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バイデン副大統領候補の政策に見る、オバマのCHANGE度

(by こげばん)


北京オリンピックが終わったら、アメリカでは政治の季節入りということなのか、現在コロラド州・デンバーで民主党全国大会なるお祭りが開催されている。

ここでの主役はもちろん大統領候補オバマ上院議員(イリノイ州)であるが、そのオバマ、既に報道されているように先日議員歴30年以上の大ベテラン、バイデン上院議員(デラウェア州)を副大統領候補に選んだ。

さてバイデンは2008年民主党大統領候補に立候補していたが、オバマ-ヒラリーの一騎打ちに埋没したのか、早々にレースから撤退している。ただグローバリスト系シンクタンク・Council on Foreign Relationsのサイトには、バイデンの主要政策一覧が掲載されていて、バイデンが副大統領候補になった現在改めて読み直せば、CHANGEを叫ぶオバマの本気度が伺い知ることができそうで興味深い。全文は下記リンクを参照していただくとして、

http://www.cfr.org/bios/1451/joseph_r_biden_jr.html

早速興味深いところをざっと見ていくことにする(引用文も上記リンクより引用)。

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Israeli-Palestinian Conflict

Sen. Biden (D-DE) is a self-described Zionist. Biden believes the United
States should maintain extremely close ties with Israel, because in his
experience, the Middle East has only progressed when “the Arab nations
have known that there is no daylight between us and Israel,” as he said
in a March 2007 interview with Forward. Biden dismissed the Iraq Study
Group
’s claims that the Israeli-Palestinian conflict is related to the
problems of the Iraq War, saying on Shalom TV in March 2007 that
Israel’s behavior has “nothing to do” with Iraq.
---
イスラエル-パレスチナ紛争

・自らを「シオニスト」と定義
・イスラエル-アメリカの「特別な関係」を今後も維持するよう主張
・イラク戦争はイスラエル(の軍事・外交・占領地政策)とは無関係であると主張
---
U.S. Policy toward Russia

Sen. Biden (D-DE) has consistently voiced concerns about Russia
backsliding on democratic reforms under Putin. In 2005, Biden criticized
Putin for making regional governorships appointive positions, and said
he had “manipulated the Duma to eliminate most of the opposition.” In
December 2006, Biden warned that Russia was “moving more and more toward
an oligarchy.”
---
対ロシア政策
・プーチン政権(当時)による「民主化後退」に懸念を表明
・ロシアが「寡頭政治化」していると批判


(以下原文省略)
対イラン政策
・対イラン強硬派、「アメリカの直接関与」と経済制裁を主張

対パキスタン・(アフガン)政策
・アフガンでのアメリカのプレゼンス強化(追加派兵など)は、パキスタン政府
の対タリバン・アルカイダ強硬政策を支援するだろうと予測

対中国政策
・中国に積極的に関与し、中国を国際社会に統合することを主張

対キューバ政策
・経済制裁支持、カストロ後の民主化戦略策定を主張

アフリカ政策
・スーダン・ダルフール紛争へのアメリカ軍投入を主張

経済政策では自由貿易論支持、「環境政策(原子力推進?)」重視を主張

---

こう見れば、バイデンの主張はオバマの表面的イメージとは異なり、例えば共和党・マケイン大統領候補のようなネオコン系グローバリストの政策に近いように見受けられる。世間で言われているように、オバマの経験不足をバイデンが補う形での正副大統領コンビであるならば、バイデンが現在のチェイニー副大統領の如く事実上の大統領となることも十分考えられ、その場合はオバマのCHANGEはどこへやらとばかりバイデンの主張がオバマ政権の政策に反映される可能性が高いと考えられる。

これはあくまでそうなればの話だが、少なくとも表裏はなさそうなマケインより、オバマ-バイデンコンビのほうが表裏があるだけ危険である、ともいえないこともなさそうである。

ちなみに上記リンクによれば、1999年にバイデンはマケインと共同で「コソボで紛争解決に必要なすべての軍事的手段を行使する権限を大統領に付与」する法案を共同提出している。


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(コメント by sunshine)

■うれし泣きまでしたバイデン

上院外交委員長のバイデンは、オバマから副大統領候補に指名された後、何度も、何度もハンカチを取り出しうれし涙をぬぐいながら話した(笑)。北京オリンピックではないが、これこそ“悲願”だったのだろう。

(ABCのビデオ)

http://abcnews.go.com/video/playerIndex?id=5658898

しかしオバマが彼を指名したことから、「ギャロップ」の調査によれば、有権者のオバマへの支持率は低下したとのこと(笑…しかしこれも単なる”メディアの見せかけ”かもしれないが)。

http://www.gallup.com/poll/109834/Gallup-Daily-Bounce-Obama-Post-Biden-Tracking.aspx

オバマ支持のためにこれだけの華やかな有名人達が各界からデンバーに集まったのだが(今さらながらの話だが、デンバー党大会のビデオを見ていると、ヒトラーの熱狂を思い出す。非常に狂信的)。

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http://movies.sympatico.msn.ca/features/article.aspx?cp-documentid=599645

A-list celebrities descend upon Denver in support of Barack Obama

DENVER - Jennifer Lopez is headed to town. So are George Clooney, Oprah Winfrey, Viggo Mortensen and Charlize Theron. Not to mention Ben Affleck, Spike Lee, Annette Bening, Susan Sarandon, Kanye West, Anne Hathaway and Ellen Burstyn.

The Democratic National Convention is officially under way and it's drawing as many A-list celebrities as theFilm Festival。 They're in this Colorado city to promote Barack Obama as avidly as they work the red carp Toronto International Film Festival Evenets to promote their latest projects.

Denver is Party Central this week, with more than 300 events being held across the city. Many of them will be attended by some of Hollywood's biggest names, with Lopez herself hosting one of the parties on Wednesday night at the city's art museum.

(略・・・・あっと驚くような有名人達の名前がこのあとにも続いている)

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オバマもバイデンと同じ委員会に所属している(オバマはこの委員会のヨーロッパ班の委員)。今回の指名は(どこぞやの筋の)ボスの信任の証ということで、嬉しかったのだろうか。

http://en.wikipedia.org/wiki/United_States_Senate_Committee_on_Foreign_Relations


いずれにしてもオバマとバイデンは親子ほど年齢差がある。オバマの“お目付け役”として彼を置いたのだろう。

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(レス by こげばん)

■ユダヤ系アメリカ人に敬遠される?マケインの副大統領候補

先日マケインも副大統領候補を発表しましたが、このペイリン・アラスカ州知事、民主党を支持するユダヤ系アメリカ人には極めて不評のようです(Jerusalem Post)。

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http://www.jpost.com/servlet/Satellite?cid=1219913200960&pagename=JPost%2FJPArticle%2FShowFull

Aug 30, 2008 17:19 | Updated Aug 30, 2008 17:25
Jewish Dems slam McCain's VP choice

Jewish groups on both sides of the US political spectrum have issued statements after Republican presidential candidate John McCain announced Alaska Governor Sarah Palin as his running mate in the upcoming presidential elections.

In a statement released Friday, The National Jewish Democratic Council called McCain's judgment in choosing Palin "lacking," and commented that she had "never spoken publicly about Israel."

The statement also claimed the Alaska governor was "totally out of step with Jewish public opinion" on the abortion issue.

Also questioning McCain's choice, Rep. Robert Wexler of Florida brought up Palin's association with controversial former presidential candidate Pat Buchanan, according to well-known American blogger Ben Smith on his blog, Politico.

Smith quoted Wexler as calling McCain's choice "a direct affront to all Jewish Americans." Pat Buchanan, according to Wexler is "a Nazi sympathizer with a uniquely atrocious record on Israel, even going as far as to denounce bringing former Nazi soldiers to justice and praising Adolf Hitler for his 'great courage.'" (後略)
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マケインの選択は清新さを打ち出す狙いでしょうが、清新なイメージで勝負するなら、少なくとも東西大票田の有権者はオバマを選びそうな気がしますが… 

いずれにせよ、自ら「シオニスト」と名乗り、イスラエルとの連帯感を公言するバイデンと、一部の?ユダヤ系には不評とされるペイリンとの対決は見ものと思われます。

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“グルジア戦争”で“漁夫の利”を得たイラン

(by sunshine)


今回の“グルジア戦争”で、どうやらイランが“漁夫の利”を得たようだ。アゼルバイジャンの原油が欧米の作ったBTCパイプラインを使わず、イラン経由でペルシア湾に運ばれることになったからだ。「少なくとも2か月以上」の期間。


今回の“グルジア戦争”は、簡単にいえば、隣国・アゼルバイジャンで産出される原油をめぐってのイギリス・アメリカ、それに一部のEU諸国対それを阻止しようとするロシアという構図。


BTC

                  (BTC パイプラインは2006年7月に開通している)

アゼルバイジャンは原油の宝庫。これを抑えたいイギリス、アメリカ、それにEUの石油会社は、2002年、アゼルバイジャン国営石油会社と合弁会社を設立。”小うるさい”ロシアを通らずに、アゼルバイジャン産出の原油をEUに運ぶパイプラインの建設に着工した(そのためにはグルジアを”親欧米国”へと”民主化”させる必要があった。そしてサーカシビリ大統領の“親欧米・傀儡政権”が誕生した。ところがグルジア内にある南オセチア自治州とアブカジィア自治州は親ロシア)。


出資比率はイギリスのBP(30.1%)、アゼルバイジャン国営石油(25%)、それにアメリカのシェブロン( Chevron )とコノコ・フィリップス(ConocoPhillips)、ノルウェーのスタトイ・ハイドロ(StatoilHydro)、イタリアのENI、それにフランスのタトル(Total)と続く。そして、このパイプラインは2006年7月に開通した。


そしてこのたびの戦闘でパイプラインの一部が破壊され、操業停止となっていたが、8月18日付けの各社記事によると、8月23,24日ごろから操業再開の予定となっている。

http://www.hurriyet.com.tr/english/finance/9706069.asp?scr=1

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(8月18日付け、ロイター)

http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-33316720080818

[アンカラ 18日 ロイター] トルコのギュレル・エネルギー天然資源相は18日、中央アジアとトルコを結ぶバクー・トビリシ・ジェイハン(BTC)パイプラインについて、2─3日中の操業再開が可能との見方を示した。

同相は、BTCパイプラインに妨害工作が行われた証拠はないとの認識も示した。BTCパイプラインは今月、トルコ東部地区で爆発が起き、火災が発生、原油価格上昇の一因となった。


クルド独立を目指す武装組織が犯行声明を出しており、トルコ内の経済関連施設に対する追加攻撃を予告している。


BTCパイプラインはアゼルバイジャンのカスピ海油田とトルコの地中海側の都市ジェイハンを結ぶ原油パイプラインで、送油量は世界の供給量の1%強に相当する日量100万バレル。

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neka

                            (カスピ海にあるネカ港)

ところが操業再開が無理だったと思わせるような記事が、8月25日付け、イランの「プレス TV」や「ロイター」に掲載されている。アゼルバイジャンの国営石油会社・SOCARの発表として;


「シャナ・ニュース通信社(Shana News Agency)によれば、アゼルバイジャンの国営石油会社・SOCARは、トルコで過去に起きたパイプラインの破壊や今回のグルジア紛争により、アゼルバイジャンの原油は、今後、1日当たり30万トン(とロイターには書かれているが、バレルの間違い?)をバクー南方のターミナルより、カスピ海沿いにあるイランのネカ港(Neka)に運ばれ、その後ペルシア湾岸沿いにあるカーク・アイランド(Khark Island)にある原油精製施設へと運ばれることになった。BTCパイプ・ラインが正常に機能していたなら、こういうことはなかったはずだ。2か月以上はこのような手段を取る」


との記事が掲載されている。

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http://www.presstv.ir/detail.aspx?id=67534&sectionid=351020103
Azerbaijan begins oil exports via Iran
Aug.25,2008

Iran has become the new route for oil exports from Azerbaijan after conflicts disrupted its crude supply through Georgia and Turkey.

