スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

イスラエルの「スターリングラード」? ガザ侵攻/フランスのシンクタンクがイスラエル滅亡を予測

(by こげばん)


オバマ政権誕生の熱気と「CHANGE」への期待とともに暮れようとしていた2008年末だが、先月のインド・ムンバイテロに引き続き、そのユーフォリアに冷や水を浴びせるような、「ここ10年間無かったような規模の」軍事作戦をイスラエルが開始した。

現在オバマ政権誕生で、アメリカ-イスラエルの「特別な関係」が今後どのように変化するか注目されているところだが、イラン空爆に反対し、かつパレスチナ国家樹立に賛成している、(イスラエルと距離を置いているとみなされている)オバマの非公式外交アドバイザー・ブレジンスキーですら、下記IHT論文で「パレスチナ国家の非武装化・イスラエルの安全を保障するためのNATO(軍)の駐留」や「パレスチナ難民のイスラエル領への帰還禁止」などを主張しているところを見ると、たとえオバマ政権であろうとも、「この程度」の軍事作戦なら「イスラエルの安全保障」などの見地から追認するであろうことは容易に想像できる。

---
http://www.iht.com/articles/2008/12/16/opinion/YEbrzezinski.php

The global political awakening
By Zbigniew Brzezinski
Published: December 16, 2008
---

イスラエルのガザ空爆の目的は、ガザ地区のハマスを一気にたたくことで(アメリカ政権交代前に)孤立・弱体化させて、(イスラエル国防軍の威信を大きく毀損した)2006年の対ヒズボラ戦争の二の轍を踏まないよう、有利な条件で停戦・和平に持ち込むことではないかと個人的には推測しているが、毎度同じような軍事作戦を繰り返すイスラエルが、今回も数次の中東戦争同様の成功を収めることが出来るか、あるいは2006年の失敗を繰り返すか、現時点では予断を許さない。

さて2006年レバノン戦争の失敗直後、フランスのシンクタンク・LEAP/Europe2020が、近い将来イスラエル国家が滅亡するか、あるいは大胆な政策変更を余儀なくされるであろうことを予測している。

---
http://www.europe2020.org/spip.php?article229&lang=en

ISRAEL 2020: Two scenarios at the heart of Israel’s future
Abstract GEAB N°7
16/09/2006
---

上記LEAP/Europe2020論文によると、イスラエルがこのままの政策を継続すれば、近い将来イスラエル国家は滅亡して、ユダヤ人はアラブ人の大海の中で身を縮めて暮らすことを余儀なくされるとし、イスラエルが国家として存続していくためには大胆な政策転換でアラブ諸国と共存を図る必要があると指摘して、その根拠として以下の7要因をあげている。

1.イスラエル武力誇示戦術の陳腐化
2.イスラエル軍「優位」の崩壊
3.(中東問題をイスラエルに有利なように)一方的に解決するという戦略の破綻
4.「(イスラエルの)敵」の軍事・戦略能力が近年強化されつつある
5.アメリカのイスラエル支持が今後長期的に続くか不透明になりつつある
6.中東での欧州連合の一貫した影響力増大(=アメリカの影響力低下)
7.イスラエル-パレスチナ対立が、中東大戦に発展する可能性

これまで中東諸国を畏怖させてきたイスラエル国防軍の戦術といえば、彼らの仇敵・ドイツ軍の衣鉢を継いだのではとも思える航空・戦車一体の電撃作戦だが、電撃作戦が人口密集市街地では通用しにくいことを、ドイツはスターリングラードで、アメリカはバクダッドで、そしてイスラエルは南レバノンで証明してしまった。

今回のガザ侵攻作戦が今後どのように展開するか現時点では確言できないが、少なくともイスラム圏の反イスラエル感情をさらに高めることも厭わないという、イスラエルが極めて危険な賭けに出たことは間違いない。

ガザがスターリングラードや南レバノンになり、窮地に陥ったイスラエルがアメリカなどを誘い込む前に真の意味で停戦が実現することを、またイスラエルが大胆かつ賢明な政策転換することを、そして日本が変に巻き込まれないように、切に願っている。

---------------------------------------------------------------------------------------------

(コメント by sunshine)

■早速、イラン・ハメネイ師が「全世界のイスラム教徒よ、団結せよと」呼び掛け


12月29日付け、英「ガーディアン」によるとイスラエルは6ヶ月前から今回の攻撃計画を立てていたようで、なぜこのタイミングかという点がポイントですが、「ガーディアン」は、「オバマ就任の3週間前にこれを決行したということは、イスラエルがアメリカから自動的に支援を受けられる最後のチャンスであるからかもしれないからか」などと抜かしています。


オバマに加担してきた欧米マスメディアは、どこまで欺瞞的なプロパガンダを流し続けるつもりでしょうか。オバマは大統領予備選の頃はパレスチナへの理解を示していましたが、本選になると「イスラエルの独立を守り抜く」との姿勢を強調し、ユダヤ社会の信任を取り付けたわけで、この記事はオバマの矛盾した姿勢をカバーするかのような論調ではありませんか。

http://www.guardian.co.uk/world/2008/dec/29/israel-attack-hamas-preparations-repercussions
Six months of secret planning - then Israel moves against Hamas

下手をすれば中東大戦争になるかもしれないとのLEAP/Europe2020の指摘については、過去にも「アメリカがイラン攻撃か」との記事で少し予測が外れたことがあったという経緯はありますが、しかし、この可能性は否定できないとの見方が多いようです。

早速、12月29日付けのイランの英字紙「テヘラン・タイムス」にイランの最高宗教指導者・ハメネイ師がイスラエルを激しく非難、「パレスチナ人戦士達、イスラム世界や自由を求める国々、学者達、文化人・知識人達、そしてイスラム世界のメディア達、全世界のこれらのすべての者達よ、シオニスト国家の犯してきた悪罪に対して、今こそ徹底抗戦するべき義務があるぞ」と檄を飛ばしたそう。

そしてひたすらだまり続けているアラブ諸国のリーダー達に対して、「今回のイスラエルの攻撃は、全世界のすべてのイスラム教徒や良識ある人々にとって非常に憂慮すべき大惨事であるが、しかしそれ以上に由々しき大惨事は、イスラム教徒であるにも関わらず、ひたすら押し黙ったままのいくつかのアラブ世界のリーダー達を勇気づけなけりゃいけないことだ。イスラム世界の同胞として、パレスチナ人達への攻撃を黙って見ているだけでいいのか。今こそ私はアラブの学者達に問いかけたい。これこそイスラム世界とイスラム教徒に対する脅迫ではないのか」と。
http://www.tehrantimes.com/index_View.asp?code=185781
Leader upbraids Arabs for deafening silence on Gaza tragedy

また11月29日付け、「ハーレッツ」にロイターからの記事として、イランの強硬派聖職者達が、ガザにおける”シオニスト政権”に応酬するためにボランティア兵士を募っているとの記事が掲載されています。
Iran clerics enlist volunteers to fight 'Zionist regime' in Gaza
A group of Iranian hard-line clerics is signing up volunteers to fight in the Gaza Strip in response to Israel's air strikes that have killed at least 300 Palestinians, a news agency reported on Monday

イランは中東イスラム世界におけるリーダー的地位を獲得したいとの思惑があって、これを幸いに大ハッスルしているという面はあるでしょうが、ペルシア帝国の末裔ということを今もって誇りに思っている人が多いという話を隣人のイラン人から聞いています(レスリングでイランの代表としてオリンピックに出たそうで、メダルを取って、その後70年代初めにアメリカに移住したらしい。柔道、空手など日本の格闘技についても詳しい)。

彼が言うには、「イラン人は絶対にイスラエルなんかには負けないし、負けてはならないと皆、思っている。イラン人はまっすぐでサムライ・スピリッツと同じようなスピリッツを持っているから、ああいうずるい連中には負けない。なぜならアラーの神は常に正義の味方だから」ということです(笑)。


おっしゃるように日本も多角的方面からじっくり考慮して、まかり間違っても変なものに巻き込まれないようにしてほしいと願っています。


12月29日付け、CFR(外交問題評議会)のオン・ラインに、Steven Cookという中東問題専門家のインタビューが掲載されています。


彼はこの中で、「今回のイスラエルのガザ地区への攻撃はイスラエルとガザ地区にとっては、政治的、軍事的に目新しいものはなにもないし、ブッシュにとってもオバマにとっても今、現在できることは何もない。しかし何が目新しいかというと、今回の攻撃が中東全域に与えたインパクトは大きく、とりわけこの地域におけるイランの政治的影響力が大きくなった。このことがオバマ政権始動後の最初の課題となったという点で、目新しいことだ」と述べています。「イランとは対話路線でいく」と言っていたオバマですが、さあどうなるか。それにヒラリー”国務長官”はイランぎらい。イランとどう関わるのか、注視したいところです。


http://www.cfr.org/publication/18080/israelpalestinian_crisis_explodes_onto_obamas_agenda.html

Israel-Palestinian Crisis Explodes onto Obama's Agenda

Steven A. Cook CFR's leading Middle East expert, says that the latest attacks by Israel against Hamas targets in the Gaza Strip were "not surprising" given the renewed rocket attacks on southern Israel from the Gaza, and the political and military environments in Israel. Cook says "there is not a tremendous amount" either the departing Bush administration or the new Obama one can do right now, but he says the impact the Israeli attacks have on the Middle East as a whole, and the political gains to be made by Iran as a result, force the Obama administration to put the crisis "high on the agenda once the president enters the Oval Office."


スポンサーサイト

オバマ就任式での牧師はダボス会議、CFR、国連などでも大活躍

(by sunshine)


世界大恐慌の震源地、アメリカの師走は暗い師走となっている。楽しいはずのクリスマス・パーティーも先行き不透明の社会・経済を嘆き、愚痴を言い、例年になく破廉恥、馬鹿騒ぎが減少したようだった。パーティーの席で交わされる会話は、「銀行から送られてきたステイトメントの金額を見て心臓麻痺を起しそうだった。1か月前と比較して株で6万ドル(約540万円)、投資で10万ドル(約900万円)が一気に減っていたからだ」といった中高年のおじさん、おばさん達の嘆く話が多く、皆、これからどうするか思案に暮れているといった感じに見えた。


どうせ景気は回復しないのだから、「なるようにしかならないと楽天的になるしかない」といったところで話は落ち着いていたようだ。


こんな庶民の暮らしなど頭にないかのように、「チェンジ!チェンジ!」といって若者たちの頭をマヒさせたあのカリスマからは、悪い予感を感じさせるニュースばかりが耳に入ってくる。「政治家とはこういうもの」と分かっていながらも、オバマ政権の人事発表がなされるたびに、悪い冗談を聞かされているような気がするのは私だけではないだろう。


彼が1月20日の大統領就任の宣誓式に立ち会う牧師が、キリスト教福音主義のリック・ウォーレン師であることに非難の嵐が巻き起こっていることはすでに諸外国で報道済みだと思う。その非難の理由は、同性婚に賛成していたオバマが、それを認めないとするウォーレン氏を選んだことに対するオバマの「自己矛盾」に対してという風にマスメディアでは報道されている。


http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-35546720081219


そんなことより、ウォーレン師と政治・経済界との深いつながりの方が、またオバマが自分のスピリチュアル・マスター、つまり彼が会員になっているシカゴの黒人教会(アポストリック・チャーチ・オブ・ゴッドーApostolic Church of God)の牧師、ブレイゼィアー師(Dr. Byron Brazier)ではなく、外交問題評議会(CFR)、国連、それになんとあの「ダボス会議」(World Economic Forum)でもスピーカーとして招かれている、メガ白人教会のビジネスマン牧師を選んだことの方がはるかに本質的な問題である。


http://president.georgetown.edu/sections/speeches/53355.html


実際、黒人コミュニティーの人達の中には、「なぜ自分が通っている教会の黒人牧師ではなく、通ってもいない教会の白人牧師なのか」といった疑問と幻滅感を抱いている人も多い。


