えるのはガザ空爆だけではなく、昨年突如騒がれだしたソマリア海賊問題もある。(ゴルビーが寄稿したIHT社説

---
http://www.iht.com/articles/2009/01/01/opinion/edgorby.php

WHAT NEXT?
A new international agenda
By Mikhail Gorbachev
Published: January 1, 2009
---
にも、「海賊が歴史の闇から姿を現した」という一文がある。)

歴史の闇から姿を現した海賊を征伐するのに、国際社会は世界中の海軍力をソマリア沖に集めるみたいだが、たかが海賊と言っては顰蹙かもしれないとはいえ、海賊退治にはいささか大げさすぎる感がしないでもない。

かつて徳川家康が豊臣家から天下を簒奪した時、家康は(大坂とは正反対の)会津若松・上杉家を征伐すると称して江戸に諸大名を集め、頃を見て大坂に転進して関が原の戦を仕掛けたが、海賊退治に世界中の海軍を集めるのを見ると、家康の故事が頭をよぎらないこともない。

日本の与野党とも海賊退治には前向きのようだが、ここは相当慎重に考えた方がいいかもしれない、と思える。

追記
上記ゴルビー論文には、「世界的統治」を匂わせる一節もある。
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If current ideas for reforming the world's financial and economic
institutions are consistently implemented, that would suggest we are
finally beginning to understand the importance of global governance.
Such governance would render the economy more rational and more humane.
---

「経済をより合理的に、かつ人間的にする」という「世界的統治」がどのようなものか、こちらも興味深い。
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追記 by sushine


1月1日付け、BBCによるとハマスの強硬派最高幹部の1人、二ザー・ライヤンがガザ地区の自宅(アパートメント)でイスラエルの攻撃を受けて死亡した。死亡したのは彼のほかに4人の妻のうちの2人と、12人の子供のうちの4人を含む合計10名とみられている。 ハマスはこれによって一層態度を硬化させ、また、イスラエルのリブ二外相も停戦するつもりはないと言っている。


http://news.bbc.co.uk/2/hi/middle_east/7807124.stm

A senior Hamas leader has been killed by an Israeli air strike on his home in the Gaza Strip, Hamas officials say. Nizar Rayyan, the most senior Hamas figure to be killed since 2004, had urged suicide attacks against Israel.


また1月2日付け、「タイムス・オン・ライン」によると、ハマスはイスラエルへの応酬としてロケット弾によるミサイル攻撃を開始しており、トップ・シークレットの核施設も戦闘区域内にあるいることから、イスラエルを恐怖に陥れているとのこと。

http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/middle_east/article5430133.ece
Gaza rockets put Israel's nuclear plant in battle zone


ハマスは自分達のリーダーが殺されたことに対する復讐として、イスラエルのリーダーを殺害すると誓ったとの1月2日付、「ロシア・ツデイ」の記事。


http://www.russiatoday.com/news/news/35544

Hamas promises revenge for death of its leader


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(コメント by sunshine)

■「オバマは対イラン政策ではブッシュと同じ」とボルトン


こげばんさんの「オバマ政権は対ロシア封じ込めを外交政策の中心に据えようト考えているふしがあり、この観点から見れば今回のガザ空爆で、中東におけるイランの影響力が高まる(後の影響点については略)」という点に関して言えば、1月2日付け、WSJにブッシュ政権時代に国連大使を務めたこともあるネオコン強硬派のジョン・ボルトンが興味深いエッセーを書いています。


それによるとオバマは対イラン政策においては、第三次ブッシュ政権とでもいうべき、つまりライス国務長官が行ってきた政策と同じ路線でいくだろうとのこと。


http://online.wsj.com/article/SB123086106688148103.html?mod=googlenews_wsj
John R. Bolton: Obama Promises Bush3 on Iran


そこでライスのとってきた対中東政策(または対イラン政策)とはどういうものかというと、中東地域が「主流派」-サウジアラビア、エジプトやスンニ派湾岸諸国ーと「過激派」-イラン、シリア、レバノンを中心として活動しているといわれているヒズボラーなどの二つに分裂しているというレトリックを使い、イランやシリアと直接外交交渉に入るのではなく、「主流派」との関係を強化・再編成して、「過激派」に圧力をかけ、孤立させる方策でした。


ボルトンの言っていることをすべて鵜呑みにするわけにはいきませんが、WSJもオバマを持ち上げていた代表的メディアではありますので、こういった形でオバマ外交政策の一端をそれとなく暗示させているのかもしれない。そういった観点から読めば面白いかと思います。


この方策の一端については「ザ・ニューヨーカー」の敏腕調査ジャーナリストで、ピュリッツアー賞を受賞したこともあるセイモア・ハーシュが2年前にも記事で書いていますが、2007年のTVインタビューでもブッシュがイラン破壊工作のため、アルカイダに資金を提供していたと暴露しています。


http://www.youtube.com/watch?v=SOkkgEltGRs

You Tube: Seymour Hersh talks to CNN


http://www.youtube.com/watch?v=OnUWcjXvdlo&feature=related

you Tube: Seymour Hersh:US is founding Al-Qaeda to counter Iran


オバマーヒラリーがどのような対中東、対イラン政策をとるのか注目したいところです。


一方、ロシアですが、イラン、カタールなどと共に天然ガスOPECを作り、欧米金融資本の石油・天然ガス価格操作に左右されない姿勢を見せたことも要注視です。


なおカリブ海ならぬソマリアでの海賊問題ですが、決して不法行為を礼賛するわけではないし、海賊の肩を持つわけでもありませんが、国際金融資本及び欧米列強は人道・経済の両面において海賊以上のことをやりながら現在にいたっているわけで、そのことを思えば、「たかが海賊退治に大げさな」とも言えるわけでしょう。戦略家ならおっしゃるようなことぐらい考えての大げさな物いいでしょうか(襲撃された中で最大のタンカーはサウジアラビアのものでしたが、産油国といえども一部の連中が富を独占していることには変わりがないわけでして)。


もっとも日本の大型石油タンカーもあの辺を通るらしいので、日の丸付けて、「いざ、海賊退治!」と大げさな立ち回りを演じさせたいというそういった筋の人々もいることは推測できますが、ここはひとつクールに考えてもらいたいと思います。


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