Azerbaijan has delivered its first oil cargo to the National Iranian Oil Terminals Company for transit purposes, Shana news agency reported.
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http://www.reuters.com/article/rbssEnergyNews/idUSLP61125220080825

Azerbaijian exports oil via Iran as Med outlets fail

BAKU, Aug 25 (Reuters) - Azerbaijan's national oil company, SOCAR, said on Monday it had begun exporting Azeri Light crude to Iran to compensate for export constraints imposed by a pipeline blast in Turkey and war in Georgia.

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そして8月25日付、「ロイター」に、インターファックス通信の記事より、プーチンがWTO加盟について、「今後もWTOのメンバーと話し合いを続けるつもりはあるが、いくつかの点においてロシアの国益とは相反するものがあるので、過去の話し合いにおいてコミットメントしたいくつかの点については凍結するべきだ」と閣僚会議で話したとの記事が掲載されている。
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http://www.alertnet.org/thenews/newsdesk/LP606920.htm

MOSCOW, Aug 25 (Reuters) - Prime Minister Vladimir Putin said on Monday that Russia should freeze some commitments made during talks about entry to the World Trade Organisation, Interfax news agency reported.



"We propose continuing negotiations within the framework of the working group on WTO accession, but informing our partners of the need to exit some agreements which currently oppose the interests of the Russian Federation," Interfax quoted Putin as saying.

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(関連)

http://jp.ibtimes.com/article/biznews/080313/17703.html

2009年1月、ロシアは世界貿易機関(WTO)の正式な加盟国となる予定である。ロシアのWTO加盟に関する情報機関の責任者であるPortansky氏は、順調に行けば、2009年1月にWTOの加盟国になると公表した。

ロシアは1992年からWTOへの加盟を申請してきたが、厳しい先進国との競争に対応できるだけの競争力がまだ備わっていないことを理由に、多くの専門家は時期尚早との見方をとっていた。しかし、ロシアのWTO加盟によって、ロシアは世界の市場における様々な規制から自国の輸出品を保護することが可能になるというプラスの面も指摘されている。投資会社SOVLINKのアナリストであるBelenkaya氏は、支出の削減及び生産能力向上によって、国内外市場でのロシア製品の競争力は増していくだろうと述べている。
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プーチンのロシアは単なる反欧米なのか、それとも先日の「統一ロシア」の支部をイスラエルに、”シオニスト”政党「カディマ」の支部をロシアにそれぞれ開設するという話が本当なら、一体、何を目指しているのか。今後の動向に目が離せない。


それにしてもイランもちゃっかりしている。うまくビジネス・チャンスを作ったものだ。さすが、したたかさではイスラエルと肩を並べている国だけある(笑)。“ビッグ・ブラザー”(兄)のロシアがヘルプしたということか。

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(余談)

8月26日付けの「NY Times」によれば、ロシアは南オセチアとアブカジィアの独立を承認したとのこと。

http://www.nytimes.com/2008/08/27/world/europe/27russia.html?_r=2&ref=world&oref=slogin&oref=slogin

イスラエルにプーチンの「統一ロシア」が党支部を開設

(by sunshine)


8月22日付け、APによると、どうやらロシア軍はグルジア主要都市から撤退を完了したようだ。


「(グルジアの)ゴリからは、一部の検問所を除き、すべての部隊が去った。ロシア国防省は22日夜、撤退の完了を発表した。しかし、アメリカ、イギリス、フランスはこれに対して、撤退はまだ完全に終了していないといっている」

http://news.yahoo.com/story//ap/20080822/ap_on_re_eu/georgia_russia


しかし日本のメディアでは、「ゴリでは午後2時ごろ、市北部のグルジア軍基地に50台の戦車や装甲車が集結した。午後5時ごろには、10キロ離れた郊外の検問所付近に撤収してきた100台近い戦車が長い車列を作り、南オセチア自治州に向けて出発した。グルジアのロマイア安全保障会議書記によると、ゴリに駐留したロシア軍部隊は同日朝、午後8時(日本時間23日午前1時)までの明け渡しを約束したという」と書かれている。

http://www.asahi.com/international/update/0822/TKY200808220304.html


ところがこれの前日の21日付、イスラエルのニュース・サイト「Haaretz」に、面白いニュースが掲載されている。同様の記事が他社にないかどうか探したが、見つからなかったので、もしかしたらガセネタかもしれない。しかし、そうではないかもしれないので、書いておきたい。


これによると、プーチンが党首を務める政党「統一ロシア」がイスラエルに党支部を公式に開設することにし、またイスラエルも同様に、オルメルト首相が党首を務める「カディマ」がモスクワに党支部を開設するよう検討しているとのことだ。


さらに、これには「統一ロシア」はすでにフランスとアメリカにも党支部を開設しており、「選挙権を持つ海外在住のロシア人達の集票を行っている」とも書かれている。

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http://www.haaretz.com/hasen/spages/1013997.html

Russian PM Putin to open official party branch in Israel

Last update - 11:23 21/08/2008

Russian Prime Minister Vladimir Putin's political party, "Yadinaya Rasiya" (United Russia), will open a branch in Israel, marking the first time ever that a Russian party will have an official mission in the country.
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イスラエル建国時に旧ソ連内在住のユダヤ人の多くが移住。ソ連崩壊後も多くのユダヤ系が移リ住み、現在も富裕層のユダヤ系ロシア人達が多く移住しているから、イスラエルとロシアのこのような関係はあっても不思議ではない。経済(資本の論理)と政治(国家の論理)は時には同路線の、また時には別路線を取りながら、絡んだり、離れたりしながら稼働しているので、このニュースもそういう観点からするとまんざらガセネタではないかもしれない(イスラエル以外の国に住んでいるユダヤ系の数は、アメリカが一番多く、次がロシア)。


8月23日付け、「タイム」の記事もあるが、これによれば、グルジア政府の閣僚、テムール・ヤコバシュビリ氏は先週末、イスラエル軍ラジオのインタビューの中で、流暢なヘブライ語を駆使しながら、「いかにグルジア軍の戦闘がグルジア経済のためだけでなく、世界経済の活性化に貢献しているか、またいかにイスラエル軍は優秀であるか」について述べたとのことだ。


戦争によってビジネスを活性化させる「戦争ビジネス」「軍需ビジネス」の手法は、何も今に始まったことではないが、これはまさにそのものズバリのことをグルジアの閣僚が言ってくれたというわけだ。

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http://www.time.com/time/world/article/0,8599,1834785,00.html

What Israel Lost in the Georgia War
Thursday, Aug.21,2008

"It is important that the entire world understands that what is happening in Georgia now will affect the entire world order," Georgian Cabinet Minister Temur Yakobashvili said last weekend. "It's not just Georgia's business, but the entire world's business." Such sentiments would have been unremarkable but for the fact that Yakobashvili was expressing himself in fluent Hebrew, telling Israeli Army Radio that "Israel should be proud of its military, which trained Georgian soldiers."

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そして同紙によれば、「グルジア軍が使用していた兵器は他国製のものも少しあるが、ほとんどがアメリカ製であり、イスラエルのものも高度な専門的技術を要する機器があったり、またイスラエル軍による“軍事作戦”の伝授を含む高度な軍事訓練への協力などもあったりする」としている(国際金融資本のメディア「タイムス」は、ここではこの後、アメリカとイスラエルにうまく乗せられて戦闘を行ったグルジアを冷笑するかのような論調の記事を書いているから笑える。このように彼らは非常に巧妙で、ずるいから、他国に戦争をさせて自分のところは“軍需ビジネス”を受注すると言う魂胆。いつも「何かきっかけはないか」と目を光らせて待機しているのだ)。


「ビジネスはビジネス。国家の表向きのポーズはポーズ」という「二枚舌」で、実に巧妙に経済と政治は時には連動しながら、また時には資本家たちによる「資本の論理」のためなら、「企業の論理」のためなら、前後の脈絡など全く関係なしに、ただ利益のみを追求して、自由自在に動き回る。それが国際政治・経済だ。


我々のような一般庶民はそのことを念頭に置きながら、マス・メディアの垂れ流す茶番劇に動じることなく、クールに構えたいものだ。


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(余談)

捏造記事も多いが、参考までに8月21日付け、ロシアの「プラウダ」より。

hummers


「(南オセチアの)ポティにあるロシア軍占領地にグルジア軍の特殊部隊の乗った軍用車(Military Hummers)を捕まえたところ、爆薬、ファイヤーアームス(火器)、それにトップ・シークレットに値するアメリカ製の軍用サテライト用機器などを搭載していた」とのこと(写真のような軍用車だった)。


「ロシア軍は彼らがここにやってくるという情報をずっと以前からつかんでおり、サテライトによって彼らの足取りも分かっていた」と書かれている。
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http://www.kp.ru/daily/24150.4/366391/

The U.S. hands over military secrets to Moscow

Nikolay Barsegov, Author's photo. — 21.08.2008

An elite group of Georgian special forces drove into the "Russian-occupied" Poti on 5 U.S. military Hummers this week. The vehicles were carrying explosives, firearms and top-secret satellite technology — the pride of NATO generals.


