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「昔の名前で出ています」 オバマ閣僚人事/オバマ外交はブッシュ以下!?

(by こげばん)


注)本記事は元々11/11付けのsunshineさんの記事「オバマをめぐる二つの世界」
http://ameblo.jp/sunshine-berkeley/entry-10162569132.html
へのレスとして書いていた記事です。当方事情にて投稿が遅くなりましたが、上記記事とあわせて御一読いただければ幸いです。

(以下本文)
アメリカ初の「黒人」大統領誕生の興奮から早3週間が過ぎ、オバマ政権の閣僚人事が固まりつつあるが、やはりというべきか財務長官にティモシー・ガイトナー(NY連銀総裁)、国防長官は現職ロバート・ゲイツ留任?、そして国務長官にはヒラリー・"オバタリアン"・クリントンの就任が確実視されるなど、なにやら「昔の名前で出ています」てな顔ぶれが並んでいる。

またイスラエル・Haaretz紙は選挙期間中の先月、「2008年大統領選挙を彩る36人のユダヤ系アメリカ人」という記事を発表していたが、
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http://www.haaretz.com/hasen/spages/1029302.html

36 Jews who have shaped the 2008 U.S. election
By Bradley Burston and J.J. Goldberg
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こちらにもロバート・ルービン(クリントン政権財務長官)やデビッド・アクセルロッド(オバマの選挙キャンペーン・メディア・アドバイサー)など、いつかどこかで聞いたような名前がずらりと並んでいる。

今回のヒラリーの処遇に見られるような、政敵を閣内に取り込んで「反逆」を防ぐ手口は特段珍しいものではなく、アメリカでは例えば1980年にレーガンが(共和党予備選の敗者であった)ブッシュSrなどを閣内に迎え入れた前例などがある。そのレーガン政権、「庇を貸して母屋を取られる」如くいつの間にか事実上ブッシュSr政権のようになってしまい、今日まで続くグローバリスト-ネオコン路線に道を開くきっかけとなってしまったが、レーガン同様政敵や「インサイダー」を閣内に取り込んだオバマ政権が今後どのような政策を打ち出してくるか、興味深い。

さてオバマ当選直後、アメリカ・リバータリアン系シンクタンクCATO InstituteのTed Galen Carpenter研究員が、「オバマの外交政策はブッシュ以下?」と題する論文を発表している。
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http://www.cato.org/pub_display.php?pub_id=9778

Worse than Bush?
by Ted Galen Carpenter

Added to
cato.org on November 7, 2008
This article appeared in National Interest (Online) on November 7, 2008.
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この論文でカーペンター氏は、

・冷戦時代アメリカは「ただ乗り」同盟国の言うがままに「十字軍」を全世界に派遣して-たとえばベトナム戦争のように-、アメリカ人納税者に不要な税負担を押し付けてきた。また冷戦終結後事態はさらに悪くなり、アメリカは民主主義という錦の御旗の下、世界中で軍事介入を繰り返した。

・アメリカ人は「CHANGE」を求めてオバマを次期大統領へと押し上げたが、そのオバマ、外交政策を「CHANGE」させる気はさらさらなく、NATO の東方拡大、バルカンでの軍事介入やコソボ独立(注:このどれもが、ロシアとの緊張を一層高めるであろうことに留意されたし)を支持している。

・四分五裂して戦略能力を欠くNATOと共同歩調をとろうとするオバマの外交政策は危険で、とりわけグルジアのような小国に肩入れして核大国と対峙することがアメリカの利益になるとは考えられない。

・オバマの外交政策の中でも「人道的介入」はとりわけ危険で、「自由」を世界中に押し付けようとしたブッシュ外交と何ら変わりないばかりか、発想自体が間違いの上危険極まりないもので、アメリカを際限なき対外戦争に駆り立て、経済危機下のアメリカ国民に致命的負担を負わしかねない。(後略)

と主張している。

外交政策では孤立主義を信奉するCATOがアメリカの対外介入政策を批判するのは当然といえば当然ではあるが、たとえばForeign Affairsのオバマ論文などとあわせ再読すると、
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http://www.foreignaffairs.org/20070701faessay86401-p0/barack-obama/renewing-american-leadership.html

Renewing American Leadership
Barack Obama
From Foreign Affairs, July/August 2007

Summary: After Iraq, we may be tempted to turn inward. That would be a
mistake. The American moment is not over, but it must be seized anew. We
must bring the war to a responsible end and then renew our leadership --
military, diplomatic, moral -- to confront new threats and capitalize on
new opportunities. America cannot meet this century's challenges alone;
the world cannot meet them without America.
---
オバマの外交政策がブッシュ以下かどうかは別にしても、カーペンター論文が指摘するように、対外介入志向という点においてオバマ外交は従来のアメリカ外交政策とさほど大差ないものになる可能性は高い(但し、錦の御旗は「対テロ」から別のものに変えられるかもしれない)のでは、と考えられる。

さてオバマの"CHANGE"の内実を見透かしたのか、ユダヤ系アメリカ人の大多数はオバマに投票した(Haaretz紙)とのことだが、
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http://www.haaretz.com/hasen/spages/1034574.html

Last update - 15:02 05/11/2008
Barack Obama wins 77 percent of Jewish vote, exit polls show
By Haaertz Service and News Agencies
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その彼らの故国・イスラエルでは2009年度版防衛白書が発表され、
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http://www.haaretz.com/hasen/spages/1039929.html

Last update - 03:04 23/11/2008
Defense establishment paper: Golan for Syria peace, plan for Iran strike
By Barak Ravid
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イスラエルは単独で「イランやハマスの脅威」に対処する必要が生ずる可能性があることなどを指摘している。

イスラエルは来年の総選挙でリクードや宗教政党が勝利すれば、たとえアメリカの支持が得られなくとも対イラン・アラブ強硬路線に転じることも十分考えられ、また現在の世界経済情勢なども考え合わせれば、アメリカ初の「黒人」大統領誕生のユーフォリアなど吹き飛び、オバマ大統領は就任早々「嵐の船出」を強いられることもあり得るのでは、と考えられる。

いずれにせよ、国外に火種を、国内に経済危機を、さらには閣内に政敵を抱え込んだオバマ政権の今後には、目が離せない。


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爆笑!! パロディー替え歌:「昔の名前で出ています」


http://jp.youtube.com/watch?v=pF1niKL7970&feature=related

昔の名前で出ています

作詞 星野哲郎・作曲 叶弦大
唄 小林旭

拙者が幼稚園児だったころにバカ売れした演歌です。
#ジェロ聞いてたらつい思い出したw

それはさておき、下記WSJ記事なんか読んでみたら、
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http://online.wsj.com/article/SB122748629920251779.html

NOVEMBER 24, 2008

Summers Offers Big-Picture Advice to Hedge Fund
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オバマ人事って、案外こんなのばかりだったりして
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ボストンにいるときゃ 教授と呼ばれたの
NYじゃ 重役と 名乗ったの
DCに戻った その日から
オバマがさがして くれるの待つわ
昔の名前で 出ています

忘れたことなど 一度もなかったわ 
DCのうま味を 知るたびに 
いつもこの胸 かすめる面影の
ダンナを使って ここまできたわ
昔の名前で 出ています

オバマの外交 論文に書きました
プーチン打倒と 書きました
戦略家人生 さいごの止まり木に 
オバマが止まって くれるの待つわ 
昔の名前で 出ています
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あ、これは3連休ゴロゴロ無為に過ごした酔っ払いの戯言ですので、あまり意味はありませんw
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(コメント by sunshine)

