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ヒラリー陣営、資金不足のため多額のキャンペーン費用を滞納

大統領予備選から、「一歩も退かない」と強がりを言っていたヒラリーだが、実は莫大な借金を抱えていて、退くにも退けない状況のようだ。


3月30日付、「Politico」によると、ヒラリー陣営は資金難に苦しんでおり、2月末までにかかった多額のキャンペーン費用の支払いを滞納していることが分かった。


連邦選挙管理委員会が先週末、発表したリポートによると、ヒラリー陣営が2月末までに集めた選挙資金は3千3百万ドル(約33億円)。しかしこのうちオバマとの予備選挙に使用できるのは、1,100万ドル(11億円)だけで、残りの2,200万ドル(22億円)は本選挙にしか使用できない。もし、ヒラリーが指名争いに敗れると、この金額は返還しなければならない。


2月末の時点で、ヒラリー陣営の負債は870万(8億7千万円)ドル、彼女が個人的に借り入れた分が500万ドル(5億円)あるので、2月末までにすでに270万ドル(約2億7千万円)の赤字を出しているということになる。


これとは対照的に、オバマ陣営の負債額は,2月末で62万5千ドル(6,250万円)。残金は3,100万ドル(31億円)もある。またマケインは、2月末までの負債額は430万ドル(4億3千万円)、このうち130万ドル(1億3千万円)だけが未払いだったが先週末、これは全て支払済み。


ヒラリー陣営が抱えている最大の負債先は、選挙対策委員長のマーク・ペン氏(Mark PennーPR会社CEO)で250万ドル(2億5千万円)。その他は、ダイレクト・メール会社:80万7千ドル(8,070万円)、電話による寄付金受付会社:77万1千ドル(約7,710万円)、広告制作会社:46万7千ドル(4,670万円)、アイオワ州シオークス市アートセンター評議委員会に場所代と食事代:3,500ドル(35万円)、ニューハンプシャー州ウィンナレット教育委員会にイベント代:4,400ドル(44万円)、電話会社:2万4千ドル(240万円)、アイオワ州に本拠地を置くスーパー・マーケット会社に食料品、飲み物、ケイタリング(食事)サービス費:1万5千ドル(150万円)、オハイオ州とマサチューセッツ州でのステージ制作費と人件費:7万7千ドル(770万円)。


この他にも、2月末までにヒラリー陣営は約700件の”イベント”にまつわる負債を抱えており、ケイタリング費:31万9千ドル(3,190万円)、音響設備費:42万ドル(4,200万円)、写真代:1万1千ドル(110万円)、警備費:9千ドル(90万円)。


2月のオハイオ州ヤングスタウンでのイベントに関わった制作会社(42 カンパニー)のあるスタッフは、いまだにステージ設営その他イベントに必要な舞台づくりをした費用16万5千ドル(1,650万円)を受け取っていないと不満を漏らしている。


「私たちは、全てが完璧に行くよう最大限の努力をして、イベントは大成功した。彼女は労働者のため、組合のため、政治を良くするとあの時のスピーチで言ったが、言うことと行動が伴っていない」と失望した様子だったとか。


結局こうしてみると、一番儲けたのはPR会社のマーク・ペン氏ということになるのだろう。ヒロイズムとナルシシズムで突っ走ってきたおろかなヒラリーは、うまくおだてられて立候補したものの、少なくない借金を抱え、退くに退けない状態なのか。しかし、このまま撤退しなければ、もっと借金はかさむだろう。


小さい時から親に「決して途中で投げ出してはならない」と教え込まれ、それを信条に突き進んできた.彼女だが、人生、それだけではまかり通らぬ時もある。それを学ぶためにも、このまま最後まで突き進み、莫大な借金を抱えたところで落選となったほうが、彼女のためにはなるかもしれない。人間、行き着くところまで行かないと、なかなか学べないものだ。特に挫折知らずで、努力さえすれば何事も可能と考えている彼女のような人間は、人生の不条理を知り、謙虚さを学ぶためにも、とことんやってみたら良い(でも精神的土台のない人は無理かもしれないが)。


ヒラリーの姿は、怖いもの知らずだったかつてのアメリカが、自己反省もなく、エゴを押し通した結果、急に落日を迎えてしまった今日の姿とも重なる。


http://www.politico.com/news/stories/0308/9259.html

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「私は絶対に撤退しない」と頑固な”オバタリアン”のヒラリー

サブプライム・ローンに端を発したアメリカの経済的混乱は、1929年の大恐慌以来とも言われているが、3月26日付の「ロサンゼルス・タイムス」では、カリフォルニア州の2月の住宅価格が1年前と比べると26%も下落したとのこと(週に3千ドルづつ下落)。

http://latimesblogs.latimes.com/laland/2008/03/california-free.html


また、3月26日付の「チャールストン・デイリー・メール」によると、ウエスト・バージニア州では6人に1人(約27万4千人)がフード・スタンプ(政府支給の無料食料切符)を受給。これはこの30年間で最高率。1人あたりの平均受給額は、月に約85ドル分。全州での受給者は約2,600万人(アメリカ全人口は約3億人)。フード・スタンプは収入によるスライド制で支給され、1人あたりの最低額10ドルから10人家族の場合の最高額1,219ドル分まで。またガソリン価格は1年前の1ガロン2ドル59セントから3ドル26セント(カリフォル二アでは約3ドル50セント-3ドル80セント)に上昇したとの記事が掲載されている。

http://www.dailymail.com/News/statenews/200803260077


このように深刻な経済危機の状況にあって、マケイン、オバマ、ヒラリーが3月28日、これへの解決策を発表したが、「アメリカの時代は終わった」という感は否めない。どういう方法をとっても、かつてのアメリカの姿に戻ることはないだろうと思う。


こんな経済危機など無関係とばかりに、延々と指名候補争いを続けているオバマとヒラリーだが、3月28日、民主党の重鎮二人がこれに対して異議を唱えた。1人は民主党全国委員会委員長のハワード・ディーン氏。彼は3月28日に放送されたABCの「グットモーニング・アメリカ」で、「7月1日までに決着をつけるのが望ましい。それができない場合は、民主党内での話し合いによって、決着が下されることもあるだろう」と述べた。また、もう1人は、レイヒー上院司法委員長。彼も28日に行われた、バーモント州のラジオインタビューで、ヒラリーには「もはや勝算はない」といい、選挙戦から撤退し、オバマの支持に回るよう求めた。
http://www.reuters.com/article/politicsNews/idUSN2842426420080328?feedType=RSS&feedName=politicsNews&rpc=22&sp=true


しかし例によって、頑固一徹の”オバタリアン”は、「一歩も後へは退かない」といって、これらの要求をはねのけた。「選挙戦は大変な接戦となっている。最後まで闘う」と。

http://apnews.myway.com/article/20080328/D8VMNQ9O0.html


ホワイトハウスというところは一度住人になったら、なかなか他へは住めない”魔力”を持ったところのようだ。このことについてはカーター元大統領夫人やレーガン元大統領夫人も本の中で、「ホワイトハウスを去る時には涙が出て止まらなかった」と書いている。アメリカ国内最高権力者の妻としての味をしめると、それをやめた時には「都落ち」でもしたような気になって、侘しい気持ちになるのだろう。


そこでヒラリーのような、勝気で、とにかく人を打ち負かすことだけに人生の目標を掲げてきた人種にとっては、「あの夢よ、もう一度」とばかりに、全情熱を傾けて再チャレンジしている、とこういうことだろう。選挙資金5百万ドルを自己調達したということもあって、ここで退くわけには行かない、という気持ちも分からないわけではない。しかし、ここまで言われても、周囲の迷惑も顧みず一歩も後へ退かないとは、自らを客観視できない、世間知らずの幼稚型人間なのだろう(いくらアメリカ人でも、良識あるアメリカ人は、ここまでエゴを通そうとはしないものだ)。これぞまさしく”オバタリアン”。 日本にもこの手のおばさんたちが大勢いたが、こんな連中がのさばっているから、世の中、おしまいなのだ。


そういえば「People of The Lie」(M.Scott Peck,M.D)という本があったが、この中に、「平気でうそをつく人々は、自己の信念を押し通すために異常な頑張りを見せる」という一説があった。ボスニアで戦火を潜り抜けてもいないのに、そうしたなどと平気でウソをついたあと、ウソがばれたら、何のたじろぎも見せずにシラッとして、「私も人間だから間違いを犯すこともある」などと言ってのけた大胆不敵なずるさも、”オバタリアン”の典型。

http://www.nytimes.com/2008/03/30/opinion/30rich.html?_r=1&ref=opinion&oref=slogin

この映画はクリントン夫妻の姿が良く描かれているので、必見!エマ・トンプソンがヒラリーにそっくりの演技をしている。笑える映画である。

パーフェクト・カップル(1998)

http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD31344/

オバマ、TVインタビューで再度、ライト師を弁護

3月27日付けのAPによると、アメリカ大統領予備選挙の民主党指名争いに関する世論調査では、オバマが49%、ヒラリーが39%となっている(1996年、彼女が大統領夫人だった時代に、「戦火をくぐってボスニアに行った」との発言がウソで、実は平和だったということがメディアでばれた。その後、インタビューで、「私も人間だから間違いを犯すこともある」と白々しい弁解をしたことも影響しているかもしれない)。

http://news.yahoo.com/s/ap/20080327/ap_on_el_pr/poll2008_national


3月28日 11:00am(アメリカ・東部時間)に放送予定の、ABCのトーク番組"ザ・ビュー”にオバマがゲスト出演するが、その録画の中から一部が予告編として、本日放送された。


この中では主として、彼の牧師であったライト師についてのインタビューが行われており、彼はたじろぐことなく、「私は、この20年間、彼の説教全てを聞いて、それを綿密に審査するような調査チームを持っていたわけではなかった」といい、「ビデオで見た彼の説教は、明らかに攻撃的で不快なものだった。しかしビデオで流された5秒や10秒間の彼の説教だけで、彼のことが全て分かるわけではない。人種問題についての彼の言葉と人間性は別。彼は人間として、非常に才気溢れる素晴らしい人だ」と述べた。


インタビュアーの、「あのような牧師が20年間、あなたの牧師だったということは、あなたのものの見方にも影響を与えると思わないか」との質問に対しては、「相互理解に欠ける人達同士を、歩み寄らせるよう導くことが私の政治的役割のひとつでもあると考えている。従って、今回の件についても、ライト師にきちんと自分の意見を述べ、説明した」と答えた。


また、「人種問題がクローズアップされることによって、現在アメリカが直面している、例えば経済問題などの重要な問題から国民の目がそらされるようなことがあってはならない。早くこの問題からは足を洗いたい」とも語った。

http://abcnews.go.com/Entertainment/Politics/story?id=4536957&page=1


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オバマの政治的野心、政治家としての魂胆(?)についてはさておき、彼がライト師について正々堂々と弁護の意を表明したのは、人間として立派だと思った。


異文化理解という分野のことを少しはかじっている者として、彼がメディアで繰り返し説く、「異なる文化的背景を持った者同士の相互理解の必要性」という考えには、大いに共感する。


彼は6歳から10歳までインドネシアの現地校に行ったようだが、これが本当なら、インドネシア語とインドネシア文化の片鱗は彼の中に十分残っているはずだ。彼が単に白人とアフリカ人とのハーフというだけではなく、インドネシアの現地校に行ったということで、彼のものの見方は、多分、多角的になっていることだろうと思う。その意味でも、彼が”変な”利用のされ方をしなければよいと思うが、もうすでに遅いか(彼もそのことは十分に分かっていてのことだろうけど)。


なお10才の時に彼がハワイの祖父母の所へ移住したというのは、多分、インドネシア語のなまりを残さず、完璧な英語(ハワイの英語も厳密に言うとピジン英語といって、本土の英語と異なる部分もあるが)を身につけさせようとの配慮もあったのではないか。インドネシア人の義父とオバマの関係がどうだったか知らないが、言語学的に言えば、第一言語のなまりを残さず、第二言語の習得ができる最適の年齢が、9才から10才だといわれているので。




シュワルツネガー知事、クリント・イーストウッド氏の州立公園委員再任を見送る

日本人にはなかなかできない、ドライな割り切り方をする典型的な例が、3月26日付けの「ロサンゼルス・タイムス」に掲載されている。しかしこれが政治というものであり、外国の政治家はこれくらいのことは朝飯前で行うということを日本の政治家も知っておいたほうが良い。


これは、カリフォルニア州のシュワルツネガー知事(60)が、州立公園委員会の委員だった映画監督・俳優のクリント・イーストウッド氏(77)と知事の義理の兄であり、ケネディー一族のボビー・シュリバー氏の再任をあっさりと見送ったというもの。両氏が知事の推進していた州立公園・サンオノフリ(San Onofre)海岸内を貫通する高速道路の建設計画に反対の立場をとっていたからというのがその理由のようだと、「ロサンゼルス・タイムス」は伝えている。


サンオノフリ海岸は、ロサンゼルス郊外のオレンジ郡にあるサーフィンの名所として、また、素晴らしい景観でとしても有名な場所で、南カリフォルニアの名所のひとつとも言われている。


両氏は2001年、当時のデイビス知事から最初の任命を受け、2004年にはシュワルツネガー知事から再任され、今回も再任されるものと思っていたところへ、突然この知らせだったよう。イーストウッド氏とシュリバー氏は、環境保護の立場から、州立公園の保護活動に力を入れており、このサンオノフリ海岸の環境保護についても計画書を作成するなどの準備をしていたところに、今回の寝耳に水の知らせだったという。