「これが政治というものだ」ということだが、まるでつぎはぎだらけのパッチワークがほころび、中身がちらちら、彼の正体もちらほらといった感も。またしてもオバマ信者にとってはいささかショッキングなニュースであることは間違いないだろう。


ウォーレン師は28年前にサドルバック教会(Saddleback Church)をカリフォルニア州レイク・フォーレストに設立して以来、28年間で会員2万人に育て上げ、教会の数は現在4つ、発行部数が世界中で二千万部も記録したというというベストセラー本の著者であり、大統領選挙中には彼がホストになり、彼の教会内でマケインーオバマの討論会を行い、慈善団体には巨額の寄付を、中・高・大学も設立。まさにどこかの国のある宗教団体のようだ。


http://www.saddleback.com/aboutsaddleback/ourpastor/index.html


http://en.wikipedia.org/wiki/Rick_Warren


こうなると、「アメリカ版池田大作」と呼んでも差し支えなさそうだが、CFRやダボス会議まで絡んでいるわけだから、当然まだ駆け出しのオバマとしては、誰かが選んだ牧師を「チェンジ!チェンジ!」とは言えなかったわけだろう。いつぞやのファンキーなオークランドの黒人教会牧師が説教で「悪魔に魂を奪われないように、オバマのために祈ろう!」といったことも、まんざら笑い話ではなかったことが今になって証明された感じだ。


http://ameblo.jp/sunshine-berkeley/day-20081111.html


思えばオバマはこの約半年間で、自分の支持する牧師を3人も変えたことになる。これひとつ見ても、いかに彼が、というか政治家が全く信用できない、カメレオンのような人種であるかということが分かるというもの。


ここ半年間の彼の遍歴をあげると、ざっと以下のようになる。


*今年3月ーライト師


オバマ所属の黒人教会元牧師がびっくり仰天爆弾発言。アメリカは世界一のテロ国家
http://ameblo.jp/sunshine-berkeley/day-20080315.html


ライト師:オバマが大統領になったら、米のためではなく、ポリシーを持ってやれという
http://ameblo.jp/sunshine-berkeley/day-20080429.html

*今年6月ーブレイゼィアー師

オバマが選んだ新しい教会 / アル・ゴアがオバマ支持を正式に表明
http://ameblo.jp/sunshine-berkeley/day-20080617.html


*来年1月20日就任式ーウォーレン師

http://www.saddleback.com/aboutsaddleback/ourpastor/index.html


何のために教会の会員になっているのか。何を基準に教会を選んでいるのか。自分が就任式で宣誓もできないような牧師の教会に通っているのか。オバマという人間性を疑ってしまうような、今回の牧師選びであるが、彼個人の自由意思など通じないところで動いているのが政治の世界。ライト師が言っていた「ポリシーをもってやれ」ということなど通じない世界ということだろう。


ウォーレン師のビデオ


"Pastor"Rick Warren's Lie(ウォーレン"牧師"の嘘)

「まだ子供が小さかった頃、私は時々、寝顔を観察していたが、子供の体が浮かび上がったり、沈んだり、また浮かび上がったり、沈んだりしているのが見えた」

http://www.youtube.com/watch?v=OvyyEIEDqrQ


Rick Warren Tell Us How to Get to Heaven(リック・ウォーレンは語る「どうすれば天国に行けるか」)

アメリカ人らしく非常にシンプル。「自分に誇りを持って、我が道を行くこと」

http://www.youtube.com/watch?v=ZwyhF5MyiyE&feature=related



なおライト師のことを人種差別主義者とかフォード財団から奨学金をもらったから云々という人もいるが、ライト師の言っていたことは少々過激とはいえ、貧困層・低所得者層の多い黒人コミュニティーの人達の本音である。ただ今まではそれを表面だっていわなかっただけだ。黒人文化を学んだことのある人なら理解できると思う。


それからフォード財団の奨学金は、名もない大学の、名もない学生がスチューデント・ローンを借りる場合にも広く提供していた(いる)奨学金であり、私の周りにも借りていた、または無償でもらっていた人が大勢いる。従ってこれを理由に彼をおかしいというのはおかしい(だからフォード財団をほめるわけではない。ただ特別な人たちだけに提供するだけではないということを言いたい)。


--------

(付録)


まだ明るく、ハッピーだった19才のオバマの写真。カンカン帽に煙草をくわえ、ちょっと悪を気取っている。たばこを持つ手つきが何となく他の物を持っているような感じに見える。

http://www.time.com/time/photogallery/0,29307,1866765_1815160,00.html


------------------------------------------------------------------------------

(コメント by こげばん)

■坊主のやることは古今東西変わらない


徳川家の後ろに、俗権に媚びる禅坊主と天台坊主がついている。それに、長い戦乱で陽の目を見なかった儒者がようやく祿米にありついて、ありもせぬ唐の君子話を売り物にしているようじゃ。おそらく世の人を干からびさせて、性根を抜いたうえで政事を束ねようとするつもりじゃ・・・

司馬遼太郎「戦雲の夢」

ナスダック元会長の逮捕はルービンCitigroup会長の金融スキャンダルを隠すためか

(by sunshine)


世界的な金融危機で揺れるアメリカで、元ナスダック会長、バーナード・マードフ(70才、ユダヤ系)が米国史上最大規模の500億ドル(約4兆5000億円)の詐欺事件を起こして逮捕されたニュースが世界中を駆け巡り、オバマ新政権発足まであと1か月という今、この時期にこの問題が発覚したタイミングについて、「Why now?(なぜ今なのか?)」という声が高まっている。


そもそもこの詐欺事件とはどういうものだったのか。産経新聞より抜粋すると、

------------------

12/17 01:55更新

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/205212/

ナスダック・ストック・マーケット(現ナスダックOMXグループ)元会長を務めるなど米証券界の実力者として知られるバーナード・マドフ氏(70)による巨額詐欺事件で、12月15日までに世界の大手金融機関が被害にあっていたことが分かり、衝撃をさらに広げている。被害総額は米国史上最大規模の500億ドル(約4兆5000億円)に達する見通しで、批判は米国の金融システムにも向けられている。

 15日付の国際紙ヘラルド・トリビューンは「パリから東京まで。マドフ氏の被害者続々出現」との見出しで、英、仏、日本、スペインなど各国の金融機関がマドフ氏のファンドに投資した資金の残高などを明らかにし始めたと報じた。

 米欧メディアによると、スペイン最大手銀行サンタンデールの約23億3000万ユーロ(約2700億円)を筆頭に、スペイン大手銀、ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリアの5億ユーロ(約615億円)、仏投資銀行ナティクシスの4億5000万ユーロ(約554億円)、日本では野村ホールディングスが約275億円、あおぞら銀行が124億円の投資残高があることが明らかになっている。

 ■金融危機とダブルパンチ
 米捜査当局によると、マドフ氏は自身の運営する投資ファンドは毎年10%の利益を上げていると投資家に宣伝。新規顧客の投資資金をひそかに配当や解約金にあてるという「ねずみ講」的な方法で高い利回りを装っていたとみている。

 マドフ氏はナスダック会長のほか、米証券取引委員会(SEC)の諮問委員など米証券界の要職を歴任、ウォール街の実力者と評価されていた。このため、投資家の多くがマドフ氏を信頼し、多額の資金を委託したとみられている。

(後略)


■バーナード・マドフ 1938年、ニューヨーク生まれ。60年にバーナード・L・マドフ・インヴェストメント・セキュリティーズを創業。会長兼CEOを務める。12月11日、米連邦捜査当局(FBI)に詐欺容疑で逮捕された。
--------

*注:上記のニュース原稿の中では、英語の「Ponzi Scheme」(ポンジー・スキーム)の和訳が「ネズミ講」となっているが、これは間違い。ポンジー・スキームとは、20世紀初め、イタリア生まれのアメリカ人、チャールス・A・ポンジーが大がかりな詐欺を行って世を騒がせたことに由来する「高配当の取引を餌に出資金を集め、新規の投資家からの資金を、古い投資家の収益に回す」というもの。


またMadoffの英語の発音は「メイドオフ」。朝日新聞では「マードフ」となっている。そこで以下、マードフと記す。

----------

しかしながらこのニュースに隠れるように密かに流れたもう一つの重大ニュースがあることは、あまり知られていないのではないか。そのもう一つのニュースとは、ゴールドマン・サックスに勤務した後、クリントン政権時代に財務長官を務め、現在、シティー・グループ経営執行委員会会長のロバート・ルービンが投資家達から「ポンジー・スキーム」のような手口の詐欺罪で訴えられたというニュースだ。


12月4日付けの「ニューヨーク・ポスト」では、訴状によると、投資家たちの被害総額は1220億ドル(約12兆2千億円)。ルービンは彼の株の売り上げで3,060万ドル、ルービンの弟子であり側近の、チャック・プリンスは2,650万ドル、元最高業務執行責任者ロバート・ドラスキンは3,200万ドル、そしてグローバル・ウエルス・マネージメント・ユニットの責任者トッド・トムソンは2,570万ドルの利益を得たと書かれている。

---------

http://www.nypost.com/seven/12042008/business/ponzi_scheme_at_citi_142511.htm

Ponzi Scheme At Citi-New York Post

Last updated: 1:17 am
December 4, 2008

A new Citigroup scandal is engulfing Robert Rubin and his former disciple Chuck Prince for their roles in an alleged Ponzi-style scheme that's now choking world banking.

Director Rubin and ousted CEO Prince - and their lieutenants over the past five years - are named in a federal lawsuit for an alleged complex cover-up of toxic securities that spread across the globe, wiping out trillions of dollars in their destructive paths.

---------

500ページにもおよぶ訴状が裁判所に提出されたとするMoney Newsに掲載されているロイターの記事。

http://moneynews.newsmax.com/financenews/citigroup_lawsuit/2008/12/03/157734.html

Lawsuit:Rubin,Others Hid Citi's Problems

---------

ロバート・ルービンといえば、オバマ政権で主席経済顧問(国家経済会議議長)に任命されているローレンス・サマーズ(クリントン政権下でルービンの後に財務長官になった人物)や同じくオバマ政権で財務長官に任命されているティモシー・ガイトナー(サマーズが財務長官だった時、次官をやっていた人物)達の”師匠”とも言われる人物であり、外交問題評議会(CFR)議長という大物。


http://en.wikipedia.org/wiki/Robert_Rubin


--------

「オバマの経済チームはロバート・ルービンの影響下に-その相違と共に」とする11月24日付け、「インターナショナル・ヘラルド・トリビューン」の記事。

-------

http://www.iht.com/articles/2008/11/24/business/rubin.php


Obama's economic team shows influence of Robert Rubin - with a difference

It is testament to the star power of former Treasury Secretary Robert Rubin among many Democrats that as Barack Obama fills out his economic team, a virtual Rubin constellation is taking shape.

The president-elect used the announcement Monday that he was appointing two Rubin protégés, Timothy Geithner as Treasury secretary and Lawrence Summers as senior White House economic adviser, to underscore his determination to step aggressively into a economic leadership vacuum in Washington while also maintaining continuity with the Bush administration before the transition of power Jan. 20.