■臭い匂いがする人事

また、「昔の名前で出ています」の一人が発表になりました。その一人とはあのローレンス・サマーズ。

オバマの経済チームの正式発表があり、財務長官のティモシー・ガイトナー、関連省庁を束ねるホワイトハウスの国家経済会議(NEC)議長に、元財務長官のローレンス・サマーズ、経済政策を助言する大統領経済諮問委員会(CEA)の委員長には、カリフォルニア大バークリー校(UCB)のクリスティーナ・ローマー、国民皆保険に向けた医療制度改革などを進める内政会議(DPC)の議長にメロディ・バーンズが決まりました。
http://www.reuters.com/article/politicsNews/idUSTRE4AN4LY20081124

面白いのは、自由貿易、グローバリゼイションの強力な推進者で、「女性は知的に劣っている」といった馬鹿な発言や「汚染物は低開発国に持って行って捨てれば先進国で処理をするよりはるかに低コストで済む」などというメモが見つかって物議を醸し出したローレンス・サマーズと、1929年の大恐慌の研究と最近では税制研究(中間層から下の税金削減政策)で有名な、学生たちにも大変人気のある、UCバークリーで「ベスト・ティーチング賞」も受賞している“庶民の味方”の女性経済学者、クリスティーナ・ローマーがはち合わせをしているところです(両者の風貌も対照的。いかにも抜け目のない感じのサマーズに対し、その辺のおばさん的風貌のローマー)。
http://en.wikipedia.org/wiki/Lawrence_Summers


ハーレッツの「2008年大統領選挙を彩る36人のユダヤ系アメリカ人」の中にローレンス・サマーズの名前がありませんでしたが(大統領選では陰にいたから?)、彼も立派なユダヤ系アメリカ人であることは周知の事実。彼の父親の兄弟があのノーベル経済学賞を受賞したポール・サミュエルソン(サマーズの父親がサミュエルソンからサマーズに改名した。ユダヤ系らしく聞こえないようにとの配慮からか?こういう風に改名するユダヤ系は結構いる)。

これから見ても、この経済チーム、相反する二つの層を共に何となく表面的に“丸く収める”ための”臭い人事”または“苦肉の策”のような気もします。

彼女と夫が今年11月に書いた税制に関する論文
http://elsa.berkeley.edu/~cromer/nadraft1108.pdf


なお少し週刊誌調になりますが、実に皮肉なのが、クリスティーナ・ローマーと彼女の夫・デイビッド(彼もUCBの経済学教授)はマサチューセッツ州に住む二人の両親の介護問題や子供達がMIT(マサチューセッツ工科大学)に在籍していることなどから今年5月、ハーバード大学への転職を申し出たところ、ハーバードの女性学長、ヅリュー・ファウスト(Drew Faust)は、「デイビッドの就任はOKだが、クリスティーナはNO」だといいました。

今回のこのクリスティーナの抜擢により、天下のハーバードの学長たるファウスト(彼女の夫はユダヤ系)は、面目と政治的なパワーを失ったのではないかと人々は言っています(サマーズも2001-2003年にハーバードの学長)。

なおティモシー・ガイトナーは1991年頃、在日アメリカ大使館勤務だったそうで、当時の大使はジャパン・バッシングで有名なアマコスト。ということでガイトナーも新自由主義者といわれています。サマーズ、ガイトナーと新自由主義者達がオバマの目指している“チェンジ”をどのように実現するのか、みものです。

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(レス by  こげばん)

■ご笑読ありがとうございました

皆様、ご笑読していただきありがとうございました。
Mappleさん、替え歌ありがとうございました。

>なおティモシー・ガイトナーは1991年頃、在日アメリカ大使館勤務だったそうで、当時の大使はジャパン・バッシングで有名なアマコスト。

アマコストといえば、日本着任前にマルコス政権下のフィリピンで大使を務めていて、フィリピンの「民主化」に多大な貢献をしており、

---
http://fsi.stanford.edu/people/michaelharmacost/
From 1982 to 1984, he served as U.S. Ambassador to the Philippines, and was a key force in helping the country undergo a nonviolent transition to democracy
---
その後バブル絶頂期の日本にて日米構造協議〔Structural Impediments Initiative〕を開始しましたが、この経歴をあえて悪く言えば(ガイトナーやサマーズともども)「民主化(自由主義化)ブルドーザー」のような役割を担った人かもしれません。

尚これは余談ですが、現在進行中の米中戦略経済対話の正式名称は"US-China Strategic Economic Dialogue: SED"といいます。日米構造協議の" Impediments Initiative"を直訳すれば「障害に対する先制攻撃」となりますが、文字通り対話を意味するdialogueという単語を使用する米中協議と比較してみると、アメリカ・グローバリストたちの日本観・中国観が浮き彫りになるようで興味深いです。

さて国防長官にロバート・ゲイツ留任が確実になるなど、某国麻生内閣の如くますます何をしたいのかよくわからなくなってきたオバマ人事ですが、外政ではグローバリストのアジェンダを追い、内政では修正資本主義という二兎を追うとなると、そんなことする金が何処から集めてくるつもりなのか、不思議でなりません。

こげぱん 2008-11-26




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日系人の黒人観を変えたジェロ

先日、サンフランシスコに住んでいるおばあさんから、ジェロという若いアフリカ系アメリカ人(黒人)の演歌歌手が出演している日本の歌番組のビデオを見てほしい、と言われた。演歌とブルースは、共に生活からにじみ出た血と汗と涙を歌っている大衆ソングなのだから、根っこは同じと思いつつも、若い黒人の男性が日本語で演歌を歌っているといったので、驚き、興味を覚えた。


私は演歌は大嫌いで、まともにじっくりと聞いたことはないが、今回だけはぜひ聞いてみたいと思い、市内にある彼女の家へ出かけ、すぐさまビデオを観た。


祖母が大阪出身の日本人らしいが、そう言われれば目のあたりが日本人的かな、と思える程度で、何もいわれなければ日本人の血が混じっているとは思えない容姿とラッパーのいで立ち。しかし彼が歌い始めたとたん、その声の質の良さ、正確な音程と日本語の発音、感情表現、どれをとっても素晴らしく、思わず聞き惚れてしまった。曲もブルースに通じるものがあり、全くのド演歌でもない。作曲は宇崎りゅうどうとなっていた。「だからブルースっぽいのか」と思いつつ、この面白い試みに感心した。


「今までは日本人が黒人ブルースをまねていたが、とうとう黒人が日本の演歌を歌う時代がやってきたのか」と少々感慨めいたものを覚え、と同時にこういう現象を発生させた現代という時代について考えさせられた。流行の裏には何がしかの仕掛け人がいるわけだが、それも時代の空気とマッチしないとブームにはならない。アメリカでもそうだが、日本も同様にリズムだけの音楽に人々は飽きたからではないかと思った。その点をうまくついた企画がこのラッパーのいでたちで黒人が演歌を歌うという意外性の組み合わせによる企画だったのではないかと思った(余談だが関西はブルースの町としても有名。大阪に縁のある彼が日本のブルースである演歌を歌うのも何かのえんか)。


金融危機で世界経済と政治の崩壊が進んでいるぎすぎすした現代社会の中にあって、人々は”血と汗と涙”の通ったヒューマニスティックな音楽と耳障りでない、”聴ける歌”を求めているのだろうか。ベイエリアにはラテン音楽のラジオ局があるが、そこで流されている音楽もこの日本の演歌に似た、リズムだけではなくメロディー・ラインを利かせたものが多い(ラテンは元々そうだが)。