イーストウッド氏はインタビューで、シュワルツネガー知事のオーストリアなまりの英語の発音を真似して、「お前は首だ!」といって笑い、、「ボビー(シュリバー氏)に、[あなたは彼の義理の兄なのに首になったの?]といったら、彼は、[あなたは彼の友達なのに首になったの?]といって、二人で笑った」と語ったとか。


シュワルツネガー知事は25日、この計画の支持者達と共にメディアのインタビューに応じ、オレンジ郡の交通渋滞を緩和するために6斜線の高速道路をサンオノフリ(San Onofre)海岸の中に建設する計画を発表した。


彼は他にも州財政の悪化により、48の州立公園を閉鎖するとの提案をしており、多くの環境団体や市民グループから反対の声が上がっている。


イーストウッド氏は、「私は仕事でこの委員をやっていたわけではなく、あくまでもボランティアとして、楽しみながらやっていたので、別に首になっても気にしない。子供ではないのだからね。アーノルドとは今までどおり友達でいるよ」と述べたそうだ(でも本当は、むっと来ているだろうが・・・)。

http://www.latimes.com/news/local/la-me-clint26mar26,1,6197147.story?track=rss




クリント・イーストウッド氏が語るサンオノフリ・ビーチのPRビデオ

http://www.youtube.com/watch?v=wZcsFEkepv0


ボビー・シュリバー氏:

彼の母、ユニース・メアリー・シュリバーは、ケネディー元大統領の妹。彼の妹がシュワルツネガーの妻。

弁護士であり、サンタモニカ市議、映画・テレビ・音楽関係の会社を複数経営。U2のボノと共に行っているアフリカのエイズ救済のための活動などでも有名。

http://en.wikipedia.org/wiki/Robert_Sargent_Shriver_III


http://www.bobbyshriver.com/



**現在派手な大芝居が繰り広げられている大統領選指名争いでは、ケネディー家は民主党のオバマ支持、シュワルツネガー氏は、共和党のマケイン支持を表明している。エイズ救済というのも、ライト師の言葉を思い出すと、鵜呑みにはできない言葉ではある(笑)。クリント・イーストウッドは、風光明媚な海辺の町、カーメルの市長を以前やっていた。

バックパック・サイズの小型スパイ用無人偵察機がマイアミの空を舞う


spy craft


サンフランシスコは全米でトップ3に入る監視カメラ都市として有名だが、今度は重さ14ポンド(約6.3kg)の小型スパイ用無人偵察機がマイアミの上空を舞うことになりそうだとのニュースが、3月26日付のロイターに掲載されている。


これは非常事態が起きた場合には、この偵察機に設置されている赤外線センサーにより、問題の場所や人をズームアップして知らせるもので、これによって犯罪の察知と摘発を迅速に行うのが目的だと当局は述べている。連邦航空局による実験に合格し承認を得た後、直ちにスタートさせるとのこと。


翼のないバックパックに収まる大きさで、垂直に離着陸できるこの新兵器は、SWAT(Special Weapons And Tactics。警察特殊部隊のこと)の人質救出などにも役に立つといっている。


しかしこの種の無人偵察機は、すでにアメリカ軍が長年、イラクとアフガニスタンでは使用しており、全米中の警察機関から国内犯罪に対処するため、これの使用を求める声が高まっていたということだ。


アメリカはここ何十年間も、この種の無人偵察機を開発中であり、CIAは1970年年代にはレーザで誘導されるトンボサイズの"Insectohopter"という無人偵察機を開発していたといっている。また、FBIのOperational Technology事業部の副部長、マーカス・トーマス氏は、「FBIは多種多様な偵察無人機の実験を行っている。そしてそれらのものは、主として捜索、救出活動にすでに使用された」と述べている。


移民局と国境警備局は、アリゾナ州とメキシコとの国境線にあたる付近に2006年よりすでには飛ばせており、まもなく、ノースダコタ州とカナダとの国境線付近にも飛ばせる予定とのこと。


この偵察機の安全性と人々のプライバシー侵害に関する危惧の声が市民団体などからあがっているが、あくまでも犯罪防止のためと当局はいっている。

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すでに密かに実行されていたスパイ用小型偵察機の発表を晴れて公の前で行ったという訳だが、エシュロンでメールも電話も盗聴(読)され、監視カメラで見張られ、今度はこのハチのような無人偵察機が空中を舞い、我々庶民はまるで折の中にいれられた家畜のようだ。


http://www.reuters.com/article/domesticNews/idUSN1929797920080326?feedType=RSS&feedName=domesticNews&rpc=22&sp=true

黒人キリスト教とアフリカの宗教との関係性について

先日、黒人キリスト教について概略を書いた(http://ameblo.jp/sunshine-berkeley/day-20080322.html )。

今日は黒人キリスト教とアフリカの宗教との関係性について、少し書きたいと思う。


ここ30年の間、黒人学(ブラック・スタディーまたはアフリカン・アメリカン・スタディー)といわれる学問分野の研究が活発に行われるようになり、白人キリスト教やユダヤ教の教えは、古代エジプト時代から存在したという意見が、特にアフリカ人やアフリカ系アメリカ人の学者達によって主張されるようになった(彼等はエジプト人は白人ではなく、黒人だとしている。なぜなら人類発祥の地はアフリカだから)。


例えばジョン・ジャクソン(John Jackson)、ジョセフ・ベン・ジョシャナン(Josef Ben Jochanann),、J.A. ロジャース(J.A. Rogers)、マウラナ・カリンガ(Maulana Karenga)などが主唱者である。


彼等によれば、「イエス・キリスト誕生の話」は、エジプトの「処女・イシス(Isis)とホーラス(Horus)の神話」から創作されたものであり、「十戒」は、紀元前4,100年ごろに書かれたとされている「エジプトの死者の書(The Egyptian Book of The Dead)」の中の「147の否定的告白(The 147 Negative Confessions)」を手本にしているのではないかと主張している。


またJ・A・ロジャースは、紀元前1,350年頃に実在したと言われているエジプト人学者、ファロアー・アクへナトンPharoah Akhenaton)について言及しているが、それによると、アクへナトンは、キリストが誕生する約1,350年前に「唯一神」の教義を説いている。またモーゼが神をイメージする全ての肖像を「十戒」の中に書いた1,000年も前に彼も同じことを書いており、「神の国は個々人の内に存在する」という概念も、イエス・キリストより以前に彼がすでに提唱している。


黒人学者達は以上のような事柄により、「だからこそ、ヨーロッパ人たちは、長年、エジプト人たちはその肌の色と文化により、アフリカ人ではなく、ヨーロッパ人に属すると主張し続けてきたのである」と主張している。


新大陸に運ばれたアフリカ人達の出身地は、西アフリカが圧倒的に多かったが、13世紀ー15世紀頃、西アフリカに君臨していたのがマリ帝国だった(白子=アルバイノの世界的ミュージシャン、サリフ・ケイタの出身地。彼はその王族の子孫)。マリ帝国は、アフリカ系イスラム教の中心地として栄えていた。イスラム教はサハラ砂漠を越えて、地中海世界からもたらされた。それなら、「イシスの神話」のような、古代エジプト文明の片鱗も同様に何らかの形で西アフリカに運ばれなかったのか。そしてそれらのものは、西アフリカの土着信仰の中に、またはアフリカ系イスラム教といわれるものの中に取り入れられてはいないのだろうか。これについては、黒人アフリカ人たちが、後に白人によって改宗させられたキリスト教の中にアフリカの土着信仰やアフリカ系イスラム教との共通点を見出し(または自分達流にその様に解釈し)、「自分たちの宗教」としてアレンジして信仰していったとする説が有力である。


アフリカ部族の土着信仰は、西アフリカだけでも200-600種類もあるといわれており、教義内容もさまざまではあるが、その中にある共通項を抽出すると;


・至高神である。特にマリ共和国ドゴン族の神は両性具有である

・双極性原理が生きている。対立する異質なもの同志の拮抗と交流が創造プロセスであり、生命力の源泉であるという世界観

・神は内在神であり、超越者である

・祖霊信仰

・共同体における個と、個人としての個の平衡的価値観

・自然への恐れと尊敬

・霊魂の不滅性


などがあり、エジプト人学者、アクへナトンと世界観との類似性が見られる。そしてこれらの要素は、現在の黒人キリスト教(黒人神学)にも継承されていると考えられている。


とすれば、大胆な言い方になるが、キリスト教に改宗させられたアフリカ人も、新大陸へ運ばれたアフリカ人たちも、白人達の言葉を良く理解できなかったために、、白人達の教えたキリスト教を自分たち流に解釈した。彼等にとっては、イエス・キリストが誰であるかといったことは大事なことではなく、黒い肌に縮れ毛のアフリカ人聖人でも良かった(むしろこちらを好んだ)。教義内容もアフリカ土着信仰やアフリカ系イスラム教などを混合させ、それを自分たちの宗教として、世代から世代へと伝えていった。


このように「黒人キリスト教」は、「白人キリスト教」とは全く異なる宗教であるというのが、この説を支持する黒人学者達の見解である。


オバマが所属するトリニティー・ユナイテッド・チャーチ・オブ・クライスト教会のビデオを見ると、イスラム教徒がかぶる帽子をかぶり、アフリカの民族衣装で礼拝に参加している信者が多数いたし、ライト師もアフリカの民族衣装で説教を行っていた。あれを見た多くの無知なアメリカ人たちは、「オバマはイスラム教徒だ。イスラム寺院の会員になっている」といっていた。なぜあのような衣装を着るのか、それには以上のような理由があるからだ。



サリフ・ケイタ

http://en.wikipedia.org/wiki/Salif_Keita


http://www.youtube.com/watch?v=jZM4NIVIOUI&feature=related


http://listen.jp/store/artist_12880.htm

オバマ「ビル・クリントンも個人的な危機に直面した時、ライト師をホワイトハウスに招待した」



clinton



オバマが所属する教会の元牧師、ジェレミアー・ライト師の発言に対して、オバマが3月18日にスピーチをした後、20日には、「ニューヨーク・タイムス」が、1998年、当時のクリントン大統領に招待されたライト師が、ホワイトハウスで彼と抱擁している写真を掲載した(さすが手回しが良い。まるで映画のよう)。

http://thecaucus.blogs.nytimes.com/2008/03/20/photograph-of-bill-clinton-and-rev-wright-surfaces/?scp=1-b&sq=Bill+Clinton+and+Jeremiah+Wright&st=nyt

そして今度は、先週末から「復活祭」の休日だったにもかかわらず、23日にはラジオ・インタビューにオバマが登場して、ライト師とビル・クリントンの関係について、話した。


3月23日付けのABCから、要約すると;

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オバマは、ラジオ・インタビューで、「(ライト師が)問題のある見解を持っているにもかかわらず、彼はこの教会をシカゴでもっとも素晴らしい教会のひとつに育て上げた。この教会は風変わりな教会ではない。その証拠にビル・クリントンは、彼自身が個人的な危機に直面していた時、ライト師をホワイトハウスに招待したほどだ」と述べた。


以前、ビル・クリントンと深い結びつきがあったニューメキシコ州知事のビル・リチャードソン氏(ヒスパニック系)は、21日、オバマ支持の表明を行った。これを聞いたヒラリー陣営のジェームス・カービル氏が、リチャードソン氏を「まるでユダのようだ」といって非難した。これについて、リチャードソン氏は、23日の「フォックス・ニュース」で、「このような人間が、ヒラリーの取り巻き連中の典型なのだ」といって、応酬をした。

http://abcnews.go.com/Politics/story?id=4505727&page=1

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「フォックス・ニュース」は、ユダヤ系オーストラリア人でアメリカの市民権を得たルーパート・マードック、「ニューヨーク・タイムス」は、ロスチャイルド一族のサルツバーガー一族が、そしてABCはロックフェラー財閥が社主。今更ながらだが、やはり大統領選挙というのは、壮大な大芝居という言い方が一番似合っている。


*3月24日付の「シカゴ・トリビューン」によると、3月20-22のギャラップによる世論調査では、オバマ支持が47%,、ヒラリー支持が46%とのこと。ライト牧師の件が影響したと書いている(こんなもの、はなからあてにはできないが)。

http://weblogs.chicagotribune.com/news/politics/blog/2008/03/obamaclinton_tie_in_new_poll_p.html

オバマのケニア人祖母のビデオ

オバマのケニア人祖母(86才)のビデオ


http://www.youtube.com/watch?v=UreJZMY_2IY



祖母を訪ねたオバマのビデオ

http://www.youtube.com/watch?v=Ikg6gj71U9k&NR=1

黒人キリスト教について

ウソ捏造工場さんから、以下のようなコメントを頂いたのでお応えいたします(「である」「・・だ」調にしますので、あしからず)。

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■黒人キリスト教について質問その他

sunshineさん、どうもです。

黒人キリスト教の教義には、故郷であるアフリカに
帰ろう、というような考えはないんですかね。
(ジャマイカのラスタのような)

あ、それから、「オレオ」で思い出しましたが、
白人になりたがる、というか白人文化にどっぷり
な日本人は何と呼ばれるか知ってます?