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(コメント by こげばん)

■アメリカの敵No.1の男とアメリカに見捨てられた男

このニュース、ロシアやアメリカの主要メディアでは見つけることが出来ませんでしたが、イスラエル国内では結構報道されているみたいです。
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http://www.israelnationalnews.com/News/News.aspx/127282

Kadima Party To Target Russian Voters in New Moscow Branch(Israel National News)

(IsraelNN.com) The Kadima party, headed by Prime Minister Ehud Olmert, is opening a branch in Moscow while Russian Prime Minister Vladimir Putin will place his Yadina Russia party's first foreign office in Israel. Kadima is hoping to attract Russian voters who are eligible to cast ballots in Russian elections and who generally vote for Putin's party.
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http://www.jpost.com/servlet/Satellite?cid=1219218614320&pagename=JPost%2FJPArticle%2FShowFull

Kadima reaches out to Putin party(The Jerusalem Post)

A proposed Kadima link to Russia's ruling Yedinaya Rossiya (United Russia) Party has sparked furious criticism from Israeli political opponents.

The criticism follows a recent trip to Moscow by Kadima officials, including Nada Chozoy, who is on the staff of Foreign Minister Tzipi Livni, and Kadima treasurer Yitzhak Hadad, to meet with officials from Yedinaya Rossiya to discuss developing formal ties between the parties.
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しかしこの組み合わせ、アメリカの敵No.1の男とアメリカに見捨てられた男の接近ですから、今後の展開が気になります。
こげぱん 2008-08-23 23:45:35
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(レス by sunshine)

■「複雑怪奇な国際政治」とはまさにこのこと

オルメルト首相と言えばエルサレム市長だった1990年代と首相になる前の産業貿易相だった2006年に、米国人実業家から数十万ドルの現金を受け取ったということで問題になり、エルサレムの法廷では、75歳の米国人実業家、モリス・タランスキー氏が、15年にわたってオルメルト氏に15万ドルを渡したと証言したというスキャンダルの渦中の人。

このため彼は今年7月31日、9月17日に行われる与党「カディマ」の党首選には立候補しないこと、次期党首が選出され次第、ただちに退任することなどを表明しています。
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http://www.usnews.com/articles/news/world/2008/07/31/who-will-lead-israel.html

Who Will Lead Israel?
JERUSALEM—With Prime Minister Ehud Olmert announcing that he will resign after his Kadima party chooses a new leader next month, the struggle for power in Israel now pits a hawk against a dove—and the hawk is gaining.
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彼の後任には、労働党党首のバラク国防相の名前が挙がっており、彼は「カディマ」ナンバー2のリヴニ外相と組んで連立政府を再び立ち上げたい考えのようですが、ユダヤ教超正統派政党「シャス」のイシャイ党首は、選挙を望んでいるようで、先行きは分からないと言っているようです。

となると、「アメリカが仲介するイスラエルとパレスチナの協定は非現実的なものになってきた」「オルメルトがシリアやイランと和平を進めても、選挙が行われればもうだめだ」というような意見もでていると下記には書かれています。
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http://ipsnews.net/news.asp?idnews=42611

Mideast:Cash Gifts Come Back to Haunt Olmert
In a clear indication that Olmert's political woes now appear terminal, Defence Minister Ehud Barak called Wednesday on the Prime Minister to step down, otherwise he said he would push for new elections. "I do not think the Prime Minister can simultaneously run the government and deal with his own personal affairs," said Barak, leader of Olmert's main coalition partner, the Labour Party.
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とすると、オルメルトが首相を務めている今、この時期に、もしこの話が本当ならという条件付きですが、まるでせき急ぐかのように話を進めている「カディマ」がモスクワに党支部を、プーチンの「統一ロシア」がイスラエルに党支部を開設するということは、どういうことを意味するのだろうと考えてしまいます。


サーカシビリ大統領が蘇らせるヒトラー電撃外交

(by こげばん)


平和の祭典・北京オリンピック開催に水を差す形で開戦した南オセチア紛争。


アメリカのシンクタンクや日本マスゴミの論調では、先に手を出したグルジアではなく、何故かロシアが悪者扱いされているが、南オセチア紛争開戦前のサーカシビリ・グルジア大統領の行動を良く見ると、先制攻撃の天才・ヒトラーを彷彿させる手際のよさが目に付く。まずは開戦前のサーカシビリ大統領の行動からみることにするが、
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http://critic5.exblog.jp/9269246/#9269246_1
しかも8月8日という北京五輪開催日を選んでいる。これには意味がある。五輪に集中している中国が国連で身動きがとれず、安保理でロシアを完全に孤立状態にさせることができる。


8月8日はロシアの事実上の最高指導者であるプーチンが北京にいて、モスクワでロシア軍首脳と国防会議を開けず、情報収集と作戦指令を出す環境に不具合がある。無論、現地の南オセチアでは情勢は緊迫していて、8月6日には自治州の独立派勢力とグルジア治安部隊の間で小競り合い的な交戦状態が起きていたが、この直後の8月7日(日本でのニュース配信時刻は8月8日1時24分)、サーカシビリは「一方的停戦」と「南オセチアへの自治権拡大提案」の演説を行い、ロシアを巧妙に欺いている。つまりは騙し討ち。


8月8日の10時23分までにはグルジア軍は州都ツヒンバリを完全に包囲、ミサイル攻撃の集中砲火で市街を無差別攻撃し、1400名の死者を出している。問題はまさに、この1400名を超える死者という点だろう。
(出典:「世に倦む日々」)
--
何か絶妙のタイミングを見計らったような、からくり細工のような精緻極まりない流れるような手際のよさに目を奪われたが、これをポーランド侵攻前夜のヒトラー外交と比較すれば、その類似性が一層際立つ。
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(1939年)
8月23日 独ソ不可侵条約締結
8月24日 ドイツ軍、戦闘序列下令
8月25日 ドイツ巡洋艦、旧ドイツ領ダンチヒ(現グダニスク。当時ドイツ-ポーランドの係争の焦点であった。今日の竹島のようなもの。)に「親善航海」で入港。
8月25日-9月1日 密使ダレルスによる対イギリス和平(切り離し)工作
8月30日 ドイツ、ポーランドに16項目からなる和平提案提示、ポーランド代表の即時ベルリン訪問を要求。
8月31日 ドイツ、ポーランド代表未着を理由に交渉打切りを発表
8月31日 ナチス武装親衛隊(SS)、ポーランド国境グライビッツでポーランド軍国境侵犯事件を自作自演
9月1日 ドイツ軍、ポーランド侵攻。ワルシャワ空襲。

(出典:児島襄「第2次世界大戦 ヒトラーの戦い」)
--
これを見れば、ヒトラーもサーカシビリ大統領も和平を演出しながら抜かりなく軍事作戦を準備して、最高のタイミングで侵攻に踏み切っているのがわかる。

さて、いかにサーカシビリ大統領がヒトラー流「天才的手腕」を有していたとしても、小国グルジアが単独で大国ロシアに強気の外交を挑めたか、という疑問が残る。

この点については、イスラエルHaaretz紙がイスラエルのグルジア支援(イスラエル自慢のメルカバ戦車供与、民間軍事会社によるグルジア軍訓練)を具体的に報じていて興味深い。以下一部引用する。
--
Israel predicted Georgia and Russia headed for war in 2007
http://www.haaretz.com/hasen/spages/1011344.html

Israel decided to scale back its arms deals with Tblisi in late 2007
because it believed Georgia was heading toward an armed conflict with
Russia.

The defense and foreign ministries started ordering military exports to
Georgia be cut last year, thwarting a major deal for Israeli-made
Merkava tanks.

Privately-owned Israeli military contractors, like those operated by
Major
General
(Res.) Yisrael Ziv and Brigadier General (Res.) Gal Hirsch,
continued training Georgian security forces, though they had reduced
their activities over the past few months.(後略)
--
またアメリカ有力シンクタンクCSISは下記レポートでロシアの「汎ユーラシア覇権主義」を非難した上でレポートをこう結んでいるが、
--
http://www.csis.org/component/option,com_csis_pubs/task,view/id,4752/type,1/
Georgia: Epicenter of Strategic Confrontation

The Russia-Georgia war has become a test case for EU and NATO unity and
their effectiveness in dealing with a major crisis in the wider Europe.
An inability to pressure Russia to withdraw its troops, to emplace an
international peacekeeping mission in Georgia’s disputed territories, or
to restore Georgia’s territorial integrity will send a negative signal
to all nearby states threatened by Russia’s expansionism. It will also
encourage Moscow to pursue more vigorously its broader “Eurasian” agenda.
--
裏返せばこれを機に、(アゼルバイジャンから西欧への石油パイプラインが通る)グルジアの紛争地域にNATO主体の平和維持軍を駐留させ、あわよくば南オセチアをグルジアに再統一させ、さらにはロシアを封じ込めることを望んでいるとも読める。

いずれにせよ、サーカシビリ大統領は西側諸国の各種援助を期待し得る立場にあり、それが大統領の強気の戦略の裏づけとなっている可能性は捨てきれない。

かつて朝鮮戦争前夜、米国務省ダレス顧問(のち国務長官)は38度線を視察して、李承晩・韓国大統領に
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http://www.eonet.ne.jp/~chushingura/p_nihonsi/episodo/251_300/275_07.htm
「いま始まろうとしている偉大なドラマで、貴国が果たすことができる決定的な役割を大いに重視している」
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と述べたと言うが(開戦はその5日後)、サーカシビリ大統領が西側諸国などの支援に気を大きくして、李承晩の二の轍を踏み、最悪WW3を招きかねない危険な地域での戦火を拡大することのないよう強く自制を望みたい。

おまけ:アメリカ・ネオコン系シンクタンクAEIでのサーカシビリ大統領演説要旨

Georgia after the Rose Revolution
AEI Newsletter
Posted: Thursday, August 24, 2006

http://www.aei.org/publications/pubID.24819,filter.all/pub_detail.asp

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(コメント by sunshine)

■グルジアの背後にはアメリカありと元CIA幹部

bill

アメリカとイスラエルが”ブラザー”なら、ロシアとイランは”ブラザー”である。”情報・心理戦”が、イスラエルの得意分野なら、イランもイスラエルの向こうを張るくらい、その分野にかけては”負けていない”のだ(笑)。


そのイランの「Press TV」が、8月14日、CIAの元上級政治アナリスト、ビル・クリスティソン(Bill Christison)のコメントとして、「アメリカがグルジアの背後から南オセチア攻撃を行うよう差し金をした可能性は大いにある」と彼が語ったとの記事を掲載している。

http://www.presstv.ir/detail.aspx?id=66624&sectionid=3510203

顔写真がちゃんと入っているので、まんざらすべてが捏造記事ということもないだろう。

日頃から笑わないプーチンではあるが、オリンピック開会式での彼の表情からは何とも苦々しい表情が読み取れたし、ロシア選手団が入場してきてもしばらくはにこりともせず、苦虫をかみつぶしたような顔をしており、やっと立ったかと思う間もなくすぐに着席した。

それに比べ、ブッシュは全く対照的で、長い間立ち、愛想を振りまき、大はしゃぎだった。まるで「やってくれたか、イヒヒヒヒ…」とでも言わんばかりに。彼は芝居が下手だから、すぐに裏心が透けて見えるので、分かる人には分かったのではないか。
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(レス by こげばん)

■ロシアに遅れをとったアメリカ外交

この情勢下北京に4日も滞在したブッシュが、とりあえず停戦が成立した今頃になってこのようなこと言っておりますが(Haaretz)、
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http://www.haaretz.com/hasen/spages/1012079.html

Last update - 17:46 16/08/2008
Russia signs cease-fire agreement with Georgia

Bush: Russia's actions in Georgia 'completely unacceptable'

U.S. President George W. Bush called Russia's actions in Georgia "completely unacceptable" and said that Moscow must end the crisis.