「すごくうまいですねえ。驚いた。演歌は嫌いだけど、これは聴けますねえ」

と私は言った。

「そうでしょう? 私も驚いたのよ。私も演歌なんか嫌いで、聞いたことがなかったけど、この子はうまいなあと思ってね」

と彼女は言った。彼女は神戸の医者の家に生まれ、両親ともにクリスチャンだったので彼女も小さいころからピアノを習い、クラシック音楽一筋の人だったので、このようなビデオを持っていること自体が不思議だった。聞くと近くの日本語ビデオ・DVDのレンタル・ショップから借りたのだという。彼女は近くの老人ホームでピアノを弾くボランティアをしているが、そこでこのビデオを日系のシニア達が見て、彼女に教えたらしい。


日系人でも3世、4世になると黒人に対する偏見や差別はあまりないが、1世、2世ぐらいまでは、ベイエリアでもかなりそれらのものは残っている。そこで私は聞いてみた。

「じゃあ、日系のシニアの人たちは、だいぶ黒人に対する偏見や差別の感情が薄れてきたのじゃないですかねえ?」

「うん、そのようよ。テレビに出てくる今時の日本の若い子たちより、彼の方がずっと立派だといって皆、感心しているわよ。挨拶もチャンとしているし、日本語もうまい、歌もうまいっていって」

「彼が日系人の黒人観を変えてくれたってわけですね」

「本当にそうね。やはり良く知らないで怖い、怖いって言っていたけど、ああいう黒人もいるということを知って、見方が変わったみたいよ」


ジェロという人をちょっと調べたが、彼は日本で育っているわけではないようだが、あんな日本語を使うとは、大変耳がよく、頭もものすごくいいのだろう。顔つきも大変知的に見える。多分、日本人の血が4分の1混じっているといいうことで祖母から日本語と日本文化の大切さなどを教えられ、その結果、日本に住んでいる日本人以上に伝統的な日本人らしい立ち居、ふるまいをしているのだろうかと想像した。ハーフの人達などや日本文化を勉強したことのある外国人、また外国に長年住んでいる年配の日本人には、この手の人が多い。


以前、美空ひばりの生前のビデオをテレビで見ていたある大変有名なジャズ・ミュージシャンが、彼女の声の質の良さ、正確な音程、完全なボイス・コントロール力、表現力などに圧倒され、「ナット・キング・コールに匹敵するほどの天才歌手だ。名前は何というのか?曲が良ければ世界的な大スターになれただろう」と言ったことがあった(私自身は彼女の歌など全く無関心だったが)。


ジェロの歌を聞きながら、その話を思い出した。彼にもぜひ、日本のショービジネス界の“餌食”になることなく、今後、良い曲に恵まれ、日本だけではなく世界に羽ばたける歌手に成長してもらいたいと思う。


ジェロのビデオ(このリズムはなかなかいい)

http://jp.youtube.com/watch?v=haHLKyjTMV0&feature=related


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(コメント)

■こんにちは。

素敵な記事をありがとうございます!
アメリカの日系人の方にもこんなに
好意的にジェロが受け止められていること、
とてもうれしいです。
公式ブログもあるのでお時間がありましたら
ぜひご覧になってみては(ジェロ本人が書いています)。
http://blog.goo.ne.jp/jeroenka/e/df33ea578462a043ac026ced96fe906f
一カ所だけ訂正させてください・・大阪はジェロの出身地ではなく、日本で1番長く住んでいて、大好きな土地だと言うことです。おばあさまは横浜出身です。

東京在住ジェロファン 2008-11-23 18:57:20

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■同じ在米です。

お早う御座います。
同じ在米でジェロを応援しています。
素敵なお話有難うございました。
日本のジェロを応援する方のブログにお邪魔していますが、皆さまにこちらのブログをご紹介したいと思いますが、如何でしょうか?
ご迷惑でしたら、「日系のお年寄りにも話題になっている」と、だけ、お知らせしたいと思います。

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■I am his big fan, too! ジェロ

I am very happy about your article about JERO.
I became his big fan. Reasons are the same as yours.
Exiciting, I would like to introduce the following information that i wrote in one of my music blog.

Jero Enka & Hip-Hop dance
http://www.utamachi.net/logs/archives/135

* Good comments by Pop Rock Singers
http://jp.youtube.com/watch?v=vkMOtFXi1MA&feature=related


*Introduction of JERO and Nice comments - News Show
http://jp.youtube.com/watch?v=JbEZiEONhkQ&feature=related


*マレーシアの若者のブログにジェロの紹介があった。
http://www.utamachi.net/logs/archives/128

**ジェロの演歌、ここが違う
演奏者もやる気をだしてやっている.
http://www.utamachi.net/logs/archives/130

伴奏、特にギターが違うのです。
これはジェロの「みちのくひとり旅」
http://jp.youtube.com/watch?v=2nlraBbHSVc

late I checked the guitarist. I found he is an American.

***ジェロの演歌の可能性=宇崎竜童とコラボ
http://www.utamachi.net/logs/archives/131

Mapple 2008-11-26 07:26:21
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日本人の血が4分の1でも、ここまで日本文化を継承しているとは日本人はもとより、日系人たちも見習うべきですね。

経済人類学的見地から見た世界恐慌

(by sunshine)


EUに続き日本も景気後退(リセッション)に入ったとのニュースが11月17日、ABCより流れた。

http://abcnews.go.com/Business/WireStory?id=6267786&page=2

Japan became the latest country to officially enter a recession. Official figures showed that the world's second-largest economy shrank an annual pace of 0.4 percent in the July-September quarter, meaning the country now joins the 15 nation euro-zone as officially in recession, defined as two straight quarters of contraction.

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日本の読売新聞では「日米欧そろって景気後退」との記事が11月18日付けに掲載されている。

http://www.yomiuri.co.jp/zoom/20081118-OYT9I00022.htm

米国発の金融危機が、日本の実体経済に影響を及ぼし、日米欧がそろって景気後退局面に入ることが確実となった。

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世界経済の景気後退など、「今さら言われなくても、とっくに分かり切ったこと」といいたいところだ。少しえらそうなことを書けば、経済人類学あたりの基礎的教科書や「ピーク・オイル」関係の本には、とうの昔にこうなることは書かれている。


人間の生活で欠かせないものは、食糧(水も含む)とエネルギー源。単純化すれば、この二つの物をめぐって、複雑化した金融システムが派生し、その結果、現代における経済危機が生じたということになる。現在、約67億人にまで膨張した世界の人口、工業化により減少した食糧生産高、枯渇していく化石燃料。そこで生じた食糧とエネルギー争奪戦に絡みついた金融問題・・・・とこういうことになるのかと思う。


結論からいえば、今後の世界的課題は、今さら言うまでもなく、食糧増産とエネルギー源転換の必要性ということであり、それが実現されなければ、遅かれ早かれ、いつかは人類が滅びてしまうという崖っぷちまで来ているということだろう。金持ちがいくら金を持っていても何の役にも立たなくなるという恐怖の近未来がすぐそこまで来ているということだ。そういった意味から、現在世界中で進行している金融危機は、人類が次なるステージへシフトする為の”仕込み”のようなもの。”自然の摂理”によって、整理されているとでもいうべきか。


従っていくら各国が公的資金を投入して銀行をはじめとする企業を救済しようとしても、そんなものは大きな目で見れば、何の役にも立たない、「焼け石に水」ということもこの道の専門家たちは分かっていることだ。


先進国では、1エネルギー単位の食糧が食卓に届くまでに10エネルギー単位相当の石油が使われていると言われている。このことは1エネルギー単位の食糧は10エネルギー単位の石油価格より高くなければ、食糧供給システムが経済的におかしくなる(軒並赤字が累積して継続が困難になる)ことを意味する。