奴隷居住区には長老格のリーダーがいて、説教師として指導した。これらの集会は週に2,3回、森の中や前もって指定された屋外の秘密の場所で開かれた。集会を知らせる合図には、主人の目をごまかすために、讃美歌からの歌を使うことが多かった(奴隷達の歌には、表と裏の両方の意味が隠されたものが多いといわれている。これは西アフリカの伝統文化であり、韻を踏んでラップするという現代のラッパーたちにもひきつがれているもの)。


これらの集会は月明かりか、全く明かりのない暗闇の中で行われることが多かった。寒い日や晴天の時には、仲間の小屋で危険を犯しながら行った。彼等は主人に物音が聞こえないよう、古い刺し子のかけ布やぼろ布で小さなテントを作り、それをぬらして、その中で行っっていたらしい。


このように黒人たちの中には、一方では白人達に強制されて白人教会に行き、他方では自己のアイデンティティーを求めて秘密集会に参加するという「二重生活」をする者が多くいたが、1693年10月に最初の公認された黒人団体として、「ザ・ソサエティー・オブ・二グロス」がニューイングランドに誕生する。


1730年には、清教徒の一派から派生したバプティスト派による「偉大なる目覚め運動」が起こり、野外での会合、「キャンプ・ミーティング」が各地で開かれ、奴隷達も主人の命令によって大勢参加した。しかし、黒人たちの中には白人の説教が理解できなかったり、讃美歌を歌う時、白人と全く違う歌い方をしたので(掛け声をかけたり、アドリブを入れたりして歌った)、白人たちの中には気味悪く思うものも大勢いた。


1743年には、フォーデ・アイランドに最初の黒人教会がバプティスト派によって創立され、その後次第に各地で設立されることになる。そして、1780年から1830年にかけて、「第二の目覚め運動」が起こり、黒人説教師の数も増えていった。その後、多くの困難を伴いながら黒人教会はさまざまな宗派の中で発展を遂げ、現在に至っている。


黒人キリスト教の宗派について

黒人が最も多く所属している宗派は黒人プロテスタント系(約2,50万人)、次いで黒人ローマン・カトリック系(約200万人)、白人プロテスタント系(役120万人)、黒人イスラム教(約120万人)-2004年調査より。


黒人プロテスタント系の3大宗派とは;

・バプティスト派

・メソディスト派:白人によって設立された黒人バプティスト派とは異なり、黒人によって設立された最初の宗派

・ペンテコースタル派:1960年、ロサンゼルスの黒人牧師によって始められ、急激に信者数を増やしている宗派。これは全世界に4千万人もの信者を持ち、特に中南米、アフリカなどで受け入れられている。特に中南米では80%のプロテスタント信者がこれであるといわれており、アフリカでは約5千ある独立した宗教団体がこの派に属している。伝統的なプロテスタントの「三位一体」を否定し、イエス・キリストのみを神とする教義。人間の持つ超自然的な力を信じ、手の平を患部に当てて治療をしたり、精霊が人々を口を借りて言葉を語りかけるといったことも信じられている。熱狂的な歌やエクスタシーにとんだダンス、ドラムスやその他の打楽器を用いた演奏をし、最もアフリカの宗教的要素を持った宗派と言われている。彼等は社会変革の為のさまざまな活動にも積極的に関わっており、アメリカ大都市での公共住宅建設プロジェクトでも活躍している。


他にも、プレスビタリアン派、エピスコパリアン派、チャーチ・オブ・クライスト派(この中のまた一派がオバマの教会ートリニティー・チャーチ・オブ・クライスト)、コングリゲイショナル派、ルーセラン派、セヴンスデイ・アドベンティスト派など、色々ある。


黒人神学について


私が話を聞いたオークランドの黒人牧師によれば、次のようになる。


「黒人神学は白人神学の枠内では捉えられないもので、白人神学が個人主義的、論理的、固定的、厳格主義的、自民族中心主義的であるのに対し、黒人神学は、共同主義的、感性的(霊的)、即興的、弛緩主義的、文化相対主義的である。しかし、"黒人神学"という言葉の使い方をすること自体、無理がある。なぜなら”神学”という方法論は西欧の学問が生み出したものであり、それで自分たち黒人社会の宗教経験を表現することが可能なのか、疑問である。神学の方法論自体、黒人教会の伝統にはないものだからだ」

黒人キリスト教そのものが白人キリスト教とは異なり、程度の差こそあるものの、アフリカ的要素を盛り込んだものであると考えて良いと思う。


アフリカへの回帰について


黒人たちがアフリカへ帰ろうという運動を起したのは、過去、何度かある。まず、1817年、事業家であったアフリカ系アメリカ人のポール・カッフィーによって「アフリカに帰ろう」という運動が起こり、36人が現在のリベリアに帰った。そしてその後何度かこの計画は実行されたが、アフリカに到着したとたんに、再び土着の支配者に捕らえられ、奴隷にされるということが起きて、計画は中断された。後に1860年代になって、約1万5千人のアフリカ系アメリカ人達がリベリアへ帰り、国を作った(リベリアという国名にした)。


第一次大戦後には、ジャマイカ生まれの黒人・マーカス・ガーヴィーがアメリカに来て、「アフリカへの回帰」運動を開始、この運動は大いに盛り上がる。そして、アフリカへの移住経計画を推進するため、船会社を経営する計画を立て100万ドルを手にする。そして船も購入し、アフリカへ出発しようとしていた矢先に事業不振で断念。彼自身も募金に絡む詐欺罪で逮捕された。


こうした歴史的変遷を経た後、現在では物理的にアフリカへ移住しようという運動はなくなり、祖国・アフリカの文化は内面に持ちつつも、アメリカ人として白人と対等に生きる権利を与えよ、という風になって来ている。


ジャマイカのラスタに似たようなものはペンテコースタル派だが、なぜジャマイカをはじめとするカリブ海諸島やブラジルなどにはアフリカ的要素が濃い土着信仰が色濃く残されているかというと、カリブ海諸島は元々、アメリカへ奴隷を運ぶための中継所であり、体力のないものはここで降ろしたり、新大陸での生活に慣らすために訓練をしたりするための場所だったので、彼等の宗教については余り干渉しなかったからだといわれている。また、ブラジルはラテン系のポルトガル人が支配していたので、アングロサクソンに比べると、緩やかで、余り厳格ではなかったからだというのがその説である。


**>「白人になりたがる、というか白人文化にどっぷりな日本人は何と呼ばれるか知ってます?」


これは知りませんねえ。なんていうのですか?


オバマの腹違いの弟は中国人女性と結婚して、中国に住んでいる

今回のライト師の発言をめぐる件が、オバマにとって不利となった、とするメディアの報道もある中、クリントン元大統領の政策アドバイサーで、コラムニストのディック・モリスはオバマの演説から一夜明けた3月19日付けの彼のコラムで、「オバマはすでに勝っている。戦いはすでに終わった」と書いている。


そして、ライト師の問題については、「彼の選挙戦になんら影響を与えるものではない。オバマが、なぜシカゴの黒人教会の会員になったのか。なぜなら、彼は異人種間の結婚によって生まれたハーフであり、黒人であり、コロンビア大学とハーバード大学で学んだ(両校とも白人大学)シカゴ選出の黒人政治家だからだ。そのため、私の推測だが、彼はこれでは黒人としては半人前だと思い、黒人コミュニティーに自分を結びつけるためにも、ライト師の教会が必要だったのではないかと思う」と書いている。

http://www.realclearpolitics.com/articles/2008/03/wrights_rantings_wont_sink_oba.html


「ハーフの心理的な苦しみは、ハーフにしか分からない」とよくいうが、これは本当だと思う。オバマの場合は、その上、母親(アン)が再婚した相手がインドネシア人の男性だったので、異父の妹(ハワイ在住)がいるし、彼の父親(ケニア人)の再婚相手だった白人のアメリカ人女性(ルース)と父親との間にも妹と弟がいる。


3月17日付の「ニューヨーク・タイムス」に、この腹違いの妹・Auma(ケニア在住)をインタビューしたコラムニストの記事が掲載されている。


彼女の話によれば、彼女の夫はイギリス人、彼女の母の兄弟はロシア人女性と結婚。彼女の弟(マーク。オバマの腹違いの弟)は、中国人と結婚して、中国に住んでいるそうだ(もう1人、ルースと父親との間にはデイビッドというオバマの弟にあたる人がいたが、オートバイ事故によりケニアで死亡した)。


オバマの父親には、合計4人の女性達との間に8人の子供がいるとのこと。このようにオバマの血脈は、アフリカ系、アジア系、ヨーロッパ系(白人)とあらゆる人種が混合され、その宗教も多岐にわたる、まさに”グローバル・ファミリー”だ。


なお、オバマの母親は文化人類学の研究者であり、インドネシア人の再婚相手と離婚後、50才の時に博士号を取得。「人種の垣根を越えよ。人類は皆同じ」というのが彼女のモットーだったそう。がんにより53才で亡くなるが、かさむ治療費を気にしての晩年だった、と彼はいっている。


http://www.nytimes.com/2008/03/17/opinion/29cohen.html?_r=1&hp&oref=slogin


http://www.dailymail.co.uk/pages/live/articles/news/worldnews.html?in_article_id=512970&in_page_id=1811

オバマの演説に黒人サポーター達は大粒の涙で聞きいった

(昨日のブログに書いた、ニューヨーク州新知事についての記載に誤りがありました。今回ニューヨーク州新知事になったデイビッド・パターソン氏は、黒人で4番目の州知事であり、目が不自由な知事としては2人目で、ニューヨーク州知事としては黒人初の知事とお詫びして訂正いたします)




obama

18日は、テレビ局各社がいっせいに、オバマが午前1時過ぎまでかかって自分で書いたというライト師の発言に対する彼の見解を放送した。幼少時から現在に至るまで、決して楽ではなかったであろう自分の半生を脳裏に浮かべながらのスピーチだったのか、大げさに書けば”魂”から発せられたスピーチに正直言って、この私でさえ心を打たれた。中には大粒の涙を流しながら、じっと話に耳を傾けていた黒人サポーター達もいた。


オバマのスピーチの要約


人種問題は自分にとって、常に最大の問題だった。特にこの13ヶ月間というものは、常にこの問題が付きまとっていて離れなかった。しかしライト師の発言をきっかけに、この問題について改めて発言する機会を得たことは、私にとっても大変良かったと思っている。


アメリカ社会が長年、人種間の問題によって分断されていることは、非常に残念なことだが確かだと思う。特に、ライト師のような、あの世代の黒人たちにとっては、我々の世代と比べるとはるかにその傾向は強かった。インターネットやテレビでライト師の説教の様子や、人種の分断を指摘するような発言が流されたが、あのようなことは、黒人教会や黒人コミュニティーで、普通に話されていることで、今まで表に出ることはなかった。しかし、今回、このような形で黒人コミュニティー以外にも流出し、それが問題になったということは、むしろ良かったと思う。なぜなら、これこそがアメリカ社会の抱えてきた長年の問題点であり、アメリカ国民がひとつになれない原因でもあったからだ。それが今、こうして白日の元にさらけ出されたことで、より一層、明確にこの問題について国民全員が考え、将来へ向けてひとつに統合されるように努力しようという目標ができたからだ。


ライト師の”怒り”は、現実に黒人コミュニティーの中に存在するものであるし、白人社会の中に、国全体の中に存在するものである。人間にも社会にも善と悪は存在する。ライト師の中にも、我々の中にも、善と悪は渾然一体となって存在している。しかし、このような悪を取り除き、乗越えて、我々は前へと前進して行かなければならない。


フェラーロ議員は、もし私が黒人でなかったなら、これほど注目されることはなかっただろうといったが、今回のライト師の場合も、異人種に対する同じような誤解に基づく発言だと私は思っている。彼は私の人生の師であり、家族の一員であり、友人であり、子供達に洗礼を与えてくれた牧師でもあるが、人種問題については、私は彼の考えに賛同できない。むしろ人種間の分裂を煽るような発言に、怒っている。


私には白人の祖父母がいる。私を愛し、育ててくれた白人の祖母が、黒人の男性を見るたびに怖がっていたこと、黒人に対する非常に強固なステレオタイプ的な見方を持っていて、私に対しても、何度か、卑屈な気分にさせたことがあること、などを思う時、異人種、異文化間の問題がいかにアメリカ社会にとって根深い、大きな問題であるかと思ったものだった。このように、私は白人社会も黒人社会も両方を知っているので、ライト師の人種観には否定的なのだ。しかし、人間として彼は素晴らしい人だし、現在も友人であり、家族の一員であるとの気持ちには変りはない。


白人の考えも黒人の考えも、自分は両方、理解しようとしてきたし、いつの日かお互いが分かり合えると思ってきた。そして、互いの誤解を取り除けば、それは可能だということが分かっている。分断を乗越え、融合される方向へと、皆で前身しようではないか。それこそが、今、我々にとって一番大切なことだ。


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オバマの政治的なスタンスは抜きにして、彼が今までさまざまな困難にぶつかっても、くじけず、ここまで頑張ってきたことについては敬意を表する。特に父親のいない)家庭で育った彼が、男性として、父親として、ライト師をロールモデルにしていたのではないかと思った。うまくまとめたというのが私の印象。



http://apnews.myway.com/article/20080319/D8VG7KS03.html

http://www.abcnews.go.com/WN/Vote2008/story?id=4473696&page=1


*ウソ捏造工場さん、レス、ありがとうございます。ちょっと返事は待ってくださいね。時間がないので、今は。

オバマの恩師の発言は黒人教会や黒人コミュニティーでは極めて常識的なこと

15日は、オバマの所属する元牧師の”過激”な発言について書いた。しかし、あれくらいのことは、過激でもなんでもない。黒人コミュニティーや黒人教会に行けば、日常茶飯事的に言われていること。ちょっとしたポリティカル・ラッパーなら、あの程度は、じゃかじゃかライムに取り入れて、歌っている。


ライト師が言った、「"God Bless America"(神よ、アメリカに祝福を)ではなく、 "God damn America."(くそったれ、アメリカ)」という言い方や、”U.S. of KKKA”や”AmeriKKKa"それから”United Snakes of AmeriKKKa"なども、ごく普通に使われている言葉だし、その他のことについて彼が言ったことは、黒人たちの間ではもはや”常識”ともいえるものだ。