"The world has watched with alarm as Russia invaded a sovereign neighboring state and threatened a democratic government elected by its people," Bush said in his weekly Saturday radio address, which the White House released on Friday.
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北京で「やってくれたか、イヒヒヒヒ…」とほくそえんでいる間にロシアの反撃が成功するなどとは想定外だったのか、対応が後手に回っている印象を受けます。

イラク戦争の時もそうでしたが、このところアメリカが描く絵は極めて雑なものが多く、近い将来アメリカがさらなる大失敗をしでかすのではないかと不安にさせます(アメリカがボロボロになった後は、多極的新世界秩序に移行してロシアなどを封じ込めるというシナリオはあり得ると考えておりますが…)。

マスゴミで巻き返しを図る? アメリカ

外交戦ではロシアに遅れを取ったアメリカですが、外交の遅れをメディアで取り戻そうとしているのか、西側メディアではロシア非難の論調ばかり目に付きます。

とりわけかの愛国心溢れるFOX Newsなど、ロシア軍に救出されたSFの少女のことを報道しなかったようです。

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http://www.russiatoday.com/news/news/29075

August 15, 2008, 21:46
Fox News cuts American child for thanking Russian troops
A 12-year-old American girl visiting relatives during the conflict in South Ossetia has thanked Russian soldiers for saving her from the Georgian attack. However, America’s Fox News attempted to cut her and her aunt off air.
http://jp.youtube.com/watch?v=5idQm8YyJs4

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マスゴミの堕落は日本だけのことかと考えていましたが、どーやら認識を改めたほうがいいのかもしれません。

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(レス by sunshine)

■多極的新世界秩序への移行もまたよしかも

ブッシュの任期もあと4,5か月。下記のビデオのようにオリンピックでアメリカ男子バスケットの試合に“ダディー”ともども観戦し、おまけに“憧れ”のドリーム・チームのメンバーとタグを組み、”Let's Go!"とか言って興奮している姿を見ると、グルジアをそそのかし、あとは”さあ、自分は関係ないね”とポーカーフェイスを決め込んで、残りの任期を思い切りエンジョイしようとの魂胆がみえみえです。

http://www.huffingtonpost.com/2008/08/10/usa-beats-china-in-olympi_n_118006.html


9.11の時も幼稚園か小学校にいて、子供たちに絵本を読んでいる最中にニュースを耳打ちされ、眉毛を少し上にあげただけで、また黙々と絵本読みを続けた(笑)。普通に考えれば、国家の一大事だという事件に対して。あの時も普通の常識人なら「おかしい」と思ったはず。しらばっくれる時の表情はもう、慣れた人なら読み取れるほどにまでなっているのです(笑)。


ブッシュ後は(多分、オバマが次期大統領になるでしょうが)、さまざまな言説を見ても分かるようにオバマがヨーロッパ勢の言うことを聞いて、多極主義を推進することでしょう。世界をブロックに分け、その中で秩序を保つ。”かつて”のアメリカの一国主義的覇権主義がまかり通るよりも、これの方がましでは?ただし、これらのブロックの総元締めにあの連中がいなければの話ですが(笑)。


これに対してロシアや中国がどういう反応を示すか。“20世紀のアメリカ”のような”覇権主義的超大国”を目指すか?ロシア人はもともとは農耕の民。メンタリティーの点ではアジア系に近い。そこまでの貪欲さはないのでは?ユダヤ系ロシア人がシャシャり出ないかぎりは(そうさせないようにプーチンが頑張っている様ですが)。中国人はあのオリンピックの開会式を見る限りでは、相当にアグレッシブで騎馬民族的。しかしアメリカのような“超大国”を目指すにはまだまだ基礎が整っていないのでは?


いずれにしても石油欲しさに“民主化”と”カラー革命”という偽善的なキャッチフレーズで、地政学的・軍事学的に重要なコーカサス、東欧、中央アジアのすべてを我が物にしようとしている(または、していた)アメリカをはじめとする“西側”の野望を打ち崩すというロシアの思いも分かりすぎるほど分かる、そんな今回のいざこざでした。


重要な書き忘れ


8月14日付け、「NY Times」によると、かねてからアメリカが希望していたミサイル防衛(MD)システムの迎撃ミサイル基地をポーランドに置くことで同国政府と基本合意したとのこと(もう一か所、チェコにも設置するが、これについてはチェコ政府は最初から同意)。

http://www.nytimes.com/2008/08/15/world/europe/15poland.html?_r=1&oref=slogin


1か月前の7月14日付、ロイターの記事では、ポーランドの首相は「ポーランドの国民投票の結果、ミサイル基地の設置には不賛成」との意向をブッシュに告げており、「この意思は固い」とも言われていましたが、アメリカはこの後も「交渉を続ける」と書かれていました。

http://www.reuters.com/article/worldNews/idUSWAR00706220080704?feedType=RSS&feedName=worldNews&rpc=22&sp=true


http://ameblo.jp/sunshine-berkeley/day-20080719.html


そして1ヶ月後、アメリカはポーランドに対して、見事に作戦成功。ポーランドの防衛力強化のためアメリカが地対空誘導弾パトリオットミサイルを提供するそう。 ポーランドは基地建設の見返りに軍の近代化支援などを求めていたが、グルジア情勢を見て交渉妥結を急いだ可能性もあるようですね。このシナリオを遂行する為にこのタイミングでのサーカシビリ大統領の行動だったことは明白。アメリカが糸を引いていたことは明らか。衰えかけていたアメリカの軍需ビジネスもこれでまた少しは潤うし、めでたしめでたしということで、ブッシュの「イヒヒヒヒ」笑いだった?


つまり腹黒いアメリカの(イスラエルの)魂胆にうまく乗せられたのはロシアだった、ということが今となってはいえるかもしれませんね。

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(レス by こげばん)

■今日の事態を予見していた!? 2006年のCFRレポート

このネタは一度どこかで書いたかもしれませんが、Council on Foreign Relationsが2006年に'Russia's Wrong Direction と題する興味深いレポートを発表しています。

http://www.cfr.org/publication/9997/russias_wrong_direction.html?breadcrumb=%2Fpublication%2Fby_type%2Ftask_force_report

Russia's Wrong Direction
What the United States Can and Should Do

本文は結構な分量があるのであまり読んでいませんが、要約読んだだけでも(URLは上記)、

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“Post-Soviet states that share America’s approach to major international problems and can contribute to resolving them should be able to count on greater support.”
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と、今日のグルジア(ポーランド・チェコ)などの事態を予見していると思われる一文があります。

このレポート、執筆陣も興味深く、たとえばオバマの副大統領候補?John Edwardsや大戦略家の息子Mark F. Brzezinski 、共和党からはJack Kempなどが執筆しています。

現在アメリカではネオコン系とリベラル系グローバリストの路線対立が目立ちますが(特に対イラン政策)、ことロシアに関する限り両者に目だった路線対立は見られません。その上ロシア封じ込め政策を採用すれは、軍需ビジネスの出番も多く、グルジアなどに足がかりを持つイスラエルとの有効関係を損ねる心配もないというメリットも考えられます。

そのため次期大統領に誰がなろうとも、今後4年のアメリカ外交政策は、国内的には異論の出にくいロシア封じ込め政策が中心となり、今回のような事件が頻発しそうな嫌な予感がします。

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(レス by sunshine)

■ロシアが南オセチアにミサイル発射装置を配備

アメリカがチェコとポーランドにミサイル防衛システムを配備するなら、ロシアも負けてはいない。すでに水面下で始まっていた「新東西冷戦」が、ここへきて急に水面上に浮かび上がってきたようなグルジア情勢。


8月18日付けのCNNやFox News(国際金融資本のプロパガンダ・メディアではあるが)の報道によると、ロシアが南オセチアに短距離弾道ミサイルの移動発射装置(SS21)を配備したとのことです。SS21は旧ソ連時代に開発された移動式弾道ミサイルで、射程圏は120キロ。同自治州の州都ツヒンバリ付近に展開しているとされ、首都トビリシを含むグルジア領の中心部がすっぽりと射程圏内に入るよう。


アメリカはこれに対して、「撤去を求める」としていますが、自分のことは棚に上げて何だ。

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http://www.foxnews.com/story/0,2933,405242,00.html

Defense Official: Russia Has Short Range Missiles in South Ossetia

Russia has placed short range SS-21 missiles in South Ossetia, that could pose a threat to most major Georgian cities," including the capital, Tbilisi, a U.S.Defense official confirmed to FOX News on Monday.