アメリカは世界最大の農業生産国だが、農地で生活している人々はわずか2%であり、98%の人々は日々、生命維持のために、石油に支えられた食糧の加工、貯蔵、そして輸送に依存している。この点に 食糧問題とエネルギー問題が連動するゆえんがある

http://www.theoildrum.com/node/4285  


人間の生活の基本はまず食料の獲得だった。その方法は狩猟採集、農耕、牧畜、工業の4パターン。狩猟採集民の経済は不安定だが貧富の差はなく、階級差もなかった。次に約1万2千年前に西アジアの「肥よくなる三日月地帯」に農耕が発達した。穀物は長期の貯蔵に耐えられ、運搬することが可能になった。このため他の地域に運ぶことができ、農耕に従事する者とそうでない者との分業化が起きた。そして都市が誕生する。食物は1年のある期間だけが収穫期。そこで作物の実りを祈る儀礼、それを司る僧侶が生まれ、司祭を頂点に階層社会が生まれた。牧畜の起源についてはいろいろな説があるが、農耕から発達したという説が最も有力。そして次に工業社会の到来となる。このような産業形態の移行に伴い、使用するエネルギー源が大幅に拡大した。


石油地質学者のC.J.キャンプベル(C.J.Campbell)は、彼の著作「The Coming Oil Crisis(到来する石油危機)」(2004年)の中で、「石油時代の前半が今、終わろうとしている。それは150年間続き、工業、輸送、貿易、農業、金融資本の急速な拡大を見せ、人口を60億人に増加させた。金融資本は、石油にもとづくエネルギーによって拡大を見せた。石油時代の後半は、石油と石油に依存する金融資本を含むすべてのシステムが崩壊するだろう。同時にこのことは現在の金融システムと連動する政治構造の崩壊を予告するものであり、第二次世界恐慌の到来ということになるだろう」と書いている。

http://www.amazon.com/Coming-Oil-Crisis-C-Campbell/dp/0906522110
http://www.hubbertpeak.com/Campbell/

リチャード・ハインバーグ(Richard Heinberg)というサンフランシスコ・ベイエリア在住のエネルギー関係の専門家は彼の著書「The Party is Over:Oil, War and the Fate of Industrial Societies(パーティーは終わった:原油、戦争そして工業化社会の運命)」(2003年)の中で、原油埋蔵量と消耗量、およびそれに現代の金融システムがどのように関わっているか書いている。


「今日では、実質的にすべてのマネーは貸付によって創造されている。つまり、世にあるほとんどすべてのマネーは借金を表している。マネーは金庫にある実体ではなくて、勘定を保つために銀行家が無から創造した観念的な記入である。では、貸付金利を支払うためのマネーはどこから来るのか?突き詰めるならば、そのマネーは、金融ネットワークのどこか他のところにいる誰かが組んだ新しいローンに由来することになる」

http://www.amazon.com/Partys-Over-Fate-Industrial-Societies/dp/0865714827


「You Tube」での彼のインタビュー動画
http://jp.youtube.com/watch?v=ux0EbSNMc_Y


金融システムについての日本語訳付きビデオ。

「Money As Debt」

http://video.google.com/videoplay?docid=-446781510928242771


ピーク・オイルの時期については様々な説があるようだが、ASPO(The Association for The Study of Peak Oil and Gas)-2008年11月のニュースレターによると、原油の消耗量は大体2010年を頂点にその後、原油埋蔵量の減少とともに下降していくようになっている。


下記サイトの「The General Depletion Picture」と「THE GROWING GAP Regular Conventional Oil」を参照のこと。

http://www.aspo-ireland.org/contentFiles/newsletterPDFs/newsletter95_200811.pdf


また下記サイトには各産油国の原油生産量と消耗量のグラフが掲載されている。これを見ても大体2010年をピークに一気にグラフが下降線を描いているのが分かる。

http://www.aspousa.org/proceedings/houston/presentations/Jeffrey_Brown_Net_Exports.pdf


そして現在、8億3000万人の人々が栄養不足で、そのうち7億9100万人が発展途上国に。世界の7人に1人、発展途上国では5人に1人が、飢餓状態である。

http://contest.thinkquest.jp/tqj2001/40584/01/population.html


「景気後退」「金融危機」「株安」などといってメディアが大騒ぎしているものは枝葉であって、事の本質では決してない。来るべくして来た問題だ。今後、人類はどのような「新しい世界」とやらを創出していくのか、それは誰が(またはどういう人たちが)音頭をとってやっていくのか、注視したい。


オバマをめぐる二つの世界

(by sunshine)


今回の大統領選挙では、”伝統的な”白人大統領からアフリカ人の血が半分混じったハーフの大統領誕生ということが必要以上にクローズアップされた感があった。そして混血大統領(厳密にいうとアメリカの黒人はほとんど全員が混血だが)の誕生は、あたかも今までアメリカ社会をむしばんできた人種問題がこれで一気に解消されて、「アメリカにはもう人種問題などなくなった。アメリカ国民は人種的偏見など持たない、大変民主的でオープン・マインドの国民へと進化したのだ」ということを広く世界にアピールするかのような、そんなメディアのはしゃぎ様だった。


百年に一度といわれている世界的金融危機のさなかにあって、どこまでも明るく、楽天的な20世紀型ディズニーランド文化の再現を演出することにより、大衆の目を本質的な問題からそらす目的も担っていたのかと勘繰りたくなるような、そんな祭り騒ぎだった。


「LA Times」によると、2042年にはヒスパニックの人口が白人人口を追い越して、アメリカの多数派になると予測されており、そういった意味からもこのタイミングで(世界的金融危機のさなか)非白人のオバマが大統領になったということは、さまざまな角度から色々なことが想像されて、面白いことではあるな、と思う。


http://latimesblogs.latimes.com/laplaza/2008/08/latinos-will-be.html

White people of European descent will no longer make up a majority of the U.S. population by the year 2042 -- eight years sooner than previous estimates


現在のアメリカでは、経済格差が人種問題以上の問題となっている。そして、アフリカ系アメリカ人(黒人)間での経済格差も大きな社会問題となっている。


しかしながら、どの大統領選でも候補者達は「中間層」への政策についは色々と公約をするが、それ以下の貧困層については、完く眼中にないかのように”無視”するのが通常のパターンとなっている。これは黒人問題などやっていると誰もが言うことだが、今年8月1日にはフロリダ州でのオバマの選挙演説会場に数人の黒人の若者たちが訪れ、垂れ幕を垂れ、突然、「黒人コミュニティーについてはどうしてくれるんだ、オバマ!」と叫び、オバマがいら立った模様が全米で流された。下記のサイトでビデオも見れる。

http://blogs.abcnews.com/politicalradar/2008/08/protesters-what.html


下記のビル・モイヤーズも、また彼のTVトーク・ショーのゲストであるストーニー・ブルック州立大学(ニューヨーク州)の経済学教授でワーキング・プアーの研究をしているマイクル・ズウェィグ(Michael Zweig )教授も同じことを言っている。

http://www.pbs.org/moyers/journal/10172008/watch2.html

Center for Study of Working Class Life
http://www.stonybrook.edu/workingclass/ecostimulus.shtml


これは10月17日にアメリカの公共放送PBSで放送されたものだが、これによると2人は、「約2千3百万所帯、約6千万人(アメリカの総人口約3億1千百万人)がワーキング・クラス。ここでいうワーキング・クラスとは、トラック・ドライバー、ウェイトレス、店員など働けど、働けど暮らしが楽にならず、衣食住といった人間の基本的生存のためのものを維持するだけで精一杯の人たちのことだ。”ワーキング・プアー”と言ってもいい。オバマやマケインが全く無視している、“忘れられた人たち”のことだ」と言っている(この放送の後、オバマは演説の中で、”ミドル・クラス”という言葉を使わなくなり、”ワーキング・クラス”という言葉を使うようになった)。