それを知らない白人や日本人は、やれ、左翼だ、右翼だ、人種差別主義者だといって大騒ぎをするが、冗談じゃない。「アフリカン・アメリカン・スタディー(黒人学)」や『アフリカン・スタディー(アフリカ学)」を少しでもかじったことがある人なら分かるが、あれくらいのことは授業で教わる(「アメリカは、アフリカにエイズ・ウイルスをばら撒いた」ということは、ずっと前から黒人コミュニティーでは言われてきたことだ。特にライト師はハワード大学という黒人大学を卒業しているが、この大学はモアハウス、フィスクと並んで”黒人大学のアイビーリーグ”といわれているごりごりの黒人大学エリート校。これくらいのことは朝飯前で教わっているはずだ)。


中には生まれながらに白人ミドル、アッパー・ミドルクラス生まれで、白人学校に行き、メンタリティーまで白人の”オレオ”と呼ばれるライスのような黒人もいるが、大体はいくら大学卒で白人企業の優秀な社員になっていても、親しくなれば、黒人コミュニティーで代々語られてきた、このような本音をポロリと口に出すものだ。「アメリカには二つの国がある。ホワイト・アメリカとブラック・アメリカだ」といったのは、マルコムXだったが、それは現在でも大筋において、間違いではない。


しかし大統領選挙の茶番劇を演出するために、しつこく何年も前のライト師のテープを探し出して、あれこれ文句をつけているのを見ると、「高みの見物」をしていたさすがの私も、少しオバマが可哀想になってきた。「可哀想なオバマ」を演出するのも、また、大統領選挙というドラマの中の筋書きの一部とはいえ、白人とアフリカ人のハーフとして生まれ、父親とは2歳の頃に別れ、母親は別の男性と再婚し、その後、白人の祖父母に育てられたオバマの半生を思うと、人種にまつわる問題というのは、彼にとって最大の傷口ではないかと思うからだ。


これはハーフでないと分からないことかもしれないが、ハーフ達はほとんど皆、十代後半ごろになると「アイデンティティー・クライシス(アイデンディティーの危機)」というものに襲われる。「自分とは何者か、何人か」という疑問に襲われるのだ。。「自分はハーフだからひとつの文化だけでは半人前。両方の文化を知って、はじめて一人前」というのが一般的なハーフの人達のメンタリティーだ。


特にオバマのように父親の顔さえ覚えておらず、その父親は妻とオバマを”捨てて”、別のアメリカ人白人女性と再婚し、後にハーバード大で博士号を取得、祖国・ケニアで政府高官に。そしてある日、突然、交通事故で亡くなったとくると、余計に「自分の全く知らない、もうひとつの父親の方の文化を知りたい」と思うのは当然の話。そこで、彼が有名なテレビ司会者であり、実業家でもあるオプラ・ウィンフリーに紹介されて、アフリカへの回帰色が特に強い、シカゴの黒人教会の信者になったということは十分理解できる話である。


ライト師のような説教は、ベイエリアの黒人教会で何回も私自身も聞いているもの。あのような発言は、黒人側から見た白人アメリカの真実であり、極めて正しいことを言っていると私は思っている。


白人によって散々痛めつけられてきた黒人達であるが、それでもかろうじて守り続けてきた伝統文化がある。それが、宗教、音楽(ダンス)、食文化だ。


これらの文化は奴隷制度という隔離され、抑圧された社会的状況の中で生み出されたものであり、アフリカ文化を土台としながらも、ヨーロッパ、西インド諸島、アメリカ原住民(先住民)=アメリカ・インディアンの文化が融合されたものであった。かつて、「奴隷文化」とも呼ばれ、250年間は奴隷居住区において、後の100年間は大都市の黒人スラム街や南部の農村において、白人アメリカ社会から疎外された黒人たちが、自らの魂の叫びを込めて、世代から世代へと継承してきたものである。この中でも特に宗教と音楽は切っても切り離せないもので、教会のコーラス隊やバンドから多くのスター達が生まれていったことからしても、そのことは分かる(MC ハマーはオークランドの教会の牧師からラッパーになり、現在は音楽活動を辞めて、また同じ教会の牧師をやっているし、”チョッパー奏法”の元祖、ベーシストのラリー・グラハムもオークランドにあるセブンスデイ・アドヴァンティスト派の教会の牧師だった。現在はジャマイカに住んで、音楽活動を行っている)。


黒人が宗教へ傾倒する率は、若い世代の教会離れがあるとは言うものの、白人に比べるとはるかに高い。2004年度の調査によれば、黒人の約79%が教会の会員で(白人は69%)、毎週1回、礼拝に行っている人は黒人が45%、白人40%となっている。


なぜ黒人にとって教会はかくも大切なものか。それは、アメリカという白人中心社会において、黒人教会(黒人イスラム教寺院も含む)こそが、搾取され、疎外された黒人たちにとって、「もうひとつの社会」であり、「もうひとつの国」であるからだ。この中では人々は平等であり、相互扶助の下に生きている。そして、黒人としての誇りやアイデンティティーも自由に伸ばしていくことができるからだ。


黒人教会は黒人文化のセンターである。かつて西アフリカに住んでいた祖先たちが、宗教・音楽・ダンスを日常生活の中で一体化させて暮らしていたように、部族共同体を作り、相互扶助の精神で暮らしていたように、黒人たちは黒人教会という「社会的・文化的装置」を中心とした黒人コミュニティーの中で、これらを継承しているのである。会員同士の仕事の斡旋、青少年の放課後クラブ活動、会員への金銭的援助(募金による)、カウンセリングなど、さまざまな活動を黒人教会は行っているのだ。


黒人教会の特徴


1.音楽のしめる割合が高い

2.説教者(牧師)と会衆との呼応形式によるやり方をする

3.説教者は音楽的、即興的、リズミカルな話し方をする(ダンスをするように大きなジェスチャーを入れて、バンドにあわせダンスをするかのような話し方をする場合もある。見ているだけでも楽しい)


黒人教会にも色々なセクト(宗派)があるが(ここでは割愛)、特にペンテコースト派や南部バプティスト派では、これらの傾向が著しく強く、音楽・説教共に大変熱狂的。牧師はジェームス・ブラウン張りにファンキーに、リズムに乗って、熱弁をふるい、会衆たちはタンバリンをたたき、ダンスをしたりしながら、精霊を感じ、恍惚感に浸るのである。それはまるでシャーマンの降霊式のような様相である。曲も賛美歌にとらわれない自由なものが多く、普通のエレキギター、ドラムス、ベース、キーボードといったバンドがガンガン、音楽を演奏する(その辺の日本のプロ・バンドなんかより、数倍うまい)。


そして飾られている絵は、勿論、「黒人のキリスト像」である。


黒人キリスト教の内面的特徴


黒人たちにとって、キリスト教徒は支配者・白人の宗教であり、自分たちを奴隷という身分に縛りつけるための道具であった。それにも関わらず、奴隷制度が廃止されて約140年余りを経た現在でも、なお、79%もの人々が、キリスト教の信者である。音楽と密接に結びついた礼拝のやり方は確かに西アフリカ的だが、教義の点では白人の物とどう違うのか。


黒人キリスト教も白人キリスト教も、神がナザレのイエスを通して黙示したことを信義としている点では変わりないが、その解釈については、かなり相違がある。「黒人キリスト教」をあえて「黒人神学」として、その特徴を挙げると、次のようになる。


1.聖と俗の二元論がなく、包括的

2.自由への希求が中心的思想

3.旧約聖書における神像への共感

4.受難死したイエス・キリストへの自己投影


二元論ではなく、包括的というところは、アジアの価値観とも共通するもの。これは、アジアーアフリカ的価値観として、今後は行き詰まった西欧の二元論的価値観に取って代わるものだといわれている。



このように黒人教会は、黒人にとってなくてはならない心のよりどころとなる場所であるし、白人支配の国の中で唯一の「黒人解放区」の場所でもある。それなのに、どういうルートでライト師の映像を入手したのか知らないが、”秘密”であるべき、教会内での説教を、こういう形でテレビで流し、「人種差別主義者の牧師」とかいって、白人コメンテイターが興奮して喋っているのを見ると、「1千万とも2千万とも言われているアフリカ人の奴隷貿易を行ったのはどこのどいつだ!?」との疑問のひとつも投げかけたくなる。

しかしながら、時期が時期だけに、オバマも元牧師の発言には神経質になっており、「もしテレビで報道されたようなことをライト師が言ったのなら、大変ショックだ」と述べた後、18日には、人種問題について彼の見解を発表するそうだ。





ニューヨーク州知事としては黒人初の、目が不自由な新知事誕生/元知事はモサドに?


paterson


買春容疑で辞任したニューヨーク州知事、エリオット・スピッツアーの後任に副知事だった黒人で目の不自由なデイビッド・パターソン氏の就任式が3月17日に行われた。ニューヨーク州知事としては黒人初で、目が不自由な知事というのはこれで二人目。黒人の州知事としては4番目であり、彼の目には涙が浮かんでいた。


彼は生まれつき目が不自由という生涯を乗り越えてコロンビア大学を卒業後、大学院で法律を学び弁護士資格を取得。ニューヨーク州司法省に勤務後、現在に至る。


「数々の困難を乗り越えて・・・」とメディアはいっていたが、そのことについては十分すぎるほど理解できるが、しかし、彼もまた普通の黒人家庭出身者ではないので、その辺は押さえておかなければならない。彼の父親は、黒人初のニューヨーク副市長で後にニューヨーク州政府国務長官となったベイジル・パターソン。


何となく唐突だった感のある今回のニューヨーク州知事交代劇だが、大統領選挙のキーワードである”チェンジ=変革”という言葉をより一層国民にアピールするためには効果的なドラマだったようにも思える。これで多分、オバマに決まり?

http://en.wikipedia.org/wiki/David_Paterson

http://hosted.ap.org/dynamic/stories/N/NY_GOVERNOR_BIO_BOX?SITE=FLTAM&SECTION=US


「オンライン・ジャーナル」に、「ウェイン・メディセン・レポート」からの引用として、スピッツアー元知事は、ロシアとイスラエルにまたがる大がかりな犯罪組織とウォール・ストリートに関わる問題に深く首を突っ込んだため、モサド(イスラエルの諜報機関)のフロントであるアメリカの諜報機関に監視されていたとの記事が掲載されている(スピッツアーはユダヤ系だったが、そんなことは関係ないのかな?)

http://onlinejournal.com/artman/publish/article_3065.shtml

http://www.waynemadsenreport.com/articles/20080312_4


あの売春婦はその後、歌手でビューするとか、百万ドルの契約金を貰うとかいったニュースが流れているが・・・。色々裏がありそうだ(笑)。

オバマ所属の黒人教会元牧師がびっくり仰天爆弾発言。アメリカは世界一のテロ国家


wright

(オバマとライト元牧師ー2008年1月15日撮影)


さすが映画産業が国家産業の国である。アメリカ最大の投資銀行、ベアー・スターンズが経営破綻し、連邦準備制度理事会が現金でこれを救済しようとしているとのニュースが報道されているさなか、それから国民の目をそむけさせるかのように、相変わらず派手な大統領選挙にまつわる報道が続いている。


メディアもネタ探しに必死なのか、ヒラリー派だったNY州知事が買春事件で逮捕されたかと思えば、今度はオバマが所属するシカゴの黒人教会、「Trinity United Church of Christ」の元牧師(今年3月10日引退)の過激な発言が、話題となっている。いくつかのテレビ局は、この牧師のクリップ映像に「U.S. of K.K.K.A」という文字を入れたほどだ(K.K.K.というのは白人至上主義を掲げる秘密結社のこと)。


この人物とは、36年間、この教会の牧師を務め、オバマとは20年間のつきあいがあったジェレミアー・ライト氏(Jeremiah Wright)。 3月13日、ABCは、「黒人たちは "God Bless America"(神よ、アメリカに祝福を)を歌うべきではなく、 "God damn America."(くそったれ、アメリカ)と歌うべきだ」といい、その上で、さらに過激にも、「9.11はアメリカ自身のテロ行為の結果もたらされたものだ」とまで言った、と熱っぽく報道した。おかげでオバマは真っ青。「彼は自分にとってはおじのようなもの。彼の言うことに全て賛成ではない」とたじたじだった。


ABCは、「彼の行っているさまざまな説教を何度も検証した結果、黒人にとってアメリカという国は弾劾すべき国であるということを繰り返し述べていることに気づいた」と興奮気味(今頃、気づくとは)。


「アメリカ政府は黒人に麻薬を与え、刑務所を沢山建設し、そして"神よ、アメリカに祝福を”と歌えという。ノー、ノー、ノー! "くそったれ、アメリカ”・・・それが多くの無実の人々を殺したやつらに対するバイブルの言葉だ


9.11の後、9月16日の説教では、「アメリカは広島や長崎に原爆を落とし、今度はニューヨークやペンタゴンに"核攻撃”をした」(ABCは、「彼は、アメリカが自ら行ったテロ行為により、アルカイダの攻撃を招いたといった」と書いている)と発言している。


アメリカはパレスチナや南アフリカにおける黒人達に対して行われているテロに加担してきた。そして今、アメリカが世界各地で行ってきた数々の悪行に対してのつけが舞い戻ってきた