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一方、「アメリカン・フリー・プレス」の最新号には、やはり「グルジア政府の背後にはネオコンとイスラエルあり」との記事が掲載されています。「特にグルジアとロシアの衝突の背後には、イスラエルが深く関与している」とのスイス在住のイスラエル人ジャーナリストの言葉なども書かれています(笑)。なお、プーチンはこのようになることを予測しており、「彼が7月末にキューバを訪問した際、あの地にロシアの軍事的存在感を示すようなことも検討していると8月4日付の同紙には掲載したが、大手メディアは全く無視していた」とも。

http://www.americanfreepress.net/html/major_neo-con_role_146.html

一説ではキッシンジャーもブレジンスキーも最近では、「アメリカはイスラエルとは手を切るべきだ」と言っているとの説もありますが、これについてはもっと良く調べてみないとわかりません。いずれにしても、強欲で姑息な覇権主義国に対して、「No!]といって立ちはだかる国々の存在というのはありがたい存在。パワーの均衡という意味において。2006年のCFRの論文、さっと要点だけ読みましたが、元KGBのプーチンのこと、とっくに見通しでしょう。

北京五輪開会式での花火の一部はCGだった


foot print

(Written by sunshine)


「北京オリンピック開会式」で、複数の花火を同時に打ち上げ「足の形」を形どった「花火ショー」については、放送向けのCGだったという記事が、8月10日付けのイギリス「テレグラフ」に掲載された。


これによれば、「北京タイムス」からの暴露記事の引用として、下記のような内容になっている。


「開会式のビジュアル・エフェクトを担当したGao Xiaolong氏は、気象庁からの依頼により、開会式当日の気象条件、上空でのスモッグ、カメラのブレ等々の悪条件が当日の映像に反映されないよう、1年前から放送用のCG(コンピューター・グラフィックス)を作成し、それを流したと語った」

http://www.telegraph.co.uk/sport/othersports/olympics/2534499/Beijing-Olympic-2008-opening-ceremony-giant-firework-footprints-faked.html


欧米メディアの「開会式」の感想記事をざっとのぞいてみたが、押し並べて「スケールが大きくて素晴らしかった」という肯定的な記事が多く、しいて否定的な記事と言えば上記のことぐらいだった。特にアメリカ人は大掛かりでスケールの大きなことが好きなので、あのようなマッチョ性の強調、タイチ(Tai-Chi)のパフォーマンス、圧倒的な参加者のマスゲーム、カラフルな原色による華麗な衣装などはまさにディズニーランド文化、ハリウッド文化に染まった彼らの心を打つものだったようだ(笑)。

「爆竹文化」の中国である。最初から最後まで、「ドン、ドン、ドン、ドドン」ととにかく、「ほら見ろ」と言わんばかりの広大な範囲にわたる打ち上げ花火の連続には世界中の人たちが度肝を抜かれたことだろうと思う。そこで、一部欧米ブログの中には、「あんなファイアー・ワークスは絶対にありうるはずがない」との意見も色々書かれていたが、そこへ持ってきて「わたり船」のこの記事である。


これについては、私自身は「中華民族100年の夢の実現のための健気な、涙ぐましい努力」と思う程度だ。


しかしそれよりも、私が注目していたのはスティーブン・スピルバーグが今年2月、このオリンピック開会式と閉会式の芸術顧問(アドバイサー)を突然辞退したことの影響はどの部分で見られるのだろうかということだった。私もそれについては下記のようなことを6月にこのブログで書いているので、これに対する結果という意味で、書きたいと思う。

http://ameblo.jp/sunshine-berkeley/day-20080624.html


(開会式の演出自体は、今さらここで私が書くまでもなく、他のアメーバ・ブロガーも下記のように書いているのでカットする:http://ameblo.jp/sukunabikona28/entry-10125145835.html  )


開会式を見ていてすぐに分かったのは、音楽分野が弱いということだった。ショーの持つストーリー性、スケール感、色彩感覚といったビジュアル面の圧倒さに比べ、音楽面ではストンとエネルギーが落ちる。そんな感じだった。スピルバーグは映画監督だが、ジョン・ウィリアムスという作曲家との名コンビぶりで、また彼自身も音楽好きということで有名だ。そこで彼が抜けた影響は、もしかしたら音楽面に表れているのではないかと思った。


中国人の歌手が歌い、欧米でも有名なピアニスト、ラン・ランが子供と演奏し、映画音楽でグラミー賞を取ったタン・ダンが作曲した曲をシンフォニーが演奏し、子供達が大会のテーマソングをギリシア語で歌う。そして5大陸の民族音楽に合わせて選手たちが入場する。どれを見ても、他の分野でのほぼ完璧とも言える演出に比べ、なんとも「芸」のない、見劣りのする演出だった。素材を生かし切れていないという点において。


PA(音響)設備が悪く、放送でよく聞こえなかったということもあるかもしれないが、「国境を越えて人類がひとつになる」というのがオリンピック精神であるのなら、なぜあの世界的に有名なチェリスト、ヨーヨー・マを起用しなかったのか。ヨーヨー・マはオペラ歌手だった中国人の母親と指揮者で作曲家の同じく中国人の父親との間にパリで生まれたが、7歳の時、彼の音楽教育のため両親はアメリカに移住した。彼の両親がパリへ移住したのも、実は子供たちの教育のためだったと聞いている。彼は又、自分が中国系であることを大変誇りにしており、中国語も話すし、中国文化に対する造詣も大変深い。


たとえば、タン・ダンの作曲した曲をラン・ランとヨーヨー・マが演奏する。また5大陸の民族音楽をああいう形で演奏するのではなく、それぞれの音楽的エッセンスをブレンドさせて、たとえばヨーヨー・マがピアソラの「リベル・タンゴ」をアルゼンチンのミュージシャン達と共演したように、ああいった形の面白い音楽をつくるというようなことができたのではないか。おまけにヨーヨー・マはハーバード大学で人類学の学位も取得している。これ以上、”オリンピック”の精神性を表現するにふさわしい音楽家はいないのではないか(笑)


ラン・ランもタン・ダンも中国生まれだが、アメリカで音楽教育も受けている。また日本人の衣装デザイナー、エイコ・イシオカも衣装を担当した。このことを思えば、中国系の音楽家で世界最大の“スター”、ヨーヨー・マを4年に1度のオリンピックという大舞台で起用しない方が普通に考えればおかしい。その理由は、私の推測だが、もしかしたらスピルバーグが芸術顧問を降りたからではないのか(このように言っている音楽関係者は実は多いのだ)。


ヨーヨー・マはソニー・ミュージック所属であり、彼の窓口は副社長が直々に行っている。2001年には「 National Medal of Arts and National Humanities Medal Awards」で彼の大ファンというライス(国務長官)がピアノで彼と共演し、2008年1月25日、スイスのダボスで開催された通称「ダボス会議」でも演奏した(笑)。


Yo-Yo

「ダボス会議」で演奏するヨーヨー・マ(Ma plays the cello during the 'Presentation of the Crystal Award' at the Annual Meeting 2008 of the World Economic Forum in Davos, Switzerland, January 25, 2008.)

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これらのことを思えば、もしスピルバーグが芸術顧問をやっていたなら、「オリンピックではベストを尽くす」 と言っていた彼のことである。”世界的チェロ奏者”、ヨーヨー・マを出さなかったはずはないではないかと思う(それともヨーヨー・マがもろに欧米”パワー・エリート”のソサエティーにいると思える人なので、あえて中国は出さなかったのか?)。


なお、選手入場の際の音楽には、正直言って「何だ、これは?」と思い、そのセンスのなさに少々がっかりした。あれこそ理念主義というものだろう。「多文化・多元主義」というオリンピックの理念が先行しすぎるあまり、音楽的センスがすっぽりぬけおちている。それが正直な感想だ。


特にあれほどのスペクタクルなショーを見せた後に、アフリカのドラムスの音でギリシア選手団が、南米・アンデス地方の音楽でノルウェー選手団が、イスラム音楽でフランス選手団がそれぞれ会場にはいるなど、全くちぐはぐな現象が起きたりしたが、あれはまさにジョークとしか言いようがなく、それまでのきちんとしたショー構成が一気に崩れてしまった感がした(選手たちのあのタラタラした入場の仕方も何とかならないものかと思ったものだ)。


余談だが、あの開会式でのタイチを見た外国人達は、中国人も日本人も同じようなものだと思っている人が多いため、ますます日本人を見たら、皆、あのような武道ができると思ってしまうだろう(笑)。

http://en.wikipedia.org/wiki/Yo-Yo_Ma







やはり? ジョージ・クルーニーが ”スイス”でオバマの資金集めパーティーを開催


clooney
(Written by sunshine)

「やはり」というべきか。いよいよ真打登場!


8月5日付け、CNNで、アカデミ賞受賞の映画俳優、監督の”リベラル”、ジョージ・クルーニーが9月2日、スイスのジュネーブでオバマのための資金集めパーティーを開催するとの報道がなされた。


クルーニーのスピーチだけに出席する人は千ドル、オバマの財務委員会の委員、チャールス・アダムス氏の自宅でのディナー・パーティーに出席する人は1万ドルのチケット代がかかるとのことで、後者の場合は75名の限定。


クルーニーはニュースキャスターであった父親の影響を強く受けたためか、政治経済に関する題材の作品も多く、1950年代に巻き起こった「赤狩りと、一貫して真実を報道しようと奮闘するエドワード・R・マローなどのジャーナリストを描いた『グッドナイト&グッドラック』を監督(出演も)した。また、中東の石油利権に関する問題を描いた『シリアナ』では助演のほかに製作総指揮も勤めた。第78回アカデミー賞において、『グッドナイト&グッドラック』で監督賞と脚本賞に、『シリアナ』で助演男優賞にそれぞれノミネートされ助演男優賞部門で初のオスカーを獲得した。


彼はまた、自らを「自分はリベラルだ」と言い、ブッシュ政権に反対したり、2008年には国連大使に任命されたりしている。


こんな彼が”次期大統領”におそらくなるだろうオバマを支持するのは十分に納得しすぎるほどの話だが、資金集めの舞台が何とあの”スイス”というからには、”やはり”と思うのは私だけだろうか(『シリアナ』も『グッドナイト&グッドラック』も一見、反体制的だが、あの辺までの”反体制”なら、体制側も許せる範囲内ということだろう)。


4月には、下記のようにメディア王、ルパート・マードックの娘がロンドンで彼のために同じく資金集めのためのパーティーを開催したが、今度はスイスで開催されるとなれば、やはり彼にはヨーロッパ・マネーが(ロスチャイルドのマネーが、とまでは言い切ってしまわないが)後押ししているということだろうか(スイスの銀行には世界中の大富豪たちのアカウントがあるにせよだ)。

http://ameblo.jp/sunshine-berkeley/day-20080402.html


先日、彼がヨーロッパに行った際には、まるで大統領が訪欧したかのような騒ぎとなったが、やはりこういうことだったのだろう。

http://politicalticker.blogs.cnn.com/2008/08/05/hollywood-megastar-to-host-fundraiser-for-obama/


このように世界経済を牛耳っているほんの一握りのパワー・エリート達は、彼らだけのソサエティーを形成し、その下部には、また様々なソサエティーが形成され、日本にも同様のソサエティーがあって、それ以外の家柄の出身者はいくらいい大学を出ても、いい会社に就職できても(有名会社に就職するにもコネが物をいう場合が多い)、あるところまでしか出世はできない様に現在の社会は仕組まれている。


それを先日の続きではないが、「受験戦争」で子供たちに詰め込み・暗記式の勉強ばかりさせるというのは、また「いい大学に入れば、いい会社に就職できる」といって、馬の前ににんじんをちらつかせるやり方をするということは、「体制のからくりに気がつかないように、物を考えさせないようにさせるための体制側の(植民地・日本に対するアメリカの?)方便・幻想の振りまき」だったのではないのか?