アメリカの経済階層は5つに分類されているが、

1.アッパー・クラス

2.ミドル・クラス

3.貧困でないワーキング・クラス

4.ワーキング・プアー・クラス

5・アンダー・クラスー失業者


ちなみに、2006年版「National Urban League」によると、アメリカ全体の貧困率は1969年の12.7%から1986年には19%、そして現在は上記のように上昇している。そして黒人コミュニティーでの貧困率は1998年には26%の貧困率だったのが、現在では46%が貧困ラインまたはそれ以下にいるとされている。それに対して、アッパー・クラスの黒人人口は増え、彼らの年収も年々伸び続けている(1990年大手CEOの平均所得は労働者の100倍だったが、アメリカ労働総同盟産業別組合会議(AFL-CIO)によれば、2004年には、その比率は430倍になっている)。


こうした「忘れられた人々」への政策はどうするのか。またしても「切り捨て状態」といった感じになるか。


二つの黒人教会での反応


とはいえ、黒人コミュニティーの人たちが、今回の選挙をどう思っているのか、その生の声を聞きたくて、11月8日、9日の二日間、サンフランシスコのイースト・ベイにある黒人教会に行ってみた。ひとつは黒人中産階級が多いあるメソジスト教会、もう一つは低所得・貧困層が多いあるバプティスト教会である。


なぜ二つの教会に行ったかというと、これら異なる階層におけるオバマに対する期待や思いに相違はあるのか(またはないのか)ということを知りたかったからである。分かっているとはいえ、じかに聞きたかったからだ。


まずメソジスト教会の方だが、身なりの立派な人々が多く、黒人イエスの肖像画を壁に飾っているとはいえ牧師の説教も知的で抑え気味。オバマが大統領に選ばれたことに祝意を表して、「これで我々、黒人にもやっと一抹の光が差し込んできた。これから徐々に黒人の社会的地位も高まってくるだろう。めでたいことだ。金融問題で世の中は大変だが、彼が頑張ってくれるよう、皆で祈ろう」というような内容だった。


翌日行ったのは、スラム地区にある大変ファンキーなバプティスト教会だった。ここは音楽が大変ファンキーで乗りやすく、ガンガン行きまくるので時々音楽を聴きに行っているところだ。牧師も踊りながら、声をからしながら、その辺のラッパーなどぶっ飛びそうなほど次から次へと言葉を機関銃のように発しながら、汗をかきかき乗りまくるのである。


そしてここではアフリカの伝統にのっとって、説教者と参加者が呼応形式で掛け合いを行いながら、会場をがんがん、盛り立てる。


「兄弟、姉妹達よ! ブラザー・オバマがとうとうこの国の栄えある大統領になった! 素晴らしいことじゃないか!」

「エーメン!」

「今度こそ、ユダヤ系やアジア系の連中がもらったような政府からの賠償金が我々、奴隷の子孫にももらえるよう頑張ってもらおうじゃないか!」

「ザッツ・ライト(そうだ)!」

「兄弟、姉妹達よ、我々のビッグ・ビジネスマンのブラザー達もずいぶん頑張ったじゃないか!」

「ザッツ・ライト!」

「しかしおかしなことに、オバマの側近にはジューイッシュ・ボーイズが決まったぞ!」

「ザッツ・ツー・バッド(そりゃあいにくだ)!」

「2人のジューイッシュ・ボーイズがブラザー・オバマを脇で支えるらしいぞ!」

「ザッツ・ツー・バッド(そりゃあいにくだ)!」

「我々、ゲットーのニガー(貧民街の黒人)には、今回もおこぼれなしかもな!」

「ウーン、ウーン、ウーン!」

「しかし兄弟、姉妹達よ、我々にはイエス様がついているぞ!」

「ハレルヤ!」

「神に祈ろう、ブラザー・オバマが邪悪な悪魔に魂を抜かれてしまわないように!」

「エーメン!」

「邪悪なジューイッシュ・ボーイズに魂を抜かれてしまわないように!

「ハレルヤ」

「神の愛をブラザー・オバマに!」

「ハレルヤ!」

「神の愛で邪悪な悪魔を追っ払うことを!」

「ハレルヤ!」

「エーメン!」


という調子でどこまでもラップ調の説教は続き、ドラムスとベースが絡み合いながら演奏を開始したかと思うと、ジミヘン(ジミー・ヘンドリックス)ばりのギンギンのエレキギターが入り、ホーンセクションが負けまいとがなりたてる。会場ではタンバリンをたたいたり、体をゆすって、踊りだしたりと。ついでに私もタンバリンをガンガン鳴らして、リズムセクションに貢献した。


貧困層の人々は、はなからオバマには期待していないことが今さらながらだが分かった。こうした社会から隔離された貧困層の人々は、政治には夢も希望も持てないと諦めきっているからだ。それよりも教会の方がよほど頼りになるというわけだ。


ユダヤ系対黒人


大変ステレオタイプ的な言い方をすれば、ユダヤ系と黒人は昔から仲が悪い。中には一緒に音楽グループを組んでいる人たちもいるが、一般的には仲が悪い。そこで今回の選挙で、黒人の実業家や大学教授といった黒人社会のエリート達も多くオバマ支持のために働いたが、まっさきにユダヤ系の参謀2人がオバマの政権移行しームに決まったことで、黒人達の中には「やはり」との思いを抱いている人たちも多い。


オバマの政権移行チームの首席補佐官にラーム・イマニュエル、そしてこのブログでも2月に書いたことがあるやり手のキャンペーン・マネジャー、デイビッド・アクセルロッドがシニアー・アドバイサーに指名された。

http://ameblo.jp/sunshine-berkeley/day-20080219.html


イマニュエルとアクセルロッドは共にユダヤ系。「何があってもイスラエルを守り抜く」とイスラエル建国記念日に公言したオバマである。当然の帰結であるかのように、しっかりと両脇をユダヤ系に支えられての出発となった。


ラーム・イマニュエルはユダヤ系の中でも特にイスラエルへの愛国心に燃えた人物。もう大手メディアでも紹介されているが、1991年湾岸戦争では「イスラエル防衛隊」の志願兵として非戦闘任務にも就いている。

http://en.wikipedia.org/wiki/Rahm_Emanuel


また彼は2006年の議会選挙で民主党議会選挙委員会の議長を務めたが、ジョン・ウォルシュの「イマニュエルの民主党戦争計画:ラーム書」によれば、接戦の議会選挙に出馬する22人の民主党員のうちの20人は「戦争支持派である」と太鼓判を押したのだった。

http://www.counterpunch.org/walsh10242006.html

John Walsh:The Book of Rahm


http://www.counterpunch.org/walsh11112006.html

John Walsh:Rahm's Losers


彼は現在議会幹部会の議長を務め、シオニスト・パワー体制の上級メンバーとして有名。彼の著書「The PLan :Big Idea for America」(2006年)の中で、「我々は世界中の手薄な“グリーンライン”を強化する為、米国特殊部隊と海兵隊を増大し、米国陸軍をさらに増大して10万人規模にする必要がある(中略)。我々はMI5のような、国内における対テロ部隊を設けることによって自国と自国民を守るべきだ」と書いている。大変危険な人物であることは知る人ぞ知る人物である。しかし「金を出せば口を出す」のが常識。オバマにとっては潤沢なユダヤ・マネーを集めてくれた恩人。こうなることは見えていた。

http://www.amazon.com/Plan-Big-Ideas-America/dp/1586484125


そして後の面々は、ABCによると下記のような下馬評が上がっている。


ロバート・ギブス(Robert Gibbs)ー選挙対策委員会の広報マン

ディック・ルガー(Dick Lugar)ー共和党上院議員

ビル・リチャードソン(Bill Richardson)-ニューメキシコ州知事。ヒスパニック系

ジョン・ケリ(John Kerry)ー民主党上院議員

ボブ・ゲイツ(Bob Gates )ー国防長官。これを継続するのではないかといわれている

チャック・へーゲル(Chuck Hagel)ー共和党上院議員

ポール・ヴォルカー(Paul Volcker)ーカーターとクリントン政権の連邦準備制度委員長、今回の選挙では経済問題アドバイサー

ティモシー・ゲイスナー(Timothy Geithner)ーニューヨーク連銀の代表。JP モルガン・チェイスのベアスターン買収では一役買った。

ローレンス・サマーズ(Lawrence Summers)ークリントン政権の財務長官を経てハーバード大学長。元世界銀行チーフ・エコノミスト。オバマの経済問題アドバイサー。