また、3月14日には、『ウォール・ストリート・ジャーナル」が、今年1月15日にライト氏がワシントンの教会で行った説教より、次のような彼の発言を掲載している。


大学にいる黒人学生より、刑務所に入っている黒人の数のほうが多く、人種差別は今もなお存在している。人種差別によりこの国は形成され、それによってこの国は維持されている。それが現実だ。アメリカは、世界一のキラー(殺し屋)だ。アメリカは麻薬の輸入、銃の輸出に深く関わり、プロの殺し屋の訓練を行っている・・・・・カンボジア、イラク、ニカラグアに爆弾を落とし、民間人を殺戮したあげく、大衆の批判の矛先をカストロやカダフィーに向けるよう、世論操作を行っている

アメリカは恥ずべきにもシオニズムを支援し、パレスチナ人達を無視している。そしてそれに対して声を上げようものなら、反シオニストのレッテルを貼る・・・・・・アメリカがエイズのウイルスをばら撒いたのだ・・・


さらにこの記事には、昨年12月に、ライト氏の教会が、黒人イスラム教の一派で黒人ナショナリズムを掲げている、「ネイション・オブ・イスラム」のルイス・ファラカン氏に、彼がこれまで行ってきた”偉大な業績”に対し、”賞”まで与えていると書かれている(爆笑)。そして、この記事によれば、教会の会員誌、「トランペット」には、「この国が抱えている人種的な病理に対する彼の深い洞察と分析には目を見張るものがある」と書かれているそうだ(爆笑)。

http://abcnews.go.com/print?id=4443788

http://online.wsj.com/article/SB120545277093135111.html?mod=opinion_main_commentaries


これらのライト氏の発言は、3月15日付の「ニューヨーク・タイムス」でも取り上げられているが、オバマはインタビューで、「自分はライト氏の言葉は聞き入れがたい」と述べたということだ。昨年春、オバマが大統領予備選に出馬するとライト氏に個人的に告げた時、彼は同時に、「今後は、二人の間に距離を置かなければならない」とも言ったとのこと。しかし、「そうはいっても、二人の関係は深いものがあるのではないか」と「ニューヨーク・タイムス」は書いている。
http://www.nytimes.com/2008/03/15/us/politics/15wright.html?_r=3&hp=&oref=slogin&pagewanted=print&oref=slogin&oref=slogin


ジェレミアー・ライト氏について


1941年、フィラデルフィアの牧師の家庭に生まれる。バージニア・ユニオン大学を経て、海軍に入隊。1969年、ハワード大学で英語の修士号。シカゴ大学大学院で神学修士号。ユナイテッド・セオロジカル・セミナリーで神学博士号を取得。トリニティー・ユナイテッド・チャーチ・オブ・クライストの牧師として36年間務める。

http://en.wikipedia.org/wiki/Jeremiah_Wright


Trinity United Church of Christについて


会員数1万名を有するシカゴ一のアフリカ系アメリカ人(黒人)メガ・チャーチ。キリスト教プロテスタント派の一派であるUnited Church of Christにアフリカ的価値観を盛り込んだもので、アメリカにおける他の黒人キリスト教とも異なり、アフリカ的価値観が色濃く反映されているという点で、アフリカで普及しているキリスト教に近いもの。


オバマの教会のHP

http://www.tucc.org/home.htm


オバマの教会の映像

http://www.youtube.com/watch?v=2bMjyAJ0qIM


http://www.freerepublic.com/focus/f-news/1776246/posts


http://en.wikipedia.org/wiki/Trinity_United_Church_of_Christ


黒人キリスト教についてはまた後日に。

NY州知事を虜にした売春婦の写真集/ゴールドマン・サックスを敵に回したこともあるやり手だった

民主党の有望株で、クリントンとも親しかったユダヤ系の敏腕ニューヨーク州元司法長官、アレックス・スピッツアーNY州知事(昨日辞任)が買春の容疑で逮捕されたが、これが相手のアシュレイ・アレクサンドラ・デュプレー(22)。下記のサイトをクリックすれば、11枚の彼女の写真が見れる。


NY


http://www.thesmokinggun.com/archive/years/2008/0312084kristen1.html


スピッツアーはクリントンと親しく、今回の大統領選挙でもヒラリーを応援している。そのため、今、この時期に、このタイミングで、このようなワナにはまったのだという声が多い。それもあるだろうが、彼は敏腕検事として、あのゴールドマン・サックスを槍玉に挙げたり、ブッシュの環境問題政策に批判的だったりもしている。これらのことも影響しているのではないか、と思うのは私ひとりだろうか。


スピッツアーの父親は、オーストリアから移民したユダヤ人で、後に不動産会社を手広く経営。スピッツアーが1回目の、州司法長官選挙で落選し、2回目に立候補した際には、父親が選挙資金として900万ドル(約9億円)を用意したほどの大成功者だった(不動産業で成功するというのは、色々と裏もあることだろう。シカゴのリズコの例でも分かるが)。


スピッツアーは、州検事時代と州司法長官時には、数々の大物がらみの不正を取り締まり、『ミスター・クリーン』と呼ばれていた。彼の行った主な仕事は下記の通り。


・1992年 副検事時代には、マンハッタンの麻薬とギャンブル界を支配していたマフィアのドン、ガンビーノ・ファミリーの摘発を行った。http://www.nndb.com/group/711/000110381/


・2002年、メリル・リンチが、彼等と取引をしない会社には、格下げをして株価を引き下げている、との情報を内部告発メールにより察知。スピッツアーがこれを告発。メリル・リンチはこの事件の解決のため、1億ドル(約100億円ー当時の円建てならそれ以上)を費やした。


そして、スピッツァーは他州の投資仲介業者や銀行家などを調査。彼等への罰金は合計約14億ドルになった。これは連邦政府証券取引委員会の仕事だったが、彼等は職務遂行を怠っていた。そこでスピッツアーはこれを契機にウォール街がニューヨークにあることから、ウォール街の不正取締りをNY州司法省の管轄にした。


・二酸化炭素排出による環境汚染問題を追求することも、スピッツアーの得意分野だった。この分野はブッシュによって、環境汚染度が基準値を超えていても罰せられることがない。そこで彼は連邦政府の環境保護庁に対し、調査結果が判明しているのなら、起訴するよう発言していた。


・5大音楽会社と3大音楽小売業者が談合により、41州で価格を吊り上げていた事件で、音楽会社と音楽小売業者は合計1億4310万ドル(約143億円)の賠償金を支払った。

http://www.nndb.com/people/445/000025370/


しかしまあ、男はなんて馬鹿なのだろう。こんなことでつまづくなんてね。彼は、大学に入学するまでプライベート・スクールに行っているようなので、もしかしたら、くそ男子校出身だったのかもしれない。こういう人たちは、免疫がないからすぐに引っかかる(笑)。


その点、24時間仕事づくめで独身の、シカゴの”鬼検事”こと、パトリック・フィッツジェラルド氏はこんなことはないだろう、まさか。

ビッグ・ブラザー・プロダクション制作 「喜劇 '08 米大統領選挙」

ビッグ・ブラザー・プロダクション制作の喜劇「’08米大統領選」の裏方を探るのが今回の趣旨。


ビッグ・ブラザー・プロダクションが渾身の力を注いで考えた今回のショーのテーマは、「チェンジ=変革」をキーワードに、3人の俳優を絡ませ、サブプライムローン問題ですっかり暗くなってしまったアメリカ国民に新しい希望を持たせようというもの。そこで俳優はかつて主演とは程遠かった黒人、女性、従軍経験者で、この役としては最高齢のシニアに決定。目先を新しくしたところで、思い切りはでに演技をしてもらうため、資金はたっぷり用意した。


そこで、ビッグ・ブラザー達に半分“脅迫”されて出資(献金)した企業と大口個人出資(献金)者達、それに脚本家(政策立案アドバイサー)を調べてみた(やはり大成功するにはただではさせてもらえない。上納金をちゃんと支払わなければ、次の仕事は干される仕組みになっている)。以下は、「Infowars.com」より引用したものhttp://social.infowars.com/blog_entry.php?user=dukecrass&blogentry_id=6100)。

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共和党も民主党も、マケインもオバマもヒラリーも、実際は、ブッシュとチェイニーを陰で操っている人間達によって操られている。ヒラリー、オバマ、マケインへの献金者と政策立案アドバイサーを見てみるとこのことは十分に納得がいく。

1.作品が売れたら配当金を貰う出資者達(献金企業と大口個人献金者)


オバマとヒラリー

主要企業が同じ額を両方に献金している。(http://www.cnbc.com/id/22993353/

その中でも極めて大口献金をした業界は、

・投資銀行、商業銀行、不動産会社の合計献金―それぞれに3,400万ドル(約34億円)

・ハリウッド(映画会社、TV,音楽業界)-それぞれに600万ドル(約6億円)

(その他は省略)



二人への大口個人献金者

ジャック・アバナシー(FOXテレビ、CEO)、ウォーレン・バフェット(バークシャー・ハザウェー会長)、オーガスト・ブーシュ(アンヒューザー&ブーシュ)、ルーパート・マードック(ニュースコープ会長&CEO)、スムナー・レッドストーン(ヴァイアコム会長)、ジェフ・キンドラー(ピーフィッターCEO),ジェフリー・イムメルト(GE会長&CEO),サンディー・ウェイル(シティー・グループ会長)、イヴァン・セイデンバーグ(ヴェリゾン会長&CEO)など。


マケイン

彼の大口献金企業は、メリルリンチ($177,475ー約17,747,500円)、シティー・コープ($161,000-約1,600万円)、ユニヴィジョン($82,000),JPモルガン・チェイス($74,200)、モルガン・スタンレー($63,351)(そのほかにも多数あると思うが、「infowars.Com」に記載されていたもののみ記す)

そしてオバマ、ヒラリー、マケインへ献金した各界有名人のリスト(必見!)

オバマhttp://newsmeat.com/campaign_contributions_to_politicians/donor_list.php?candidate_id=P80003338

ヒラリー

http://newsmeat.com/campaign_contributions_to_politicians/donor_list.php?candidate_id=P00003392

マケイン

http://newsmeat.com/campaign_contributions_to_politicians/donor_list.php?candidate_id=P80002801

2.脚本家達(政策立案アドバイサー)

オバマ

・オースティン・ゴールスビー( Austan Goolsbee)(経済アドバイサー)'91イェール大学「スカル&ボーンズ」出身

ジィビグニュー・ブレジンスキー(Zbigniew Brzezinsk)(外交政策アドバイサー)-カーター政権の国家安全保障問題アドバイサー(デイビッド・ロックフェラーと日米欧三極会議を創設した人物)、ユダヤ系

・デニス・ロス(Dennis Ross)(外交政策アドバイサー)-クリントン元大統領の中東特使、

  ユダヤ系

・サラ・シウェル(Sarah Sewel)(国家安全保障担当アドバイサー)-クリントン元大統領の 

  国防副長官

W.アンソニー・レイク(W. Anthony Lake)(外交政策アドバイサー)-クリントン元大統領の国家安全保障担当アドバイサー




ヒラリー

マデリン・オルブライト(Madeleine Albright)(外交政策アドバイサー)

-クリントン政権での国務長官、ユダヤ系

・ウェスリー・クラーク(Wesley Clark)-クリントン政権でのコソボ指揮官

リチャード・ホルブロック(Richard Holbrooke)(外交政策アドバイサー)

-クリントン政権での国連大使、ユダヤ系

・レスリー・ジェルブ(Leslie Gelb)(非公式アドバイサー)-CFR名誉会長

・サンディー・バーガー(Sandy Berge(国家安全保障担当アドバイサー)―クリントン政権の国家安全保障担当大統領補佐官(国家機密文書を国立公文書館から盗んでFBIに逮捕された人物)、ユダヤ系

・ジョン・キーン(Gen. John Keane)(国防問題アドバイサー)

・ジェフリー H.スミス(Jeffrey H. Smith)(国家安全保障担当アドバイサー)-元CIA司法責任者

・ストローブ・タルブロット(Strobe Talbott)(非公式アドバイサー)

マケイン

・ヘンリー・キッシンジャー(Henry Kissinger)(非公式のアドバイサー)-レーガン政権の国家安全保障担当アドバイサーと国務長官、フォード政権の国務長官、ユダヤ系

・マックス・ブーツ(Max Boot)(外交政策アドバイサー)-CFR、ネオコン

・アレクサンダー・へイグ(Alexander Haig)―マルタ騎士団、レーガン政権の国務長官、

   NATO 元代表

・ブレント・スコウクロフト(Brent Scowcroft)―レーガンとブッシュ父の国家安全保障担当アドバイサー

・ロバート・マクファーレン(Robert McFarlane )(エネルギー&国家安全保障担当アドバイ

   サー)

ロバ-ト・ケイガン(Robert Kagan)(非公式の外交政策アドバイサー)-CFRメンバー、ネオコン、「アメリカ新世紀プロジェクト」をビル・クリストルと共に創立した人物

・ビル・クリストル(Bill Kristol)(非公式の外交政策アドバイサー)-マードック系が育成した「ウィークリー・スタンダード」のネオコン編集者、ビルダーバーグ出席者、「PNAC」共同設立者

http://social.infowars.com/blog_entry.php?user=dukecrass&blogentry_id=6100

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そろいもそろった「悪役オールスター」のオンパレード。誰が大統領になってもやることは同じ。ビッグ・ブラザー達はどこかでメディアの”捏造した“喧騒を見ながら、「これで万事順調」と静かに微笑んでいることだろう。

民主党候補者の"激闘”をよそに、共和党・マケインは来週、早々とイスラエル詣で

3月10 日付のロイターによると、オハイオ州と、テキサス州の民主党予備選でオバマに勝利したヒラリー・クリントンだが、その後、ヒラリーの夫、クリントン元大統領が「ヒラリーとオバマは大統領と副大統領候補としてタグを組めばいい」と先週、話していたことが分かった。これに対してオバマは、「そんな話は時期尚早だ。今は、指名選挙に全力を尽くしたい」と述べたとのこと。