---------

また、信憑性のほどは知らないが、ユダヤ系カナダ人だがユダヤ系をも容赦なく批判する”陰謀論者”とのレッテルを貼られているヘンリー・メイコウ博士によれば、ルービンの息子、ジェイミーは今回の大統領選では、オバマのために「ウォール街」で資金集めをした中心的人物とのこと。


このため、ルービンの「ポンジー・スキーム」を隠すために、今、このタイミングでマードフの「ポンジー・スキーム」を表に出し、メディアで騒がせていると彼は言っている。

---------

http://www.henrymakow.com/we_all_are_victims_of_a_giant.html

The arrest of financier Bernard Madoff Thursday for operating a "Ponzi scheme" costing investors $50 billion made the TV network news. Curiously, a lawsuit the same day against Clinton Treasury Secretary Robert Rubin for defrauding Citibank shareholders of more than $122 billion, also described as a "Ponzi scheme," got no airplay whatsoever.
---------

話をマードフに戻すと、すでに名をなし財をなした70歳の彼が、なぜ人生の最終章でこのような大それた悪事を働いたのかということだが、今、アメリカでは果たして彼が単なる自己の金儲けのために単独でこれを行ったのか、それとも背後に何か巨大な組織でも介入しており、そのためにこんなことを行ったのか、様々な議論が展開されている。


しかし、12月19日付けCNNで、彼は「すべて自分1人が単独で行った」とまるでスパイ物やマフィア物の映画のシーンのようなセリフを吐いて大胆不敵なうすら笑いすら浮かべている姿には、何か裏があるな、と直感的に感じた人も多いと思う。

------

http://money.cnn.com/2008/12/18/news/newsmakers/madoff_didnt_act_alone.fortune/?postversion=2008121814


Did Bernard Madoff act alon? Investors doubt it

Last Updated: December 19, 2008: 1:50 PM ET

(Fortune) -- Like the conclusion that Lee Harvey Oswald was a lone gunman, the theory that Bernard Madoff acted alone is hard to swallow.

True, Madoff has allegedly confessed that he perpetrated a massive fraud that left behind $50 billion in losses; and he claimed to have done this all alone.

--------

12月19日に放送されたNBCニュースによると、彼はユダヤ系アメリカ人であり、以前から多額の寄付をイスラエルの教育機関、財団、病院などに行ってきたそうで、今回の逮捕により、数多くの教育や慈善財団などが基金不足により、閉鎖に追い込まれるだろうと言っている。特にチェイス・ファミリー財団はマードフと関係が深く、即座に閉鎖されることが決まったと、切実な表情を浮かべて関係者が話しているのには興味をひかれた。


彼は先祖の国、イスラエルのためにあんな大それた詐欺を単独で行ったのだろうか。ビデオを見ると、随分多くの若者達が彼の恩恵を受けていたようで、もしイスラエル政府がこれらの財団や病院に財政援助をしなければ、数多くがすぐにでも閉鎖されるだろういう話だった。イスラエルから見れば、マードフはまさしく救世主だったわけだ。


彼から詐欺でやられた銀行も詐欺をやりながら儲けているわけだから、それを上手の詐欺で金をかすめ取り、若者達のために使っていたというのなら、たとえその援助先がイスラエルの財団だったとしても、ただの悪党ではないのではないか、と変なところで感心させられたりして、複雑な心境になったりもする。


下記の「Hunting Post」に、イスラエルからのレポートを放送しているNBCのビデオがある。

--------

http://www.huffingtonpost.com/2008/12/19/madoff-fallout-israeli-pr_n_152418.html?page=2&show_comment_id=18970576#comment_18970576

The Bernie Madoff effect continues to spread. The $50 billion that appears to have been lost in Madoff's now-famous fraud scheme has crippled and killed some charities. Now, the programs that relied on those charities -- like the Israeli ones in the video below -- are out of luck, too

--------

ただ、もう一方では、アメリカを代表する教育慈善財団のひとつ、、ピコワー財団(Picower Foundation-バーバラ&ジェフリー・ピコワーが設立)はマードフに資産管理を任せていたが、今回の事件により来月には閉鎖することになったという悲劇的なニュースも報道されている。この財団はMIT(マサチューセッツ工科大学)、ヒューマン・ライツ・ファーストやニューヨーク公共図書館への多額の寄付をしている他、ハーバード・メディカル・スクールに糖尿病研究所も設立した、アメリカでも大手の教育慈善団体といわれていた。MITの学生への奨学金も支給していたと聞いている(実はこの財団はマードフのものだったということも考えられるが)


これらのことを思えば、イスラエルを愛するあまりアメリカの教育にダメージを与えたマードフとは、一体全体、何者なのかと謎は深まってくる。

-------

http://news.yahoo.com/s/ap/20081220/ap_on_bi_ge/madoff_scandal_charities


Foundation to shut down, say Madoff managed money

NEW YORK – One of the nation's leading educational philanthropies announced that it would close in the coming months, brought down by the alleged financial fraud orchestrated by Bernard Madoff.

------------

マードフは単にイスラエルの慈善団体のためにこれだけ大きな詐欺を行ったのか、それとも背後にもっと大きな何かがあるのか。モサドやCIA、そしてMI6などの諜報機関の資金稼ぎのために駒として使われていたのではないかといった”妄想的”な”陰謀論”もネット上で出ている中、下記のビデオを見て、もう一度、金融という名の詐欺について勉強するのもいいかもしれない。


それにしても、この二つのスキャンダルを見ていて思うことは、オバマが大統領に就任する前に、ルービンのスキャンダルは闇に葬り去ろうという魂胆でもあるのかな、ということだ。


Money As Debt(負債としての金ー日本語字幕版)

http://video.google.com/videoplay?docid=-446781510928242771

--------------------------------------------------------------------------------------------

(update)


12月24日付けAPによると、マードフによる巨額投資詐欺事件で、被害を受けたヘッジファンドの仏人経営者がニューヨーク・マンハッタンの事務所で死亡しているのが23日、発見された。


死亡していたのは、ヘッジファンド「アクセス・インターナショナル・アドバイザーズ」の創業者で最高経営責任者(CEO)のルネティエリ・マゴン・ド・ラ・ビーユウシェット氏(Rene-Thierry Magon de la Villehuchetー65歳)。同氏は、主に欧州の投資家から集めた資金14億ドル(約1260億円)をマードフ容疑者の投資会社を通じて運用していたという。


ニューヨーク警察スポークスマンの話では、彼の事務所の机には睡眠薬のビンが置かれ、床にはカッターが転がっており、遺書などは残されていなかったとのこと。


警察の話によると、22日午後7時、彼は「自分は残業があるから」と言い、全員に退社するように命じた。そして翌日、従業員が彼の部屋をノックすると内からカギがかかっていた。不審に思い、その後、合鍵で開けたところ、血まみれになって死亡していたらしい。


亡くなったマゴン・ド・ラ・ビーユウシェット氏は、貴族の流れをくむ家系であり、フランスで最もパワフルな家系のひとつ。


彼のファンドはヨーロッパ最上級のハイソサエティーの人々の投資の運用を行って来ており、その中の一人にモナコのキャロライン王女の元夫、フランス人のPhilippe Junot氏やユーゴスラビアのPrince Michelなどがいる。

http://www.latimes.com/business/la-fi-madoff-suicide24-2008dec24,0,2436404.story


No-Bailout and Fadeout? GM,クライスラーへの「死刑宣告」と「環境革命」

(by こげばん)


長期に渡る経営不振が続いていた、GM,クライスラー,フォードのいわゆるBig3。経営危機が深刻化する前に当面の財務基盤改善に成功したフォードはともかく、GM,クライスラーの2社は年内の経営破綻も取沙汰されているほど追い詰められている。

かつては世界一の産業国・アメリカを象徴する企業でもあったBig3を救済すべく、アメリカ上下院にBig3の国有化法案が提出されていたが、既報の通り下院を通過したものの上院で否決され、現在(議会承認を必要としない)金融安定化法を活用した公的支援が検討されているが、Big3、とりわけGM,クライスラーの2社は金融大手数社のような国有化-Bailoutによる救済どころか、連邦破産法11条(通称Chapter 11、日本で言う民事更生法)適用で、市場から退出-Fadeoutする公算がさらに高くなっている。

Big3が苦境に陥った原因の一つとして、低燃費車などの開発で日本勢などに遅れを取り、近年の世界的な環境志向に適応できなくなったことが考えられるが、そのアメリカ、オバマ次期大統領の選出で(少なくとも表面上は)ますます環境志向に拍車がかかっているように見える。その一例としてたとえば、民主党リベラル系シンクタンク・ブルッキングス研究所が発表している「オバマ新大統領への提言」シリーズの中に、「未来志向のエネルギー政策を」という提言がある。
---
http://www.brookings.edu/papers/2008/1111_energy_security_memo.aspx
Memo to the President: Build a Secure Energy Future

William J. Antholis, Managing Director, The Brookings Institution
Charles K. Ebinger, Director, Energy Security Initiative

The Brookings Institution

November 11, 2008 ―
Both presidential candidates repeatedly listed energy security and
climate change as a top priority―second only perhaps to addressing the
economic crisis.
---
このレポートでは中期的目標として、再生可能な代替エネルギーや「環境に優しい」輸送手段の開発などを通じて(アメリカ経済の)石油依存体質を改め、長期的目標としては、原子力や石炭への投資や世界的な環境外交、(アメリカ連邦)政府の機構改革などにより、2050年までにCO2排出量を80%削減して、石油依存体質から完全に脱却するよう提言している。

またアメリカ・マッキンゼー社コンサルタントJeremy Oppenheim, EricBeinhocker, Diana Farrellの3氏は、自社のレポートで「経済成長と地球温暖化防止は両立できる」「クリーンエネルギー研究やインフラへの投資は、世界経済成長への起爆剤をなり得る」と主張した上で、「人類はこれまで農業・産業・IT革命を経験してきたが、今や環境革命の時代が到来した」と高らかに宣言している。
---
http://www.mckinsey.com/mgi/mginews/skyhigh.asp
Not sky-high
Newsweek International
By Jeremy Oppenheim, Eric Beinhocker, and Diana Farrell
November 15, 2008
---
(オバマ政権の誕生で今やアメリカの国策になりつつある)世界的な環境志向や、金融大手は救済してもBig3は「見殺し」にする(可能性が高い)アメリカの動向を考えれば、今日Big3が陥っている苦境は、場合によっては世界各国の自動車産業や航空産業など「環境に優しくない」産業の未来図となる可能性も捨てきれない。

これら「環境に優しくない」産業は、関連企業の裾野も広くかつ雇用も大きい(下記The Times記事によると、アメリカ自動車産業関連で300万人の雇用がある)ため、
---
http://business.timesonline.co.uk/tol/business/industry_sectors/engineering/article5332968.ece

From Times Online
December 12, 2008

Analysis: the politics of the car bailout lifeline
Faced with the prospect of being blamed for the collapse of a once-great
industry, President Bush is taking his only option: do something
---
今後の景気動向や環境志向の高まりなどにより「環境に優しくない」産業が次々苦境に陥るようなことがあれば、失業増などで今後景気後退にさらなる拍車がかかる可能性が考えられる。

上記マッキンゼー社のレポートによると、環境変動による悪影響を最小限に抑えるためには、先進国市民は40Kmのドライブと1日の冷暖房などの取捨選択を迫られるとあるが、それ以前に性急な環境対策導入で(代替エネルギーのインフラ整備が終る前に)既存産業が壊滅的影響を受けるようなことがあれば、車や冷暖房以上のものを失う市民が続出するかもしれない(オバマのケインズ主義志向は、大失業を見越したものと考えるのは勘ぐり過ぎ?)。

地球温暖化問題で通説のようになっている二酸化炭素主犯説に対し、いくつか反論が存在する中にあってもなお「環境革命」を高らかに称賛するイデオローグたちの心中は推して知る由も無いが、そこまで「環境革命」を称賛・推進しようとするならば、「環境に優しくない」対テロ戦争を中止するのが先かもしれない、とも思える。

------------------------------------------------------------------------------

(コメント by sunshine)