ジョン・ポデスタ(John Podesta )ー元クリントン政権主席補佐官

スーザン・ライス(Susan Rice)-元クリントン政権の副国見長官。オバマの外交問題アドバイサー、アフリカ系アメリカ人(女性)

フェデリコ・ぺーナ(Federico Peña)ー元クリントン政権閣僚、今回の選挙では交通問題担当。ヒスパニック系の集票に貢献した。

ジャネット・ナポリターノ(Janet Napolitano )ーアリゾナ州知事。オバマの政権移行チーム・メンバー
http://abcnews.go.com/Politics/President44/story?id=6199499&page=1


ここでオバマの“ブラック・ブレーン”達はどうなるのか。彼らも今回の選挙戦では頑張ったわけだが、ウォールストリート・ジャーナルがユダヤ系新聞らしく、11月6日の記事の中で、「そうそうたる黒人のパワー・ブローカー達が新大統領のもと、どんな要職に就けるか首を並べて待ちわびている」との記事を掲載している。黒人社会では、知る人ぞ知るエリート達のオン・パレードだ。しかもいずれも「生まれついてのお坊ちゃま、お嬢ちゃま」の黒人ばかり。肌の色こそ黒いが、スラム街の黒人教会に行ったこともなければ、ゲットーでの生活をつゆほども知らない、”黒人らしくない”“オレオ”的な人がほとんどだ。


Black Power Brokers Ready to Rise In Tandem With New President

http://online.wsj.com/article_email/SB122593315880903557-lMyQjAxMDI4MjA1NzkwMzczWj.html


black brokers



「ウエスト・サイド物語」ではないが、”ジューイッシュ・ボーイズ”対“ブラック・ボーイズ”。さあ、この結末はどうなるか。下手をするとオバマは両サイドからつまはじきにされる可能性もあるかも?


(11月5日のこげばんさんの記事に対して、私がコメントを書いたが、そのレスが11月10日に11日にこげばんさんより投稿された。これはそのこげばんさんのレスの意味も含むもの)




”モーセ”オバマは、世界をどこに導くか

(by こげばん)

本日はいよいよ今後4年間の世界を左右する、アメリカ大統領選挙の投票日。よほどの変事がなければ下馬評通りオバマが次期大統領に当選するであろうが、気の早いThe Economistなど、投票開始前から早々にオバマ当選と上下院での民主党勝利を予測している。
---
http://www.economist.com/world/unitedstates/displayStory.cfm?story_id=12542484

The presidential election
The end of the ride

Nov 4th 2008
>From
Economist.com
After an exhausting contest, Barack Obama is expected to win today
---

さて「規定路線」ではあったろうオバマ大統領誕生を見越してか、アメリカ民主党リベラル系シンクタンク・ブルッキングス研究所所長Strobe Talbott氏(クリントン政権国務次官)が、次期大統領に対し以下のような提言を行っている。
---
http://www.brookings.edu/opinions/2008/1102_governing_talbott.aspx?p=1

America's Next President Must Master the Tyranny of the Urgent-ThePresidency, Proliferation, Climate Change, Terrorism, Trade

Strobe Talbott, President, The Brookings Institution
Financial Times
November 02, 2008 ―
---

上記論文でタルボット氏は、次期大統領が解決すべき課題として、

・京都議定書に代わる、新しい地球温暖化防止枠組の創設
・核不拡散体制弱体化阻止、または再活性化
・ドーハラウンド行き詰まり後の、新世界貿易秩序の蘇生
・実効性のある手段をもって、世界的貧困との戦いを推し進める
・必要なら、世界的疫病の発生に備え、その予防策を講ずる
・「非民主的国家」や、彼らが支援するテロリスト集団を制御する(ブッシュ政権の「対テロ戦争」に代わる)新しい方法を構築する

の6点を指摘している。

さらにタルボット氏は、上記課題解決の前提条件として金融危機脱却と自由貿易体制堅持を指摘しながらも、環境対策として原子力への依存を主張し、それ故に核不拡散体制強化が必要であると指摘し、つまるところアメリカ次期政権最大の任務は、「相互依存を深める世界を管理する、よりすぐれた方法を見出す」ことであるとし、「それのみが陰りの見えるグローバリゼーションを活性化する方法である」と結んでいる。

ブルッキングスは以前にも「アメリカ次期大統領が直面する10大世界経済問題」と題する論文を発表していることを本ブログでもとりあげたが、

http://ameblo.jp/sunshine-berkeley/entry-10153116586.html

こちらの論文では地球温暖化対策として、排出枠上限設定と排出権取引(cap-and-trade)や環境保護へのインセンティブ設定、環境対策への長期的投資、貧困対策など、どれをとっても統制経済色の強い政策が提言されている。

これらの論文を見る限りでは、オバマ次期大統領はこれまでの軍事偏重・乱稚気レッセフェール経済に代わり、自由貿易体制を堅持しつつも統制経済色の強い政策を導入すると予測される。

このオバマの環境志向を楽観的にとらえれば、環境技術で世界をリードする日本企業の出番といえるかもしれないが、反面環境保護の美名の下、産業発展が厳しく制限されたり、新世界秩序の下、米中による東アジア共同管理が進み、Japan Nothing状態がさらにひどくなる事態も考えられる(現にブルッキングス10大世界経済問題には、日本は含まれていない)。

わかりきった話と言われればそれまでだが、日本にとってオバマ政権の誕生は、決して手放しで歓迎できるものではないといえるかもしれない。

追記

タルボット氏論文の表題にある'the Tyranny of the Urgent’とは、旧約聖書・出エジプト記に由来する言葉のようだが、

---
http://www.bible.org/page.php?page_id=144#P1198_427533

The Tyranny of the Urgent (Exodus 18
<
http://www.bible.org/page.php?page_id=144# >)

By: Bob Deffinbaugh , Th.M. (Bio)

Introduction185

There is a term which is more and more frequently employed in Christiancircles, which depicts a problem that has become widespread among evangelicals―even epidemic. The term is *burnout*. Burnout happens frequently to Christian leaders, who strive to meet impossibleexpectations and demands, the achievement of which will show him to be both spiritual and successful (these two evaluations are too frequently found together these days). Failure to accomplish these

expectations and demands is believed to prove one a sluggard, unspiritually minded, or a failure. Burnout occurs when, in sheer exhaustion and frustration, one looses all hope of meeting the standard which is imposed on them (either by one’s self, others, or both), and simply gives up. By my definition at least, burnout does not lead to reevaluating and restructuring one’s
ministry, but to cessation of ministry.