いくら心身共におかしくなるくらいに勉強しても、社会の仕組みは上記のようになっており、”生まれ・育ち”がよくなければ、”そこそこ“はいっても、それ以上は”絶対に入っていけない”厚い壁がある。これは事実だ。このことを皆が知れば、自分の本当に好きなことをやりながら、他者と共生し、楽しく生きる道を考え始めるのではないか。


それを始めなければ、もう生きていけない時代が来ている。

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(コメント by ウソ捏造工場)

何とあの”スイス”

お休み中でも、情報収集は抜かり無し、というところでしょうか?

アルプスの美しい景色・・・だけでは無いもう一つのスイスの持つ「顔」。

非合法な取引にはうってつけの・・・・
いや、ここから先は自粛しておきますか。

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(コメント by こげばん)

アメリカン・ムスリムと森田実氏がみたオバマ

IslamOnline.netとゆーサイトにあった、

Muslims Want Obama to Earn Votes
http://www.islamonline.net/servlet/Satellite?c=Article_C&cid=1216208046931&pagename=Zone-English-News/NWELayout

とゆー記事には、アメリカン・ムスリムの声として、

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Abdulaziz Al-Salim, a 23-year-old Minnesota native, said he was sad that Obama acts as though "being associated with Muslims is a political liability."
(オバマはムスリムとのつながりをマイナスであると考えているように感じる)
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という指摘がありましたが、オバマに大騒ぎしているのは欧米のスポンサーやリベラル系上流階級、日米マスゴミくらいのもので、ムスリムなどは案外オバマに冷めているのかもしれません。

そうそう、森田実氏が最近オバマをこう評していましたが、

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http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C04477.HTML
オバマ氏はイラク戦争に反対してきた。大統領になったらイラクから撤退すると言ってきた。ところが、これは戦争をやめるとの意思表明ではなかった。イラクの米兵をアフガンに移動させるということだった。オバマ氏が新大統領になったとき、ブッシュ大統領が始めた「テロとの戦い」という愚かな戦争が終わると期待した人びとにとっては、オバマ氏のアフガン戦争増強声明は、平和への裏切りである。

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この程度ことなど、去年オバマのCFR論文読んでいる者には自明のことですが、氏がこの程度のオバマ認識でアメリカ政治を観察しておられるのなら、失礼ながら氏のアメリカ政治分析にはいささか不安を感じます。

こげぱん 2008-08-08 00:15:21

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(レス by sunshine)

■森田実氏は”ワンテンポ”リアクションが遅い


ウソ捏造工場さん

スイスにはおっしゃる通り、違法・合法含めて、さまざまなマネーが集まっておりますから。なに、王侯貴族もその他の大財閥も元をただせば他人の富を略奪してのし上がったわけですから、非合法のマネーロンダリング・マネーも清く正しいマネーもさして変わりはないですね。


こげばんさん:

御指摘のアメリカン・ムスラムの件については、この英文記事に書いている通りだと思います。あれだけライト牧師や黒人イスラム教のルイス・ファラカンのことをオバマが“悪く”言えば(たとえ政治的な思惑からであったにせよ)、黒人イスラム教徒は良くは思いません。

森田氏については、私もずっと前から、ちょっと“ワンテンポ”遅れて政治分析をなさる方かな、と思っていました。たとえば、小沢一郎氏についても、森田氏は去年の秋までは、「次期首相にふさわしいのは彼しかいない。彼こそ新時代の日本を背負うリーダーとしての器を持った人物だ」というようなことをブログや本にも書き、大いに持ち上げていました。

その後、昨年秋、海上自衛隊のインド洋上での給油問題について、自民党党首との話し合いに応じる姿勢を見せ(?)、民主党執行部の連中から止められて、それを辞退したという経緯があり、森田氏はこれ以降、きっぱりと小沢持ち上げをやめましたが、それにしても、下記のような本を小沢氏が出版していることを思えば、ああいう持ち上げ方は普通の筋を通す言論人ならしないでしょう(いくらこの本が14年前に出版された“古い”ものであるにせよ)。

「日本改造計画」小沢一郎 著(講談社 93年6月刊)

http://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%94%B9%E9%80%A0%E8%A8%88%E7%94%BB-%E5%B0%8F%E6%B2%A2-%E4%B8%80%E9%83%8E/dp/4062064820

これの英文本(キッシンジャーが表紙に推薦文を、ジェイ・ロックフェラーが前書きを、そしてCIAも非公式に翻訳したと表紙に書かれている)。


ozawa

まあ、ここまで“大物”とのつながりが公然とされれば、昨年秋まで待たなくても、小沢氏がどういう人物かはわかるというものです。


この本は「東アジア研究科」のある大学の図書館には、どこでも置かれていますし、ちょっとした東アジア関係の研究者なら誰でも知っていますよ。それくらい有名な本です。


(お二人さん、記事、お待ちしてますよ・…笑)
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(コメント by Mapple)

■Hi Gentelmen,

そうだったんだぁ~、やっぱりね~
庶民も馬鹿じゃあないからうすうす感じているけど、仕組みの概要が浮かび上がってきました。・・・オバマ議員もそういうことはちゃんとやらなきゃ大統領にはなれない仕組みがあるんだ・・

昔クリントン立候補の時、テキサスの大金持「ぺロー」という人、例の耳の大きなおじさんが立候補したけど、彼なんて、一匹狼の金持ちだから自費で立候補できてもこういう仕組みの中には入れない人だったのかなぁ~。彼はフェアーな富の分配と言っていたような・・汗を流して働くひとがもっと十分な給料をもらえる機構にしたい・・・とかとか

ウイザードおじさんも笑いながら、こういう人が大統領になったらまったく違うアプローチをして、国が「中企業」さながらになっちゃって、案外、庶民が安心して働ける経済をもたらしてくれるかもしれない・・と言っていたのですが・・

きっともし彼のような人が大統領なったら、叩かれて叩かれて早期にぼちゃんだったかもしれませんね。
「叩かれて叩かれてぼちゃん」はオバマにもあるのではと危惧するのですが・・・

しかしオバマはよくここまできたもんだ。
ミッシエルにしても市役所の父親で普通のアフリカン・アメリカンの環境から・・・

カリフォルニアの庶民感覚しかしらないのですが、ちょっとした体験。
昨日オバマのバッチをもらいました。

「OBAMA for Women」というバッチです。「for Women」っていうのがなんとも・・・でしょ?
友達からいただき付けていたら、別の友達から「あなたも?・・私もこの前オバマから手紙をもらって20ドル寄付した」と言っていました。私もオバマからの手紙頂きました。でも家のウイザードおじさんにはこなかった。つまり女性にだけだされた手紙のような感じです。もちろん寄付の件。この友人二人とも女性、白人、40才前後です。二人とも「オバマは頭脳明晰だから押したい。」と言ってました。

いつの世もどこかに誰かに富が集中する。
何なのでしょう??

『本当に好きなことをやりながら、他者と共生し、楽しく生きる道を考え始めるのではないか。』・・ほんとうにそうですね。

悪がきには"囚人服"を着せるアメリカの高校



school

(Written by sunshine)

笑える話を暑中お見舞いにひとつ。


さすがあの悪がき”ブッシュ・ボーイ”の出身州である。7月30日のテキサス州にあるローカルテレビ、「チャンネル6」の報道によれば、テキサス州ゴンザレス市(人口約7200人)にあるゴンザレス高校では、学校の規則に従わない生徒たちに“囚人服”のような“ジャンプスーツ”を1日中着せることにしたそうだ。


これについては親や生徒たちから、「子供にあんな囚人服まがいの服を着せるとはあんまりだ。人権無視だ」とか「着ろと言われても自分は絶対に着ない。真っ平御免だ」といった反発の声も出ているが、学校側は「やってみるだけの価値はある」といって、9月の新学期から開始する。


下記のサイトでビデオも見られる。髪を”ピンク色”に染めて、モヒカン刈りをしている“パンク”なども登場して反発している。

http://www.local6.com/education/17035594/detail.html


パンク達にはこれくらいやってちょうどいいのでは。日本の学校でも、これくらい”クリエイティブ”な罰を与える方法を考えたらどうか。しかし、アメリカでも日本でも甘い親が多いこと。


http://en.wikipedia.org/wiki/Gonzales,_Texas

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(コメント by Mapple)

■これかなりかなりのアイディア!

おざぶ10枚ですよね!

「日本の学校でも、これくらい”クリエイティブ”な罰を与える方法を考えたらどうか。しかし、アメリカでも日本でも甘い親が多いこと。」 同感です!!!

ところで、私のブログ、連絡ノートにコメントいただき、ありがとうございました。心温まるコメントで感謝してます。

(コメント by こげばん)

■生徒だけの問題?

日本のバンクもいくつになっても電車で騒いだりするのがいるらしく、例えばこのような話がさるBBSにありました。

---
http://www.inter-edu.com/forum/read.php?104,994586

【995186】 Re: 電車の中の高校生(男子編)
2008年08月03日 08:25 -学研都市線-

住道での桐蔭の男子、特に帰りの京橋方面行きの連中、ごみをゴミ箱に捨てず
ホームに放置しっぱなし。もう何回も目撃しています。
全てではないけど、だらしない(幼い)のが多いよ。
勉強はよくするんでしょうけどね。(中略)精神年齢が低いのでしょうかね。(後略)

---
これだけ見れば囚人服はGood Ideaに見えますが、ここの学校案内読みゃ、
http://www.osakatoin.ed.jp/highschool01/fla.html

年間270日以上も朝から晩まで授業やって、狂死は生徒をこう唆しているらしいですから、

---
http://www.inter-edu.com/forum/read.php?1271,823133
「いじめの巣窟」
同級生もライバルと嗾ける教師が多いように思いますから…
---

電車で騒いでストレス発散する幼稚な生徒だけに囚人服着せたら済むのかなぁ~?

おまけ
http://www.asyura2.com/07/social4/msg/644.html
http://www.asyura2.com/07/social5/msg/473.html
http://www.asyura2.com/07/social5/msg/601.html

上記拙稿読んだら、誰に囚人服着せりゃいいのやら… う~む…

生徒のほうがわかってる!?