■仕組まれてこうなったかもしれないとも考えたくなる


世界規模での大失業時代がこんなに早くやって来るとは想定外だったと思う人も多いと思います。


人間が生命を維持する為に必要なものはいうまでもなく食料とエネルギーですが、庶民の観点からすれば、支配層が無為無策のまま、物質的な豊かさだけを追い求めるように仕向けられ、大量生産、大量消費へと突っ走らされた結果、いきなり崖っぷちまで来てしまったという感じですね。


石炭から石油へそして今、原子力や太陽光線、電気、バイオエネルギーといった「クリーン・エネルギー」へとエネルギー源の「改革」が推し進められている訳ですが、こげばんさんが書いているように、「性急な環境対策導入で(代替エネルギーのインフラ整備が終る前に)既存産業が壊滅的影響を受けるようなことがあれば、車や冷暖房以上のものを失う市民が続出するかもしれない(オバマのケインズ主義志向は、大失業を見越したものと考えるのは勘ぐり過ぎ?)」という点について、私も同じ感じを持っています。


そもそも環境問題については、次のような疑問を持っています。


1.地球温暖化の原因は二酸化炭素主犯説だけではなく、いくつか反論もあるがその中でも最大のものは太陽の黒点の数の増減によるものというものがある。たとえばサハラ砂漠はわずか2,3千年前までは緑に覆われた土地であり、人間が暮らしていた土地であった。この状態は約5千年間続いていたと、初歩的な科学教育サイトに書かれている(ということは何度か緑化と砂漠化を過去においても繰り返していることになる)。

http://www.worldwildlife.org/wildworld/profiles/terrestrial/pa/pa1327_full.html


「気候変動については、いくつかの原因が考えられる。太陽の黒点の変化、火山の活動、地下断層の移動による海流の流れの変化などが相互に関係しあって起きる」とする科学者の意見もある。

http://www2.sunysuffolk.edu/mandias/lia/possible_causes.html

2.「化石燃料の生産量は1970年代にピークを迎え、その後、急激な下降線をたどるだろう」といういわゆる「石油ピーク」説がM.キング・ハバート(M.King Hubbert)によって既に1956年に提出されており、1960年代ー1990年代にかけて、アメリカでは盛んに電気自動車への熱が高まっていたが、それもいつの間にかしぼんだ。それはなぜか。なぜ、「次なるエネルギー」へ向けてのインフラ整備を行わなかったのか。世界一の大学研究機関が勢ぞろいしているアメリカで、それが不可能なことはなかったはずだ。本気でやる気があったなら。それともミルトン・フリードマンあたりの「新自由主義」とやらにすべてをゆだね、国民のための社会政策など全く考慮することなどなかったのか。


明日のパンにも事欠く大量の失業者の群れと原油消費量急減による生産高減少と価格急落。これによって経済的打撃を受ける産油国。


「これで得をするのは誰か?」と考えると、やはりどうも「意図的になされたか」と考えるのが自然なような気がします。同時に過去の大戦前の社会状況と酷似していることから、庶民の怒りが暴力と化し、それを利用してヒトラー的な人物に陶酔するように仕向け、人々がその仕掛けに引っ掛かり、ファシズムが起こりやすい環境になりつつあるような悪い予感がしています。人間が人間であるための基本的条件、つまり生命維持に必要な衣食住が不安定になった時、この世は餓鬼・畜生世界と化します(現在、すでにそのようですが)。


過去の過ちを繰り返さないためには、我々はすべてこの宇宙の中の小さな星の運命共同体であり、皆がつながっており、皆で支えあって生きなければやっていけない崖っぷちに立たされているということを実感として感じること、そして「ワーク・シェアリング」とでもいうべき、小さくなった労働のパイを皆で分け合って生きるということからやるしかないのではないか、という気がしています。

-------------------------------------------------------------------------------

(レス by こげばん)

■オイルピークより切実な「ウォーターピーク」


かつて「平和ボケ」した日本人を揶揄する表現として、「水と安全はタダ」という言葉がありましたが、現在の世界を見ると、安全はおろか水もタダという時代は、急速に過去のものとなりつつあるようです。

たとえばアメリカ中西部の穀倉地帯では、白人入植以来当地での穀物生産を支えてきた「オガララ帯水層( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%AC%E3%83%A9%E3%83%A9%E5%B8%AF%E6%B0%B4%E5%B1%A4 )」の地下水が枯渇の危機を迎えています。
---

http://www.nhk.or.jp/special/onair/050821.html

「ウォーター・クライシス ~水は誰のものか~」
第2回 涸(か)れ果てる大地

【アメリカ・カンザス州の地下水問題】

カンザス州を含む8つの州の地下には、巨大な地下水層がある。「オガララ帯水層」と呼ばれるこの地下水層の水量は4兆トン(琵琶湖150杯分)にもなる。
オガララ帯水層の水は、その多くが数千年をかけて蓄えられた水だ。しかし、戦後60年間でそれをほとんど使い尽くしてしまった地域が出てきている。なかには90%以上を使い果たしてしまった地域もある。(データ:アメリカ地質調査所)
---

こちらは、アメリカ同様穀倉地帯を抱えるオーストラリアでも、渇水が深刻化しつつあるというレポです。

【緊急報告】深刻化するオーストラリアの大渇水 ―大干ばつは大陸を干上がらせる!?―*
http://www.asyura2.com/07/nature2/msg/223.html

http://www.asyura2.com/07/nature2/msg/226.html

上記NHKスペシャル「ウォーター・クライシス」には、日本と世界の農業用水の深い関係がこのように描写されてますが、

---
日本は食料の半分以上を輸入に頼っている。輸入食料の生産には大量の水が使われている。つまり、日本は食料という形で海外から大量の水を輸入していることになる。
例えば、食パンの原料の小麦を1キロつくるのには、2トンの水が使われている。そして、牛肉を1キロつくるのには、20トンもの水が使われている。(データ:東京大学 生産技術研究所 沖大幹 助教授)
---

世界的に水資源が枯渇するとなると、食糧生産には大打撃となり、世界的飢饉が常態化する可能性もあり、その悪影響はオイルピークを上回ると推測されます。

オイルピークは1970年代に一度「肩透かし」を食ったせいか、今でもマルサス主義者のプロパガンダが一部混じっているのではないか、と個人的には勘ぐりたくなることもありますが、とは言っても石油資源も水資源も有限なのは事実です。そこでいつかは確実に到来する資源枯渇時代を生き抜く知恵は、sunshineさんご指摘の通り「皆で支えあって生きなければやっていけない崖っぷちに立たされているということを実感として感じること」という認識から始めないと、なかなか出てこないような気がします。

「何もかも、思い通りにしようと望んではならぬ。勝ち取った支配者の地位も、生涯あなたを見捨てぬものではなかったのに。」
-ソポクレス「オイディプス王」

検挙されたブラゴジェビッチ州知事にはオバマの側近達が関与!?

(by sunshine)


オバマはかつて、「好きな映画は”ゴッドファーザー”と”アラビアのロレンス”。 そして自分の半生記の映画が製作される場合は、ウィル・スミスが自分の役をやると二人で話し合って決めている」と語ったことがあった。

http://ameblo.jp/sunshine-berkeley/day-20080228.html

この二つの映画のタイトルから、彼の心理状態と野望が透けて見えるような気がするのは、決して私だけではないはず。彼も半年前はシリア人移民のシカゴ”マフィア”、トニー・りズコとの黒い噂が、また現在、イリノイ州知事の汚職スキャンダルをめぐって、彼との関係が一部では取りざたされたりもしている。映画「ゴッドファーザー」は、彼にとって学ぶべきことの多い「教訓映画」ということかもしれない。


トニー・りズコとオバマの関係については、下記のエントリーより参照のほどを。

--------------

大票田のオハイオ州とテキサス州で負けたオバマ、シカゴ・マフィアとの黒いつながりが影響か

http://ameblo.jp/sunshine-berkeley/day-20080305.html


「オバマとリズコの関係をいうのなら、ヒラリーと彼のこの写真を見よ」と、世論は真っ二つ

http://ameblo.jp/sunshine-berkeley/day-20080306.html


オバマとりズコの関係を知るための8つの事実

http://www.suntimes.com/news/watchdogs/757340,CST-NWS-watchdog24.article

January 24, 2008


All of a sudden, seems as if everybody's talking about Barack Obama and Tony Rezko. Even Jay Leno.Rezko already was a big story in Chicago, accused of influence-peddling in the Blagojevich administration and set to face trial Feb. 25.

--------------

今さら書くまでもないと思うが、こののイリノイ州知事はトニー・りズコとも深い関係があった人物であり、大統領選ではオバマ支持を熱烈に表明していた人物。オバマが全く無関係ではないはずというのが普通の人々の感想だ。


この事件の触りだけを書くと、

-----------

http://www.asahi.com/international/update/1210/TKY200812100204.html


米検察当局と連邦捜査局(FBI)は9日、次期大統領に当選したオバマ氏の辞職で空席になったイリノイ州選出上院議員の後継選びでロッド・ブラゴジェビッチ州知事(民主党)が金銭的な見返りを要求したとして、汚職容疑で逮捕したと正式に発表した。オバマ氏の関与はなかったとしている。

 上院議員が大統領就任により辞職した場合、州知事が後継を指名するという権限を悪用し、金銭や知事退職後の地位を得ようと計画した疑い。捜査当局は通話を盗聴して証拠を押さえており、「まるでスポーツ選手の代理人のように、上院の議席を競売にかけていた」と記者会見で説明した。当局の訴追をまぬがれるため、自らを後継に指名することも考えていたという。

 同知事はオバマ氏の有力な支持者。この事件について、オバマ氏は「州民と同じく、ニュースを聞いて悲しんだ。知事や事務所とは接触しておらず、まったく気づいていなかった」と会見で語った。後継については補欠選挙を行うことも検討されている。

-----------

オバマが「全く接触しておらず」というのは、いかがなものだろうか。12月9日付けのABC「Political Punch」によれば、彼の右腕とも言えるデイビッド・アクセルロッドは(大統領選キャンペーン・メディア対策委員長。政権移行チームで彼のシニア・アドバイサー)、2008年11月23のFoxのTVインタビューの中で、「自分は彼(オバマ)が知事と話をしたのは知っている。多くの名前(後継候補者の)が浮上し、彼(オバマ)はそれらの人々を好ましいと思っていると思う」と答えている。

----------

(下記のサイトにインタビューの動画がある)

http://blogs.abcnews.com/politicalpunch/2008/12/questions-arise.html


But on November 23, 2008, his senior adviser David Axelrod appeared on Fox News Chicago and said something quite different.

While insisting that the President-elect had not expressed a favorite to replace him, and his inclination was to avoid being a "kingmaker," Axelrod said, "I know he's talked to the governor and there are a whole range of names many of which have surfaced, and I think he has a fondness for a lot of them."

---------

しかし、後日、オバマの政権移行チームの補佐官は「アクセルロッドはFoxのインタビューで間違った発言をした」といい、アクセルロッドは12月9日、「先月、自分がテレビ・インタビュー中に発言したオバマ氏がブラゴジェビッチ州知事と上院議員の後継者問題について、直接、話をしたという件については、誤った発言だった。両者はこの問題をめぐって、話をしたことは全くない」との声明を発表した。

----------

http://blogs.abcnews.com/politicalpunch/2008/12/questions-arise.html

(UPDATE: An Obama Transition Team aide says that Axelrod misspoke on Fox News Chicago.)


(UPDATE #2: Axelrod this evening issued a statement saying. "I was mistaken when I told an interviewer last month that the President-elect has spoken directly to Governor Blagojevich about the Senate vacancy. They did not then or at any time discuss the subject.")