Burnout is certainly not just a phenomenon found among Christian leaders, or just among Christians for that matter. Burnout is probably a significant factor in what is now referred to as the “mid-life crisis.” In spite of diligent effort and much sacrifice, individuals discover, to their dismay and depression, that their pursuit has been, in the words of the wise man of Ecclesiastes, vanity.
---

血迷える暴君・”ファラオ”ブッシュの手から迷えるアメリカ人を救い出した?”モーセ”オバマが、アメリカ人や世界をどのように導くか興味深い。
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(コメント by sunshine)

■「黒人、黒人」と騒ぐな

やはりオバマが大統領に選出されました。本題から少しそれますが、コメントを少し。以前からこのブログでも何度も書いているように、これは出来レースですから驚くに値しません。

「大統領選」ともなれば「キング・メーカー」が背後に必ず控えていることは知る人ぞ知る常識。オバマを「黒人初の大統領」とメディアも人々も大騒ぎしていますが、これも何度もここで書いたように彼は”奴隷の子孫”ではなく、れっきとしたハーバード大学院で経済学博士号を取得して、政府高官を務めたエリート・ケニア人を父親に持つ“サラブレッド”。これを忘れてはなりません。そしてこれも以前、書きましたが、彼の生まれ、育った場所、親戚が世界各国に散らばっていること、これらの点から、今後の”新世界”ニューリーダーのシンボルとして、これ以上うってつけの人材はいないというわけでしょう。

アフリカから奴隷としてアメリカ大陸につれてこられた人々の子孫を軽蔑して言っているのではなく、アフリカ人とアメリカ黒人の差異がいかにメンタリティーの部分で大きいかを言いたいわけです。

両者の違いは虐待され、動物同様にしか扱われなかった人々のトラウマが代々受け継がれて、今も体内に残存しているかどうかにあります。これについては黒人大学などで歴然とした違いが見られます。一方は初対面の他人種に対して身構え、他方はどこまでも明るく、天真爛漫でオープンマインド。


ましてやオバマの父親はエリート役人。オバマの母親が苦労してフード・スタンプをもらいながら育てた時期があったとしても、インドネシアの現地校に行ったり、白人の祖父母から育てられたりしたわけですから、スラム街の黒人街で育った黒人とは全然、メンタリティーの点で異なるわけです。つまり全くの無から何代もかかって這い上がり、大統領になったアフリカ系アメリカ人(黒人)というわけではないのです。


6桁の印税契約申し出

「キング・メーカー」という点に関して言えば、10月24日付のフィナンシャル・タイムスに「オバマを裕福にしたワシントンのインサイダー」という記事があり、大変興味深いものでしたが、これによると「マケインは金持ちの娘と結婚するという”古典的な方法”で裕福になった。しかしオバマはまず、本を出版するという方法でそれを達成した」と書かれています。

Washington insider who made Obama rich
http://www.ft.com/cms/s/35d28f90-9f13-11dd-98bd-000077b07658,Authorised=false.html?_i_location=http%3A%2F%2Fwww.ft.com%2Fcms%2Fs%2F0%2F35d28f90-9f13-11dd-98bd-000077b07658.html&_i_referer =


続いて何と、「1990年、オバマが黒人初のハーバード・ロー・レビュー誌の編集長になった際、NYの出版大手、サイモン&シュスター社が6桁単位(何千万円単位)の契約を申し出て、本を書くよう依頼したが、彼は卒業論文作成に忙しく、この申し出を辞退した。その後、トニー・ブレアなどの本も手がけたやり手出版エージェントのロバート・バーネット(Robert Barnett)が彼のエージェントになり、世界中で本が爆発的に売れ、彼は裕福になった」とも。

様々な異色のバックグラウンドがあったにせよ、黒人初のハーバード・ロー・スクールのレビュー誌編集長というだけで、6桁単位の印税契約を申し出たということ自体「さまざまなリサーチがなされ、何がしかの計画があった上でなされた申し出だったのだな」と考えるのが自然でしょう。


金融システムを変えないとチェンジはない

「黒人初の大統領」といって、お祭り騒ぎのムードに大衆を酔わせている陰で、国際金融資本は公的資本の注入がなされた銀行の重役・行員たちに今年度もボーナスを支給しようともくろんでいますが、それに対してニューヨーク州司法省のクオモ司法長官が「公的資金による援助を受けながら、法外なボーナスを支払うのはニューヨーク州法に違反している」といい、9つの銀行に対し、ボーナス支払いに関する明細書を提出するよう要求しています(こういう骨のある人もアメリカの中にはいる。ミシガン州シカゴのパトリック・フイッツジェラルド検事のような)。
Cuomo Asks for Pay Data From Banks
http://www.nytimes.com/2008/10/30/business/30pay.html?_r=1&partner=rssnyt&emc=rss&oref=slogin


Bankers face more bounus cuts
http://www.thedeal.com/dealscape/2008/11/bankers_bonuses_cut.php


アメリカの財政赤字はざっと見積もっても10兆ドル(1,000億円)を超えています。
http://www.brillig.com/debt_clock/

何度も書きましたが、これをどうやってオバマが解消するのか、その議論は聞いたことがありません。

この不正だらけの世界金融システムを根底から変えないことには世の中は変わりません。私が2007年4月に掲示板に投稿した「Money as Debt」
http://www.asyura2.com/07/hasan50/msg/118.html


これに誰かが日本語のサブタイトルをつけてくれていますね。これをみると世界金融システムの中身がよくわかります。
http://video.google.com/videoplay?docid=-446781510928242771

ここにメスを入れないかぎり、「世界のチェンジ」はないと思います。

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(レス by こげばん)

■前途多難なオバマノミクス

アメリカ初の「黒人」大統領誕生の熱気冷めやらぬ中、ブルッキングスが「オバマ次期大統領への提言-自信を持って進め」と題する連載を開始しています。

---
http://www.brookings.edu/papers/2008/1107_lead_memo.aspx
Memo to the President: Lead With Confidence

Darrell M. West, Vice President and Director, Governance Studies
The Brookings Institution

November 07, 2008 ―
Winning an election in a polarized nation is one thing―governing it is quite another.
---

現時点では1回目しか発表されていませんが、ここではオバマ次期政権の課題として、まず第一に共和党の協力を得ながら金融市場を安定化させる一方、新しい規制導入による金融システム再構築や、リセッションの傷を浅くするための政策を採用することが提言されています。

これに加え超党派で実行可能な政策として、再生細胞研究、児童健康増進プログラムや再生可能燃料の開発(訳注:高速増殖炉原子力発電所など?)が列挙されています。

アメリカの財政赤字や経済情勢を考えれば考えるほど、よくもここまで莫大な資金を必要とするであろう(また経済効果が現れるまで長期間かかるであろう)政策を並べたな、と感心しましたが、この論文は続けて(アメリカ国民のオバマに対する)期待値を下げろ、という提言をしています。

この「期待値を下げろ」というくだりに、現在アメリカが直面する巨大な国難と、オバマノミクスの実行困難性が透けて見えると言えるかもしれません。

民主主義の再生か、「緑色の朝」の到来か?