共和党の指名争いはマケインで事実上決まりであるのに対して、民主党はオバマとヒラリーの"熾烈な戦い”により、有権者が二分しており、これが本選での選挙に影響するだろうといわれている。以前から、ヒラリー対マケインならマケインが勝ち、オバマ対マケインならオバマが勝つだろうといわれていたが、今回のビルの発言も、これを意識しての発言だろうといわれている。(http://www.reuters.com/article/topNews/idUSN0940302520080310?feedType=RSS&feedName=topNews&rpc=22&sp=true )。

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NY


(写真は大統領選立候補の為にユダヤ系の主要団体代表者たちとの会議でスピーチをするマケイン)


こんな民主党候補者達の"激闘”をよそに、マケインは一足先に「イスラエル詣で」を来週行うとのニュースが、3月9日付けの「エルサレム・ポスト」に掲載されている。これによると、彼はオルメルト首相、バラク国防相、リヴィニ外務相などと会見する予定で、アメリカにおけるユダヤ系社会での知名度を高めたいというのが目的のよう。ユダヤ系アメリカ人は富裕層の人々が多いし、自分たちの権益にかなうことなら気前良く献金をすることで有名。ユダヤ系の票と献金なしでは、大統領選挙は闘えない。そこで「表敬訪問」に行ったということだろう。

http://www.jpost.com/servlet/Satellite?cid=1204546438059&pagename=JPost%2FJPArticle%2FShowFull


また3月5日付の同じ「エルサレム・ポスト」には、イスラエル人の間ではオバマより、ヒラリーの方が人気があるとの記事が掲載されている。世論調査によれば(当てにはならないが)、60%以上のイスラエル人が民主党の大統領候補にはオバマよりヒラリーの方が良いと答えており、オバマの方が良いと答えた人はわずか16%だった。


また本選で、オバマ対マケインとなった場合、オバマの方が良いと答えた人は30%で、マケインの方が良いと答えた人は42%.。ヒラリー対マケインとなった場合、ヒラリーの方が良いと答えた人は58%でマケインの方が良いと答えた人は21%だったとか。

http://www.jpost.com/servlet/Satellite?cid=1204546409883&pagename=JPost%2FJPArticle%2FShowFull


クリントンはユダヤびいきの大統領として有名だった。オルブライト国務長官、コーエン国防長官、ルービン財務長官、ライシュ労働長官と4人ものユダヤ系を閣僚として登用していた。またCIA長官にもユダヤ系のジョン・ドイッチが任命されていた。それゆえ、ヒラリーがイスラエル人の間で人気があるというのは理解できる。


アメリカ総人口(約3億人)のわずか2.5%しかいないユダヤ系からこれだけの人材が出て、政治資金の4分の1から3分の1をユダヤ系社会が献金する。投票率も他のエスニック・グループに比べ、著しく高い。だから政治家はユダヤ系を味方につけなければならない。そして、ユダヤ系もただで献金するほど人がよくはない。ちゃんと「見返りを期待して」の献金であることはいうまでもない。極端に言えば、それがアメリカ政治の全てともいえる(それどころか、国際政治のかなりの部分で彼等の影響力は大であるということは、今更いうまでもないことだが)。


オバマ、トニー・ブレアそれにベイエリアの姉妹都市に関して

***ワイオミング州における民主党指名選挙では、オバマがヒラリーに大差で勝利した。ワイオミング州といえば、オバマの"親戚”、デック・チェイニー副大統領の出身地。チェイニーの妻、リンがオバマとチェイニーは8世代前、同じ親から生まれた子孫だったことをメディアに伝えたのは去年の秋だった。ワイオミング州でのオバマの大勝利というのも、このことと関係あるのではないかとアメリカのネット上では、色々取りざたされているが、真偽のほどは分からない(http://www.telegraph.co.uk/news/main.jhtml?xml=/news/2007/10/17/wobama117.xml


***また、3月7日付のAFPによれば、イギリスのトニー・ブレア元首相が今年秋から、あのイェール大学の教授になることが決定したとのこと。彼が理事長を務める「トニー・ブレア・フェイス財団(Tony Blair Faith Foundation)の仕事に関係した分野での教授となるようだ。イェール大学といえば、「スカル&ボーンズ」などの"エリート学生クラブ”(と、便宜上いっておくが)などでも有名な大学で、彼の就任は、十分に"納得"である。

http://www.breitbart.com/article.php?id=080307202921.61478e33&show_article=1




sfmap


***先日、アメリカで最初に医療用マリファナ(大麻)の合法化を決定し、「大麻栽培科」という極めて"ヒップ”な講座を全州に先駆けて開設したサンフランシスコ・ベイエリアの町、オークランドは黒人人口が高く、黒人教会が町中に散在。数多くの有名バンドを輩出し、「オークランド・ファンク」との異名を持つファンク・ミュージックの発祥地ともなった町だ。この町と福岡市は姉妹都市だが、何の因果でそうなったのか、大変興味を持ったので、少しだけ調べてみた。福岡市のHPによると;


福岡市とオークランドが姉妹都市締結をしたのは、1961年、アイゼンハワー大統領が提唱していた「人々から人々へ運動」に賛同した福岡市の安倍市長がオークランドを姉妹都市の候補に選び、翌年締結した。行っている活動は、青少年の交換留学、英語のスピーチコンテストなどである」となっている。

http://www.city.fukuoka.jp/sister/english/oakland.html

http://www.oakland-fukuoka.org/

オークランドといえば、音楽のほかにスポーツが盛んなことでも有名。オークランド・アスレチックス(野球)、オークランド・レイダース(フットボール)、ゴールデン・ステイト・ウォーリヤース(バスケットボール)のプロ・チームがある。


今日、福岡出身の人から話を聞いたところ、福岡では博多ドンタク祭りの準備のためなら、市役所の職員でも仕事を休めるとか。祭りのためなら、仕事を休めるというのは、ちょっと大げさに聞こえるが、本当だといっていた。この辺の感覚というのは、オークランドの人たちに確かに似ている。当時の福岡の市長は、オークランドのヒップな黒人タウンを見て、フィーリングで「これだ!」と決めたのだろうか。それとも福岡出身の有力日系人がいたのだろうか。オークランドはそのほかに、キューバやガーナの町とも姉妹都市の提携をしている。


以下はベイエリアの町の姉妹都市。不思議なことに、関西が多い(日本の姉妹都市名だけを列記)


・サンフランシスコー大阪市

・サソリート(Marin Cityとなっている隣)ー坂出市

サンフランシスコからゴールデンゲイト・ブリッジを渡ってすぐの高級住宅地。ヨット・ハーバーがあり、有名アーティストや弁護士、起業家などが多く、レコード・プラントというレコーディング・スタジオもあり、多くの有名バンドがレコーディングしている。この町と坂出市の青少年達が交換留学をしているというが、何か共通点でもあるのか?

・サン・マテオー豊中市

・リッチモンドー島田市(何県か?)

・バークレー(オークランドの隣)ー堺市

バークレーという町は大変ユニークな町で、このほかにも、ガオ(マリ)、サン・アントニオ・ロス・ランチョス(エルサルバドル)、パルマ・ソリアノ(キューバ)などとも姉妹都市締結をしている。特にバークレー住民は、キューバびいきが多く、ブッシュのことは責めても、キューバのカストロには、思い入れが深い人が多い。カストロ引退のニュースを聞いて、住民たちがツアーを組んで、カストロのところまで見舞いと励ましに行こうといっているグループがあるぐらいだ。先日も新聞に、「キューバからの移民は1人もいないのに、ブッシュには100%ノー、カストロには100%イエスという。それがバークレー住民だ」といった記事が掲載されていた。(http://www.contracostatimes.com/columns/ci_8428140?nclick_check=1


カリフォルニア大学バークレー校は、60年代、全米の大学に先駆けてアラバマ州での黒人学生差別運動やベトナム反対運動などを起こし、非常にリベラルな大学として有名。この大学のラテン・アメリカン・スタディーズの研究者たちとキューバの研究者達は、現在、「アメリカとキューバ間の歪曲された歴史を正すために、互いの文献を持ち寄り、検証しなおす」というプロジェクトを行っている。そういうこともあって、バークレーではキューバへの関心が高い。堺市とは、果たしてどういう共通点があるのだろうか。(http://www.berkeley.edu/news/media/releases/2000/09/07_cuba.html



なお他の主な都市の姉妹都市は;

・ニューヨークー東京(これも納得)

・ボストンー名古屋市、京都市(これは何となく納得)

・シアトルー神戸市

・ロサンゼルスー名古屋市

・シカゴー大阪市





ロン・ポールが大統領予備選からの撤退をほのめかした


ron Paul



大統領予備選共和党の指名争いではマケインが事実上の勝利となったので、当たり前といえばそうだが、3月7日付のAPに、リバタリアンのロン・ポールが、大統領予備選から撤退する旨を支持者達にほのめかしたというニュースが掲載されている。「大統領選に勝利したわけではないが、支持者達の熱意に支えられて、自分としては精一杯、やれることはやった。いつの日か、我々のやってきたことが、この国に変化をもたらすための最初の一歩となったと思える日が来ることを願っている」と述べたとのこと。

http://www.breitbart.com/article.php?id=D8V8ECU80&show_article=1


彼が提唱していたリバタリアニズムとは何か。リバタリアニズムにも、右派と左派があるが、ロン・ポールが信奉していたりバタリアニズムとは、他者の権利を侵害しない限り、各個人の自由を最大限尊重すべきだとする政治思想と、ミルトン・フリードマンが提唱した市場原理主義に基づく経済思想に思想的基盤を置いたもので、貧困層への福祉費はカットするという右派の立場を取るものだ。


政治面では国家による個人への関与を可能な限り否定し、結婚制度の廃止、銃・麻薬・売春に対する規制の撤廃、賭博や同性愛の容認を掲げる。そして、経済面では、個人の経済活動の自由を実現するため、個人財産への国家による関与を否定し、連邦準備制度の廃止、社会福祉費の廃止、公共事業・財政政策の廃止、累進税率・所得税廃止、都市計画反対、貨幣発行の自由化などである。このリバタリアニズムでは、ミルトン・フリードマンが提唱した「負の所得税」が有名。アメリカにおける勤労税額控除もこの負の所得税のバリエーションだと評価される。


このリバタリアニズムの思想に酷似しているものに、新自由主義という経済思想がある。これは、市場原理主義の経済思想に基づく、均衡財政・福祉および公共サービス縮小・公営企業民営化・経済の対外開放・規制緩和による競争促進・情報公開・労働者保護廃止などをパッケージとした経済政策の体系、競争型合理的経済人の創造などを正当化するためのものだ。


これは、マーガレット・サッチャー政権によるサッチャリズム、ロナルド・レーガン政権によるレーガノミクスとして導入され、各種国営企業の民営化、規制緩和、社会保障制度の見直し、金融ビッグバンなどを実施。さらに、クリントン政権の経済政策、いわゆるワシントン・コンセンサスにより、IMFや世界銀行を通じて世界中に広められた。その政策パッケージを各国に受け入れさせることにより、アングロサクソン諸国の資本は、より大きな資本移動の自由を手に入れた。1997年にアジア経済危機の打撃を受けた韓国では、新自由主義政策により、大きな財閥企業や銀行が米国資本に買収された。日本の中曽根、小泉、それを引き継いだ安倍などの政権の政策も、新自由主義の典型だといわれている(キッシンジャーが推薦文を書き、ジェイ・ロックフェラーが前書きを書いた小沢一郎の「日本改造計画」もこれである)。


つまりロン・ポールが信奉しているリバタリアニズムと新自由主義とは、ネーミング(ラベル)こそ異なるものの、同じ思想なのだ。話は飛ぶが、音楽業界では昔から商品を新しく見せて売るために、同じようなことを行ってきた。ロックがジャズ、クラシックなどのほかのジャンルと融合したものをプログレッシィブ・ロック,(ジャズの方から他のジャンルの音楽と融合していったものをプログレッシブ・ジャズとも呼んだ)と呼び、その後、クロス・オーバー、フュージョンとラベルを変え、「新しい音楽」として売ってきた。それと同じである。この陰には、新しいラベルによって、マスメディアで注目され、選挙資金を得るロン・ポールのような人がいたり、この"新思想”を紹介することによって、本を売って名をあげ、収入を得るという"文化人"たちがいるのだ。


このように見てみると、リバタリアニズムという「経済の自由放任主義」は、サブプライムローン問題で貧困層が拡大した現在のアメリカでは、決して救済策となりうるものではなく、むしろその逆で、富裕層は益々富み、貧困層は社会福祉費も削られて、益々貧困にあえぐというものだ(従って、黒人問題を扱う学者達は、国家による社会福祉政策を優先し、「富の再分配」を説いたケインズ経済学の復活を望んでいる人が多い。北欧とまではいかないまでも、せめて西欧程度の福祉国家にと言っている)。しかし、ロン・ポールを支持する人たち(主として白人ミドルクラスかそれ以上の家庭出身の若者達)の間では、彼が強調していた連邦準備制度、所得税の廃止というこの2点だけが一人歩きをし、インターネットを主たる武器として、多大な選挙資金を集めていた。まさに「ワン・フレーズ・ポリティックス」そのものであった。そして日本にも、そういう人達がいて、毎日、”狂信的”に彼の動向をアピールしていた(彼がイラク戦争に反対するのは、リバタリアニズムの”他者や他国への不干渉主義”という思想上、当たり前のことだ)。