----------

1月12日付「シカゴ・トリビューン」には、ラーム・イマニュエル(オバマの首席補佐官)とブラゴジェビッチ州知事のスタッフが会い、イマニュエルがオバマにとって”受け入れやすい”人物名のリストをこのスタッフに渡したとの報道がなされている。

----------

http://www.swamppolitics.com/news/politics/blog/2008/12/rahm_emanuel_blagojevich_staff.html

Emanuel delivered a list of candidates "acceptable" to Obama, source says

Rahm Emanuel, President-elect Barack Obama's pick to be White House chief of staff, had conversations with Gov. Rod Blagojevich's administration about who would replace Obama in the U.S. Senate, the Chicago Tribune has learned.

----------

これの捜査にあたっているのが、あのブッシュ政権下におけるCIA漏洩事件でカール・ローブ大統領政治担当補佐官とルイス・リビー副大統領主席補佐官をやり玉に挙げた、24時間仕事漬けの「シカゴの鬼検事」ことパトリック・フィッツジェラルド連邦検事(47才)。彼はトニー・りズコも逮捕した人物。

http://en.wikipedia.org/wiki/Patrick_Fitzgerald

トニー・りズコはブラゴジェビッチ州知事にもオバマと同様の手口で近づき、多額の献金をし、それによって事業を拡張させ、そしてマネーロンダリングで逮捕された。

----------

http://www.suntimes.com/news/metro/353782,CST-NWS-rezpols23.article

Top recipients of campaign cash

April 23, 2007

http://en.wikipedia.org/wiki/Tony_Rezko

--------

今回のこの事件を受けて、「オバマはパトリック・フィッツジェラルドを解任するべきではない」といった”早読みに長けた”意見もすでにネット上で出ている。

http://www.newsmax.com/morris/Patrick_Fitzgerald_/2008/12/11/160744.html


フィッツジェラルド連邦検事は、「今のところ、オバマは直接この件には関わっていないと思うが、オバマ周辺の人物達の捜査はする」と言っている。


彼もオバマと同じハーバード大学法科大学院出身の法学博士だが、彼はニューヨーク州クイーンズの労働者階級の出身。全米きっての筋金入り正義派検事との誉れ高い人物。オバマより1歳年上の1960年12月生まれ。同じハーバード出身でも対照的な生き方をしている二人だ。二人の今後の生きざまを注視したい。

-------------------------------------------------------------------------------

(update)

「ウォール・ストリート・ジャーナル」が12月15日、オバマの政権移行チームの首席補佐官、ラーム・イマニュエル(イリノイ州シカゴ地区選出下院議員)に近い筋からの情報として報じたところによると、オバマは大統領選前から彼の後継の上院議員については考えており、大統領選後、イマニュエルにその旨を伝え、イマニュエルは電話でブラゴジェビッチ州知事にそれを伝えたとのこと。


イマニュエルはブラゴジェビッチ州知事にきわめて近い人物の一人であり、2002年、ブラゴジェビッチ州知事が下院議員から知事になったため、その後継ポストを受け継いで下院議員になった。

-----------

http://online.wsj.com/article/SB122926660096904673.html


Emanuel, Blagojevich Aides Discussted Senate Seat

Barack Obama had begun thinking about his Senate successor even before the presidential election, and dispatched Rahm Emanuel days after the vote to contact aides of Illinois Gov. Rod Blagojevich to begin talking up Mr. Obama's preferred candidates, associates of Mr. Emanuel said this weekend.


Mr. Emanuel, a congressman from Chicago, had been approached about being Mr. Obama's White House chief of staff the week before the election, though he hadn't yet officially decided to take the post. Nonetheless, the issue of Mr. Obama's Senate replacement was sensitive enough that senior Obama aides wanted to keep the matter within the circle of Illinois political figures, according to people familiar with campaign deliberations at the time.


Among those in Mr. Obama's inner circle, Mr. Emanuel had one of the closest relationships to Mr. Blagojevich, a Democrat. He had succeeded Mr. Blagojevich in 2002 to the House seat that covered Chicago's near north side.



アメリカ高等教育、その光と影/アメリカ高等教育衰退の予兆!?

(by こげばん)


おことわり:本記事はsunshineさんの記事「師走になると思いだすこと」
http://ameblo.jp/sunshine-berkeley/entry-10166054355.html
へのレスとして書いたものです。上記記事とあわせ読んでいただければ幸いです。

WW2終戦後、その先進性や独創性などにより、世界中の知的階層の憧れの的であり続けたアメリカ高等教育。先のsunshineさんの記事には、3代かけて知的専門職への登竜門たる高等教育機関にようやくたどりつく黒人の話が描かれているが、今日では並外れた知的能力と資力に恵まれた移民の子息の中には、たとえば下記記事のように3代といわず1代目からアメリカ人エリートに伍して、プレップ・スクールのような知的専門職への登竜門を駆け抜ける人もいるようである。(拙者、留学経験は皆無なので、このあたりの事情が違っていたら申し訳ありません)

<ただいま留学中> サンディエゴ高校白書
http://www.asyura2.com/08/social6/msg/200.html

上記記事や先年日本でも話題になった岡崎玲子「レイコ@チョート校」(集英社新書)あたりを読むと、世界中から集まる富裕層エリートの卵たちの並外れた知的能力とアメリカの先進教育に溜息が出る思いがするが、同時に上記記事では、教育や就業機会さえ限られ貧困層や、生涯ガーデナーをして暮らすであろうメキシコ人についての記述もある。

上記記事は「上昇志向で常に瞳を輝かせ夢を追う友人達と、庭で黙々と働くガーデナーとを思うとき、私は同じ世界に横たわる果てしなく深い格差を感じ、軽い目眩さえ覚えるのだ。」という一文で締めくくられているが、深まる一方のアメリカ社会の格差や教育の光と影を考えると、現在の貧困層やマイノリティなどが3代で専門職への扉を開くことが出来るかどうか、いささか疑問に思える。

sunshineさんの記事にある夭折したハーバードの黒人医師は、才能やご両親の理解など色々な面でかなり恵まれたケースだろうと思えるが、貧困層やマイノリティの中にも、このような逸材がまだまだ眠っているかもしれない。

何時の日か、願わくはこの経済危機を奇禍にして、いい意味でアメリカ社会の格差が縮小して、貧困層やマイノリティの隠れた逸材にも日の目が当たるようになれば、と願っている。

▽参考エントリー
「白人にコントロールされるな」といったSF市内のワル高校での話
http://ameblo.jp/sunshine-berkeley/entry-10075096902.html

・アメリカ高等教育衰退の予兆!?

さて本ブログでも一度とりあげたが、アメリカ・民主党リベラルグローバリスト系シンクタンク・ブルッキングス研究所が発表した「アメリカ次期大統領が直面する10大世界経済問題」と題する論文の中には、「(アメリカの)ソフト・パワーを最大限活用せよ」という提言がある。

金融危機という名のぺテンに騙されてはならない
http://ameblo.jp/sunshine-berkeley/entry-10153116586.html

ソフト・パワーの大きな柱の一つは言うまでも無く教育だが、その肝心のアメリカ高等教育、今回の経済危機の影響をモロに受け、経済的窮地に立たされようとしているという趣旨の記事が少し前のWSJにあったので、要旨を紹介することにしたい(全文は下記リンクを参照してください)。
---
http://online.wsj.com/article/SB122532196647782053.html

Economy Forces College Hopefuls to Lower Sights
Many Weigh Cheaper Options as Financial Woes Mount; From Pre-Med to Nursing
By SHELLY BANJO

Cut-Rate Education

Families have gotten nervous about the cost of college as the economy
weakens.

* High-school seniors are applying to less prestigious schools or adding
cheaper schools as backups.
* Students are seeking out colleges close to home to save on fuel and
housing costs.
* Some private colleges are boosting financial aid, so students
shouldn't give up on these institutions.
---
WSJ記事によると今回の経済危機により、高等教育機関の高額な学費負担に二の足を踏む家庭が増え、たとえば医学部志望の学生が看護学部などの経済的負担の軽い学部へ志望変更する例がみられたり、通学費を節約するために実家近くの大学に進学したり、大学側も中退者を少しでも減らすべく奨学金制度を拡充する動きが見られる、などとある。

WW2後世界をリードしてきたアメリカ高等教育に、このような形で衰退の兆しが見えるとなると、この点からもアメリカ衰退と多極化現象がうかがい知ることが出来ると言えるかもしれない。

多極化世界がどのようなものになるか現時点ではわからないが、-真の民族自立or世界的混沌から多国籍企業などのNon-state actorsの影響力増大へ?- いずれにせよ興味深い動きではある。

--------------------------------------------------------------------------------

(コメント by sunshine)

■教育ビジネスの”輸出”を今後の国策とするアメリカ?

まず私の書き方が言葉足らずだったようで、お詫びします。

私が書いた「3世代かけての階層上昇」については、日本からアメリカへ移民が開始された1868年(明治維新の頃)から第二次大戦前頃までの移民を指しています。奇しくも(それとも仕組まれてか?)この1868年というのは黒人史から見れば、1865年に憲法修正第13条(奴隷制度の廃止)が成立した後、憲法修正第14条(黒人の公民権)が成立した年でもあります。


日系人史について少し書くと、1868年6月、砂糖農園の労働者としてハワイに入植した人々は「元年者」と呼ばれ、女性、子供を含む総勢約150名ほどの団体でした。彼らのほとんどは金儲けのためにハワイに行くことを決意した人々であり、「口入屋」木村半兵衛の口車に乗せられた人達が多かったようです。「元年者の中には農民が一人もおらず、職業別にみると、陶工、商人、仕立て屋、板前、床屋、鍛冶屋、それに横浜の路上で頭数をそろえるために調達された浮浪者からなっていたと文献には書かれています。


しかし、この頃はまだハワイはアメリカの州ではなかったので(アメリカに合併されたのは1898年、50番目の州になったのは1959年)、日本人が初めてアメリカに移民として渡ったのは、1869年6月頃、戊辰戦争に敗れた会津藩出身者達が、カリフォルニア州サクラメント市郊外のエルドラルド郡ゴールドヒルに作った「若松コロニー」が最初となります。これを率いたのはエドワード・シュネルというオランダ人(一説にはドイツ人)の武器商人であり、会津藩に鉄砲を売り込んでいた人物。彼の妻はじょうという名前の日本人であったことから、一行7名を率いて入植。そしてその年の9月に16名が入植したとなっています(彼はもしかしたらユダヤ系だったかも? あのトーマス・グラバーとも関係があったのでは? この辺は別のテーマになるのでカット)。


ゴールドヒル一帯は彼と同じオランダ系やドイツ系の入植地であったこと、風景や地理条件が会津に似ていたからとも言われています。


これ以降、日本人のアメリカへの移民が多くなってきたわけですが、彼らの多くは貧乏な農村出身者が多く、富を求めて自らの意思で新天地に渡った人達でした。同じ時期、黒人奴隷達も「自由人」となり、プランテーションから解放され、北部への移住者も増えました。この両者の比較をすることによって、自己のルーツを持ち、農民とはいえ少しながらでも教育を受けたことのある者と、自己のルーツを断ち切られ、教育を受けることを禁じられていた奴隷との差は、その後の世代にいかに大きな影響を及ぼしたかということを言いたかったわけです。

従って、戦後、高等教育を受けた親と共に移民として渡った子弟と、それ以前の移民の子弟とは土俵が全く異なるため、比較できませんし、ましてやエリート海外駐在員を親に持つ子弟達の場合は論外です。

現在、おっしゃるようにアメリカの金融危機は大学運営や授業料を支払えない学生の増加、学生ローンの貸し渋り、膨れ上がる学生ローンの支払いに追われる学生などの問題を生じています。

UCB TV-You Tube(カリフォルニア大学バークレー校テレビのYou-Tube)
http://jp.youtube.com/watch?v=iFd8XhTlupw