ブルッキングスの「オバマ次期大統領への提言」にはさらに、(アメリカの超大国化に起因する、アメリカ建国当時からの変化に対応する)新時代のリーダーシップ発揮に必要な市民教育、公的部門のIT化(訳注:電子政府?)と技術革新、メディアの公正性回復という提言が並んでいます。

このいずれも興味深い提言ですが、とりわけ最後のメディアの公正性回復というくだりでは、既存のメディアは(市民同士での議論に必要な)有用な情報を提供することに失敗し、またアメリカ再生のためには政治変革同様市民からのアイデアをも必要になるとした上で、オバマ次期大統領が前述した優先度の高いアジェンダを進捗させたら、アメリカ国民の議論活性化と、それに資するメディア発の情報(の有益性)にも注意をむけることができる、としています。

オバマの前任者ブッシュは911に始まる「対テロ戦争」を遂行する中、とりわけイラク戦争でメディアコントロールに失敗して国家威信を大きく傷つけましたが、それを考えればブルッキングスがメディアの公正性回復に言及するのは意味深かもしれません。

これらの提言はうまくいけば21世紀にふさわしい民主主義や市民社会の再生に有益な提言ばかりですが、一歩間違えたら「褐色の朝」ならぬ「緑色の朝」を到来させてしまうかもしれない危険性を孕んでいると考えられるかもしれません。

オバマ次期大統領がブルッキングス提言を政策に反映させる場合は、賢明にかつ慎重に政策を選択して、ぜひとも前者の道を歩んでいただきたいと切に願っています。

オバマの叔母の不法滞在騒ぎと黒人文化あれこれ

(by sunshine)


10月31日はハロウィーン。ハロウィーンとは元々は古代ケルト民族の祭りのことで、彼らの1年の終わりは10月31日だったとされており、この日は死者の霊が家族を訪れたり、悪霊が作物を荒らしたりするといわれていた。そのため先祖の霊を家へ導いたり、悪霊を追い払ったりするため、カボチャを顔の形にくりぬいて中にろうそくをともすジャック・オー・ランタンというものが家の前に飾られるようになった。


この習慣はアメリカには19世紀に主としてアイルランド系やスコットランド系移民によって持ち込まれ、いくつかの西欧諸国でこの行事が行われているが、もっとも盛んに行っている国はアメリカ、カナダ、アイルランド、プエルトリコ、日本(これについては私自身は?)、オーストラリア、イギリス、そしてニュージーランドの一部であるらしい。

http://en.wikipedia.org/wiki/Halloween

このハロウィーンにちなんで、どこぞやのトリックスターがネタをメディアに垂れこんだかどうかは知らないが、大統領選挙を6日後に控えた10月29日、オバマの叔母が4年前からボストンにある公共住宅に不法滞在しているというニュースをタイムス・オン・ラインが流した。


obama aunt


Found in a rundown Boston estate :Barack Obama's aunt Zeituni Onyango

http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/us_and_americas/us_elections/article5042571.ece


そしてその後、APが下記のような記事を11月1日付けで流し、

Obama aunt from Kenya living in US illegally

http://news.yahoo.com/s/ap/20081101/ap_on_el_pr/obama_aunt


その後、スポーツ報知が11月2日付けで、APより下記のような記事を流している。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081102-OHT1T00171.htm

米大統領選の民主党候補オバマ上院議員の叔母に当たるケニア人女性が、長期にわたり米国に不法滞在していたことが判明、オバマ氏は1日、「不法滞在とは知らなかった。しかるべき措置が取られると思う」と当惑気味に釈明した。AP通信が伝えた(後略)


私は以前、下記の私のブログでオバマは私の友人の友人の友人だと書いたことがある。

http://ameblo.jp/sunshine-berkeley/day-20080213.html


私の友人が学んでいた(現在は別の大学院に転校している)南部の黒人大学にオバマの友人というケニア人留学生がいて、このケニア人留学生は4年ぐらい前にはすでにオバマを大統領にするために様々な草の根的ネットワークを作るようなことをやっていたこと、この彼もオバマの父親と同様にケニアで反政府的な運動をやっていて、政府から国外で勉強するか、国外に移住すれば逮捕しない。そしてある一定の期間が過ぎたら母国への帰国が認められるといわれたこと、オバマの親戚がニューイングランドにいること、などの話を聞いたことがある。従って、オバマは嘘をついていることになるが、メディアも業界あげてのオバマ持ち上げの折である。小さな池に小石を投げ込んだ程度の小ネタにおさめているから、オバマ大統領の誕生はほぼ間違いないだろう。


ここで不思議なのは反政府活動をやっていたにも関わらず、オバマの父親もこのケニア人留学生もなぜ国費留学ができたかということだが、それは昔の日本人のメンタリティーと良く似ていて、「月日がたつとさらりと忘れる」「同じ部族は皆、ファミリー」「人生は清濁渾然一体」といった、まあまあ、なあなあ式の西欧の四角四面な二元論的割り切り方では事が通用しない社会であるからのようだ。その証拠にオバマの父親はケニアに戻って政府の要職に就いている。


ハロウィーンの話題に戻ると、オバマの叔母がボストンにいるということで、あの地方のハロウィーン光景を思い出したが、ハロウィーンはあのニューイングランドと呼ばれる地域のためにあるのではないかと思うほど、あそこでのハロウィーンはカリフォルニアなどとは全く違う雰囲気のあるものだ。カリフォルニアはスペイン風の白い家が多く、カボチャを飾ってもいま一つピンとこないが、ニューイングランド地方はヨーロッパの童話に出てくるような家が多く、どんよりした暗い空にパンプキンのあかりを灯すと本当に死者の霊や悪霊が飛んできそうで、なんとも言えない風情を感じる。ましてやおそらく世界一きれいと言われているどこまでも続く紅葉の並木道やフリーウェイは圧巻で、日本の紅葉の赤さではない。


下記のサイトに少しだけ。

http://www.visitingnewengland.com/halloween.html

http://www.squidoo.com/halloweennewengland


ちなみにハロウィーンが古代ケルト人達にとって死者の霊を家へ迎え入れたり、悪霊を追い払う行事だとすると、アフリカ系アメリカ人たちも、クリスマス・イブの夜と12月31日の夜、地元の20才から30才ぐらいまでの青年達が10-15人集まり、家を1軒1軒たずねて家の前で歌うということを行っていた。彼らは1年かけて練習し、仲間意識を育てていた。歌ってもらった方は先祖の霊と精霊を家へ迎え入れ、同時に悪霊を追い払うと信じていた。この風習は南部では1950年代まで実施されていたが、現在では廃止されている。


サンフランシスコ・ベイエリアの町、オークランドの黒人教会ではハロウィーンが週末だったということもあり、夕食会が行われたところも多数あったようだ。教会は夕食会を行って、収益金を教会の事業費に充てたり、生活苦に陥っている会員に援助費をあげたりする(これとは別に単なる各自持ち寄りのポットラック形式の無料の夕食会や昼食会もある)。


黒人コミュニティー内では、教会だけではなく一般の住民も「土曜の夜の夕食会(Saturday Night Supper)」という習慣があって、例えば家賃や税金を払えない人が夕食を作り、コミュニティーの人たちがそれに対して金を支払って食べ、資金集めに協力するという、ある種の臨時レストランの営業のようなことを今でも南部では行っている。しかし、これはカリフォルニア州では1950年代に禁止された。カリフォルニア州政府はこれを一種の飲食店及び風俗営業とみなし、禁止したのである。


ただし、カリフォルニア州でも教会がこの方法で資金集めをすることは合法であるので、私の知っているオークランドの教会では年に7,8回はこれを行っている。


ちなみにルイジアナ州ではフルコースのソウル・フードのディナーで現在、10ドルぐらいと聞いた。食材は農家からただでもらったり、自分の畑で作ったものを使い、近所のおばさん達が総出で料理を手伝い、わいわい、がやがやと話しながら楽しくやるそうだ。


金融危機のため、黒人コミュニティーも教会を中心にますます会員同士、コミュニティーのメンバー同士のきずなが強くなり、共に何とか立ち向かおうとの決意を新たにしていると聞いた。「元々貧乏には慣れている。我々の先祖がたどった苦難を思えば、我々の苦労など赤ん坊みたいなものだ」と口々に話しているそうな。











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