彼を持ち上げていた日本の文化人・知識人たちは、ロン・ポールが唱えているリべタリアニズムの思想が、アメリカ同様に経済格差が広がっている日本経済の救済策になりうるとでも思っていたのか? それとも単に”新思想”の紹介者として、メディアで注目されることだけを主眼に音頭を取ってきたものだったのか? はたまた、小沢一郎が党首を務めた自由党がミルトン・フリードマンの「負の所得税」に近い政策を掲げており、小沢が民主党の代表選挙に出馬する際に、再びこの公約が掲げられたという経緯から、実はリべタリアニズムという、新「ラベル」の名前を使って、中南米でも悪評高く、世界の良識人たちからも批判を浴びている、「新自由主義」という"弱者切捨て経済政策”の本質を隠微するため、小沢=民主党と結託してこれを持ち上げていたのか? ふざけてはいけない。なめるのもいい加減にせよ。



***ロン・ポールが勝つ見込みもないのに大統領予備選に出馬した真意とは何だったのだろうか。どこからかの差し金で、共和党候補の票割れを引き起こすことが目的だったのだろうか。あの悪名高い、「全米ライフル協会」からも選挙資金を貰っていることだし。


***ユダヤ系オーストラリア人で、現在はアメリカ市民となっている"メディア王”、ルーパート・マードックもリバタリアンだと自分で言っている(http://www.time.com/time/magazine/article/0,9171,33716-1,00.html )。彼は、リバタリアン系のシンクタンク、The Cato Instituteの理事もやっている。リバタリアニズムについては、もうこれで一目瞭然である。(http://www.accuracy.org/newsrelease.php?articleId=51



新自由主義の狂気

http://www.jca.apc.org/~kmasuoka/places/col146.html



「オバマとリズコの関係をいうのなら、ヒラリーと彼のこの写真を見よ」と、世論は真っ二つ


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(2008年1月25日のMSNBSの「Today Show」で、ヒラリー・クリントンは司会者から、「トニー・リズコを知っているか?」と聞かれ、「そんな人は知らない」と答えた。かつては彼のことを「スラム街の領主」との異名をつけた彼女だったが。クリントンの選挙資金パーティーでも貢献したトニー・リズコ)

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どうやらオバマを応援しているように見えるルーパート・マードックの「The Times」も、ABCの「リズコとオバマの黒いスキャンダル物語」に負けてはいない。3月5日付で、「Q&A:バラク・オバマとトニー・リズコ」という記事を掲載し、「オバマはなんらやましいことはしていない」と書いている。


これによると、トニー・リズコが、バラク・オバマに接近したのは、1990年、オバマがアフリカ系アメリカ人として最初の「ハーバード・ロウ・レビュー」誌代表になったことを知った時から。リズコとその他二人の不動産業パートナーがオバマを訪れ、シカゴ市内の住宅建設に関わる仕事を依頼した。オバマは、最初、この申し出を断ったが、その後、リズコはオバマの選挙資金集めパーティーの最初の貢献者となった。オバマは、リズコとは年に2-4回ぐらい、昼食や夕食を共にした程度であり、弁護士としては約6時間程度、リズコの会社が関わっていた州政府助成金による低所得者向けアパートの建設と住宅改修工事のプロジェクトのため、働いたと述べている。


またオバマの家が問題となっている件については、オバマは上院議員に選出された後、2005年6月、シカゴ市内に家を購入したが、リズコの妻、リタも同じ日に同じ不動産屋からオバマの家の隣にある庭を買った。不動産屋の証言では、オバマとリズコは一緒に現地への下見を行ったとのこと。その時にはすでにリズコは犯罪の嫌疑をかけられて捜査されている身であった。リズコの妻は、言い値であった庭の代金62万5千ドル(約6,250万円)を支払い、オバマは165万ドル(約1億6,500万円)支払った(これは市場価格より30万ドル=約3,000万円、安い価格だった)。この庭にはオバマの庭師が芝生を植えた。2006年1月、リズコの妻はオバマに10万4500ドル(約1,045万円)でその庭を売ったといっている。


また、「オバマは彼の裁判と関係があるのか」という質問に対しては、「オバマはリズコからの寄付はチャリティーに寄付したといっているので、なんら無関係」と書いている。


マスメディアもオバマ派とヒラリー派とで、争っているのか? それともこれも単なる芝居なのか。いずれにしても世論も真っ二つといったところだ。


http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/us_and_americas/us_elections/article3486054.ece


http://www.swamppolitics.com/news/politics/blog/2008/01/photos_surfaces_of_hillary_cli.html


大票田のオハイオ州とテキサス州で負けたオバマ、シカゴ・マフィアとの黒いつながりが影響か


Rezko

大統領予備選最大のヤマ場のひとつ、オハイオ州とテキサス州での選挙は、ヒラリーがオバマに勝った(二人に投票した代議員の数では、オバマが現在のところ約100名、リードしている)。


オバマがこの両州でヒラリーに負けた原因のひとつには、もしかしたらABCが昨日(アメリカ東海岸時間3月3日)、派手に流したこのニュースが関係しているかもしれない(http://abcnews.go.com/Blotter/story?id=4377680&page=1


そのニュースとは、シカゴで政治家の”フィクサー”として有名なシリア人移民の実業家、アントイン ”トニー"リズコ(Tony Rezko)が1月28日、詐欺、強要、マネーロンダリング、政界への不正工作などの罪で逮捕され、裁判が3月3日(予備選の前日)に開始されたというもの。これの捜査に当たったのは、あのデック・チェイニー副大統領の主席補佐官だったルイス "スクーター"リビーの”スキャンダル”を暴いたことで有名なパトリック・フィッツジェラルド検事。


ABCはこのニュースをトップで扱ったが、その理由は、2004年のシカゴにおける上院議員選挙キャンペーンの際、リズコがオバマに$150,000(約1500万円)の献金をしていたことと(オバマはこの金を慈善団体に寄付したといっている)、同じ年にオバマが上院議員に選出された後に自宅を購入した際、隣接する場所にある庭をリズコの妻が買って、後にオバマに格安価格で"売った”からだ(http://abcnews.go.com/Blotter/story?id=4111483 )。


3月3日付のAPにも、「イリノイ州における不正選挙資金疑惑に関する裁判がシカゴで開始される」との記事が掲載されている(http://hosted.ap.org/dynamic/stories/F/FUNDRAISER_TRIAL?SITE=FLTAM&SECTION=US


これによるとリズコは、政界への工作の為に不正な選挙資金集めをしたほか、大富豪のある弁護士に対して、「教職員年金基金」への寄付金として、$250,000(約2,500万円)を強要したり、レバノン経由で$350万(約3億5,000万円)をアメリカにマネーロンダリングしたりと、イタリア・マフィアも顔負けの暗躍ぶりだったよう。


リズコは不動産会社のほかに、数多くのレストランや外食産業を経営しており、有名なところでは”パパ・ジョンズ・ピザ”のフランチャイズ店やチャイニーズ・フーズのファースト・フード、”パンダ・イクスプレス”のフランチャイズ店を数十店舗を経営している。


政治家への献金と選挙資金集めでも共和党・民主党の違いを問わず、豪腕を振るっていた。彼が献金した政治家達は、クリントン(1990年代)、ジョージ・W・ブッシュ(2003年)、ブラゴジェビッチ現イリノイ州知事、バラク・オバマ、その他イリノイ州の政治家たちのその他大勢。(http://www.npr.org/templates/story/story.php?storyId=87830023


りズコは1955年、シリアのクリスチャンの家に生まれ、高校卒業後、シカゴに移住。不動産業に従事しながら、イリノイ工科大学で機械工学と建設学科の学士号を取得している。不動産業とレストラン業で成功するというのは、いかにも新移民の人たちの典型。その後、政治家のフィクサーとなるところが、いかにも映画「ゴッドファーザー」の筋書きのようだ。オバマが一番好きな映画は、「ゴッドファーザー」と本人が先日、言っていたが、彼はもしかしたら、今回のリズコのケースと「ゴッドファーザー」の映画を重ね合わせているのかもしれない。


フィッツジェラルド検事は、「リズコの裁判が3月3日に開始されるということと、政治的なこととは一切無関係」といっている。しかし、大統領予備選最大のヤマ場の選挙日前日というこのタイミングは、否が応でもメディアの注目を集める。やはりオバマとクリントンの一騎打ちというのは、視聴率を稼げる面白い"ショー”だから、結論はできるだけ先に引き伸ばしたいというメディア界の思惑でもあるのだろうか。

http://en.wikipedia.org/wiki/Antoin_Rezko


http://www.npr.org/templates/story/story.php?storyId=87830023


http://www.chicagotribune.com/chi-rezko-arrested_webjan29,0,6857272.story

全米で唯一「大麻栽培科」のあるベイエリアのオークスターダム大学

今日、友人から隣のオークランド市にある「オークスターダム大学(Oaksterdam University)」 ではマリァナ(大麻)の栽培方法を授業で教えていると聞いて、びっくり仰天した。「オークスターダム大学」という、冗談でつけたような名前の学校が、ダウンタウンにできているとも知らなかったし、よりもよって、大麻売買人の多い、オークランドでわざわざ栽培方法まで教えることはないだろうと思い、このとっぴな発想に笑ってしまった。


オークランドといえば、黒人人口の割合が全米でもトップ10には入る町 (2007年の国勢調査によれば、全人口41万5千人中、黒人36%<全米の黒人人口は13%>、白人23%、アジア系15%、ヒスパニック系22%、その他)。サンフランシスコから東へ約20分ドライブし、"ベイブリッジ”を渡ってすぐの町だ。


オークランドは、黒人が多いため、昔から、"オークランド・ファンク"といわれるファンク・ミュージックでも有名。黒人音楽の大スター達、例えば、スライ&ファミリー・ストーンズ、グラハム・セントラル・ステイション、タワー・オブ・パワー、MC ハマー、シーラE(彼女はメキシカンと黒人のハーフ)、ハービー・ハンコックのリズム・セクションなどなどの出身地であり、その影響もあって、同じロックでもベイエリアのロックは、いわゆる"軽くないロック” ”ベイエリア・ロック”として、サンタナ、グレイトフル・デッド、ヒューイ・ルイス、ジェファーソン・スターシップ、モビーグレイプ、ジャーニー、ジャニス・ジョップリン、ズービー・ブラザースなどを生み出したことは有名(その他、多くの有名ヒップ・ホップやラップのミュージシャン、グループが出ているが、ここでは省略)。


音楽と大麻は確かに切っても切れない関係だが、大学(といっても職業訓練学校)で大麻栽培を教えるというのは、ちょっと過激すぎやしないかと思って調べてみた。この大学のHPのトップには、「インド大麻栽培のため質の高い人材を養成する」とうたっている 。真面目に・・・。


オークランドは、1996年、全米で最初に、「医療用大麻」の売買を合法化させた市であり、カリフォルニア州は、現在、「医療用大麻売買の合法化」を行っている約12の州のうち、最初に合法化を行った州でもある。(http://en.wikipedia.org/wiki/Legal_history_of_marijuana_in_the_United_States


2月25日付けAPによれば、このカリキュラムは昨年秋に設立されたが、これの創設者、リチャード・リー氏(45)によれば、「これを設立した目的は、本物の、真面目な産業として大麻栽培産業を考えているところにある。医療用大麻産業のための必要な人材を養成することは、市の産業発展のためにも大変重要なこと」といっている。


授業料は200ドル、授業は土・日のみ2週間のコースで完了する(2冊の教科書購入が必要)。現在までに60名がコースを終了し、今年5月末まで、受講希望者でいっぱいとのこと。授業の最終日には、各学生は大麻を家に持ち帰って、”試験的に栽培”し、その後、クラスに持ち帰って、"高品質な大麻に育てたのは誰か”というコンテストを行うらしい(このほかにアドバンス・コース、医療用大麻に関するマーケティング、法律、管理などのコースもある)。


ダウンタウンのこの周辺は私もよく知っているが、以前と比べるとかなりクリーンになってきた。とはいえいかがわしい店などもある。APによれば、約15のクラブやコーヒーショップがあって、これらの場所では以前から大麻を売っていたが、市は2,3年前から彼等に対して課税するようになってきたとのこと。


「大麻産業の新人ワーカーの給料は、最低時給額(約$10)より、わずかに高い金額だが、腕が良くなれば、年間$50,000(約500万円)、オーナーとトップ・マネジャー・クラスになると、年間 $100,000(約1千万円)位、稼げる。しかし、リスクも伴う。それは何かというと、金銭的なものではなく、"法的なもの”だ」とAPは書いている。


このリチャード・リー氏のやり方にt対して、批判の声もある。サンフランシスコのDEA(麻薬取締り局)の副エージェント、マイケル・チャップマン氏は、「あのコミュニティーの人たちにとって、あのやり方はいいとは思えない。更なる犯罪を助長するようなものだ」といっている。


AP

http://ap.google.com/article/ALeqM5jYHN4gdAHV9I6D8_eoKW7hbrxMFgD8V1H8L00

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

私のコメント:

麻薬取引で財を成し、今では"名士”面をした白人大財閥達に比べると、かわいいものではないか。本当のワルはもっといる。そちらに目を向けろといいたいものだ。しかし、たった4日でマスターできるのかが疑問。それとも、この道ではとっくに”プロ”の腕前をした”学生達”ばかりか。何だか思いつきで始めた、金儲けの、少し胡散臭い感じもするような話だが、学歴も、技術もなく、生きる道を閉ざされた貧困層の人たちにとって、医療用大麻栽培”エンジン二ア”で生きられれば、これもひとつの失業対策としていいのかな、とも真面目に思ってみたりもする。笑える話だが、しかし、黒人タウンならではの、生き残りをかけた解決法かもしれない。「タバコやアルコールの製造が合法的なものなら、大麻の、しかも"医療用大麻”の製造もなんらやましいところはない。人材不足なので、養成している」という言い分も理屈としては納得できる。