これは以前紹介した「千里国際学園」の生徒手記です(出典:千里国際学園広報誌Interculture115号)。

これ読めば、わかっている人はちゃんとわかっているのがよくわかります。

(注:元原稿にあった実名をそのまま転記します)
----
http://www.senri.ed.jp/interculture/2007-08/ic115.pdf

Be loved person
松村愛生
高等部1年

 「スキューバダイビングの免許を一緒に取りに行かない?」これは一昨年の夏のこと。「草原を走りたい!乗馬のライセンスを一緒に取りに行かない?」これは今年の夏のこと。母は私を誘っては、新しい挑戦をしています。チャレンジ精神と好奇心旺盛な私たちは、同じ目標を持って頑張ることがよくあります。1mしか泳げない母にとって、スキューバダイビングは本当に大変なことでしたが、親も完璧ではないという姿を見て、いたわる気持ちや親近感がとても強くなりました。金銭だけ出すとか、口出しだけするのではなく、共に、同じ時間を共有することをファーストプライオリティとして過ごしてくれている母は、私の物事に対する体温を上げていく大切な存在です。そうかといって、私が誘いを断わると、母は一人でも行ってしまう、密着し過ぎない親子関係です。

 よく親は、自分のやりたかったことや、できなかったことを子どもにやらせたいと自分の夢を託すようですが、親も自分のやりたいことは自分でやらなくてはいけないと思います。また、子どもの犠牲になる親を、子どもは望んでいないわけですから、お互いのあり方を分かり合うことも大切だと思います。(後略)
----

こわっぱ教育関係者と馬鹿な親達に囚人服を着せろ!

こげばんさんへの返答です。こげばんさんのコメントを読んで思ったことを何点か、下記に。


1.日米では“パンク”の度合いが違うのではないか

2.日本人の公衆観念のなさは大人も含めてそう

3.御紹介の日本の進学校は、現在の社会状況からずれている時代錯誤的なものではないのか

4.御紹介の千里国際高校の生徒は、富裕層家庭出身者


1.については、私も下記のような経験をしたことがありますし、他にもいろいろ見ていますが(このテキサス州ゴンザレス高校は知りませんが)、アメリカの”パンク”高校生は、マリファナをはじめその他の麻薬を持っていたり、売買したりする生徒もいます。また銃やナイフを持っていたりもするし、気の弱い子からお金を巻き上げたりもする。その他、普通車にわざと大きなトラック用のタイヤを付け、レーサー用のエンジン(?)を付けたりして、ものすごい騒音を出し、音楽をその騒音に負けないぐらいにじゃんじゃん鳴らして学校に行く者もいる。女性教師を見れば、「ウ…ものすごくセクシー!」と言ったりして、からかう。じゃれつく。また高校生の妊娠・出産も多い。

http://ameblo.jp/sunshine-berkeley/day-20080225.html


このテキサスの人口7千人余の田舎町では、ここまでのパンクがいるかどうか知りませんが(白人約半数,, 黒人12%, ヒスパニック、若しくはそれ系の血が混じっている人が46%の町ー数字が合わないが上記ウィキペディアより)、マリファナ吸飲、売買ぐらいのことはやっているのでは、と思います。


これに比べれば、日本の“パンク”など、まだ幼稚で可愛いものではないでしょうか?


2.については、これはもう今さら言うまでもない日本人最大の“恥”の部分。何度も、何度も私も書いているけど、パブリックの場で、群れるとすぐに大声であたりかまわずしゃべる。こんな破廉恥な国民は東アジアにも他に二つぐらいあるけど、世界中の観光地でこれをやられると、「成金破廉恥国家・日本」をもろにそのまま宣伝して歩いている感じで、なんとも腹立たしく、情けない思いがします。


私は目に余ると、彼らに注意しますがね。むっとした表情でにらむオバタりアンもいますが、そういう人にはさらに追い討ちをかけてやるのです。「周りをよく見てください。どこにあなたたちのような自己中心的な人たちがいますか。皆、他人に迷惑をかけないように小さな声で話しているでしょう。あなたたちは日本人の恥です!」


「礼儀正しく、物静かで、おとなしく、他人に迷惑をかけないように生きる」という日本人の美徳はどこへいったのでしょうか。本当に情けない話。


こんな連中が子供を育てているわけですから、推して知るべしですよ。学校でもおそらく、こんなことまで気がつかない。かまっていられない。教師自身がおそらく群れると同じようなことをやっているのかもしれませんしね。


3.については、高度経済成長期で上り坂の時代なら、そこそこ優秀な“管理者”や技術者を養成する為に、詰め込み・暗記式の受験システムでも良かったかもしれませんが、今の日本経済は経済状態もどんどん下降傾向にあり、石油・食糧難がここまできているという中で、いまだに何十年も前と同じような教育システムを続けているというのは時代錯誤。アナクロニズムというもの。


このことをなぜ、皆、気がつかないのでしょうか。


4.については、この生徒の立派な親だと思います。ただ、このような精神的・経済的に余裕のある親は、どちらかといえば平均より上の富裕層(?)の人でしょう。海外経験も積んでいるというような。


しかしたいていの日本人の家庭では、母親もパートタイマーかなにかしてやっと生活しているというような人たちが多いのではないでしょうか。しかも、皆が塾に行かせるから自分も行かせる。いや塾に行かせた方が、自分も働けるから助かるといったような、精神的・経済的余裕のない人たちがほほとんどではないでしょうか。


日本人は、変なところで見栄を張るから、絶対に他人に「自分の家はお金がない」とは言わない。そして、他人ばかりに気を取られ、それと自分を比較し、負けないようにいいものを着て、1人前にグルメの話かなんかに興じる。本当はお金などないくせに。だから、国民サイドから「生活の向上」を訴えるような運動もおこらないし、相互の助け合い的精神や組織も生まれない。


アメリカ人は質素なものを着て、食事もほんとに質素。そのかわりり家に若干、お金を使うけど、今となってはそれもできない家庭が多い。そして世間話などで、「家はお金がないから、生活が大変」というようなことを平気でする。


そこから教会や地域の住民グループの活動が活発になり、「税金をなんとかせよ、フードスタンプをもっとよこせ、余った食料は無料配布せよ」といった住民の声が大になり、それが実行されるというわけです。


この漫画家のおっちゃんみたいなけったいな人を学校に呼んで、レクチャーでもしてもらったらどうでしょうね。教師も生徒もともに頭が柔らかくなってよろしいで(私もブルース・スプリングスティーンについてコメントを書いた)。


http://ameblo.jp/hieizan/

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(レス by 漫画家のおっちゃん)

■情報のご提供、オオキニです。


情報のご提供、オオキニです。そうですかー今でも人気あるんですね!!
ひさびさにアルバムを買おかなァー
昔はワシ、ちょっとはファンやったのでアルバム3枚くらい持ってます。もちろんLPですが(笑)

追伸、ワシのブログを紹介してもろてオオキニ!!今日から新シリーズ、ワシがモデルの4コマ漫画をはじめる予定なので、観に来てくださいね、デワデワ…









ジンバブエの飢饉、日本の飽食

私はいったんこのブログを休むことにしましたが、代わりに私の“悪友”こげばんさんが暇な時に記事を書いてくれることになりました。


”くそ男子校”出身の(笑)、なかなかの“硬派”です。皆さま、今後ともよろしくお願いいたします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(Written by こげばん)

昨今の投資資金による1次産品価格上昇は腹立たしい限りで、我々の生活にも悪影響を及ぼしているが、最近何かとお騒がせのロバート・ムガベが大統領に居座るジンバブエでは、1次産品価格上昇に加え、ムガベの失政に経済制裁が重なり、1500万パーセントという21世紀最悪のインフレーションに襲われているという。

ジンバブエの首都ハラレでは、商店から物が消え、トマトを買うのに2000万ジンバブエドルかかり、庶民は1日1食での生活を余儀なくされ、町には失業者があふれ、銀行には取り付けの行列ができ、兵士や警官にすら満足に給料が支払われず、国民は危険を冒して国外脱出しているらしい。以下BBCサイトより。

-----
http://news.bbc.co.uk/2/hi/africa/7528974.stm


Could inflation fell Mugabe?

A man buys tomatoes for Z$20bn each in Harare, 23 July 2008

By Andrew Harding
BBC News, Harare


*How do you make sense of money in a country with an unofficial

inflation rate soaring past 15m%?*

Many Zimbabweans seem to have given up trying.

"I just come here to keep my job," said the cashier at a TM supermarket
in Harare, where a tin of baked beans cost - at least for the next few
hours - a mere 256bn Zimbabwe dollars (worth about US$1 at the current
exchange rate).

"It's just ridiculous. We put the prices up several times a day. The
salary I was paid at the start of this month cannot even pay for my bus
fare here this morning. I am struggling."

The cashier shrugged and then - like many other people I have spoken to
while working undercover here over the last two weeks - he smiled
awkwardly at the absurdity of it all.

Harare is fast becoming a city of unemployed, impoverished zillionaires
- struggling to spend thick wads of banknotes in empty supermarkets
before the cash becomes worthless, and increasingly dependent on funds
sent home by the millions of Zimbabweans who have already fled abroad.

*One meal a day*

In the subdued, seemingly half-empty capital, people wait in long queues
outside banks to withdraw a maximum of a 100bn dollars a day.

In bars, the price of beer goes up between rounds.

Many people are reduced to eating one meal a day.

Adults leave hungry children at home and walk for hours to work because
they cannot afford the bus fare, while the newspapers advertise lotto
prizes of a quadrillion dollars.

As the country sinks deeper into a surreal economic twilight zone, many
analysts believe it is hyperinflation that is now driving those in power
towards the negotiating table.

"Something has to give before very much longer," said Tony Hawkins, a
Harare-based economist.

"Which is why some people, myself included, think that the economy will
bring down the government sooner than sanctions or anything like that...
I would have thought months at the most."

Others believe the ruling elite - backed by hard currency revenues from
a few surviving export industries - could hold out for another year or
more.

*Angry soldiers*

But worryingly for President Robert Mugabe, the police and armed forces
are not immune to the economic chaos.

I watched soldiers push angrily to the front of a queue when a rare
delivery of sugar arrived at a Harare shopping arcade last week.

"It's becoming harder and harder to keep the army, police and civil
service happy by paying them in Zimbabwe dollars, because the money
becomes worthless very quickly," said Mr Hawkins.

Many observers remain optimistic about the country's long-term economic
prospects.