現在、カリフォルニア州は110億2千万ドル(約1兆1千2百億円)の財政赤字を抱えており、10校あるUC(University of California-カリフォルニア大学)の予算を総額6,550万ドル(約65億5千万円)削減するとの発表がつい先日、行われました(もう一つの州立大学であるカルフォルニア州立大学ーCalifornia State University-の予算も当然削減される)。

http://berkeley.edu/news/budget/

How governor's latest budget proposals affect UC and UC employees
As proposals move to the Legislature for consideration, the outcome and impact are still uncertain

ちなみにUC Berkeleyの授業料は下記の通りで、同じカリフォルニア州の州立大学でも23校あるCalifornia State University(カリフォルニア州立大学)と比べるとかなり高い(他州の州立大学と比較しても高い方)。

カリフォルニア大学バークレー校の授業料及び必要経費(州内出身者と州外出身者では異なる)

http://students.berkeley.edu/finaid/home/cost.htm

カルフォルニア州立大学(California State University)の授業料及び必要経費

http://www.calstate.edu/SAS/fa_coa.shtml#sf

カリフォルニア大学の10校

http://www.universityofcalifornia.edu/campuses/welcome.html

カリフォルニア州立大学の23校
http://www.calstate.edu/


全米トップ大学の授業料

http://colleges.usnews.rankingsandreviews.com/college/national-search


全米トップ大学院のランキングと授業料

http://grad-schools.usnews.rankingsandreviews.com/grad


教育にも「新自由主義」とやらを持ち込み、あまりにもビジネス化しすぎたつけが怒涛のごとく押し寄せているといった方がいいでしょうか。あまりにも授業料がバカ高すぎました。それは授業料ほとんどゼロの宗教系大学や安い州立大学も南部の方にはありますが、そういうところを出ても世間では通用しない社会、それがアメリカ社会でした。

ところが今回、このような大恐慌に襲われ、国内の“教育ビジネス”が機能不全に陥りつつあります。でも、さすがというべきか、マネー、マネーのーアングロ・サクソンーユダヤ系民族のメンタリティーとでもいいましょうか、活路を中東のオイル・マネー国に見出して、教育ビジネスの”輸出”をやり始めた模様です(笑)

中東諸国には元々、アメリカン大学というのはあったのですが、カタールではこんなにたくさんの有名アメリカ大学が進出しています。”ピーク・オイル”後の国策として人材育成というカタールと教育ビジネスの“輸出”をもくろむアメリカとの利害が一致したということでしょうか(カタールがうまく乗せられたということはないか?)。

http://en.wikipedia.org/wiki/Qatar
These include Carnegie Mellon University, Georgetown University School of Foreign Service, Texas A&M University, Virginia Commonwealth University, Cornell University’s Weill Medical College and Northwestern University. In 2004, Qatar established the Qatar Science & Technology Park at Education City to link those universities with industry.

カーネギーメロン大、ジョージタウン大、テキサスA&M大、コーネル大、ノースウエスタン大、バージニア州立大学等々。

またドバイにも今年8月、ミシガン州立大学が進出しています。その他、世界各国にこの教育という名の“ソフト・ツール”(ソフト・パワー?)の売り込みをやっているようです。

http://www.zawya.com/story.cfm/sidZAWYA20071119120347

Top Ranked US University Launches Dubai Campus


「金になることなら何でもやる」ーこのタフなメンタリティーを日本人も見習わなければいけませんね(笑)

しかし国内の教育は劣化しても、そんなことより、もし、ビジネス優先ということがアメリカ高等教育界トップ連中の本音だとすると、この先アメリカはどうなるのか、推して知るべしですね。


師走になると思いだすこと

(by sunshine)


前回(11月11日)のブログでサンフランシスコ・ベイエリアにおける二つの黒人教会でのオバマに対する反応の違いを書いた。ひとつは黒人ミドル・クラスの会員が多いメソジスト教会、もう一つは貧困層の人が多いバプティスト教会を例として挙げた。

http://ameblo.jp/sunshine-berkeley/day-20081111.html


ミドル・クラスの人たちが多いメソジスト教会にまつわる話を少し続けると、かつてこの教会の音楽ディレクターをやっていた大学教授兼ミュージシャンには大変優秀な一人息子がいた。いつも明るく、微笑みを絶やさず、前向きで、成績優秀、スポーツ万能、ピアノもうまく、仲間からもコミュニティーの人々からも愛され、顔つきもディンゼル・ワシントンばりのハンサムだったため、女の子にももてていた。


高校はベイエリアの私立高校をスキップして卒業。ハーバード大学から同大学のメディカル・スクール(医学大学院)に進み、脳神経外科医を目指していた。ハーバードでも成績優秀で、教授からも将来を嘱望されていた。ところがあと半年で卒業というクリスマスの時期、突然1本の電話が両親のもとへ入った。ボストンの病院からで、心臓まひのため息子は他界したという知らせだった。


彼は心臓病の持病などなく、健康そのもので、スポーツも万能。特にバスケットボールでは、高校時代にスター選手としても活躍していたほどだった。


彼の母親はソーシャル・ワーカーとして働き、彼の両親は夫婦共働きで懸命に自慢の息子を育て上げたた。ハーバードの学費はざっと年間500万円近くかかるが、それも2人で支えあって、やっと実が結ぶという矢先のことだった。今から約10年前のことだ。


私はキリスト教徒ではないが、リサーチを兼ねてまた黒人教会で演奏されたり歌われたりする音楽が好きでたまに行っていた教会のひとつだった。そうしているうちに友人も色々とできて、深い話もできる人も何人か出来た。そのうちの一人がこのファミリーだった。


2人は「あれほど信仰心をもち、教会への奉仕を怠らず、コミュニティーのボランティア活動も行ってきたのに、神はなぜこのような非情なことをなさるのだ」と思い、ぴしゃりと心を閉じたまま、友人や隣人たちはおろか教会にも全く足を運ばなくなったと聞いていた。


ところが先日、私が訪れた時、2人の姿を見かけた。私は久しぶりに挨拶をして、「お元気ですか?」というと、2人は微笑んで、「うん、大変元気ですよ」といって、吹っ切れたような笑いを送ってきた。


「最近、あの子のスピリッツを本当に感じることができるようになってね。ちょっとした日常の出来事の中にね。そのたびに、ああ、彼はちゃんと生きているんだなと思うんだ」

「ちゃんと生きていますよ。我々の目に見えないだけでね」

「そうだねえ。最近、本気でそう思えるようになった。でもなぜ、こんなに早く逝ってしまったんだろうと時々思うね。貧乏な黒人コミュニティーの人々を助けるために医者になりたい、と小さい時から言っていて、それがやっと実を結ぶ時になってあっけなく逝ってしまってね。その役目を果たさずにね」

「天才は夭逝するというではないですか。彼は彼なりにさっと、さっとこの世での修業を終えて、すっとあの世へ逝ってしまったのではないでしょうか。すっと別の次元の世界に移った、そんな感じですかねえ。きっとあの世で仕事が待っていたんでしょう。そしてあの世からいろいろとこの世へ働きかけをしているんじゃないでしょうか」

「そうだねえ。そうかもしれないね。私もだんだん、そんなようなことを思うようになってきた」


オークランドにはルイジアナ州やテキサス州から移住してきた人たちが多いが、この二人もそうだった。彼の父親はルイジアナ州バトンルージュで鍛冶屋をやりながら小さな教会を作り、そこで説教師ををやっていた。説教の合間に自分でギターを弾きながらゴスペルを歌うということをやっていたせいで、子供達は皆、音楽好きになり彼も高校を卒業後、大学進学への奨学金が欲しくて軍隊に入隊。何年間か在籍した後、奨学金を得てニューオリンズにある州立大学に入学。本格的に音楽を学んだ後、1960年代にサンフランシスコ・ベイエリアへ引っ越してきた。


ジャズ・ピアニストとしてローカルで活動する傍ら、夜間の大学院で音楽修士号を取り、州立大学で音楽を教えるようになった。そして長年、この教会の音楽ディレクターとして音楽の指導をすると共に、コミュニティーの多くの若者たちに音楽を教えることによって生きがいを持たせ、更生への道へと導いていた。


このような立派な人物の息子が、あのような亡くなり方をしたと聞いた時、皆、大変ショックを受けた。私自身、この悪夢としか言いようのない不可解な出来事が何を意味するのか、さっぱりわからず、考え込んでしまった時期があった。そして10年の歳月が流れ、いつの間にかその記憶は私の脳裏の中から離れつつあるかに見えた。しかし思いがけなくこの夫婦に出会った時、ふっとこのような言葉が口から出てきた。


1代目は鍛冶屋兼牧師、2代目は音楽教師兼ミュージシャン、そして3代目はハーバード大メディカル・スクール。こういった例は黒人家庭では、他のマイノリティーに比較すると珍しい例だといえる。


アメリカのマイノリティー(少数民族)移民は大体3代目で医者、弁護士、大学教授などの専門職に就ける人が多いといわれている。例えば日系移民を例にとると、1代目は農業やクリーニング屋、雑貨店、2代目が教師や看護師、公務員、3代目が専門職といったケースが多い。つまり中間層に階層を上げていくには3代かかるということだ。


しかしこれは自ら進んでアメリカに自由人として移住した人達の場合であって、黒人達の場合は奴隷であった身分からある日突然、「さあ、今日から自由人だ」といわれて農園から放り出された人たちが圧倒的に多い。従ってそこからの3世代を経て階層を上げていくことは非常に困難だ。


しかしそれでもこのうちの場合は代々鍛冶屋だったので、これはプランテーションの中でも畑で働く畑奴隷よりも格が上の技術(職人)奴隷といわれていた。そこで、全くのゼロからスタートしたわけではなく、少しはましということにはなる(あと家内奴隷といわれていたマスターの家の中で料理をしたり、その他の家事をしたりしていた奴隷たちも畑奴隷より格が上だった。特に料理担当の奴隷たちの中からは、アメリカ南部料理のパイオニアになったり、アメリカで最初の料理本を出版した者までいる)。


アメリカで最初に料理本を出版したロバート・ロバーツ(Robert Roberts)の本

「The House Servant's Directory」(1827年刊)

ある上流家庭の料理人として主人と共にイギリス、フランスなどに同行し、後にマサチューセッツ州知事、クリストファー・ゴア(Christopher Gore-アル・ゴアの先祖)の料理人となった人物。彼はこの中で、当時上流階級の人達の間で最新流行だった料理を紹介しただけでなく、食事マナーについても書き、評判となった。この本は翌年には再版になるほど売れた。

http://www.amazon.com/House-Servants-Directory-American-African-American/dp/048644905X

もう一人の黒人料理人、チュニス・キャンプベル(Tunis G. C. Campbell)のマナー本

「Hotel Keepers, Head Waiters, and Housekeepers' Guide」(1848年刊)

http://digital.lib.msu.edu/projects/cookbooks/html/books/book_17.cfm

http://onlinebooks.library.upenn.edu/webbin/book//lookupid?key=olbp44377


しかし、大変な苦労があったことだろうと推察するが、吹っ切れた表情を浮かべていた二人の顔を見ていて、日本の禅僧の表情を思い出した。


毎年12月になると、希望を胸に抱いて、普通の人の何倍ものエネルギーを放出しながら周りを明るく照らし、一瞬のうちに短い人生を駆け抜けた彼のことを思い出す。「人生なんて、本当に線香花火のようなものだ」と思いながら。


------------------------------------------------------------------------------

(コメント by こげばん)