アメリカの国家破産も目前に迫った来た感のある今日この頃、コロンビアやアフガニスタンのように"麻薬産業”が国家産業となる悪夢のような日が、いつか来るかもしれない(笑)。

オバマの閣僚には二人の大物共和党議員がすでに内定か

「チェンジ、チェンジ」の「ワン・フレーズ」をお経のように唱えては、大統領選の指名争いで勝ち続けているオバマだが、やはりというべきか、彼が大統領に選出された場合、共和党の大物議員2人を閣僚のポストに据える意向があることを、3月2日付の「The Sunday Times 」が伝えている。1人はチャック・ヘーゲル上院議員(ネブラスカ選出)。もう1人はリチャード "ディック" ルーガー元上院外交委員長(インディアナ州選出)。「The Sunday Times」によれば、オバマのシニアー・アドバイサーの言葉として、「ヘーゲル上院議員を国防長官候補にあげている」と書いている(オバマ自身も先週行った[The Times」とのインタビューで、ヘーゲル上院議員に対しては、"特別な友人”といっている)。


チャック・ヘーゲル は,ジョン・マケイン、ジョン・ケリーと共に共和党の中ではこの3人だけがベトナム戦争に従軍しており、その経験もあってイラク戦争に反対したことで有名。しかし、彼の政治的信条は、アイゼンハワー、ゴールドウォーター、レーガン時代の共和党に戻すことであり、小さな政府、政府の財政責任、強力な国防体制、貿易促進外交というもの(関連記事 )。(レーガンの行った経済政策「レーガノミックス」は、「双子の赤字」、富裕層と貧困層の「経済格差」を拡大させた元凶だが、この経済政策で瀕死状態にある今のアメリカ経済が救われるとはどう見ても思えない)。


田中 宇氏のHP には彼に関するこのような興味深い記事が掲載されている。

 アメリカの電子投票機の主なメーカーは、全米で5万台が普及しているディーボルド、3万台が普及しているES&S、それからセコイアの3社で、このうち昨年プログラムに致命的な欠陥があるとされたのは最大シェアを持つディーボルドの投票機だった。

 ディーボルドとES&Sは2社合計で全米のシェアの80%を持っているが、2社は同じ創設者によって作られ、初期の大株主は福音派キリスト教(キリスト教原理主義、主に共和党を支持)とつながりが深いアーマンソン家(Ahmanson)という一族の人々だった。その後、共和党の上院議員チャック・ヘーゲルが経営している会社などが2社の大株主になっている。これらのことから、投票機メーカーが選挙不正に関与するとしたら、それは共和党を有利にするためだろうと民主党の支持者たちから懸念されている。

 チャック・ヘーゲルは最近、ブッシュ政権の財政赤字拡大政策は「小さな政府」を重視する共和党の精神を無視していると強く批判し、2008年の大統領選挙に立候補するかもしれないと言っている。ヘーゲルは毎年のようにビルダーバーグ会議に参加する対欧州協調派で、中道派であると感じられるが、その傘下のディーボルドが、ネオコン的な政策に偏重しているブッシュ政権を再選させるために選挙不正を行っているというのは矛盾がある


またもう1人のリチャード・ルーガー は、ブッシュと共に強硬にフセイン打倒を訴えた人物だが、その後はイラク戦争存続に対して疑問を投げかける発言をしたりして、今では共和党内では穏健派といわれている人物のよう。オバマも上院外交委員であったことから「フォーリン・アフェアーズ日本語版2007年7月号『アメリカの リーダーシップを刷新する』」 によれば、この二人は下記のような”ジョイント・プロジェクト”を行っている。


*************

http://www.foreignaffairsj.co.jp/essay/200707/obama.htm
核拡散をいかに阻止するか

 アメリカの世界におけるリーダーシップを刷新するには、アメリカと世界が直面するもっとも切実な脅威、つまり、核兵器、核分裂物質、核技術の拡散、そして核分裂装置がテロリストの手に落ちるリスクを最大限抑え込んでいくための措置をとらなければならない。核が一度でも使用されれば、それがもたらす惨劇は9・11を大きく上回るものとなり、世界に大きな衝撃を与えることになるからだ。
 ジョージ・シュルツ、ウィリアム・ペリー、ヘンリー・キッシンジャー、サム・ナンが警告するように、われわれの現在の措置は、これら一連の核の脅威に対抗していくには十分ではない。いまや核不拡散レジームは大きな危機にさらされており、民生用核技術が一気に拡散し、これが、核兵器開発のために転用されかねない情勢にある。
 アルカイダは、アメリカでヒロシマの悲劇を再現することを狙っている。テロリストがゼロから核兵器を開発する必要はない。盗むか、購入するか、あるいは、核兵器に必要な核分裂物質を調達すればよい。世界40カ国以上の民生用核施設には高濃縮ウランが存在する。また、旧ソビエト諸国には約1万5千~1万6千の核兵器があるだけでなく、4万個の核兵器をつくるのに十分なウランやプルトニウムが存在し、これらが11のタイムゾーンという広大な地域に点在している。すでに、こうした核分裂物質をブラックマーケットに流すために盗み出そうと試み、逮捕された者も出てきている。
 私が大統領になれば、他の諸国と協力して、核兵器の管理体制を強化し、核解体を進め、アメリカ、そして世界に対する核の危険を大きく低下させるために、こうした核拡散の防止に手を尽くすことを約束する。アメリカは、管理体制が弛緩している核関連サイトの核兵器、核関連物質の安全確保のための世界規模での試みを、今後4年間にわたって主導していかなければならない。これこそ、テロリストが核兵器を入手するのを阻むもっとも効果的な方法だろう。
 そのためには、ロシアの協力が必要になる。ロシアに対して民主化を進め、説明責任を果たすように求めていくことを躊躇すべきではないが、利益を共有する領域、とくに核兵器、核分裂物質の管理体制の強化についてはロシアと協調していくべきだ。さらに、危険なまでに時代遅れとなった核戦略を大幅に見直し、戦略における核兵器の役割を低下させていかなければならない。また、最近の技術的進化がもたらした新環境を考慮し、包括的核実験禁止条約(CTBT)の締結・批准に向けた超党派のコンセンサスを形づくっていく必要もある。これらのすべては、アメリカの核抑止力を損なうことなく実現できるし、最終的には、アメリカの安全保障を弱めるのではなく、強化してくれるはずだ。
 既存の核の兵器庫をこれ以上大きくしないために、核分裂物質の生産を世界的に禁止し、それを検証するための枠組みを私は各国と交渉していく。核兵器開発技術の拡散も阻止すべきだし、核の民生利用を隠れ蓑にして、核兵器を開発できないようにするとともに、開発にいま一歩のところまで技術を洗練させないようにしなければならない。
 こうした点に対処していくために、政権を組織したら、私は直ちに5千万ドルを拠出して、国際原子力機関(IAEA)が管理する国際的な核燃料バンク(貯蔵組織)を立ち上げ、核不拡散条約(NPT)を現実に即したものへと改定していく作業にとりかかる。また、アメリカとわれわれの同盟国が、世界におけるWMDの闇取引を探知し、阻止するために、リチャード・ルーガー上院議員と私が成立させた法律(ルーガー・オバマ法)を全面的に実施していく必要もある」(これの日本語版があるとは今回はじめて知った)

****************


また、この「The Sunday Times」によれば、クリントン夫妻の友人は、「3月4日に行われるテキサス州とオハイオ州の予備選挙で、ヒラリーがどちらかの州で負けるようなことがあれば、夫のビルが選挙戦から撤退するよう彼女にいうだろう」と述べているとのこと。


The Sunday Times

http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/us_and_americas/us_elections/article3466823.ece


(私のコメント)

共和党から仲間割れした政治家達が、今度は民主党・オバマの閣僚になりそうというのは、どこかの国の政治家たちとよく似ている。ビルダーバーグ会議にCFRと、やはりこれの後ろ盾がなければ表には出られないことを思わされる、そんな記事である。


この「The Sunday Times」は、ユダヤ系オーストラリア人で、現在はアメリカ市民権を持っている”メディア王”、ルーパック・マードックが経営している会社だが、彼が経営しているもうひとつの新聞社、「The NY Post」は、公然とオバマ支援を打ち出している。そこで、今、この時期にこの記事を掲載したということは、多分、共和党・マケインとオバマの一騎打ちになった場合に備え、共和党員の票をオバマの方へ引き寄せるためという理由もあるのかな?

80年代ロック・バンド・チケット代の日米比較

下記のような記事を目にした。クラシックを除くコンサート・チケットの値段は、かつて日本の方がアメリカよりもはるかに高かった。しかしこれを見ると、アメリカと同じぐらいか、もしくはアメリカの方が高い。その理由は、多分、円高、ドル安のせいだろう(アメリカのグループとの契約はドル建てで支払うことになっているから)。


アメリカでも、コンサート・チケットの値段は、ここ2,3年急に高くなっており、今年はまた10%ぐらいは高くなるといわれている。そこで、今春、来日すると書かれているグループのアメリカでのチケット価格を調べてみた。


80年代ロック歌手来日“集金ツアー”値段高過ぎの声

2月29日 
 ここのところ立て続けに、80年代に全世界中でヒットを飛ばしたアーティストやバンドの来日が決定しているが、そのチケットの値段設定の高さが音楽ファンの間で話題になっている。

「黄金の80年代」とも呼ばれる当時の洋楽を支えた音楽ファンは、おおよそ現在30代後半~40代半ば。この年代は経済的にもそれなりに余裕のもてる年齢になっているが、3月に行われるTOTO+BOZ SCAGGS公演はS席が13000円、4月に行われるCHICAGO+HUEY LEWIS&THE NEWS公演はS席が14000円、同じく4月に行われるDURAN DURANの単独公演は指定席が11000円だ。

 さらに、先日コンサートを終えたばかりのPOLICEはS席が13000円(30000円のプレミアム席もあり)と、どれもなかなか立派なお値段が付けられている。

 これについてネット上の音楽ファンは「嫁と行ったらいくらになるんだ」「露骨な集金ツアーだ」と怒りの声を上げている人が多いが。その一方、前述のPOLICE公演はほぼ満員だったという情報もあり、結局のところ「これ逃したらもう二度と見れねーし…」と、ファンの心理をうまくくすぐる来日ツアーである。


・ズービー・ブラザースとシカゴのジョイント・コンサート(ベイエリア公演ーズービー・ブラザースはベイエリア出身だから、$80というのは特別に安い)

http://www.coasttocoasttickets.com/buy/chicago_tickets.htm?pid=781270

最も安い席で$80代(約8,600円)のものもあるが、大体、$130ー$180ドル(約14,000円ー19,400円)


・ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース

http://www.onlineseats.com/ols1.5/ViewTickets.aspx?eventID=785091

$115-$306(12,400円ー33,000円)


・ポリス

http://www.coasttocoasttickets.com/buy/thepolice_tickets.htm?pid=777990

$101-$133(11,000円ー14,000円)


・デュラン・デュラン

http://www.ticketliquidator.com/tix/Tickets.aspx?evtid=784412

$125-$495(13,500円ー53,000円)


・イーグルス(ロンドン公演)

http://www.ticketliquidator.com/tix/Tickets.aspx?evtid=764904

$240-$371(26,000円ー40,000円)


この手の昔のロック・バンドのチケットがこれほど高いとは、正直言って思っても見なかった。彼等のファンは、この記事にも書いているように30代後半から40代で、収入もそれなりに多くなっているはず。特にアメリカの場合は、経済格差が大きくなってきたので、この年代の、この手の音楽を好む層は、ほぼ100%白人だ。そしてコンサート・チケットを買える層は、ミドルクラスかそれ以上の人たちで、しかも独身の、ヤッピーが結構多い。この層を狙って、このような80年代ロック・バンドのリバイバル公演を企画し、これで最後とばかりにチケット代を高く吹っかけているのだろう。


大体、広い会場でのコンサートのチケットは、$120ー$140位が相場だが、普通のチケット販売業者から、ダフ屋のようなものまで沢山出現し、このように抜け目なくもうける仕組みができあがってしまているのが現状だ。


これと比べると、今やこれらのバンドの日本公演チケット代は、決して高いとはいえないのではないか。なぜなら、ミュージシャン、スタッフ合わせて軽く20名位にはなる(メンバー4名位でも)彼等の飛行機代、ホテル代、食事代、移動用の車代等を支払って、そのほかに宣伝費、印刷代、会場費(これがアメリカに比べると高い)、PA(音響)、照明、楽器レンタル代(楽器持参のミュージシャンはーこれが結構多いー楽器運搬代)、会場整理スタッフ代、会場での食事代、飲み物代等々を入れると、とてもスポンサーなしでは成り立たなくなっているのでは?


1ドルが200円とか300円の時代には、アメリカと比べると日本のチケット代は2,3倍ぐらい高かったが、1ドルが100円ちょっとの時代になったら、チケット代はアメリカと変らなくなった。そこで疑問だが、今でも日本公演のギャラはアメリカに比べると高いのだろうか? それとも同じぐらいなのだろうか? アメリカより高ければ、日本のプロモーターはかつてと比べると、儲けは少なくなっているだろうし、本国と同じくらいならば、アメリカのマネージング事務所の儲けは少なくなっているのだろう。いずれにしても、景気の悪さはこんなところにも出ている。

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