"This situation can be healed," said a Western diplomatic source in
Zimbabwe. "But not by this regime. Zanu-PF couldn't run a sweet-shop."

A prominent local businessman with links to Zanu-PF agreed with that
assessment.

"This thing has just spiralled totally out of control," he said.

But he also noted that "the ruling elite talk about the need for change
more than we do".

"Mugabe is not stupid," he added.

"However they acquired their wealth, these people now have a stake in
the economy and they see what's happening and know it can't go on... If
change comes, it won't take long before this [economy] is fixed - five
years at most."

But in the meantime, malnutrition rates continue to rise alarmingly.

Hyperinflation, combined with another disastrous harvest, are driving
thousands more Zimbabweans to flee the country.
-----

ところ代わってわが日本。食料自給率40%を誇る極東の島国ではこのところなぜか食に対する関心が高く、テレビではオバハンタレントなどが美食を前にして至福の表情を浮かべるグルメ・旅行番組がさかんに流され、産地偽装や食中毒など食品の瑕疵にはやたらと国民の関心が集まる(たとえば船場吉兆や不二家、吉本芸人経営の焼肉屋食中毒などなど)。

美食を前にして至福のひと時を過ごすのも悪くないが、もし世界情勢の急変や気候変動などで食料輸入が止まったら、と考えると嫌な予感がする。今日のジンバブエが明日の日本となり、腐った焼肉を奪い合うような光景が見られなければいいが、と思うのは取り越し苦労だろうか。


おまけ

アメリカの外交政策は最近何かと路線対立が窺えるが、ことロバート・ムガベに関する限り、たとえば以下リンクのように、左右関係なく論調が一致しているように見える。

The Long Fall of Robert G. Mugabe(CATO Institute-リバータリアン・孤立主義系)
http://www.cato.org/pub_display.php?pub_id=9306

Mugabe Vows to Hold Power(American Enterprise Institute-ネオコン系)
http://www.aei.org/publications/filter.all,pubID.28162/pub_detail.asp
How to Put the Heat on Mugabe(AEI)
http://www.aei.org/publications/filter.all,pubID.28184/pub_detail.asp

Planning for post-Mugabe Zimbabwe(Council on Foreign Relations-グローバリスト系)
http://www.cfr.org/publication/14579/planning_for_postmugabe_zimbabwe.html

アメリカ有力シンクタンクの論調を見る限り、ムガベ追い落とし路線は確定的に見える。1980年以来のムガベ治世を見る限り、ムガベを弁護する余地はなさそうだが、だからと言って、仮に肝心のジンバブエ国民の知らない所でジンバブエの未来が決められているとすれば、ムガベ追い落としでジンバブエ国民に平和と安定がもたらされるか、いささか疑念が残らないわけでもない。ただこの点、歴代首相が就任直後に必ずワシントン詣でをするわが国が他国のことあれこれ言えた義理ではないかもしれないが・・・

おまけ2
カナダの反グローバリスト系シンクタンク・GlobalResearchには、「ムガベは米英を袖にして中国に接近したため、「独裁者」のレッテルを貼られた」とする論文がある。

ムガベは一時期米英有力者とうまくやっていた形跡があるらしいので
(参考  
http://www.asyura2.com/07/bd50/msg/606.html )
上記論文には賛同しかねる箇所もあるが、中国のアフリカ資源外交の一端が窺えるなど興味深い点もあるのでリンクを記載。

http://www.globalresearch.ca/index.php?context=va&aid=9707
Mugabe’s Biggest Sin
Anglo-American and Chinese interests clash over Zimbabwe’s strategic mineral wealth
by F. William Engdahl

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(コメント by sunshine)


7月31日付の欧米メディアによると、ジンバブエでは通貨切り下げが行われ、ゼロが10個少なくなるとの報道がなされている。


同国の中央銀行は8月1日から、通貨ジンバブエ(Z)ドルを100億分の1に切り下げるデノミネーションを実施すると発表した。ゼロが10個なくなる計算になる。年率220万%とされる異常な物価上昇に対する、苦肉の策。


オーストラリアの新聞によると、パンが2,000億Zドルもするらしい。また、AP通信によると、政府系の最高級ホテルでは、コーヒー1杯が1300億Zドル(約570円)するのに、店員の月収は1千億Zドル。銀行では、ゼロの多さが原因で現金自動出入機(ATM)の故障も起きているという。

http://www.news.com.au/business/story/0,27753,24106455-462,00.html


アフリカを旅すると分かるが、あの地ではどこへ行くにも役人にわいろを渡さなければ、ことがスムースに行われない習慣のようなものがある。「贈答文化」というのは、経済的発展途上国では、世界中、大体どこの地域に行ってもほぼ当り前のように見られる“慣習”のようなところがあり、従って、役人へのわいろが普通に行われ、それに対する一般人の感覚も当たり前のようになっているということかもしれない。


以前、アフリカには、ムガベ同様にウガンダにアミンというとんでもない独裁者がいた。しかし両者ともに、若いころは宗主国からの独立を願って、民族独立運動に情熱を燃やしていた”愛国の人”だった。それがなぜ、トップになるとこのように堕落してしまうのだろうか。富と権力を手にすると、こうも人間は変化してしまうのか。それが私には不思議でならない。


1884年ー1885年のベルリン会議において、一人のアフリカ人の代表も加えることなしにアフリカの領土分割がヨーロッパ列強によって行なわれた。その結果、何千という異なる言語、風俗、習慣が異なる部族(トライブ)の40%が2,3の異なる植民地に分割されてしまった。


こうしてアフリカ社会には、伝統的な部族本位制社会のシステムと、近代的な国民本位制社会のシステムとが複雑に絡み合いながら、共存するようなシステムとなっている。


一つの国の中に大きな部族集団が共存する場合、部族集団ごとの主導権争いは大きな問題となる。そこへ欧米の思惑が背後から絡み合うと、このような”狂気の人”がまるで“鬼っ子”のように出てくるのかもしれないとの思いもする(それに最近では中国、ロシアなどの大国も絡んで複雑な勢力争いが展開されている)。


アフリカの問題は、欧米列強の招いた「因果の法則」によるものではないのか?

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(レス by こげばん)

■欧米列強「因果の法則」

実体験に基づく貴重なコメント、ありがとうございました。

>アフリカを旅すると分かるが、あの地ではどこへ行くにも役人にわいろを渡さなければ、ことがスムースに行われない習慣のようなものがある。

アフリカに行ったことはないので、(ビアフラをモデルにしたとされる)フレデリック・フォーサイス「戦争の犬たち」を読んで、ああこんな感じかなとぼんやり考えていましたが、今でも似たようなもんですね。

>アフリカの問題は、欧米列強の招いた「因果の法則」によるものではないのか?

植民地時代は言うまでもありませんが、現在でも上記拙稿
http://www.asyura2.com/07/bd50/msg/606.html
(リンクが少しおかしかったようでした。すみません)にも少し書いたように、欧米列強がムガベのような人物をおだてて権力の座に押し上げたことで、多大な混乱が生じた可能性は高いと考えています。

アフリカにもかつてはケニア国父・ケニアッタのような高潔有能な指導者がいましたが、欧米の介入がきっかけで無政府状態に陥ったケニアの隣国ソマリアの悲劇を見れば、欧米列強の招いた「因果法則」が頭をよぎります。

追伸:私は冴えない代打屋ですので、あまりあてにしないでください(笑)


「Wag The Dog」ですね。これは映画の方を何回か、見ました。なかなか良かったです。


宗主国が「国家経営」のために、植民地を作る目的は、いつの時代もその植民地の資源を獲得し(略奪し)、生産物、労働力を効率よく収集する為に、もっとも効果的な社会体制、経済体制を作り出すことです。


そのためには明治維新後の日本社会を見ても分かることですが、命令系統が上から下へ効率よく行き渡るように中央集権的な権力の集中をし、統治のネットワークを作って、支配者と被支配者のヒエラルキーをつくることでしょう(そこでアミンやムガベのような連中に権力を握らせた)。


そこへアフリカの場合は日本と違って、”部族本位制社会”というものが社会の下部構造に存在しているから、日本のような”ほぼ一つの”民族と言語による国民国家の創設とは事情が異なっている、ということではないでしょうか。アフリカではちょっと何十キロか行くと、もう異なる部族の集団がいて、言葉も全く異なるわけで、これを欧米流に「国民国家」としてまとめるのは、大変困難なことだと思います。


明治以前の日本も、各藩によって全く言葉が異なり、意思疎通ができなかったという話がありますが、これと同様では?


そして、宗主国は次に植民地社会の産業化(資源を活用し、ヨーロッパが必要とする産物を生産し、自国で市場を確立する)ということを行ったわけですが、そのためには物を輸送する為のインフラの整備なども必要になり、伝統的農業・牧畜社会であったところへ貨幣経済が流入してきた。産業化のために現地人の労働力が必要になり、それに伴って農村から都市へと男たちが出稼ぎに行くようになった。そして農村では過疎化が進み、農産物が収穫できなくなり、食糧危機。都市では人口の過剰流入により仕事にありつけない失業者が生まれ、スラム街が形成された。


日本でも同じような過程を通ってきているのではないでしょうか。この道筋は、大体、ブラジルでも、どこでも同じですよね。つきつめれば、行き過ぎた資本主義の結末がこの現象ということになるのでしょうか。


日本では食糧自給率がわずか40%しかないのに、いまだにバブル期の頃のようにグルメで浮かれているとは、なんとまた能天気。物価上昇も激しいこの時代にね。メディアがレストランや食品会社とタイアップで番組作りをやっているにせよ、これをうのみにして、のほほんと「美食の追求」にうつつを抜かしている人たちがいるとは。


まあ、一度ばっさりとえらい目にあうのも、日本人にとってはいいかもしれませんね(笑)。成長するから。昔の日本では、「食べ物の話をするのは下品」というようなことは言われていませんでしたっけ?サムライの社会ではあったような気がしますが。

60年代前後に「世界残酷物語」という映画があって、西洋社会中心の視点が脱しきれてなかったとは思いますが・・アフリカが描かれていました。この映画から40年以上たって、更に残酷ことがあちこちで・・・
アフリカは行ったことがないし、情報も少なく、映画で想像力をめぐらす程度のミーハーですが・・「ルアンダ」を見ても、「なんとかガーデン」を見ても、どうすればいいの?この人達を・・・と頭を抱えるばかりです。
こげぱんさん、すばらしい視点の記事だと思いました。Sunshineさんとのコメントのやり取りも興味深く読ませていただきました。。
Mapple 08月03日 11:42




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