■天才は夭逝する

拙者の友人の畏友に、有名女子校を優秀な成績で卒業して、
http://www.kobejogakuin-h.ed.jp/kyouka_.html

その後進んだ京都大学で、ゴルビーの通訳を務めるなど大活躍した人がいたらしいです。

彼女は卒業を目前にして?不条理にも阪神大震災に遭遇して短い生涯を閉じたそうですが、毎年1月17日が近づくと、彼女が生きていたらどのようなすごい仕事したのだろうとか、それにひきかえ自分は・・・などなど、生前会ったこともない人のことをふと考えることがあります。

さてその京都大学、今日では「京大王座奪取を当然の戦略とする」らしい、受験少年院と揶揄されるよーな学校の出身者が増えたり、

http://www.asyura2.com/08/social6/msg/133.html

http://www.asyura2.com/07/social4/msg/644.html

http://www.asyura2.com/07/social4/msg/291.html

http://www.asyura2.com/07/nihon24/msg/512.html


学生が図書館でAVビデオを集団で観賞したりしているらしい、といった話が聞こえてくることもありますが、
http://www.kyoto-u.com/archive/news/001558.htm


今でも彼女のような有為な人材を輩出する大学であればいいな、と願っています。

#ま、受験少年院をこのよーに絶賛する狂育関係者もいるようなので、受験少年院,ひょっとしたら実はいい学校なのかもしれないですが :p

---
http://www.inter-edu.com/forum/read.php?104,482876,page=6


【493333】 投稿者: いえいえ(ID:PjChSHNnlCA)
06年11月12日 17:36

伸び盛りの歴史の浅い学校はたたかれるものです。私学の西大和にとって「京大王座奪取」は当然の戦略。悪口いいたい人は放っておけばいいのです。

【493601】 投稿者: いえいえ(ID:PjChSHNnlCA)
06年11月12日 22:40

保健学科、大量京大合格、結構じゃないですか。先生も皆さん、一生懸命ですよ
---


CHANGE-Can you believe in???/ゲーツ国防長官、オバマ国防政策を語る

(by こげばん)


CHANGEをスローガンにして、新人上院議員から一足飛びにホワイトハウス入りという、21世紀のアメリカン・ドリームを実現したかに見えるオバマだが、その閣僚人事や政策の全貌が明らかになるにつれ、肝心のCHANGEが一体何だったのか、さっぱり分からなくなってきている。

さて選挙期間中、オバマのCHANGEを散々聞かされてきた者にとって最大のサプライズの一つと言っていい人事が、現ブッシュ政権で国防長官の職にあるロバート・ゲーツの留任であるが、そのゲーツ長官、大統領選挙投票日直前にカーネギー国際平和財団で「21世紀の核戦力と抑止力」と題する講演を行っている。ゲーツがペンタゴンに居座ることが確定的となった今となっては、来るべきオバマ政権の国防政策を語っていたのかと思えば興味深い講演なので、少しかいつまんで見ることにしたい。

---
http://www.carnegieendowment.org/events/index.cfm?fa=eventDetail&id=1202&&prog=zgp,zru&proj=znpp,zusr

Gates: Nuclear Weapons and Deterrence in the 21st Century
Robert Gates, Tuesday, October 28, 2008

U.S. Secretary of Defense Robert Gates, speaking at Carnegie on October 28, warned that as long as others possess nuclear weapons, the UnitedStates must maintain a safe and reliable nuclear arsenal. He urged the development of a Reliable Replacement Warhead program which he said could be done without nuclear testing. Gates further urged the next U.S.president to engage Russia in new arsenal reduction talks.

(以下講演要旨)
・他国が核戦力を保持する限り、アメリカは十二分な核戦力を保持すると主張。

・(核実験なしでも可能な)核弾頭近代化推進の必要性を強調

・(オバマ)次期大統領に、ロシアとの核軍縮交渉を始めるよう提言

・(効果的な査察手段が含まれるならとの留保付きで、1999年にアメリカが批准を一度は拒否した)包括的核実験禁止条約 (CTBT)批准を支持

・来年末失効するSTARTに代わるロシアとの新たな核軍縮交渉を開始して、START合意(核弾頭上限1700-2200発)より一段と踏み込んだ核弾頭削減を主張
(注:グルジア戦争の結果や最近のロシア核戦力近代化を踏まえた、新手のロシア封じ込め策?)

・軍備管理プロセスは世界を一層安全にすると指摘
(注:「ならず者国家」などの核武装は許さない?)

・中国(人民解放軍)の近代化と、米中共通の脅威について相互理解を深めることを目的とした、中国との対話(dialogue)が現在進行中であることを表明
(注:日本が核武装に踏み切れば、「米中共通の脅威」とみなされる!?)
(注2:上記対ロシア政策との違いに留意されたし。アメリカはロシアには軍縮を迫り、中国のさらなる軍事大国化は容認している?)

・旧式化したアメリカ核戦力の将来にわたる安全性に悲観的見解を示し、アメリカはこれ以上の核軍拡はできないことを指摘。

・核科学者の頭脳流出が、アメリカ核戦力の近代化の障害となり得ることを懸念

・(アメリカ議会で予算削減された)核弾頭近代化計画への理解と予算増額を主張
---
カーネギーでの講演要旨を一読する限りでは、ゲーツは一見核軍縮を主張しているように見えるが、本線は核戦力近代化によるアメリカ軍備の優位性死守と、ロシア軍縮と中国軍近代化をセットにしたロシア(日本なども?)封じ込めを主張しているように見える。

ゲーツが国防長官に留任してカーネギー講演のような政策を実行するとすればだが、オバマ政権の国防政策は(仮にブッシュの先制攻撃ドクトリンなどを放棄したとしても)実質ブッシュ政権とほとんど変わらないものになるであろうことが予測される。

奇しくも先月末、インド・ムンバイで「インドの911」とでも評するべき巧妙極まりない大規模テロが発生して多数の犠牲者が出たが、Foreign Affairs論文でパキスタン・南アジア重視を掲げたオバマが、このテロを奇貨として南アジアで大々的介入を始めるとしたら、たとえ旧式化した核弾頭をいくらか削減したとしても、オバマの国防・外交政策は益々前任のブッシュと何ら変わりなくなるであろうと考えられる(わざわざ書くまでも無いことかもしれないが、ゲーツは通常戦力削減や、ましてや「対テロ戦争終結」など一言も語っていない)。

あれやこれやで、オバマのCHANGEが段々信じられなくなってきた師走の今日このごろである。

おまけ
Foreign Affairsオバマ論文'Renewing American Leadership'より、軍関係の記
述で興味深い箇所をいくつか
---
http://www.foreignaffairs.org/20070701faessay86401-p10/barack-obama/renewing-american-leadership.html
REVITALIZING THE MILITARY

To renew American leadership in the world, we must immediately begin working to revitalize our military. A strong military is, more than anything, necessary to sustain peace. …

We should expand our ground forces by adding 65,000 soldiers to the army and 27,000 marines. Bolstering these forces is about more than meeting quotas. We must recruit the very best and invest in their capacity to succeed. …

Enhancing our military will not be enough. As commander in chief, I would also use our armed forces wisely. …

We must also consider using military force in circumstances beyond self-defense in order to provide for the common security that underpins global stability -- to support friends, participate in stability and reconstruction operations, or confront mass atrocities. But when we do use force in situations other than self-defense, we should make every effort to garner the clear support and participation of others -- as
President George H. W. Bush did when we led the effort to oust Saddam Hussein from Kuwait in 1991. The consequences of forgetting that lesson in the context of the current conflict in Iraq have been grave.
---

アメリカ軍の再活性化

・大統領就任後、直ちに軍を再建する
・陸軍を65000人、海兵隊を27000人増員する
・軍最高司令官(大統領)として、軍事力を「賢く」行使する
・世界平和のため、自衛権の範疇を超えて軍事力を行使-Bush Sr大統領による
1991年湾岸戦争の如く-することも考慮する

う~む、CHANGE-Can we believe in??? だにゃ~
#本当の所 CHANGE-We could be deceived in だったりして(笑)

-------------------------------------------------------------------------------

(コメント by sunshine)

■早速、イスラエルがまた言っている、「イラン攻撃」と

ヒラリーが国務長官に任命され、ゲーツが国防長官に留任されたというニュースが発表されて、「待ってました!」というばかりに、またイスラエルが「イランを攻撃するぞ」とi言っています。性懲りもなく(自分達は核兵器を保有していながら)。

12月4日付、エルサレム・ポストによると、イスラエル国防相はエルサレム・ストのインタビューに対して、「アメリカに相談して、協調して行うのが望ましいが、しかしイスラエル単独でも行うよう準備をしている」と言っています。
-------
http://www.jpost.com/servlet/Satellite?cid=1227702421218&pagename=JPost%2FJPArticle%2FShowFull

2FShowFull

Dec 4, 2008 0:40 | Updated Dec 4, 2008 16:30
IDF preparing options for Iran strike
By YAAKOV KATZ

The IDF is drawing up options for a strike on Iranian nuclear facilities that do not include coordination with the United States, The Jerusalem Post has learned.
----
一方、タイムス・オン・ラインにも同様の記事が掲載されていますが、タイムスが国防関係筋にインタビューしたところ、イランの核施設の中には
地中深くに設けられているものもあったりして、イスラエル単独では核施設のすべてを破壊することは極めて困難。欧米連合軍による攻撃が必要不可欠だろうと言っています。
-----
http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/middle_east/article5284173.ece

From Times OnlineDecember 4, 2008
Israel 'prepared to attack' Iran nuclear plants

Israel is drawing up plans to attack Iran's nuclear facilities and is prepared to launch a strike without backing from the US, it has been reported.
------
エルサレム・ポストによると、「今年5月、オルメルト首相がブッシュ大統領にイラン攻撃の相談を持ちかけたが、ブッシュはそれに応じなかった。このことは9月にタイムスで暴露された」と書かれていますが、確か軍部トップ達がそれに反対したからだったと記憶しています。

今回のイスラエルの記事について、イランは、「イスラエルがそんなことをマジで言っているとは思っていない」といい、一蹴しています。こちらもすっかりゲーム慣れした言いっぷりです(笑)。両者がはたしてゲームか本気か、グルか敵同士か知りませんが、今後も目を離せないことだけは確かです。
------------------------------------------------------------------------------

(レス by こげばん)

■やはり怪しい?ムンバイテロ

先月のインド・ムンバイの大規模テロでも、テロリストが「パキスタン特殊部隊と同等の訓練を受けていた」り、(Sunday Times-但しこの記事はインド政府筋の情報による)
---
http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/asia/article5298993.ece


December 7, 2008
Gunmen had elite training ‘from Pakistan’ India says the killers were among 500 schooled by special forces
---
パキスタンの1人あたりGDPとほぼ等しい1900ドルの報酬を事前に受け取っていたり、(The Times)
---
http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/asia/article5284594.ece


December 4, 2008
Mumbai gunman says he was paid $1,900 for attack - as new CCTV emerges
---
イスラム教では禁じられているはずのコカインを吸っていたり?(Daily Telegraph)
---
http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/asia/india/3540964/Mumbai-attacks-Terrorists-took-cocaine-to-stay-awake-during-assault.html


Mumbai attacks: Terrorists took cocaine to stay awake during assault
Terrorists who battled Indian commandos for 60-hours last week relied on cocaine and other stimulants to stay awake for the duration of the fight.

By Damien McElroy in Mumbai
Last Updated: 9:06AM GMT 03 Dec 2008
---
なにかと怪しげな話がぞろぞろ出てきてますが、やはりというか、今回のテロを受けてアメリカなどでは、インドのテロ対策が手ぬるいという批判が噴出しています(たとえばPBS Newshour)。
---
http://www.pbs.org/newshour/bb/asia/july-dec08/mumbaiterror_11-28.html
Mumbai Attacks Raise Questions on India's Ability to Combat Terror

As more details emerge about the Mumbai attacks, questions are stirring on India's ability to prevent and respond to terrorism. Analysts examine the government's response and what it means for larger security issues.
---
この番組の中でアメリカ・RAND研究所の Christine Fair研究員が、インドに対してインド各地のホテルでの金属探知機の導入、警察力や諜報能力の強化、公共の場での監視カメラ導入といった対策を採用するよう提案しています。

Fair研究員はこれらのテロ対策は、アメリカや西欧諸国ではすでに採用される方向にあり、インドもこの流れに追従することで「同盟国にテロ再発防止に取り組む姿勢をみせることができる」としています。

テロ再発防止は当然必要ですが、ただFair研究員の提言は(大げさな言い方かもしれませんが)警察国家化への提言でもあり、また南アジア重視の姿勢を示すオバマ次期政権の外交政策を考え合わせると、インド・パキスタンへのアメリカなどの発言力増大や軍事介入の可能性も捨て切れません。

いずれにせよ、ムンバイテロを契機とした南アジア情勢のさらなる流動化が懸念されます。


何が出てくる!? ヒラリーランド


さてこちらもさらに混迷の度を深めるオバマ人事ですが、イギリス・Sunday Times紙が、ヒラリー次期国務長官が側近をどんどん抜擢している様子を報じています。
---
http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/us_and_americas/article5299035.ece

From The Sunday Times
December 7, 2008

Clinton builds loyalist empire
As Obama brings in rivals, the new state secretary is recreating ‘Hillaryland’
---
このオバマ=ヒラリー人事、ワシントンでは好評のようで、例えば(表向きマケインを支持していた)キッシンジャーも「(オバマの)大物を揃えた安全保障スタッフに感銘を受けた」と語っています。
---
The veteran diplomat, 85, said he was impressed by the heavyweight national security triumvirate created by Obama. It includes Robert Gates, who is staying on as defence secretary, and General James Jones, the 6ft 5in former Nato commander, as national security adviser, as well as Clinton. “It took courage for the president-elect to choose this constellation and no little inner assurance,” Kissinger wrote.
---
CHANGEのスローガンとは裏腹に大物ばかりを揃えるのも問題ですが、ディスニーランドならぬヒラリーランドが、魔法の王国ならぬ動乱の王国にならないよう、切望しています。

「アンチェインド・メロディー」オバマの外交・安全保障人事/”オバタりアン”抜擢に歓喜のイスラエル

(by sunshine)


(これは11月24日のこげばんさんの記事:「昔の名前で出ています」 オバマ閣僚人事/オバマ外交はブッシュ以下!? http://ameblo.jp/sunshine-berkeley/ へのレス兼続編です。併読してくだされば、幸いです)


オバマ次期大統領の外交・安全保障の閣僚が発表された。こうして見ると、「第三次クリントン政権の発足か」と思わせるようなクリントン派閥の中にマケインとブッシュの”刺客”が入り込み、まるでどこかの国の派閥政治を想起させる名前のオンパレードに、「やはり」との思いがして、笑ってしまった。


・国務長官:ヒラリー・クリントン

・国防長官:ロバート・ゲーツ(留任)

・国家安全保障担当大統領補佐官:ジェームズ・ジョーンズ(元NATO司令官、元海兵隊大将、マケインとは30年間に渡る親友)

・司法長官:エリック・ホルダー(クリントン政権下での元司法副長官)

・国土安全保障長官:ジャネット・ナポリターノ(アリゾナ州知事)

・国連大使:スーザン・ライス(クリントン政権下での元国務次官補)

http://blogs.abcnews.com/politicalpunch/2008/12/the-unit.html
http://www.asahi.com/international/update/1201/TKY200812010303.html


「チェンジ!チェンジ!」をキャッチ・フレーズに”うぶな”若者たちを巻き込んで、ロック・スター顔負けの大イベントを演出したオバマ陣営だったが、どこがチェンジか!?


「“チェンジ”するのは二酸化炭素排出対応問題だけではないのか?」と誰もが首をひねりたくなるそんな人事。 「”昔の名前で出ていた”連中による”アンチェインド・メロディー”が奏でられるだけではないのか?」となんともぺテンにあったような思いをしている人達も多いのではないか(二酸化炭素排出問題というのは、2010年頃に石油生産高がピークに達し、あとは急降下すると言われている、いわゆるピーク・オイルが目と鼻の先に来ているので次なるエネルギー対策が必要というだけの必要に迫られての話というだけ)。これだから、政治家など信用できないというのだ。


それどころか、こげばんさんが書いていたように、下手をするとブッシュよりも危険な中東政策になる可能性も否めない。”親イスラエル度”では、イスラエル系メディアで常にトップ・クラスにノミネートされているヒラリー”オバタリアン”クリントンである。彼女が取り仕切り、イスラエルのために「Go! Go! Go!」とはっぱをかけて、明日にでもイランあたりを攻撃でもしそうな、悪い気配を感じさせる。勿論、私の妄想かもしれないが・・。


その証拠に今回の人事に関して、もろ手を挙げて歓喜の声を上げているのがイスラエルである。オルメルト首相は、「ヒラリー・クリントンはイスラエルとアメリカの特別な関係をさらに進展させると確信している」と言って、この人事に関して大歓迎の意を表明している事が12月2日付けのハーレッツに掲載されている。

--------

http://www.haaretz.com/hasen/spages/1042663.html
Olmert:I'm convinced Hillary Clinton with advance Israel-US relations


"Sen. Clinton is a friend of the State of Israel and the Jewish People and I am sure that in her new position she will continue to advance the special Israel-U.S. relationship," the Prime Minister said

-------

イスラエルと言えば、何かにつけて「イラン攻撃」を持ち出し、そのたびに株価が大きく乱高下していたりする状況がここ何年間か続いているので、「株価操作のためにイラン攻撃を持ち出すのか」と半信半疑の思いで見守っていた人も多いと思うが、下記のこげばんさんの記事中に「2009年版 イスラエル防衛白書」についての記述があり、これを読むとイスラエルのイラン攻撃は“本気”でやる可能性もあるということになる。

http://ameblo.jp/sunshine-berkeley/day-20081124.html


そこで以前から、イスラエル系のメディアは、「誰がイスラエルにとって最適な大統領か」というキャンペーンを張り、内外のユダヤ系世論の”誘導”を行っていた。


・2006年9月:親イスラエル度は、ヒラリーが7.63に対してオバマは4.88と最下位。
http://www.haaretz.com/hasen/pages/ShArt.jhtml?itemNo=759107


・2008年:親イスラエル度は、ヒラリーが7・5に対してオバマは5.12
http://www.haaretz.com/hasen/pages/rosnerPage.jhtml

これを見ても、イスラエルが今回のヒラリー抜擢に、もろ手を挙げて歓迎している事が理解できる。


今年6月に開催された在米ユダヤ系による最大の親イスラエル・ロビー団体「AIPAC」での全国大会にオバマ、ヒラリー共に出席。まるでヒラリーがオバマの後見人であるかのような口調で、「オバマをよろしく頼む」とあいさつしている。

http://www.huffingtonpost.com/2008/06/04/clinton-tag-teams-with-ob_n_105168.html


これに対して、オバマは、「私はどんなことをしてでも、イランの核兵器保持を阻止することを、そして何があってもイスラエルの権利を国連や世界各国と共に守り抜くことを誓う」といって、大喝采を浴びた。

http://www.haaretz.com/hasen/spages/990201.html


ヒラリーのイスラエルへの忠誠度


では、ヒラリーのイスラエルへの忠誠度はどの程度のものかというと、ハーレッツによる、ヒラリーの対イスラエルに関する発言の骨子は下記の通り。


・イスラエルの安全保障はアメリカの中東政策にとって最優先課題であり、過去50年間、これを死守してきた。今後もこの姿勢に変化があってはならない


・国民の安全を守ることはどの国家にとっても最優先事項である。テロリストを国内侵入を阻止するためにイスラエルはフェンスを築く権利がある。自分はこの件に関して国際法廷に質疑を投げかけたことがある


・イスラエルは、民主主義とは何か、どうあるべきかということを教えてくれる灯台のようなものだ(笑わせるな!)


・イランの核兵器問題はイスラエルとアメリカにとって受け入れられないものというだけではなく、全世界にとって受け入れられないものだ


・アメリカ大使館を現在のテルアビブからエルサレムに移転することに同意

-------

http://www.haaretz.com/hasen/pages/ShArt.jhtml?itemNo=725522

THe Israel Factor

Hillary Rodham Clinton
-------

では、ヒラリーがなぜかくもイスラエルびいきなのか。


・アメリカ政治はユダヤ系マネーとロビイスト抜きでは成立しない


・彼女の祖母の2番目の夫がロシア生まれのユダヤ人であった
http://www.cbsnews.com/stories/1999/08/06/politics/main57322.shtml


という表の当り前の理由のほかにも、裏がいろいろあるのではないかと邪推する輩も多い。


例えば、今回の大統領選ではヒラリー陣営は多額の負債を抱えていた。しかし、それでも「私はあきらめない」と言いだしたらきかない、頑固一徹”オバタリアン”のメンタリティーをむき出しにし、オバマに向かって「恥を知れ!」とか言って、青筋を出し、眼をつりあがらせて、闘っていた。


今年3月には、「1996年にボスニアを訪問した際、狙撃手の銃火が飛び交う中を着陸し、歓迎式典もなかったと発言したことは、私の記憶違いだった」とシャーシャーといったかと思うと、「私も人間。間違いもする」といって、今度は女の武器を取り出し、涙を流して見せた。そしてまた、その後はケロリとして、「行け、行け、どんどん」と猪突猛進ぶりを発揮していた。


ところがサンフランシスコ出身の民主党女性上院議員、ユダヤ系のダイアン・ファインスタインが両者を自宅に招いて、「三者会談」をやった直後から、”オバタリアン”ヒラリーの顔つきが柔和になり、態度にも余裕が出てくるようになった。「何か取引をしたのだな」と思えるような、そんな変貌ぶりだった。「おそらく、国務長官のポストにでも起用されて、借金の取り消しの約束ではないか。親イスラエル(プローイスラエル)の彼女だから」・・・巷ではそんな話が取りざたされていた。

http://ameblo.jp/sunshine-berkeley/day-20080607.html


アメリカ人は日本人と比べると一般的に非常にドライだが、その中でも輪をかけたようにドライで、現実主義的な人間がヒラリー”オバタリアン”だ。「金と名声のためなら何でもやる」ーそんな人間だというのがもっぱらの噂。


彼女が国務長官になったので、1年間の講演料が54億円というとてつもない収入を稼ぎだしていた夫・ビルが、講演会や彼の財団への外国からの寄付(40カ国に上る)を自粛するらしいが、現実主義的な彼女がそうまでして国務長官をやりたがることの裏には、少なくともビルが稼いでいた以上の何がしかのメリットがあるからだろうと考えるのが自然。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20080617/162418/?P=1&ST=bw

アフガニスタンへの兵士の増派を主張していたオバマである。ヒラリーは日本にもアフガニスタンへの派兵、出費などどしどし要求していくだろう。中東のオイル・マネーを日本への投資に呼び込もうと努力している日本にとって、今後、アメリカと中東の間で国益のためにどのような立ち回りをすればいいのか、苦しい選択を強いられることが多くなるのではないか。


いずれにしても、オバマ政権の今後には要注意である。


これがヒラリーの外交問題アドバイサー

http://en.wikipedia.org/wiki/Richard_Holbrooke


-----
You Tube:ライチャース・ブラザーズの「アンチャインド・メロディー」
http://jp.youtube.com/watch?v=pLxuT3ofg40&feature=related




プロフィール

Sunshine/こげぱん

Author:Sunshine/こげぱん
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
カレンダー
11 | 2008/12 | 01
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。